さっき、猿がお洒落しているのに気がかりながらも、俺は霧崎さんと手を繋ぎながら、街を歩いていた
「そういえば、純粋な疑問だけどヒーちゃんって、昔から困っている人が至らず無茶をしてでも助ける子だったの?」
「いきなりなんの質問ですか?」
「だってねー、ヒーちゃんは私たちを助けてくれたときも庇って怪我してるでしょ?それに、昔面識なかったとはいえ、私がストーカーに襲われたときも……」
「あー…昔の俺はどちらかというと…そこまでお人好しではなかったね」
「え、何か意外」
俺の言葉に霧崎さんは驚いていたが、俺は俺で昔は本当に今みたいに誰彼助ける性格ではないというか……
「小さい頃の俺って秋穂さんと春ちゃん……あぁ、秋穂さんの妹の事ね。その二人は本当に小さい頃から色々と接してくれていたからこの二人が何かあったら助けると決めていたの」
「あー、ヒーちゃんは確かに秋穂さんのいるときはものすごく穏やかだね」
「え、俺そんなにいつも不機嫌な顔でした?」
「うぅん。いつものも優しい顔だけど、秋穂さんといるときはこう……気を緩んでる感じがあるかな?もちろん私といるときも何て言うかいつも以上に優しい雰囲気……?」
「え、じぶんはそんな自覚はないですよ……っと、話それましたね。まぁ、転機があったのですよ」
「転機が……?あ、そこに売っているからいかない?」
そこにコーヒーを売っていたので霧崎さんは、寄り道しないかと聞いてきた。もちろん、断る理由はないので俺も一緒に買って飲みながら歩くことにした
「そのさっき言っていた転機って何?」
「俺の友人の話なのですけど、中学で初めて部活で会ったときにそいつは本当にサッカーうまかったのですよ……こいつは上手いと思い俺は負けたくないで勝手にそいつをライバル視してました」
「そういえば、ヒーちゃんはサッカーしていたのだったよね……。ごめんね、私のせいであまりサッカーできなくなったのでしょ?」
「あぁ、それに関して霧崎さんは謝らないで大丈夫ですよ。で、そいつと色々ぶつかり合っていたある日にそいつは俺にある話したのですよ。恋愛相談してほしいって」
「え?!」
俺の言葉に霧崎さんはなぜ恋愛相談に?きいてきそうな顔だったので俺は苦笑しながら教えた
「俺が秋穂さんの妹さんと幼馴染みだったので、そいつはおれに思いきって秋穂さんの妹さんとは付き合ってるのか!?ときいてきたのですよ。もちろん俺は幼馴染みだし彼女ではないよ?と答えたらそいつは、何度も確認してきたのですよ」
「ひょっとして、その子は秋穂さんの妹さんの事を惚れてるの?」
「えぇもう……なんていうか、そいつの人なりも見ていたので、あぁ、こいつは本当にまっすぐなやつだなぁと思いましたよ。こいつなら秋穂さんの妹を安心して任せれるかなぁと思い信頼したのですが、いまだに恋愛結ばれず……見てる側からしたらはやく結ばれてほしいですよ」
「おぉ、なんか苦労してるのだね……でも、本当に、おともだちや幼馴染みが大切なの聞いていてわかるよ」
霧崎さんは優しそうな顔で俺を見ていた。俺はその眩しく優しい笑顔に嬉しく感じながらも、照れを見せないように目をそらしていた
「でも、ヒーちゃん。ヒーちゃんは好きな人いないの?」
「……好きな人…」
さてこの質問は俺はどう答えたらいいのか悩んでいた。正直俺は霧崎さんと秋穂さんのことは本当に心のそこから好きな人だからどちらも大切な人何だが……
「俺は……」
俺は今その質問にどう答えたらいいのか悩んでいた。本当に秋穂さんがいないときにこれを答えていいものか……そう考えてると……
「は?」
「え?」
草むらから女装した友人が目の前に出てきて、俺とそいつは固まっていた。霧崎さんにこの光景は……!と思いすぐに目の前にたって塞ごうと思うも……
「きゅぅぅぅ……」
「あー……たったまま目を回してる……まぁ、こういうのは免疫ないみたいだよねー……」
霧崎さんは目を回しながら気絶していた……それはそうだろう……いきなり女装した人間が出てきたら俺でも驚くよ……
「色々と言いたいことがあるが……とりあえずここから去ってくれ……変態!」
「違う!?ってえぇい、また今度弁明聞いてくれ!」
とりあえず、俺は変態となってしまった友人に辛辣に言うとそいつは走っていった。いや、俺としてはあいつ女装したのをみて弁明として聞いてあげれるのか?
