チート持った痛(I)い奴らを俺がチートで成(S)敗する   作:憲彦

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玲衣のドイツ軍内部での立場はどうなっているのやら。


楽しい取り調べの時間

あの後、恐ろしく速いスピードで解決へと向かっていき、仕込んだのが開発主任のおっさんだと判明。証拠となるデータを破壊して逃げようとしていたが、データに関してはジャーヴィスが既に回収済み。

 

ならば自分の身だけでもと思ったのだろうが、自身の車は動けない状態にされており、逃げ道も全て塞がれている。更に千冬自らが乗り込み拘束し、取調室にぶちこまれた。

 

「いや~。本当にスムーズに解決したな~。流石軍隊」

 

「当たり前だ。妹に手を出したらどうなるか教えてやる!シャァァア~!!」

 

「キャラ崩れてるぞ」

 

「おっと失礼。じゃ、早速取り調べに行ってくる」

 

猫が相手を威嚇する時のような声を上げて、敵対心剥き出しの状態だったが、玲衣の一言でいつも通りの千冬に戻り、取調室へと入っていった。

 

取り調べの内容はいたって普通で、何故やったのか、単独での行動なのか複数での行動なのか、命令した者が居るのかどうか、どこでVTシステムを入手したのか等々。

 

だが男は一切喋ろうとしない。何をするにしても黙秘を貫き、何かの時間を稼いでるように様な感じがした。正直言って、証拠も確保し実行犯も確保。玲衣のやることは無くなったも同然である。

 

なお、現在ラウラは自身の機体には違法システムが積まれていたと言うことにショックを受け、精神的に参っている状況だ。だが1人にする訳にも行かないため、一夏を近くに置いている。

 

「帰りたい」

 

『また呼ばれますよ。多分』

 

「俺も思った」

 

それから1週間ほど、入れ替わりなから取り調べを行ったのだが、一向に口を割りそうに無いため、玲衣が自らが取り調べを行うことにした。

 

「大丈夫なのか?私たちでも口を割らなかったんだぞ?お前にできるとは思えんのだが……」

 

「まぁやりようは色々ある」

 

「手を出す気じゃないだろうな?」

 

「…………(フイッ」

 

「眼を反らすな!……今回は特別だぞ」

 

手を出す気満々の玲衣だったが、千冬はそれを咎めることなく、見ている他の人を追っ払って千冬と玲衣、仕組んだおっさんの3人のみだ。

 

「さぁ~てと。話して貰おうかな」

 

「ん?今度は子供か。言っとくが私は話す気は無いぞ。何を聞かれてもな」

 

「そうかそうか。まぁ、アンタは今から話したくなくても話すしか無くなるけどな」

 

「は?」

 

挟んでいた机を蹴り飛ばし、2人を隔てる物を無くした。これで今から自分が何をされるのか察したのだろう。露骨に怯え始めた。

 

「ま、待て!拷問で得た証言に信憑性は無いはずだ!」

 

「安心しろ。拷問で吐かせる訳じゃない!」

 

「アァァァ!!」

 

「お前から云いたくなるからな」

 

胸ぐらを着かんで投げ飛ばし、壁に叩き付けた。外まで音は漏れているが、全員何が起きているか理解しているため、駆け付けるような人は誰もいない。

 

「お、お前、私には黙秘権と人権が!」

 

「残念だったな。今日は無い」

 

「アガッ!!アァァァア!!!」

 

投げ付けられ叩き付けられ、酷い音が取調室一帯に響いている。時間をおうに連れて激しさを増している気がする。

 

「ま、待ってくれ!分かった!言う!言うァァァァア!!!」

 

「嘘の情報なんぞいらん」

 

「グハァ!?待て!言うと言っているだろ!!」

 

「事実以外はいらん」

 

もはや壁はボッコボコ。天井にまで穴が空いており、蛍光灯は根元から落ちかけている。

 

「話す!話す!!…何故こんなに早くVTシステムの事が……」

 

「おい。それはどう言うことだ?」

 

「は?」

 

「こんなに早く。とはどう言う意味だと聞いている!」

 

「ガバッ!」

 

よほど気になったのか、余計に壁に投げ付け始めた。取調室の修理費がえげつない事になりそうだ。

 

「ぶ、VTシステムは時が来たときに発動するようにプログラムを組んでいた。だが、こんなに早くにバレるとは……」

 

「テメェが単純にバカだっただけだろ。さぁ、続けてもらおうか?誰にシステムを渡された?開発者のお前でも簡単に入手はできないだろ?誰だ?お前に渡したのは。そして誰の指示だ?」

 

「私が1人でやったにアァァァァ!!!」

 

「下らねぇ嘘はつくな。早く言え。言わないならお前の指をバラバラの方向に曲げて、尻の穴に突っ込むぞ」

 

「い、言えない!それだけは!」

 

「間接を外してはめ直すと言うコースも付け加えてやろう。フンッ!」

 

「ガアッ!グッ!ウワァァァァア!!!」

 

「さっさと話そうか?時間が勿体ないんだ。俺は何事も無駄にしたくないんだよ。早く言え」

 

「ウゴァッ!」

 

因みに、何故こんな状況でも声が出るのかと言うと、バレない程度に男の体の時間を巻き戻しているからだ。つまり、嘘を付けば付くほど地獄が長引くと言うことだ。

 

「そろそろ話してくれないか?誰に頼まれて誰に渡されたシステムなんだ?」

 

「れ、連邦軍…副総監……グフッ」

 

「ふぅ。ようやく言ってくれたか。おら千冬仕事だぞ。早く取りかかれ」

 

黒幕を聞いたときはマジかと思ったが、その日の内に確保に動いた。逮捕直前、当然否定したし抵抗もしたのだが、玲衣がリパルサー・レイで壁に穴を開けると、静かに着いてきてくれた。玲衣も同伴で行われた取り調べだったが、何故か素直に全部吐いてくれた。

 

「意外とスムーズに終わってくれたな~。あの男と同じくらい粘ると思ったんだが」

 

「その男をボコボコにした状態のが目の前に転がってて、リパルサー・レイをいつでも撃てる状態で構えられてたら話すだろ」

 

「これでようやく帰れそうだ」

 

「あぁ。ご苦労だったな。日本の防衛省には私から連絡を入れておくから、早速戻っても大丈夫だぞ」

 

「この前のモンド・グロッソの時、お前が連絡を遅れさせてくれたお陰で、帰りも空自とドックファイトするはめになった。故に、お前が連絡したのを確認したら帰ることにする」

 

(2回も空自とドックファイトしたのに生き残ったのか。やっぱりキモいなコイツ)

 

(空自と2回もドックファイトは無理だわ~)

 

(あの異常集団と2回もか~。アイツ本当に生きてんのかな?)

 

(あのスーツ着てるからか?)

 

何やら色々と失礼な事を思われている気がしたが、ツッコムと面倒故に、後日ブッ飛ばす事にしてこの日は我慢した。




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