アベンジャーズが第五次聖杯戦争に介入するようです   作:ドレッジキング

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ルークもスペックは高いんですけど如何せんバサクレスの方が強いんですよね……


第79話 共闘

バーサーカーの拳がルークの胸を捉える。その一撃は、アインツベルン城の壁を優に粉砕するほどの破壊力を持っていた。しかし、ルークの表情は余裕に満ちている。

 

「お前の攻撃なんざ、ウチのハルクに比べりゃ、マッサージと変わらねぇよ!」

 

その挑発的な言葉に反応するように、バーサーカーが咆哮を上げる。漆黒の巨体が、月光の下で不気味な存在感を放つ。

 

「■■■■■ーーーー!!」

 

轟音と共に、バーサーカーの拳が連続で放たれる。その猛攻は、まるで戦車砲の連射のような威力を持っていた。しかし、ルークは拳を正面から受け止める。破壊不能の肉体が、サーヴァントの怪力と真っ向から激突する。

 

「そうそう、その調子だ!もっとぶつけてきな!」

 

ルークの反撃が始まる。その拳には、ハーレムの路地裏で培った荒々しい技が込められていた。バーサーカーの腹部に放たれた一撃が、巨躯を僅かに後退させる。

 

巨人の怒りが頂点に達したのか、その動きが一層の激しさを増す。拳の雨が、ルークの全身を打ち付ける。しかし、ストリートファイターの体は崩れない。むしろ、その眼差しには戦いへの昂揚が浮かんでいた。

 

「なんだぁ?まだまだ物足りねぇぜ!」

 

二つの巨体が激突する度に、衝撃波が周囲の木々を なぎ倒していく。それは、もはや人知を超えた存在同士の戦いだった。バーサーカーの怒号とルークの挑発が、冬の夜空に響き渡る。

 

夕暮れが近づく森の中で、人知を超えた二つの存在が激突を繰り返していた。バーサーカーの巨体は、その見た目からは想像もつかない俊敏さで動く。身長250センチを超える巨躯でありながら、その攻撃速度は音速をも凌駕していた。ルークの破壊不能の肉体は、バーサーカーの一撃を受け止めることはできる。しかし、その速度についていくのは困難を極めていた。ルークの反応速度は人間の数十倍、瞬間的なスピードは時速100キロを超える。だが、それでもサーヴァントの領域には届かない。

 

「こいつ、デカイ割にやけに速ぇな!」

 

ルークの腕力は20トン以上のものを持ち上げることができ、その拳は装甲車すら粉砕する。しかし、バーサーカーの怪力はその遥か上を行く。人間の領域を超えた英霊の力は、神話の領域に達していた。

 

バーサーカーの拳がルークの顔面を捉える。その衝撃で、彼の巨体が数メートル吹き飛ばされる。通常の人間であれば、その一撃で頭蓋が粉砕されているところだ。しかし、ルークの体は崩れることはない。

 

「■■■■■ーーーー!!」

 

怒号と共に、バーサーカーの連撃が繰り出される。その速度は、まるで機関銃の弾丸のようだった。ルークは瞬時の判断で腕を交差させ、防御の態勢を取る。拳と拳が激突する度に、衝撃波が周囲の空気を震わせる。

 

バーサーカーの動きが一変する。漆黒の巨体が、まるで重力を無視したかのように地面を這うように回転する。その動きは、ブレイクダンスの技を思わせる優美さを持っていた。ルークの目が驚きで見開かれる。

 

「何っ!?」

 

咄嗟の声が漏れる間もなく、バーサーカーの回転が加速していく。その動きは渦を巻くように変化し、突如として立ち上がった巨体が、カポエラの奥義のような回転蹴りをルークの顎に叩き込んだ。

 

衝撃が走る。ルークの180キロの巨体が、まるで羽のように宙に舞い上がる。その瞬間、バーサーカーの姿が消えた。いや、跳躍したのだ。巨大な石剣を両手に握り、空中のルークを上回る高度まで一気に上り詰める。

 

「■■■■■ーーーー!!」

 

怒号と共に、巨大な石剣が振り下ろされる。その一撃には、バーサーカーの全体重が込められていた。空中で態勢を立て直す間もなく、ルークの体が大地へと叩きつけられる。

 

