俺は春ちゃんとリトと走りながら後ろから追いかけてくる連中をどうするか考えていた。とりあえずは今は逃げながらどうにかするのが吉だ!
「あぁもう!こういうとき猿がいたら頼りにしていたのに・・・!」
「なんで猿山なんだ?!」
「あいつを囮にしてからあの連中を叩き込めるからだ!」
「お前最低だな!?仲良いのにそんなことするのかよ!?」
「断じて仲良いわけではない!!あいつも逆の立場なら絶対にそうする!」
「嫌な信頼関係だな!?」
俺とリトはそんなやり取りをしながらもリトが手を引いてる春ちゃんの方を見るとものすごく辛そうに走っていた
「はぁはぁ・・・!」
「西連寺・・・」
春ちゃんは体力が今使いきってるのかしんどそうだしリトはリトでなんとか走ってるけどこのままでは不味いよな・・・
「よし、リト!ここで別れて逃げた方がいいぞ」
「別れるってどこに!?」
「俺がこいつらを引き付けるからお前は春ちゃんをつれてどこかに逃げろ!」
「っ・・・わかった!」
「え?!結城君!?」
俺の言葉にリトは迷うことなく、前の方に春ちゃんをつれて逃げた。俺は走るのをやめてハリセン一号君を構えながら目の前に走ってる連中に頭を思いきり叩いた
「「「「まって!委員長!!」」」」
「てい!!」
「「「「いだぁぁ!?」」」」
スパーーーン
良い音がなり連中は頭を押さえていてしゃがんでいた。よし、我ながらなかなか良い攻撃を繰り出せた!!
「よし!良い音で頭はたけた!」
「「「「うぅ・・・」」」」
「これで正気が戻・・・・え?」
俺は頭を叩けば正気に戻ると思い、思い切り男の頭を叩いたのだが・・・
「「「「ぅぅぅ!!好きぃぃぃ!!!」」」」
「えぇ?!!!」
俺は思わずあいつらから戦略的撤退をして、全力で走り逃げた
「やばい、やばい!?なんなん!!頭を思いきり叩いたら正気を戻るどころか・・・」
「「「「まってー!もっと叩いて!罵って!!」」」」
「えぐいわ!?男にこんな迫られたくない!!ってか、俺はノーマルだ!!」
「「「「あぁん、いけずぅぅ!!でもいい!もっと罵って!!」」」」
あかん、あかん!?今本当に俺の全身に寒気が走りヤバイ!!あいつら男なのにあんな言葉を使い本当に嫌だわ!!
「ッチ!上に逃げれればいいだけの話だ!」
俺は全速力で上の方に逃げるとあいつらも上に追いかけてきた
「「「「まってー!!」」」」
「嫌だわ!!って、リト!?」
俺は廊下を曲がるとリト合流した。あいつ一人だけで春ちゃんはいなかった
「リト、春ちゃんは!?」
「飛斗!?西連寺は体育の倉庫とかで待って貰っている!俺はララを問い詰めようと思い探してる!」
「そうか!けれど・・・・」
俺は走りながら後ろを見ると・・・
「「「「「結城君まってー!!」」」」」
「「「「もっと罵って!!叩いて!」」」」
リトを追いかけていた教師達と他の生徒。さらに俺が叩いた生徒たちも合流していてとんでもない人数になっていた
「俺が足止めしていた時間の間になんでこんなことになってるんだ、リト!?」
「しるか!!お前こそ足止めしていたと思ったらいつの間にか女子も増えてるんだ!?」
「それこそもっとしるか!!お前が撒いたのだろ!?」
「冤罪だ!!」
「嘘つけ!?さらにいえばお前はラッキースケベ王がなにかしたのだろ!」
「それこそラッキースケベは冤罪だ!!俺は無実!!」
「「「「「まってー!」」」」」
「「全力で拒否する!!」」
俺達は全力で叫びながら逃げていた本当に平穏な日になってない事に悲しくなるわ!
「「はぁはぁはぁ・・・・なんとか・・逃げ切ったぜ・・・・」」
俺らはなんとか逃げ切り、呼吸を落ち着かしていた。あのあと物凄いことになり、とりあえずはハリセンでまえに塞がっていた人を弾き飛ばした
「お、おまえ・・・それただのハリセンじゃないのか・・・?人が弾き飛ばされるのはじめてみたぞ・・」
「ただのハリセン・・・。ただし、この間のヤミちゃんの時に手袋では色々と困るからただのハリセンを主にメインでな」
「お前は・・・どこの民族だよ・・・」
「はぁはぁ、前世はとある関西人の今世は彩南で生きてる人間や・・・」
「前世なんてあるわけないだろ・・・こんなときまでボケるなよ・・・」
俺達は軽く言い合いながらも呼吸を落ち着かせていると目の前に春ちゃんがいた
「春ちゃん?」
「ゆ、結城君・・・・」
んん?春ちゃんの様子がおかしいと思うと春ちゃんはいきなりチョコを入ってると思う箱をリトにくわえさせていた
「えぇー?!」
「私の・・・チョコを・・・受け取って・・」
「もがー!?(さ、西連寺!?)」
「美味しい?」
「モガモガ(お、美味しいに決まってる!)」
「本当!?嬉しい!!」
二人の会話をよそに俺は呆然としながら突っ込みいれるのも忘れていた。あの春ちゃんがあんなに積極的になってるのに驚いたからだ。その後は時間が経過して全員正気取り戻した
「あー・・・変な一日だった」
俺はあんな出来事のあとに一人で家へと帰っていた。あの後判明したのだが、じつはこのバレンタインで作っていたのはララさんだが御門先生からのアドバイスで惚れ薬みたいなのを混ぜていたらしい・・・あと教室に戻ると新井さんが猿を迫っていたが正気に戻ると思い切りビンタされたらしい
「お、いたいた」
「待っていたよ。ヒーちゃん」
「秋穂さんと霧崎さん?」
俺の家の前には秋穂さんと霧崎さんが待っていた。そして二人は袋からなにかを取り出して俺に渡してくれた
「これは・・・!?」
俺が二人に渡されたのは秋穂さんと霧崎さんの手作りのチョコーレートだった
「義理チョコだけど、よかったらどうかな?」
「お姉さん達の手作りをしっかり味わってね!ホワイトデーはお返し楽しみにしとくからね」
「・・・ありがとうございます!ホワイトデーより早いかもしれませんがせっかくですので俺の手作りのショートケーキを持って帰ってくれませんか?」
「お!いいねー」
「ありがとう。でも、なんでショートケーキがあるの?」
俺はお返しには早すぎるがないよりはましだと思い、ショートケーキを提案すると二人は嬉しそうに笑っていた
「師匠の課題です」
「「あぁ、なるほど」」
「じゃあ、用意しますので待ってください」
「「はーい!」」
俺はこんな日々も悪くないと思い、きっとこれからも二年になってもあいつに振り回されて猿といつもの喧嘩する・・・幸せな時間だな・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!