モーレツの世界にやって来た転生人【修正中】   作:シャト6

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そんなこんなで、海賊業務へ

弁天丸が超光速跳躍に入っている間に、俺達は夕食を食べていた。

 

拓人「さすがハラマキ。旨いな」

 

ハラマキ「へへ♪ありがとうございます。でも、先輩の作ったスープも美味しいですよ?」

 

拓人「ありがとう」

 

茉莉香「さて、何とか超光速跳躍も出来たし、これで一安心ね♪」

 

チアキ「まだよ」

 

茉莉香「えっ?まだ何かあった?」

 

チアキ「部屋割り。皆何処で寝るのよ?」

 

茉莉香「忘れてた!モグモグ...ご馳走さま!!」

 

茉莉香は急いで食べ終わり、部屋割りを決めるために食堂を出た。

 

リン「相変わらず厳しいなチアキ」

 

チアキ「そうですか?」

 

グリューエル「チアキさんは、同じ海賊として茉莉香さんに早くお仕事に慣れてほしいんですよね?」

 

チアキ「別にそうじゃないわ。皆も寝られないと困るでしょ?アン...」

 

そう言いながら、チアキはカレーを食べる。しかし、それが罠だった。

 

チアキ「ん!?あぁ~!!」

 

リリィ「情熱の味、カプサイシン♪」

 

拓人「食べ物で遊ぶな!」

 

リリィ「はい...」

 

さすがにさっきの後だから、聞き分けがいいな。そして茉莉香が急いで振り分けた部屋の巡回をする。

 

拓人「問題なさそうだな」

 

サーシャ「大丈夫です♪」

 

拓人「んじゃ、明日も早いんだしさっさと寝ろよ」

 

一同「お休みなさい」

 

俺はリンの様子を見に行くために、ブリッジに向かった。すると、リンが何処かと通信している会話が聞こえた。

 

リン「そんなに早く!?どうして...うん、そうか...分かった。またおって連絡する。ああ、必ず何とかする」pi

 

リンは通信を切る。

 

拓人「...お疲れリン」

 

リン「あ、ああ拓人か。お疲れ」

 

拓人「ああ。...で、何処に通信してたんだ?」

 

リン「!?聞いてたのか?」

 

拓人「まあな。それに、外部に通信した時に俺の端末に連絡が来るようになっている。で、相手は誰だ?」

 

俺は、リンに詰め寄りながら問いただす。

 

リン「...」

 

拓人「言えないか...なら、悪いけど実力行使に出ざるおえないな」ヒュン

 

俺はリンに動きをさせないために、顔の目の前に足をむける。リンは驚いたが、そのまま話す。

 

リン「...分かった。本当は茉莉香に報告してからと思ったんだけど。実は、さっきの通信は...」

 

拓人「待て。取り敢えずここを出てから話すぞ。誰かが聞き耳を立てている」ヒソヒソ

 

リン「分かった」

 

俺がそう言うと、グリュンヒルデが交代のためブリッジにやって来る。

 

グリュンヒルデ「リン先輩、交代の時間です」

 

リン「ああ、分かった」

 

拓人「後は頼むな」

 

俺とリンは、グリュンヒルデに後を任せてブリッジを出る。

 

拓人「さて、さっきの続きだ。」

 

リン「ああ、さっきのはジェニーなんだ」

 

拓人「ジェニー?なんでまた?」

 

リン「実は、ジェニーの叔父がジェニーを政治家の息子と政略結婚をさせるつもりなんだ」

 

拓人「ジェニーの叔父って言えば、あのヒュー&ドリトル星間運輸の取締役のロバート・ドリトルか」

 

リン「そうだ」

 

拓人「聞いたことがある。確かジェニーの婚約者が確か...」pipipipi

 

俺は端末を弄る。

 

拓人「あったあった。コイツだろ?ジュナイ・クールフ。星間運輸商長官の大物政治家、セオドア・クールフの長男だろ?しかも、将来選挙に出馬するボンボンだ。てか、顔やその他色々の経歴が微妙だな...」

 

リン「さすがだな♪私達が惚れた男は違うな」

 

拓人「茶化すな!そうだな...ジェニーの件に関しては此方で調べておく」

 

リン「いいのか?これはアタシ達の問題だぞ?」

 

拓人「お前達の問題俺の問題だ。俺に惚れてくれたんだろ♪」ナデナデ

 

リン「ああ///」

 

拓人「んじゃ、そろそろ休めよ!」

 

リン「た、拓人!」

 

俺は部屋に戻ろうとした時に、リンに呼び止められた。そして...