轟音が森を震わせる。地面が大きく抉られ、クレーターが形成される。その衝撃で、周囲の木々が根こそぎ なぎ倒された。煙が立ち昇る中、バーサーカーの巨体が着地する。その赤い眼光が、獲物を見下ろすように輝いていた。

 

「くそっ...これが英霊の力ってわけか...」

 

ルークの声が、クレーターの底から響く。彼の肉体は無傷だったが、その表情には明らかな苦悩が浮かんでいた。破壊不能の体を持っていても、この圧倒的な力の差は如何ともしがたい。バーサーカーの力は、もはや神話の領域に達していたのだ。

 

ルークの肉体は無傷でも、その内部には確実にダメージが蓄積されていた。サーヴァントの一撃一撃は、破壊不能の体をも揺るがすほどの衝撃を持っている。しかし、その時バーサーカーの動きが一瞬止まった。巨人の背後から、複数の気配が接近していた。キャップとクリントの姿。そして、その前方を駆けるセイバーの剣が、既に月光のように輝きを放っている。バーサーカーが背後を振り向こうとした、その瞬間。

 

「今だ!」

 

ルークの叫びが響く。180キロの巨体が、バーサーカーに組み付く。プロレス技のようなホールドで、巨人の動きを完全に封じ込めた。その腕には、もはや限界を超えた力が込められている。

 

「■■■■■ーーーー!!」

 

バーサーカーの怒号が森に轟く。しかし、ルークの腕は緩まない。むしろ、その力は更に強まっていく。

 

「セイバー!今がチャンスだ!」

 

キャップの声が響く中、セイバーの姿が月光のように閃く。見えない剣が、バーサーカーの頭部を捉える。その一撃には、英霊の全魔力が込められていた。

 

刃が肉を裂く音が、夕暮れの空に響き渡る。バーサーカーの顔が、真っ二つに裂けていく。その傷口からは、まるで霧のような黒い靄が立ち昇っていた。

 

「よし!これで...!」

 

しかし、ルークの声は途中で途切れた。バーサーカーの体から、異質な魔力が放出され始めたのだ。それは、まるで新たな戦いの幕開けを告げるかのようだった。

 

黒い靄の中から異様な音が響き始める。それは肉が再生する音、骨が組み上がっていく音だった。真っ二つに割れたバーサーカーの頭部が、まるで逆再生の映像のように元の形を取り戻していく。

 

アインツベルン城の上階から、銀髪の少女の声が響く。イリヤは、ルークとバーサーカーの戦いで開いた穴から下界を覗き込んでいた。その赤い瞳には、明らかな興味の色が浮かんでいる。

 

「まさか、バーサーカーを1回殺すなんてね。しばらく退屈はしなさそうよ」

 

その声には、人形遊びに興じる少女のような無邪気さと、同時に底知れぬ残虐性が混在していた。地上では、完全に再生を果たしたバーサーカーを挟んで、ルークとセイバーが対峙していた。

 

「■■■■■ーーーー!!」

 

バーサーカーの咆哮が、夕暮れの空に響き渡る。その巨体からは、先ほどまでの傷の痕跡すら感じられない。しかし、ルークの表情には焦りの色はない。むしろ、状況を楽しんでいるようにも見えた。

 

「おい、そこの金髪お嬢さん。お前さんがウチのキャップに協力してるセイバーって剣士かい?」

 

その気さくな問いかけに、セイバーは一瞬戸惑いを見せる。しかし、すぐに凛とした表情を取り戻した。

 

「はい、その通りです。共に戦えることを光栄に思います」

 

その受け答えに、ルークは満足げな笑みを浮かべる。二人の間には、既に確かな信頼関係が芽生え始めていた。バーサーカーの両側に立つ二人の姿は、まるで古の剣闘士のようでもあった。夕陽が森を赤く染める中、新たな戦いの幕が切って落とされようとしていた。バーサーカーの周囲に渦巻く魔力が、その予兆を告げるように輝きを増している。




ハルクのパワーを間近で見ていれば確かにバサクレスは劣るかもだけど彼も神話の大英雄ですからねぇ……。しかも十二の試練っていうチート宝具まで持ってるし。
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