俺は現在、猿と共にリトとララさんを探していた。そして俺は猿に走りながら急いでいた事情を聴くと表情はあまり変えなかったが、内心は怒り狂いそうになっていた
「同じクラスの新井さんが謎の男達に連れ去られた……!?」
「あぁ!なにやら新井は二人の女を拉致するのを見てしまったから拉致されたららしい………それに気づいた誘拐犯は新井を気絶させて連れ去ろうとしていた。俺は急いで止めようとしたが逃げられた」
「(二人の女まさか……この嫌な胸騒ぎはなんなのだ?!)そんな最悪の事が起きてるのなら、ララさんに探知機があるかどうかで、あったらすぐに助けないと新井さんも含めて拉致された人が何されるかわかったものではない……!」
二人の女をという言葉に俺は言い様のない不安になりまさか、春ちゃん達が巻き込まれてないか不安になっていた
「あれ!?保健室にリト達が入っていくぞ」
「リト、ララさん!!」
猿が二人が保健室はいるのみて俺は大きな声で呼び掛けると二人はなにも知らないのかこちらを見ていた
「あれ、飛斗と猿山~どうしたの?」
「はぁはぁ……二人とも春ちゃんとか見てない!?」
「み、見てないが……?どうしたんだよ、そんなに慌てて」
「どうしたの、猿山君に夛田君も血相変えてきて」
俺たちが急いでるようすに御門先生が何かあったのかと思いこちらに話しかけてきて俺達も話そうと思うと、保健室になにやら映像が写りこんだ
〈やぁ、お久しぶりですね。Dr.ミカド〉
「ケイズ……どうしてここに……!?」
〈ふふ、我々を見くびってもらっては困りますよ〉
「御門先生のお友だち?」
「どう考えても違うだろ……」
「私に何か用かしら?」
ララさんとリトのやりとりは誰も突っ込みはいれずに、御門先生はいつもの優しげな顔ではなく本当に警戒していて尚且つ毅然として映像相手を睨んでいた。俺たちはこれはただ事ではないと思い黙ってみていた
〈ふふ、分かりきったことを今日こそ貴方には来て貰いますよ……何せ、我々ゾルケムは貴方の医学の力を必要としてますからね〉
『ゾルケム!?』
「ペケ、ゾルケムってのは?」
『ゲビルークとは敵対関係のある危険な組織です。殺人の請け負いから武器の密輸・製造……とにかく色々な悪事をしてる組織です』
「お断るするわ。私は何度もいったはずよ、貴方達の考え合わないと……」
〈……大事な生徒や一般を引き換えにしても…ですか?〉
「なんですって……!?」
〈貴方の地球での生活は調査済みなんですよ。御門先生……ご覧いただこう〉
ゾルケムのケイズは画面を切り替わると俺は愕然とした。いくつかの映像のひとつには春ちゃんと古手川と猿が見たという新井がどこかの倉庫に閉じ込められたのか震えていた。そしてその隣の映像では……
「な!?西連寺に古手川に新井!?」
「そんな……秋穂さん達まで……!?」
春ちゃん達とは別の倉庫で閉じ込められてるのか映像が違う。しかし、春ちゃん達と違うのは二人ともぐったりとして気絶してるようだった
〈貴方のこれまで関わっていた人物……そして、この生徒ではない彼女達も貴方と接触をしてるのを確認済みなんですよ。人質を別々に閉じ込めておけばそう簡単に助けに行けない……〉
「てめぇ……!汚い真似を……!」
「飛斗、落ち着け!」
「どうどう!」
俺は映像越しとわかっていても知り合いが連れ去られてひどい真似をされていて黙ってあげるほど俺はお人好しじゃねぇんだよ……!俺を落ち着かせるリトも猿も怒っているのがわかるが、俺が頭に来てるのは俺にとっても大切な人らが手を出されたということに怒りしかないんだよ!
「人の知り合いを連れ去って何が目的なの…!」
〈知れたことを……我々の要求は御門……貴方ですよ〉
「っ!」
〈反抗する目ですか……いいでしょう〉
奴は指をならすと春ちゃん達の方から音声が聞こえた……
『ここは……どこかの倉庫?』
『私達確か学校に……』
『古手川さんに西連寺さんも連れ去られたのよ……変な服装のやつらに……私はそれをみてしまい、私も眠らされたのよ』
『新井さん!?うっ……頭が』
『そういえば私達は確かに誰かに襲われたような気が……それでだんだん眠たくなってきて……』
どうやら二人とも連れ去られるのを見てしまった新井さんは抵抗していたのか成す術なく気絶させられて、春ちゃん達は襲われて気絶か……!
『え………!?キャーッ』
『はぅ!?』
『古手川さん、新井さん!?ヒャッ!?な、何これ!?』
スライムみたいなのが春ちゃん達に襲いかかり、ララさんが声張り上げた
「皆!?」
「な!?なんだありゃあ!?」
〈クク、どうします?御門先生。これは我々が開発した合成生物もので人質の自由を奪い命令一つで窒息させることも可能ですよ〉
「っ」
〈……まだ反抗的な目になりますねぇ。仕方がない〉
さらにべつの映像に囚われていた秋穂さん達の映像に移り変わった
『んはぁっ……ぁっぁっ』
『はあっぁっ……あん……あっっ………』
眠っていた秋穂さん達にもスライムが動いて、卑劣な真似をしていた。俺はそれをみて怒りが湧き、二人の名前を叫んだ
「秋穂さん!霧崎さん!!」
〈貴方の生徒ではないこの二人にも……さっきよりも少しきついのを味わってもらいましょうか。もっとも反抗するのでしたら……今以上に辱しめることも可能なのですよ?〉
「っ………わかったわ。貴方達の言う通りにするわ」
「御門先生!?」
「あんなやつらの言葉を信用して良いのっすか!?あぁいう輩は絶対に返さないつもりだぜ!?」
「大丈夫よ。彼女達は必ず助けるから……任せてね」
御門先生が安心させるように笑いかけて保健室を出ていった。恐らく俺たちが追いかけたら、春ちゃん達や秋穂さん、霧崎さんも危険な目に……!
「くそが!」
壁の方に俺は思いきり悔しさだしながら殴った。大切な幼馴染みにクラスの仲間や秋穂さん、霧崎さんもあんなゲスどもに連れ去られたとは……!
「絶対にあんの組織ぶん殴るっ…そして、許さん……!!」
「飛斗の気持ちはわかるが落ち着け。恐らく……こういう手の輩は俺達の行動も監視されてるし、ばれやすい行動をすればより危険になる」
「……そうだな、猿すまん」
「気にするな!リト、ララちゃん、飛斗!俺に良い案がある!」
猿が真面目な顔しながら良いことを思い付いたといわんばかりに小言で話を聞いて俺達は最初は怪訝だったがだんだん納得してきた
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