 

リン「ん...!!」

 

拓人「!?」

 

俺は思考が追い付かなかった。それはそうだろ?今俺はリンにキスをされていた。

 

拓人「お、おい...」

 

リン「じゃ、じゃあな///」

 

リンは顔を赤くしながら部屋に戻っていった。

 

拓人「あ~あ。茉莉香達にバレたらなんて言われるか...取り敢えず、ミーサ達に連絡を入れるか」

 

俺はブリッジに行き、グリュンヒルデと交代する。そしてグリュンヒルデが離れたことを確認すると、ミーサに連絡を入れる。

 

ミーサ『あら?どうしたのた拓人』

 

拓人「調子はどうだ?」

 

ミーサ『皆既にピンピンしてるわ♪』

 

拓人「ならよかった。で、頼み事があるんだ」

 

ミーサ『どうしたの?』

 

拓人「ジェニーの叔父の、ロバート・ドリトルとセオドア・クールフについての事を調べてほしい」

 

ミーサ『何やら、事情がありそうね』

 

拓人「まあな。どうせリンから依頼があると思うし、手札が必要になる」

 

ミーサ『分かったわ。報酬は頂くけどね♪』

 

拓人「それは、退院してからだ。茉莉香に送るのは、ショウさん経由で送ってくれ」

 

ミーサ『分かったわ』

 

拓人「切り札になる情報は、此方に回してくれ。茉莉香に渡した情報で済めばいいがな」

 

ミーサ『了解副船長』

 

通信を切る。

 

拓人「取り敢えずこれで一安心だな。後は明日の海賊業務だな」

 

そして翌朝、いよいよ海賊業務の時間だ!!

 

拓人「なんだけど、船長が起きてこないぞ?」

 

チアキ「すみません拓人さん。私やグリューエルが起こしに行ったんですけど」

 

グリューエル「茉莉香さん、お疲れのようでして...」

 

拓人「ったく」

 

すると、慌てて茉莉香が入ってくる

 

茉莉香「チアキちゃん!!起こしてくれてもよかったのに!」

 

チアキ「よく寝てたから。それに、グリューエルも起こしに行ったのよ?」

 

グリューエル「それはもう。叩いたりつねったりと色々致しましたわ♪」

 

茉莉香「いや~...普段は拓兄におこしてもらってるから♪」

 

拓人「はいはい。ほら、さっさと着替えてこい」

 

茉莉香「は~い」

 

拓人「んじゃ、俺も準備するか」

 

俺は、海賊業務を茉莉香に任せて、ジェニーがいる船にむけてザンダクロスを飛ばして、途中で待っているバルバルーサ行く手順だ。そして、俺もそろそろ行こうとすると、皆がブリッジに集まっていた。

 

拓人「な、なんだその格好は?」

 

ハラマキ「拓人先輩、似合ってますか?」

 

拓人「似合ってるけど...これで、海賊業務をするのか?てか、誰が用意したんだ?」

 

グリューエル「マミさんです♪」

 

拓人「アイツか...」

 

サーシャ「でも、さすがにこれは恥ずかしいです///」

 

拓人「バニーの姿って...」

 

サーシャ「に、似合いませんか?」

 

拓人「いや、似合ってると思うよ///」

 

サーシャ「エヘヘ///」

 

拓人ファミリー「じ~...」

 

拓人「ま、ま~海賊業務頑張ってこい」

 

一同「はい!!」

 

茉莉香達は、海賊業務に向かった。

 

拓人「さて、俺は行くか」

 

チアキ「拓人さん何処に?」

 

拓人「ちょっと別の用事だ。すぐ戻るつもりだけどな」

 

チアキ「...分かりました」

 

俺はチアキに伝えて、バルバルーサが待っている場所に向かう。

 

拓人「度々すみませんケンジョーさん」

 

ケンジョー「いいってことよ♪また頼むぜ♪」

 

拓人「またチアキに渡しておきます」

 

ケンジョー「んじゃ野郎ども!!目標、アルティメット・フェアリーにむけて発進!!」

 

バルバルーサは、ジェニーが乗っているアルティメット・フェアリーに向けて出発する。超光速跳躍で向かえばすぐに到着する。

 

ケンジョー「バルバルーサが行けるのはここまでだ!」

 

拓人「ありがとうございます。それじゃあ俺はこの辺で」

 

ケンジョー「しっかりやれよ!!」

 

拓人「ありがとうございます」

 

俺はバルバルーサを降りてアルティメット・フェアリー乗り込む。

 

拓人「さて、ジェニーの所に向かうか」

 

俺がジェニーのいる部屋に行こうとしたとき、黒服の男達がジェニーがいるであろう部屋に向かっていた。

 

拓人「取り敢えず、悪いけどお前気絶しておいてくれ」ガン

 

俺は、一人の男を気絶させて男が着ていた服を着て紛れ込む。そして、ある部屋にたどり着く。

 

拓人(ここにジェニーいるのか...)

