オレは現在、一人で塩作りと料理をする用意していた。ちなみにサルたちは温泉を見つけたそうで、春ちゃん達に温泉の場所を案内しているので実質今ここはオレが一人で荷物を見張るために残っている
「とりあえずは塩をつくるか。たしか、海水を沸騰させれば良かったが・・・海水は塩化マグネシウムを大量に含んでいるから苦すぎる塩ができるよな」
俺はフライパンで鍋代わりに煮込もうと決めてまずは海水をフライパンで入れて煮込んだ。本当は鍋がよかったが、魚を焼く名目でフライパンを用意していたからな・・・
「にしても、まさか無人島でこんなる事にとなるとはな……人生わからないものだな」
『おや、飛斗殿一人で何してるのですか?』
「ん、ペケか?」
オレが一人でフライパンに海水をいれて煮込んでるのを見たペケが疑問を持ってきいてきたので俺は塩を作ってると答えた
『塩・・・ですか?たしか、美柑殿も時々手料理で塩を使うの見てましたな』
「まぁ今からするのは手作り塩だが、先にいっておく。塩作りを本業してる人の味とは違うからそこは許してくれよ」
『毒がなければ問題ないかと思われます。しかし、なぜ塩の作り方を知ってるのですか?』
「むかし、両親に無人島の過ごし方を教えられてな、それで塩の作り方を覚えた」
『なるほど。おや?白い結晶がうっすらと出てきましたよ?』
ペケが白い結晶出てきたのを見て俺は次の作業を移った。白い結晶が出ているということはつぎの段階にうつれるということだからな
「白い結晶がうっすら出ているとそこから海水が半分になるまで煮詰める」
『煮詰めて終わりなのですか?
「まさか、煮詰めてからその後火をはずしてフライパンの中にある結晶を取り除き火にかけてどろどろになるまで煮詰める」
『ほうほう』
「どろどろになった液体をなにかで絞れば純度の高い塩の完成だ」
『おぉ!』
俺は塩作りを終えてとりあえずはなにか器みたいなのを作らないとなと思ったが、作る知識はないのでフライパンで保存することにした
「さて、次に仕掛けていた罠はどうなってるかだな」
野生の猿にこんな貴重なの奪われないように俺は洞窟の隠せる方に置いて歩くとペケもついてきた
『罠ですか?魚をとっているのに、ほかにもとっているのですか?』
「フルーツは確かに栄養とれるが、人間は飽きやすいものだからこうして先に手を打たないとな」
俺はゆっくりとその罠仕掛けた方を歩くと、固まっていた
「いやいや、どうしょう・・・・?」
『どうしたのですか?おや、あれは・・・昼間の恐竜ですか?』
「見事に罠に引っ掛かった上に打ち所が悪かったのか死んでるのか?」
『解析完了。見事に死んでますね・・・どうしょう?』
「とりあえずは食べれる部位を取っておくか。無理なところはむりであとはお墓に埋めておこう」
『なかなかグロいこと考えますね』
「仕方があるまい……生きるためだ。しかし、どの部分でさばいたらいいのか不安やな」
『ちゃっかりと関西弁となっているところから動揺が伺われますね。そうですね、腹の部位か尻尾あたりがいいと思います』
ここでやる理由はリトたちには部位をとる瞬間を見せれないのとオレもはじめてのことだから緊張してる。また、ここからの先のことは細かく言えないが、何とか部位を取った
「とりあえずは戻るか。ペケはこの小さいの持つのか?」
『は、はい。しかし、なんでそんなに平気なのですか?』
「ふ、色々と人生経験したら動揺もへったくれもないさ」
『達観してますね』
そもそも、俺は前世の知識や経験もあったから部位をとることができた。しかし、たこ焼きもお好み焼きしたいけど今は無人島だからできないんだよな・・・
「ただいまー・・・ん?お前らどうした?」
「・・・・・え?」
オレが戻るとなにやら古手川さんがリトに怒っていてサルはボロボロになっていた。他の女子は苦笑してみていたが、春ちゃんはオレの方を見て真っ青になった
「ひ、ひ、ひ、ヒー君・・・?」
「ん、どうしたんや春ちゃん?」
「い、いやーーー?!!こないでーー!!!」
「え、えー?!!なんでにげられたんや!?」
俺が驚くと同時に春ちゃんや女性陣らは思いきり逃げていた。ララさんは逃げたみんなを追いかけていたのでペケが慌てて追いかけていた
「なんで逃げられたんや?」
「いや、俺達でも逃げたいよ」
「まてまて?リトやサルはなんでボロボロに?」
「俺は野生の猿にまけて、リトは・・・運悪く女子のはだか見てーー」
「言うなよ!?」
「オッケーわかった。で、なんで逃げられたんや?オレ」
俺はとりあえずはなんで逃げられたんか疑問で仕方がなかったので首捻るとサルがいつもなら「サルって言うな!」って言うのに言わないのは違和感あるな
「お前気づいてないの?」
「何が?」
「「オレらから見たらお前は血まみれになってるんだよ!!」」
あ・・・・そういうことか。オレはさっきまでなれない血抜きとか色々とやっていたから知らない間に返り血になっていたのか
