拓人「なっ!?」
俺は驚きを隠せなかった。普通に風呂に入ってたら、茉莉香達が入ってきたからである。
チアキ「な、何で拓人さんが!?」
拓人「俺に聞くな!ここは男湯の筈だぞ!?」
茉莉香「で、でも私達も女湯から入ってきたんだよ!?」
拓人「まさか・・・」
俺は嫌な予感がした。
リン「恐らく、混浴なんだろうな」
リンは落ち着いて説明した。
拓人「と、とにかく!俺は上がるから、お前らはゆっくりと入れ」
小林丸「それじゃ拓人に悪い」
サーシャ「そ、そうですよ!!拓人先輩も、今来たばかりですよね?」
ハラマキ「そうだね。まだ頭も洗ってないみたいだし」
チアキ「わ、私達は気にしませんから」
拓人「いや・・・」
リン「諦めな拓人。ちゃんとタオルを巻いてるから心配するな♪」
そして拓人は、等々折れたのであった。そのまま湯船に浸かる。茉莉香達も入ってくる。
拓人「ったく、何でこんな時間なんだ?」
リン「それは拓人もだろ?」
拓人「俺は、刀の手入れをしてたらこんな時間になった」
茉莉香「そうなんだ。私達は、トランプや話をしてたらこんな時間になってたの」
拓人「自業自得だろうが!!」
理由を聞いて、思わず叫んでしまった。まさか、そんな事とは思ってなかったからである。
リン「まぁまぁ拓人、別にいいじゃないか。役得だろ?」
拓人「ノーコメントで」
俺は皆に背を向けてそう言うのであった。上を見上げると、綺麗な星空が広がっていた。俺に釣られて皆も上を見上げる。
茉莉香「うわ~♪」
チアキ「凄いわね」
リン「あぁ」
サーシャ「地上で、こんな星空初めて見た」
拓人「露天風呂の醍醐味だな」
湯に浸かりながら、星を眺めるのであった。のんびりとした俺達は皆でゲームをしに行く。
茉莉香「う~・・・」
チアキ「全然獲れないわね」
茉莉香は、UFOキャッチャーに苦戦している。
リン「なんの!」
ハラマキ「あぁ~!!抜かれた!!」
レーシングゲームをしてたり
リリィ「そこ!!」
ウルスラ「また負けた~!!」
サーシャ「強いねリリィ」
エアーホッケーをしてたりと、それぞれ楽しそうに過ごしている。因みに俺は格ゲーをしており、ステージをオールクリアしていた。すると、教師がやって来た。
「白鳳学院の生徒は、そろそろ自分の部屋に戻れ~」
『は~い』
拓人「俺達もそろそろ戻るか」
リン「そうだな」
チアキ「ほら茉莉香、戻るわよ」
茉莉香「結局獲れなかった~!!」
サーシャ「残念だったね」
リリィ「よし!私が仇を!!」
拓人「早く戻れ」
俺が止めたので、リリィは渋々茉莉香達と戻っていくのであった。俺も部屋に戻り布団を敷く。部屋の大きさは、他と一緒で5人ほど寝れる広さに俺一人。普通別のクラスの男子と一緒にするだろう・・・
拓人「・・・諦めて寝るか」
電気を消して、布団に入り眠りにつくのであった。暫くして、目が覚める。
拓人「・・・トイレ」
俺はトイレに行きスッキリする。出てきて手を洗い、再び布団に戻り中に入ると、何やら柔らかい感触がした。
拓人(・・・ん?この布団こんなに柔らかかったか?)
その部分を揉んでみる。確かに柔らかいが、凄く弾力もある。すると、明らかに俺以外の声が聞こえた。
「んっ!」
拓人「!?誰だ!!」
慌てて布団を捲る。そこにいたのは・・・
拓人「・・・何でここにいるんだ。リン」
リン「あ、あはは・・・」
布団の中にいたのはリンだった。
拓人「『あはは』じゃね~よ。何で俺の部屋に、しかも布団の中にいるんだよ」
リン「いや~♪どうにかして、茉莉香に追い付きたいからな」
拓人「おいおい・・・」
俺は呆れてしまった。
リン「って訳で、アタシから来たんだよ」
拓人「・・・いいんだな?」
リン「あぁ。ジェニーには悪いけど、少しでも他の皆よりリードしたいからね」
拓人「・・・分かった」
俺は電気を消して、リンを押し倒すのであった。 翌朝、目が覚めると既にリンはいなかった。
拓人「・・・///」
昨日の事を思い出し、顔を赤くする拓人。
拓人「暫くリンと会うのは避けた方がいいな」
恐らく、お互い暫くは気まずいだろうしな。案の定、自由行動の時には、お互い顔を赤くしながら、ぎこちない会話をしていたのであった。それを見た茉莉香達は、俺とリンと何があったかすぐに理解したのであった。