 

男達は、部屋の扉を開ける。すると中にジェニーがいた。

 

ジェニー「あなた達...」

 

男達「へへへへ...」

 

拓人(ジェニーが、あの言葉を覚えているか。しかし、やってみるか)

 

そして俺はジェニーに向けて叫ぶ。

 

拓人「伏下!!」

 

ジェニー「!?」

 

俺の言葉にジェニーが反応して、床に伏せる。

 

拓人「悪いけど、気絶してくれ!!」

 

俺は周りにいた男達を蹴り飛ばして気絶させる。

 

ジェニー「拓人!!来てくれたのね♪」

 

拓人「リンから話を聞いてな。多分今頃茉莉香に説明して、この船に向かっている筈だけど...このままここで待ってても意味がない。なので、小型船を盗んで弁天丸向かう」

 

ジェニー「了解、副船長♪後...チュッ」

 

ジェニーは俺に口づけをする。

 

拓人「お前といいリンといい、突然過ぎるぞ」

 

ジェニー「私とリンだしね♪」

 

拓人「行くぞ!!」

 

俺達は急いで格納庫に向かう。すると、気絶していた連中が目を覚まし銃を撃ってくる。

 

ジェニー「これで逃げるわよ!!」

 

拓人「これって...サイレント・ウィスパーじゃないか!?」

 

ジェニー「これ以上にない逃走船でしょ?」

 

拓人「ったく、末恐ろしいな♪んじゃ、急いで出るぞ!!」

 

俺はサイレント・ウィスパーに乗り込む。しかし...

 

拓人「これ、一人乗りだな。...仕方ない、ジェニー!俺の膝に座れ」

 

ジェニー「勿論♪」

 

こうして、俺達は弁天丸に向けて飛ぶ。この小型船をには超光速ブーストがついてるから、すぐに弁天丸に向かえる。そして、弁天丸がいる場所に到着する。

 

拓人「後は、茉莉香が気が付いてくれるはずだからな」

 

ジェニー「そうね」

 

拓人「ったく、勝手に依頼しやがって。此方に手札がなかったらどうするんだ?」

 

ジェニー「それは、後で考えればいいでしょ?」

 

拓人「やれやれ」

 

そんな会話をしてると、弁天丸の格納庫が開きイズミ達が搬入してくれる。

 

拓人「ほら、行ってこい♪」

 

ジェニー「ええ♪」

 

ジェニーは急いでブリッジにいるリンの所に走っていった。その後に続いて俺もブリッジに向かった。ブリッジに近付くにつれて歓声が聞こえる。

 

拓人「やれやれ...皆の前でキスでのしたんだろ?」

 

俺は少したってからブリッジに入る。

 

リン「ところで、どうやってここまで来れたんだ?怪我はないのか?」

 

ジェニー「大丈夫よ♪私達のナイト様が来てくれたから♪」

 

リリィ「ナイト様?」

 

拓人「誰がナイトだ誰が!!」

 

茉莉香「拓兄!?」

 

リン「拓人!!もしかして、お前がジェニーを」

 

拓人「俺は、一般人としてジェニーを助けただけだ」

 

リン「ありがとう!!」

 

拓人「別に気にするな」

 

すると、保険組合から通信が入る。

 

ショウ『お~い!毎度お馴染みハロルド保険組合のショウです♪』

 

茉莉香「そろそろ、連絡しようと思いました」

 

ショウ『色々と確認したい事がある。今そこに、ヒュー&ドリトル星間運輸のジェニー・ドリトル嬢はいるかい?』

 

拓人「いるけど?」

 

ショウ『なんてこったい!いんのかよ!?』

 

茉莉香「あの...何かあったんですか?」

 

ショウ『それはこっちが聞きたい!先程ヒュー&ドリトル星間運輸の会社から、弁天丸によりジェニー・ドリトル嬢を誘拐されたとの情報が流されてきた!』

 

茉莉香「えぇ!?」

 

拓人「さすがロバート・ドリトルだな」

 

ジェニー「それは叔父の仕業ですわ」

 

ショウ『なるほど...あなたがジェニー・ドリトル嬢ですね?』

 

ジェニー「ええ、初めまして。その誘拐の情報はデマですわ!」

 

ショウ『と、言うと?』

 

ジェニー「今回の事の発端は、私と叔父の確執が原因です。この件はあくまでも、私自ら依頼し、弁天丸に身柄を保護してもらったと言うことです」

 

ショウ『そうか...ま、もし海賊行為としての誘拐をするともりだったら、先に船長達から此方に話があるはずだからな』

 

茉莉香「すみません。色々後手に回っちゃって」

 

