恭子ちゃんの頼みで、護衛のバイトをしていたが、今回の撮影現場には俺と同じ学校の通っているクラスメートがやって来た。その子はルン・エルシ・ジュエリア……男女両方の人格を持つメモルゼ星人という宇宙人の王族でララさんの幼馴染である。因みに、地球の環境に敏感で、くしゃみをすると
「Oh…なんでさ…」
「ヒーちゃん、どうしたの?あ、RUNちゃんだ!」
「知っているのですか?」
「うん、私、RUNちゃんのファンなんだ!ヒーちゃんは、何でそんな反応なの?」
あー、そういえば恭子ちゃんは俺と同じ学校ではないし、ルンさんとは同じ学校でクラスメイトとは言っていなかったよなぁ……
「えっと、同じ学校のクラスメイトです」
「え、そうなんだ!知らなかった!!」
心底驚いたと口を覆っていたが、まさかルンさんが本日の撮影現場に来ると思っていなかったよ!
「あ、そろそろ私は着替えないとダメだから行くけど……ヒーちゃんは?」
「とりあえずは、ギャラリーが変な行動を起こさないように見張ってますよ。まぁ、変な行動をすれば、大抵は武力で止めるようにします」
「あはは、普通は言葉なんだけどね……じゃあ、後でね!」
恭子ちゃんは、撮影現場のほうに向かっていき、俺は警備の仕事+恭子ちゃんに変な輩がいかないように護衛するように気持ち切り替えた
「しかし、まぁ……ついにはドラマデビューか?」
そういえば、サルが『RUNちゃんが、ついにアイドルだけではなく、他のもデビューするんだぜ!!今のうちにまたサインをもらわないと!』と、意気込んでいっていたよなぁ……ばれないように存在感を消そうかなぁ
「あれ、そこにいるのは夛田君?」
神よ、どうして俺にはそんなし受けをするのだ?まるで己が愉悦浸りたいためにはめられた気持ちだが……
「よ、よぅ……ルンさんや……こ、こんなところで会うのは奇遇……」
「物凄い汗出ているけど大丈夫!?っていうか、何でここに……」
「……隠してもあれだが、仕事でな。知り合いに護衛を頼まれて……」
「護衛??」
ルンさんが、疑問に思っていると俺は恭子ちゃんの名前を防ぎながら、事情を話した。大体は、ギャラリーが多いと言うことと警備人数が足りないので俺を呼ばれたと言うわけだ
「なるほどねー……」
「一応、それでここにいるが………たぶん
「え?」
話している最中に見覚えのある姿が見えたのでその方向を教えると、ルンさんも疑問から心底驚愕していた
「げ!?校長?!?」
「一応、ないと思うけど問題行動を起こしたら、なんとか止めるよ……はあぁぁ……。なんか、急に胃が痛くなってきた」
「うん、ありがとう。それとお疲れさま……」
地味に同情されてしまったが、本当に校長がなにもやらかさない事を祈りたいと思うと同時に、恭子ちゃんとルンさんが被害いかないように何とかしないとなぁ……
「はい、じゃあ撮影始めるよー」
「「「「はい!」」」」
色々とありながらも、とりあえずは撮影が始まることになったのだが………
「だから、なぜ!?俺が、急に料理役でないとダメなのだ!?」
「実は監督と恭子ちゃんが……」
『そういえば、一年前に出ていたなんかの本ゲストにそっくりな気がするな』
『なんのですか?』
『ほら、美味しいサンドイッチを作ってくれたモデルさんとかなんか業界で噂聞いたのだけど』
『あー、それはヒーちゃんですね』
『本当かい!?じゃあ……今日の撮影にアレンジを入れたいのだが、いいかな!?』
『え……?』
そういう話に、なぜか話がとんとんと進み、俺は気がつけば、いつの間にか料理を頼まれることになった
「なんでさ!!」
「本当に、ごめんね?監督が急に思い付いたみたいで……あははは……」
「まぁ、いいですけど……やるからには恭子ちゃん達が喜びそうな料理を何か考えますよ」
「本当!!ヒーちゃん大好き!」
「っちょ!?ここで抱きついたら不味いです!」
こんなところにファンでも見られたら俺殺される!……いや、殺されはしないな……返り討ちはするけども!
「とはいえ……あまりにも急だから簡単な料理でやることになったので今回は許してくださいね」
「うぅん!楽しみにしてるからね!」
とりあえずは、今回は簡単な料理といってもなぁ……。できるかぎりじかんはかぎられてるからかんたんな料理は……
「あった。それもさっき渡されたやつで…監督が料理役をやるお礼にって、蕎麦を…」
よし、そうと決まればすぐに作ろうではないか。監督に一言を断ってから、料理をすることに……
「はい、じゃあ……カメラ目線で料理を教えてね!キョーコちゃんはサポートでお願いね」
今回は恭子ちゃんが、サポートしてくれる上に自身の番組だからこういうのもしっかりしときたいのもあるのだろう
「わかりました」
「では3.2.1……」
「皆さんこんにちは。今回は、マジカルキョーコも美味しく食べてくれた料理を教えます。使う材料はご覧の通りです」
・蕎麦粉 一袋 200g
・強力粉 50g
・水120cc
・とり粉(打ち粉)200g
・そばつゆお好み量
このように今回の材料で、フライパンを使わない料理をすることになった。これは、師匠が知っている簡単な料理の一つである
「まずは、ボウルにそば粉と強力粉をよく混ぜあわせます。混ぜ合わせたら、粉の中央にくぼみを作って、ボウルに水がかからないようにして水を少しずつ入れます」
「ここで、キョーコポイントです!
まずは、第一段階はクリアして、この後が蕎麦の美味しく作るためにも、しっかりとしないとね
「これを、まな板に置く前にとり粉をまな板にまぶしておいてください。そして、これを手で押さえながら円形にしていきます」
「おぉ、円形になってきたね」
「(演技忘れてしまってません?)円形に出来たら、伸ばしていきます。表面にもとり粉をまぶしたあとは、折りたたみます」
「折り畳んだあとは、包丁でお好みの太さで切ります」
伸ばし終えると、次に包丁で切らないといけないのでこれは俺がすると決めていたし、やっていると恭子ちゃんが代わりに説明を続けてくれた
「次に、多めの熱湯に麺を少しづつほぐし入れ、強火で約50秒茹でます。茹で追えて冷水で洗い、よく水切りしますと……」
恭子ちゃんの言葉と共に、俺の作った蕎麦をカメラ目線でみせるとみんな空腹になったのか食べたそうに見ていた
「以上、マジカルキョーコのおすすめ料理だよ!」
「はーい、カット!!」
監督の合図と共に、料理のシーンが終わりひと安心した……。できる限り今回は思い付くことをしたが、そう簡単に何度もしたいと思えないよ………
「ヒーちゃん、お疲れさま!」
でもまぁ、自分を惚れてくれている大切な人が喜んでもらえたら俺はいくらでも協力するよ……
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