「(あいつまさか女装目覚めたと言われたら、俺は本気で友人として縁を考えないとな……)霧崎さん、大丈夫ですか?」
「はっ!?いまなんか、すごいのを見てしまったような気がするけど……?」
「気のせい、気のせい。なにも見ていませんよ」
「そ、そう?あれ、そういえば私はヒーちゃんになんの質問していたって?」
「えーと、そう!霧崎さんは俺に……」
好きな人の話で霧崎さんや秋穂さんの事が好きだというのは今言うべきか?否!今はその話はおいとこう!!
「?」
「俺に未来の職業の質問をしてましたよ」
「そうだったって……まぁいいや!ヒーちゃん、はやりたいことあるの?」
「うーん……正直これというのはないですね……」
「そっかー。でも、私はヒーちゃんのどんな選択も応援するからね!」
霧崎さんは嬉しそうに俺を手引きして、歩こうと促していた。きっと俺はこの先も霧崎さんに頭が上がらないだろう……
「あ、そうだ!ひーちゃんにひとつお願いがあったの!聞いてくれる?」
「はい、なんでしょうか?」
「また機会があればでいいけど、おすすめの料理教えてくれない?できるなら一般人でもできる料理で!」
「俺でよかったら教えますよ。って言うか、俺も一般人ですよ」
「そうだけど、ほらあの喫茶店の店長士郎さんは時々レベルを越えた料理提供してくれるでしょ?」
「あー、確かに。そういえば、あの店では金銭管理は凛さんと桜さんがやっていて手料理は士郎さん。アルトリアさんは、新作手料理の味見役目って言っていたな……」
「アルトリアさんのそれはどちらかというと、審査役かな?そうそう、ひーちゃんが私達を助けてくれたとき覚えてる?」
「あー…覚えてますよ」
あの事件は俺個人的には二人が深い傷があると思い、触れれなかったがこの話をするということはなんだろ?
「私と秋穂さんがまた同じことがあっては困るからあれだけど……ひーちゃん、時間あったら私達のボディーガードしてくれない?」
「それは構いませんが秋穂さんは今なにを……?」
「秋穂さんは、前の仕事をやめて私の会社の体調管理してくれてるの!勿論、前の会社からのヘッドハンティングだよ」
「え、俺全く知らなかったのですよ!?」
「わりと最近に決まったことだからね。あ、スケジュールもだけど私の勉強を教えてくれてるの。それに、秋穂さんは私の事を知ってるし、会社も信頼できると採用したの」
「その仕事はマネージャーということですか?」
「マネージャーは私がデビューしたときからの人がいるけど、今売れどきで対応する人手が足りないから秋穂さんが私の会社に来てくれたの。秋穂さんは体調管理とか栄養、会社の宣言を考えてくれてるから皆大助かりよ」
秋穂さんは本当に色々なことができるのだなぁ。そういえば、あの人色々な分野を研究していたような気がする……
「私の会社は元々そんな大きい会社ではないし、小さな事務所だけど秋穂さんが来てくれたことで色々な改善できて嬉しいよ」
「秋穂さんすごいなぁ……」
そんな他愛のない話をしながらその日のお出掛けは楽しかったと伝えておこう。そして、いつの日かこの二人に告白できるように俺は覚悟を決めないとと再確認した。ちなみに俺は暫くリトから距離をおいて、その日の夜に春ちゃんを宥めていたのはここだけの話だ
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