ショウ『さて、そこでだ。君の叔父さんのロバート・ドリトル氏は、君の即時解放を求めている。さもなければ、うちの会社との取引を見送ると』

 

ジェニー「ま~叔父が考えそうな陰険な提案ですこと。オホホホホホ♪」

 

拓人「おいジェニー、目が笑ってないぞ?」

 

ジェニー「あら失礼♪」

 

茉莉香「ショウさん。まだ私達はジェニー先輩と報酬の交渉をしてないんです」

 

拓人「だから、ジェニーを先方に引き渡すのは、俺達の取引を見てからでも遅くないだろ?」

 

ショウ『ふん...いいだろう』

 

茉莉香「ま、そう言うわけで、先輩にこんな話をするのも悪いんですけど、此方も仕事なんで」

 

ジェニー「構わないわ。私もその方が気が楽だし♪」

 

茉莉香「では早速伺います。この件に関しての報酬は、何になりますか?」

 

ジェニー「サイレント・ウィスパーの投機書類。まずは前金だと思って受け取って。好きに名前を書いて」

 

拓人「ほう...」

 

ジェニー「それから、私が起業した星間旅行会社、フェアリー・ジェーンの資産。今後10年の粗利益1割分。これが報酬よ」

 

ショウ『フェアリー・ジェーンと言えば、今急成長中に旅行会社か』

 

グリューエル「年商50兆...その1割」

 

グリュンヒルデ「我が王宮予算のほぼ半分に相当しますね」

 

チアキ「保険会社に流れる手数料も、かなり額になるはずよ?」

 

拓人「ってか50兆の1割。かける10年分だろ?いいのか?」

 

ジェニー「ええ♪」

 

リン「他にも、私が持っているデータの1部。顧客名簿や海賊船の情報、星間企業の一部を提供できる」

 

茉莉香「なるほど...将来的にフェアリー・ジェーンは、ヒュー&ドリトルを追い抜く事も考えられるわね」

 

ジェニー「一応はグループ会社ですが、独立すれば...」

 

拓人「弁天丸にとっては、陰険な圧力に屈するより魅力的な報酬だな♪」

 

ショウ『ったく、末恐ろしいお嬢様達だな』

 

拓人「ま~な」

 

ショウ『私個人としての意見を言おう。...弁天丸が依頼を受けるのを許可したいと思う』

 

茉莉香「ホントですか!?」

 

一同「やった~!」

 

ジェニー「ありがとうございます」

 

ショウ『要求に従わないと、契約を切るっつ~陰険な提案は、私も嫌いなんだ。だが、組織に属してる限り、その状態は避けたいのも事実だ』

 

茉莉香「じゃあやっちゃいましょうか?」

 

ショウ『はぁ?』

 

茉莉香「そうすれば、ジェニー先輩の政略結婚も、保険会社の圧力も、一気にかたがつでしょ?」

 

ショウ『本当に、末恐ろしいお嬢様達だよ』

 

拓人「ホントだな」

 

ショウ『副船長も大変だな』

 

拓人「頑張ってるよ。そろそろ、ドリトルの戦艦が此方を見つける。後ミーサ達に例の件急いでくれと言ってくれ」

 

ショウ『了解!!』

 

ショウとの通信が切れたと同時に、警報が鳴り響く。

 

拓人「来たか...」

 

一同「きゃ~!」

 

チアキ「後方500㎞にヒュー&ドリトルの艦隊が接近!!」

 

茉莉香「ギリギリまで引き付けて跳びましょう!アイちゃん頼んだわよ!」

 

アイ「なんとかやってみます!」

 

茉莉香「航跡を追われない様に短距離で跳びます。出来るだけ紛れ込みやすいような航路対の中央を狙って」

 

グリューエル「座標を送ります!」

 

アイ「頂きました!」

 

拓人「転換炉は?」

 

ヤヨイ「エネルギー供給、大丈夫です。超光速跳躍もいけます!!」

 

茉莉香「よし!じゃあ跳ぼう!超光速跳躍!!」

 

そして、超光速跳躍に入るのであった。しかし、すぐに追い付かれる。

 

茉莉香「巻いたと思ったんだけどな~」

 

チアキ「最後の戦艦、ジャボウォッキ...」

 

拓人「本命の登場か」

 

すると弁天丸が大きく揺れる。

 

拓人「どうした!!」

 

グリューエル「4ヶ所から砲撃です!!」

 

茉莉香「エネルギー反応は?」

 

グリューエル「8つ!今攻撃予測を計算中!!」

 

拓人「ほ~...」

 

未だに続く砲撃に、俺は怒りを覚えてた。しかし、その怒りはすぐにキレた。

 

チアキ「弁天丸、損傷!!未だ攻撃中!!」

 