「まぁなんだ・・・・返り血みたいなものだ」
「「さっさと水で体を洗えよ!?」」
そんなこんながあった一日も終わり俺達は必ず迎えが来るのを待ちつづけようときめた。そんな決意も三日も経過していた。なんとか材料も持ったが、恐らくもうあしたのぶんまでは限界だろうな
「ふぅはあ・・・・腰を落として目の前を据えて相手を見て・・・」
オレは一人で海に浸りながら手袋をはめた状態で技の改良を励んでいた。ハリセンをもちながらーー
「はぁ・・・まじでいつまでここの生活続けるんだろ・・・。ん、おーい、飛斗何してるんだ?」
「む、だれだ!?・・・あ!」
「え?どうわぁぁぁ!?!!」
俺が放ったハリセンを振り払うと風圧が起こった。リトは運悪く集中していたオレに気づかずに呟いた直後にオレの改良中の技に食らって砂浜の方へと吹っ飛ばされた
「リト生きてるか?死んでるならイエス!それ以外で死にかけているならイエスで返事しろ!」
「どちらもNOだよ!!!」
「おぉ、生きていたか」
一応リトに当たったときは少しだけ焦ったが普段生き延びてるからなんとかなるだろうと思い大きな心配はしなかった
「ったく、殺す気かよ」
「たまたまだ」
「おーい、リトに飛斗ー」
俺達はララさんの声をしたのでふりむくと、春ちゃんたちも来ていた。なにやらこれから食べ物を探しにいくとか・・・・
「いっておくけど私は結城くんと一緒に行動なんてお断りよ!」
「唯、まだ一昨日のことをおこってるの?」
「当然よ!いくら泥棒ザルを捕まえようとしていたからって、あ・・・あんなの私・・・!!」
「とほほほ・・」
何やら天然温泉でリトは女子の風呂を見てしまったらしいが、本人は否定しないところからなにか見たのは確実だな
「じゃあ、こうするか?くじ引きでながいほうとみじかいのにわけるとか」
「おおーいいね!」
で、メンバー別れの結果、古手川さんとルンさんとララさん三人組とリトは春ちゃんとサルとだった。ララさん達とは別方向に歩くことが決まった。ちなみにオレはリト班だがーー
「なぁ、サル。あの野生のサルがまたでたらめんどくさいやろ」
「オー!確かにな!リト、西連寺と二人で探索してくれ!」
「(この二人ひょっとしてーー)わかった留守番任せるぜ!!」
「「おう!」」
リトは春ちゃんと共に森の方にいくとオレはサルと二人で砂浜に座りながら話していた
「はぁぁ、やっとあいつら二人きりになる時間作れたぜ。飛斗も協力サンキュー」
「幼馴染みが幸せになるならそれでいいさ。にしてもお前のことだからおこるかと思った」
「ふ、なにやらオレはエロの渾身とか言われてるが人の恋愛に奪う趣味はないぜ」
「・・・・」
「いやまてこら?お前嘘言うなと言う顔するなよ!?」
「ベツニナニモイッテマセンヨ」
「片言になってる時点で怪しいだろ!?」
オレとサルはそんなやり取りをしながらも、サルはあきれた口調で話していた
「オレさ、本当にあいつ女たらしにならないか心配だぜ」
「は?いきなりなんだ?」
「あいつ、ララちゃんと婚約関係だろ?さらに西連寺のことがすき。で肝心の二人は恐らくリトの恋をおとしかけている」
「・・・・そうか?」
「そうだろ!?で、おそらくだけどルンちゃんはリトのことがすきで古手川はわからないけどなんかフラグたちそうだよな」
「わかるわかる。知らない間におとされそうやな。まぁ、でもやっぱり・・・あいつもあいつで幸せになってほしいのよなー」
まぁ、あいつの家庭が不幸とかそういうのはないしある意味幸せ家庭だけどな。あいつ恋愛は不器用と言うか
「「リトはヘタレだからな~。はっははは!」」
「誰がヘタレだーー!!!」
「「いだぁぁあ!?!」」
俺達はいかにリトが肝心なときにヘタレなのが何なのかよくわかってるから肩を組んで笑いあっていると後ろからなにかを投げて俺達は痛み苦しんでいた
「さっきから黙って聞いたらヘタレってどこがだよ!?」
「「リト!?ヘタレってどこかだと?それはなお前が…西連ーー」」
「ごめんなさいヘタレでしたのでいわないでください」
オレとサルの言葉にリトは急いで頭を下げていたが、オレらは別にそこまで言うつもりない。ただ、リトの反応が楽しいんだよ!!
「あなたたち相変わらず楽しそうなやり取りしてるわね」
「御門先生?!」
まさかの御門先生がそこにいると思わず俺達は全員おどろきことの説明をするとーー
「なるほどね。機械のミスとはいえこの星に来るなんて驚いたわ」
「先生はなぜここに?」
「貴重な薬草があるから定期的にこの星に来ているのよ。それと地球に帰れないのなら私の宇宙船に乗りなさい」
御門先生の言葉に俺達は喜んで地球行きの宇宙船に乗り込んだ。そういや、まさか生きている間に宇宙船に乗れるなんて幸せだ・・・
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