本当の愛
僕は、幼い頃から両親がいなかった
その時に、良くしてくれたのが渡辺家、そして『渡辺曜』だった
だから僕と曜ちゃんは、いつでも、どこでも一緒だった
まるで
そして、曜ちゃんも僕もお互いのことを意識し始めていた
そう、あの日もあの場所で
幼少期の曜『大きくなったらきみとけっこんする!!!』
「うん、ぼくも曜ちゃんのこと大好きだよ」
そう、小さい頃僕と曜ちゃんが交わした約束
月日は流れ、高校生の時
僕は、曜ちゃんを呼び出した
「こんな場所に呼び出して、どうしたの?」
「曜ちゃん、僕と付き合って欲しい…もちろん結 「嬉しい!!!!!!」
ぎゅっ♡
ふにっ♡
「曜ちゃん!!恥ずかしいから!当たってるって!!」
曜「あ、て、て、るのー!!!!!もーそんな事言うと私も恥ずかしくなっちゃうじゃん!!」
お互い、抱きしめたまま動かなくなってしまった
曜ちゃんも僕も顔が真っ赤だ
曜「今日…君の家に行って…いい?」
「う、うん…いいよ」
反射的に答えてしまった、というかこんなことされたら、断れない
曜ちゃんは、ほんとに僕の弱い所を知っている
こうやって、女の子に慣れていないことも
「じゃ、じゃあ、そうと決まったら!行くよ!!!君の家に向かって、全速前進!ヨーソロー!!」
こんな時でも、急に元気になるのも曜ちゃんらしい
「もう、君を、絶対離さないからね」
ん?曜ちゃんなんかいった??
「ううん、なんでもないよー!!さぁ、早く早く!!!」
それから家に帰ってからの記憶はほとんどない
その日、曜ちゃんと僕は、1つになったということだけは覚えている
さらに数年の時間が流れ、曜ちゃんは、妊娠した
Aqoursのメンバーはもちろん、友達など多くの人から祝われた
ほんとうに、幸せな日々だった
でも、とても大切な人達に報告していない
「ねぇ?曜ちゃん、曜ちゃんの両親にもちゃんと話さないとね」
曜「んー??何をー??」
曜ちゃんは僕の膝の上に頭を乗せて、ぼーっとしていた
「いや、僕達の間に子供が出来たことだよ」
「あーそのことなら大丈夫!!もう、私から言ってあるから!!」
えっ?でも、やっぱりこのことは直接話した方が「大丈夫だから」
その時の曜ちゃんの様子がおかしかった
何かを隠しているような、そんな感じだった
このことが頭から離れなかった僕は、曜ちゃんが寝てしまったあと、曜ちゃんの部屋を覗いてしまった
ここを探せば何か、曜ちゃんが隠したいことが見つかるかもしれないからだ
でも、1時間くらい探したけど、特に見つかるものもなかった
やっぱり、気のせいか、そう思い、部屋を出ようとした
棚を見つけてしまった
そういえばこの棚はまだ見てなかったな
ガチャガチャ
おかしい、開かない
鍵がかかっているみたいだ
すまん、と心の中で謝りながら、古いやり方だと思いながらも針金を入れてあかないかと試行錯誤してみる
ガチャ
その中には、大事そうに紙が1枚だけ入っていた
中には
見なければ幸せだったかもしれない
「あーあ、見ちゃったんだ」
曜ちゃんが立っていた
でも、聞かずにはいれなかった
曜ちゃん、これは?
もしかして僕達って
「うん、そうだよ」
「私たち、本当の兄妹なんだよ♡」
「君には両親がいなかった、なんて嘘」
「私は君を好きになってしまった、兄妹としてじゃなくて一人の男の子として、、、」
「だから、私は両親を脅した、君を拾ってきたかのように扱えって、君と私たちの関係する書類は全部書きかえろって、
ああーどんなことをしたかは想像に任せるね」
「それだけなら良かったけど、まさかAqoursのメンバーからもいっぱい言い寄られるなんてね」
「Aqoursのみんなも大変だったよ、みんな君を狙っていたもん」
「大丈夫、Aqoursのみんなには何もしてないよ」
「私たち兄妹の力には叶わなかったね♡」
「ちゃんと君は私を選んでくれた、私と君は結ばれた」
「ほんとに幸せだった」
「あはは!!!!!
「でもそんなの2人の愛があれば関係ないもんね?あれ?まさか、私と血が繋がっているって分かったから、結婚するのやめるなんて言わないよね、そもそも私の子のお腹には君との赤ちゃん、いるもんね♡」
「
「あれ?どうしたの?そんな震えちゃって、もう可愛いんだから!!そんな君も大大大だーい好きだからね♡」
ぎゅっ♡
「でも、これで隠し事もない、本当の幸せな家族になれるね!!!」
「あー、これからは君を家から出さないから」
「当たり前でしょ!だって外にはまだまだ、君を狙ってる汚い女が沢山いるんだよ」
「ねぇ?君だって嫌でしょ?私、君のことを思ったらなんでも出来るんだよ?その女達だって」
「簡単に殺せるんだからね」
僕は、もう逃げられそうにない