プチッ

 

茉莉香「プチッ?」

 

拓人「茉莉香...」

 

茉莉香「は、はい!!」

 

俺は、今まで聞かせたことのない声で茉莉香を呼ぶ。

 

拓人「ブリッジは...俺に任せておけ。ジェニーと一緒に今後の話し合いをしてこい」

 

茉莉香「わ、分かりました!!」

 

拓人「ジェニーも...いいな?」

 

ジェニー「え、ええ...」

 

茉莉香達はそのままブリッジを出ていく。すると、丁度ミーサから通信が入る。

 

拓人「ミーサか?」

 

ミーサ『拓人!!大丈夫なの!!』

 

拓人「大丈夫じゃないな。弁天丸が損傷してな...これは後でたっぷりとお仕置きが必要だな♪クックック...」

 

ミーサ『えっと...』

 

百眼『ミーサ...今は止めとけ。あれはマジでキレてる。触らぬ神に祟りなしだぞ?』

 

ミーサ『そ、そうね...取り敢えず、言われてた情報を送ったから』

 

拓人「助かるよ♪リン、前に練習航海でやったやつ、準備出来てるよな♪」

 

リン「了解!!」pipipipi

 

拓人「跳ぶぞ。目標は、グロリア・スクールフ号だ」

 

一同「りょ、了解です!」

 

茉莉香「お待たせ!!皆今から...」

 

拓人「既に伝えてる。どうせ、ジェニーの婚約者の船に行くんだろ?」

 

茉莉香「さすが拓兄♪」

 

リン「拓人!!保険組合のショウさんからだ」

 

ショウ『や♪様子はどうだい?派手にレーザーを撃たれてたみたいだが、なんか方策は見つかったのかい?』

 

茉莉香「取り敢えず今から、ジュナイ・クールフさんの船に乗り込むつもりです」

 

ショウ『なるほど...中々いい案だが、本丸は叔父さんだろ?ここに、ロバート・ドリトル氏に関する有力な情報がある!!』

 

茉莉香「えっ!?これですか?」pi

 

ショウ『ヒュー&ドリトルの帳簿だ♪』

 

茉莉香「え~!?」

 

ジェニー「相変わらずセキリティあまいわね...いつも言ってるのに」

 

茉莉香「でも、こんな情報誰から?」

 

ショウ『フッ...聞かぬが花♪とは言ってもお隣にいるがな♪』

 

茉莉香「...拓兄」

 

拓人「さて、何の事か?」

 

ショウ『んじゃ頑張って♪』

 

拓人「さて、情報も手に入れたし乗り込むぞ!」

 

一同「了解!!」

 

拓人「茉莉香」

 

茉莉香「なに?」

 

拓人「俺は今回はブリッジに残る。しっかりとやれよ?」

 

茉莉香「勿論♪」

 

アイ「弁天丸、グロリア・スクールフ号に、ドッキング完了」

 

茉莉香『了解♪部長、無線は?』

 

リン「いつでもOK♪しっかりとやれよ?」

 

俺は、リン達にバレないように、グロリア・スクールフ号に乗り込む。

 

拓人「茉莉香達より先についたけど...」

 

すると、チアキがジュナイ・クールフの後ろに行き、銃をぶっぱなす

 

チアキ「革命だかなんだか知らないけど!!目先の海賊船に気付かない、揃いも揃って大馬鹿者が!!全員並べオラッ!!さっさと並べコラッ!!チンタラすんなオラッ!!」

 

チアキが次々と膝ま付かす。と言うかチアキ、やり過ぎだ...

 

ジュナイ「ちちち、違う!!僕らは趣味でやっているだけだ !!革命とかクーデターとかどうでもいいんだよ!!だから...命だけは助けて!!ヒッ!?」

 

チアキ「うるさい黙れ...」

 

拓人(だからチアキ...銃を突き付けるな)

 

茉莉香「確かに微妙...」

 

ジェニー「は~い♪こちらジェニー・ドリトルです!!結婚前に婚約者に会おうと思ったら、こんなことになっちゃいました♪」

 

ジュナイ「違う...違うんだ僕は...お父さ~ん!!」

 

ジェニー「政治家の息子が革命万歳だなんて、結構なスキャンダルですよね。以上、ジェニー・ドリトルでした♪」

 

すると、後ろの扉が開かれる。

 

拓人(来たか...)

