あの海のスイカ事件から何日か経過した。その間にも色々なトラブルがあったが、語り出せばきりがないので、そこは省こう……
「今日は、急に誘ってごめんね?どうしても、ヒーちゃんに相談したかったから」
「いえいえ。その困った事っていうのはなんですか?」
「うん、実はね……」
今度の休日に、本人出演のマジカルキョーコの番組で、ギャラリーもありの撮影になるのだが、その警備をする人の一人が体調崩して、急遽補充をしたいというのだ
「そこで、私はヒーちゃんに頼みたいと思ったけど……大丈夫?」
「その日は予定はないですし、問題ないですよ」
「本当!?」
「えぇ、その恭子さんの頼みだったら、いくらでも聞きますよ」
「むぅ……」
すると恭子さんは、むくれるようにこちらを見ていたので、俺はどうしたのだろうかと思い、恭子さんの名前を呼んだ
「あのー、恭子さん?どうされました?」
「恭子ちゃん……でしょ」
「あっ……」
そういえば、あの海の時にしたの名前を読んでほしいとリクエストがあったの忘れていた……。それで、恭子ちゃんは怒っているわけか……
「もう、完全に忘れていたでしょ?」
「申し訳ございません……」
「そんな悪い子にはこうだ~」
「わぷっ!?!」
俺は完全に下の名前でそう呼ぶというのを忘れていて、恭子ちゃんに謝ると恭子ちゃんは嬉しそうに俺の頭を撫でていた
「えへへへ……男の子の頭を撫でるっていう夢叶っちゃった」
「これを、叶えたと言っていいのですかねぇ……」
「良いじゃない?私は、まだまだヒーちゃんにしてあげたいこと、たくさんあるから覚悟しといてね」
「まって?なんか色々と身の危険感じたのですが!?」
思わずそういうと、恭子ちゃんはすごく満足そうに笑っていた。やれやれ、本当に俺は秋穂さんといい、恭子ちゃんといい頭が上がらないよなぁ……
「その頼みたいことなんだけど、護衛をお願いしたいの」
「護衛を?」
「うん、秋穂さんとこの間相談してね………今度やる場所はギャラリーが多いみたい。そこで、ヒーちゃんには私の専属のボディーガードを頼みたいの」
「それくらいなら引き受けますよ」
「本当!?ありがとう!」
恭子ちゃんは嬉しそうに笑ってくれて、当日は現地で会うことを約束にして、その日は別れた。因みに、この件はOKした瞬間にプロデューサーに連絡したそうだ
「いやー、君がキョーコちゃんの言っていた少年だね?!」
当日を迎えると、マジカルキョーコの監督がこちらにやって来て、俺は自己紹介をすると向こうも名乗ってくれて今日の流れを教えてくれた
「基本は、撮影の邪魔されないように止めてほしいのだよ。いざっとなったら力業で止めて良いからね」
「わかりました」
「しかし、君が恭子君のボディーガードか……ふむふむ」
「どうされましたか?」
「いやなに、恭子君が頼んできた子は何だか修羅場を潜り抜けていたのを感じるのだけどなぜかな?」
「はは、流石に気のせいだと思いますよ。そんなこの年で、修羅場あるなんてアニメの世界ではあるまいし……あり得ませんよ(言えない、言えない!!恭子ちゃんが拉致されるのを助けたりとか秋穂さんと恭子ちゃんを助けたりとか、リトとともに助けをしたりとか…)」
「はは、それもそうだね!じゃあ、今日はよろしくね!」
プロデューサーは準備があるので、席をはずすことになり、俺はとりあえずは仕事をと思うと後ろから肩をとんとんされた
「ん?」
「ヤッホー、ヒーちゃん」
「恭子ちゃん。こんにちは」
「うん、こんにちは!急に頼んだお仕事引き受けてくれてありがとうね」
「いえいえ、その……大切な恋人の為なら……」
「っ……!」
俺の言葉に恭子ちゃんも照れ臭そうになっていたが、いった本人の俺ももっと恥ずかしいからね!?!
「もう、そういうのは恥ずかしいよ。でも、そういうことをいってくれるのは嬉しいよ」
「言っている俺も恥ずかしくなりましたよ…でも、その気持ちに偽りはないので」
俺たちがそうやり取りしてると、秋穂さんがこちらにやって来た。そういえば、秋穂さんは今は恭子ちゃんの会社で働いていて、体調管理を担当していたよね
「恭子ちゃん、ヒー君こんにちは」
「秋穂さん、こんにちは」
俺のもう一人の恋人の秋穂さんが仕事着で、こちらに歩み寄ってきた。いつもは会社にいるらしいがなぜ?
「ヒー君に、お給料の件を話しとくの上が忘れていたみたいでね……口座を振り込んだ方がいいか、今度、私にいった方がいいかどっちがいい?」
「え、俺お給料もらうつもりできてないですよ!?」
「うぅん、こちらが頼んだことだから良いの。因みに事務所もOK貰っているから、あとは、ひーちゃんがどうしたいか決めたらいいの」
「あー……「「因みにお給料を貰うのを断るっていうのはなしね!」」……先を読まれた……」
いや、本当にお給料をもらうつもりできたわけではないし、元々恭子ちゃんの頼みもあったから来ていたのだけど……
「恋人をなめないでよね。ヒーちゃんの考えそうなことは私たちにお見通し……って言いたいけど」
「ヒー君なら遠慮するっとおもっていたのよね……」
俺の顔を見て二人とも苦笑していた。どうやら、本当にこの二人には叶わないと悟ると同時に今回はお言葉に甘えてもらうことになったのと、秋穂さんは事務所に戻って手続きをすると帰っていっていた
「あれ?今思えば、事務所から電話で俺に言ってくれても良かったのでは……?」
「ふふ、ヒーちゃんはまだまだね。秋穂さんはヒーちゃんに会いたかったから来たのよ。因みに今日は、特別ゲストも来るみたい」
「ゲスト??」
「おはようございます!ルンです、よろしくお願い致します!」
恭子ちゃんの言葉に俺が疑問に思っていると、撮影班のいるところから声がしたので振り向くと、そこには同じ学校のクラスメートのルンさんがいた
「………なんでさ」
何で休みの日に、クラスメートに会わないといけないといけないのさ……
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