 

俺は、ロバート・ドリトル達の上に待機する。

 

ロバート「茶番は終わりだ...」

 

ジェニーとロバートが睨み合う。

 

ロバート「逆らっても無駄だ。来い」

 

ジェニー「嫌です」

 

ロバート「お前が騒ぎを起こしたところで、ヒュー&ドリトルは何も変わらん」

 

ロバートがそう言うと、茉莉香達がジェニーの前に出る。ロバートの兵が銃を構えるが、それを静止させる。

 

ロバート「海賊はショーの営業でもしていろ!」

 

茉莉香「これも仕事の一環なんですよね~。ジェニー先輩を宇宙大学にお送りする...」

 

ロバート「小細工したところで、状況は変わらん」

 

そういって茉莉香達に近付こうとする。すると、茉莉香は持ってきてたパソコンを起動させる。

 

ロバート「ん?」

 

茉莉香「この中に、ヒュー&ドリトル社のデータが入っています。これによると、定期的に市と不明金がありますね?」

 

ロバート「それがどうした?会社の内情をとやかく言われる筋合いはない」

 

茉莉香「...サイレント・ウィスパー」

 

ロバート「!?」

 

チアキ「シャウト・ブルー」

 

ハラマキ「ヨルムン・ガンド」

 

サーシャ「フェイザー・アロー」

 

ジェニー「そこにいるボンボンの父親、運輸商長官セオドア・クールフに横流ししてた武器や戦闘機の名前ですわね?」

 

茉莉香「海賊が免許制であると同時に、武器の所有についても厳しい制限があります。言うまでもないですが、特定の政治家が軍備を扱うのは禁止されています。でも、一企業が自社の警備を厚くすると言う理由なら、言い訳はたちます」

 

ジェニー「セオドア・クールフに軍備を横流し、その見返りにキックバックとして現金を受けとる。それって立派な犯罪ですよね?♪叔父様?」

 

ロバート「幼稚な憶測に過ぎん」

 

茉莉香「...」

 

これ以上反論出来ない茉莉香。そこに出てきたのは...

 

拓人「そうかな?」

 

ロバート「?」

 

茉莉香「た...拓兄!!」

 

現れたのは拓人。

 

ロバート「ふん。これ以上増えたところで、この状況はなにも変わらん」

 

拓人「なら、これを聞いても平然でいれるかな?」pi

 

俺は持っていた端末で音声を流す。

 

ロバート『対艦隊ミサイルヨルムン・ガンド。ちょっと今回は一苦労かも知れません』

 

ロバート「!?」

 

拓人「しっかりと残ってるぞ?通信記録♪」

 

ロバート「貴様...」

 

拓人「あ~後、ここから一個人としての話だ」

 

ロバート「なに?」

 

拓人「弁天丸の損害賠償...しっかりと払えやコラ~!」ドゴン

 

ロバート「グハッ!!」

 

俺はロバートをおもいっきり蹴り跳ばす!

 

一同「え~!?」

 

拓人「領収書はハロルド保険組合を通して、弁天丸に送っとけ!!ボケが!!」

 

俺は気絶しているロバートに向けて、請求書を放り投げた。

 

拓人「帰るぞ!!」

 

一同「は、はい!!」

 

こうして色々あったが、俺達の海賊業務は終了した。その後ミーサから連絡があり、来週には全員出てこれるみたいだ。そして、あれが生放送であったこともあり、ミーサにちょっとやり過ぎと注意された。だって弁天丸が損傷だぞ?そして翌朝、ヨット部の部室に向かう。

 

拓人「お疲れ~」

 

リン「拓人、今日は今からオデット二世のメンテナンスに行くぞ!!」

 

拓人「急だな?ま、俺達は弁天丸の片付けもあるから、元々宇宙に行く予定だったしな」

 

リン「それじゃ~、チャッチャと終わらせるぞ!!」

 

一同「了解~!」

 

俺達は、中継ステーションに停めているオデット二世に向かい、掃除を開始する。そしてあっという間に今日の分が終了。

 

リン「ッてなわけで、あっという間だったけど、第1日目終了♪」

 

拓人「リン、俺と茉莉香は今から弁天丸に行ってくる」

 

リン「分かった。でもいいのか?二人だけで」

 

拓人「ま、ある程度キリがついたら手伝ってもらうさ」

 

こうして俺達二人は弁天丸に向かい掃除を開始するのであった。しかし...

 

拓人「これ全部が、ヨット部の連中が持ち込んだものか、クルーの持ち物か分からんな?」

 

茉莉香「取り敢えず、分からない物はヨット部の倉庫にいれておこ♪」

 

拓人「んじゃ、始めるか!」

 

俺達はそれぞれ掃除に取りかかる。

 

拓人「しっかし多いな...」

 

茉莉香「拓兄~!そろそろ重力切るよ?」

 

拓人「お~!」

 

茉莉香「よし!おりゃ~!名付けて、ダストG大作戦!!」

 

拓人「何言ってるんだ?」

 

茉莉香「エヘヘ♪」

 

すると、最終便のアラームがなる

 

茉莉香「ヤバい!?」

 

拓人「急ぐぞ茉莉香!!」

 

俺達は急いで、中継ステーションに戻る。途中でミーサから連絡があり、急だが明日全員退院出来るそうだ。翌朝には弁天丸の掃除も一段落するし、なんとかなるだろ?そして翌朝、オデット二世の大掃除も終わり弁天丸に向かおうとしたとき、ミーサから連絡がくる。

 

茉莉香「もしもしミーサ?今終わったから、今からそっちに...」

 

ミーサ『今からじゃなくて今すぐ!!』

 

拓人「偉い怒ってたな?」

 

茉莉香「私、何かしたかな?」

 

拓人「取り敢えず向かうぞ!!」

 

俺達は急いで弁天丸に向かった。

 

拓人「あれ?弁天丸が起動してないな?」

 

茉莉香「なんでだろう?」

 

拓人「ブリッジに行くぞ」

 

ブリッジにつくと、皆が集まっていた。

 

茉莉香「皆~久し振り♪」

 

三代目「船長、副船長」

 

ミーサ「お帰りはいいから、早くマスターロックを解除して」

 

茉莉香「え?ロック?そう言えば、重力きてないね?どうして?」

 

クーリエ「ブリッジのシステムにロックがかかってますからね」

 

ケイン「ハッチからブリッジ迄はあっさりと来られましたが」

 

ミーサ「早く解除してちょうだい。戸締まりの不用心さはその後話すとして。ったく、昨日の通信最後まで聞いてた?」

 

拓人「茉莉香、さっさと起動させてくれ」

 

茉莉香「は~い♪...あれ?」

 

拓人「どうした?」

 

茉莉香「...あ~なんだ!部活のパーカーに入れてたんだ。幸か不幸か、危ない危ない♪」

 

茉莉香はそういって、ヨット部のパーカーを探る。

 

茉莉香「あれ...あれ?」

 

拓人「...茉莉香、俺前から言っているよな?」

 

茉莉香「うっ...」

 

拓人「指輪は普段からしておけと。で、大きければ俺に預けておけと?」

 

茉莉香「はい...」

 

拓人「なんで普段からそう言ってるか分かってたか?こういう事態にならないようにするためだ」

 

ケイン「おい、ミーサ...」ヒソヒソ

 

ミーサ「ええ...」ヒソヒソ

 

百眼「副船長、怒ってるな」ヒソヒソ

 

ミーサ「拓人は、周りに迷惑をかけてる人物には、物凄く厳しいのよ。それが身内でもね」ヒソヒソ

 

拓人「どうするつもりだ?」

 

茉莉香「えっと...その...」

 

拓人「...」

 

弁天丸ブリッジに気まずい空気が流れる。

 

茉莉香「ごめんなさい...」

 

拓人「俺に謝っても意味無いだろ?」

 

茉莉香「うん...皆ごめんなさい!出来れば、一緒に探してほし...です」

 

拓人「俺からも頼む。今回は俺にも責任がある。弁天丸を預かっている副船長として、そして茉莉香の兄として謝罪する。すまなかった」

 

俺も茉莉香と一緒にミーサ達に頭を下げる。

 

ミーサ「副船長!?頭をあげてください!」

 

拓人「いや、今回は完全にこっちのミスだ。もう少し俺がしっかりと茉莉香に言っておくべきだった!」

 

百眼「分かったから!俺達も一緒に探すから頭をあげてくれ船長に副船長!!」

 

拓人「すまない」

 

茉莉香「皆...ありがとう」

 

拓人「茉莉香、今回は皆が一緒に探してくれる。でも、もう二度とこんなこと無いようにしないとな?」

 

茉莉香「うん...うん!」

 

茉莉香は泣きながら俺の胸に顔を埋めていた。俺はそれをそっと優しく頭を撫でてやる。その様子をみた百眼達は、俺達をおいて弁天丸の中を探しに行った。しかし...

 

拓人「で、ミーサとクーリエはなんで残ってるんだ?」

 

ミーサ「随分な言い方ね。久し振りに会ったっていうのに」

 

クーリエ「そうそう♪私達も久し振りに副船長にね」

 

拓人「ふ~...」

 

俺は、大体察しがついたので、ミーサ達を迎える。

 

ミーサ「それじゃあ、失礼して...久し振りねこの感触♪」

 

クーリエ「そうね。随分と久し振りだわ」

 

拓人「ったく、茉莉香の手前控えてたんだけどな?」

 

茉莉香「別にいいよ?私達ファミリーは、平等にって話をしてたしね♪」

 

拓人「ファミリー?なんだそれ?」

 

ミーサ「そう言えば拓人には言ってなかったわね。貴方が自然に建てたフラグにより、貴方に惚れた人物の集まりよ?」

 

クーリエ「私達もそれ含まれるしね」

 

拓人「そんな話になってたのかよ...」

 

ミーサ「そうよ?覚悟してね拓人♪」

 

拓人「先が思いやられるよ...」

 

ミーサ「取り敢えず...チュッ」

 

拓人「!?」

 

茉莉香「ミ、ミーサ!?」

 

ミーサ「あら?何か問題でも?」

 

茉莉香「だったら...拓兄!!」

 

拓人「ん?」

 

茉莉香「ん...」

 

茉莉香も俺に向けてキスをする。

 

クーリエ「それじゃあ私も...チュッ」

 

クーリエも眼鏡を取って俺にキスをする。

 

拓人「...」

 

ルカ「貴方達、何をしてるの?」

 

四人「!?」ビクッ

 

拓人「ル、ルカ!?いつからそこに...」

 

ルカ「最初からいたわよ?」

 

茉莉香「と言うことは...もしかして最初から?」

 

ルカ「...」コクン

 

頷くルカ。そして俺に近付いてくる。

 

ルカ「それじゃあ、私も失礼して...チュッ」

 

茉莉香「ええ~!?」

 

ミーサ「ル、ルカ!?」

 

クーリエ「ほえ~!?」

 

拓人「な!?」

 

ルカ「これから宜しく」

 

拓人「あ、ああ...」

 

一件落着?

 

茉莉香「落着じゃない!!」

 

ミーサ「そうよ!!」

 

クーリエ「ルカは、拓人君に何もされてないじゃない!!」

 

拓人「なにもって...」

 

ルカ「あら?拓人の魅力は他にもあるわよ?」

 

茉莉香「そうだけど...」

 

ルカ「特に、あの怒ったら表情ね」

 

四人「えっ?」

 

茉莉香「もしかしてルカ、前グリューエルに怒ってた拓兄に...」

 

ルカ「...ええ///」

 

ミーサ「ルカって、もしかしてM...」

 

拓人「おい、ストレートに言うな!」

 

茉莉香「仕方ないか。これからルカもライバルだね♪」

 

拓人「話を勝手に進めるな!!」

 

すると、今度は男性陣がやって来る。

 

百眼「あの~、そろそろ船長達も探してもらっていいですか?」

 

拓人「あ~百眼、いいタイミングで来てくれた。この状況をどうにかしてくれ...」

 

今の俺の状況。弁天丸の女性陣に抱き付かれています。

 

百眼「無理だ。俺はまだ死にたくない」

 

拓人「ケイン!!」

 

ケイン「悪いですが、パスします」

 

拓人「三代目!!」

 

三代目「俺も無理」

 

拓人「シュニッツァー!!」

 

シュニッツァー「無理だ」

 

拓人「役にたたね~!」

 

 




作者「こんにちは。今回のゲストは、ヨット部のハラマキちゃんとサーシャちゃんに来てもらいました!」

ハラマキ「こんにちは~♪」

サーシャ「よ、よろしくお願いします」

作者「いや~、前回の話でハラマキちゃん拓人君におもいっきり怒鳴られてたね」

ハラマキ「さすがにあの時は本当に恐かったです」

サーシャ「そうだよね。皆が拓人先輩の言葉にびっくりしたよね?」

作者「ま~それは、ハラマキちゃんが勝手に弁天丸の主砲発射のスイッチを押したからね。でも、ちゃんと許してくれてよかったね?」

ハラマキ「ホントそう思うよ...」

作者「そして今回の海賊業務、サーシャちゃん中々思い切った衣装を着たね♪」

サーシャ「はい///でも、拓人先輩が似合ってるって言ってくれたので...」

作者「青春だね~...」

ハラマキ「いいな~♪私も誉めてほしかった!」

作者「でも、料理は誉めてくれてたよね?料理の出来るね女性は点数高いよ?」

ハラマキ「エヘヘ」

サーシャ「...」

作者「ん?どうしたのサーシャちゃん?」

サーシャ「私だって料理くらい出来るもん!」

作者「でも、確か前に体育祭で拓人君にお弁当食べてもらってたけど、見た感じ普通すぎて書いてなかったよ」

サーシャ「...」ツカツカ

作者「サ、サーシャちゃん?」

サーシャ「あんまりです~!」ギュー

作者「にぎゃ~!!」

ハラマキ「サーシャ!さすがにアイアンクロウはまずいよ!」

サーシャ「作者さんのばか~!!」

作者「ほぎゃ~!!」

ハラマキ「え~っと、サーシャが暴走したので今日はこの辺で...」

サーシャ「うえ~ん!」

作者「泣いたらもっと痛い~!!」ジタバタ
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