チート持った痛(I)い奴らを俺がチートで成(S)敗する   作:憲彦

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前回はカウンセリング(笑)がスゴかったですね。効果覿面。


さらばドイツ

ようやくドイツとおさらばできる様になった。何せ、巨大な問題事であるVTシステムの件を片せたのだ。これ以上この時点で何かしらの問題が起きるなんて事は起こるはずがない。もうあの姉弟が起こせる問題は無いはずだ。

 

「これ以上の問題を起こすバカ野郎がいたら、問答無用で始末しよう」

 

『関わって更に面倒なことになる。と言うのが今までの流れですが……』

 

「なら無視するか」

 

ジャーヴィスとの会話をそれなりに楽しみながら、基地の中をブラブラと散歩していた。いつもならこれだけでも何か問題が起こるのだが、今のところいたって平和。本当に日本に帰っても良いかもしれない。

 

「あ、玲~衣~!」

 

「チッ。なんの用だ銀髪ロリチビ」

 

「いい加減、名前で呼んで欲しいのだが……」

 

「早く用件を言え。じゃないとその服剥ぎ取って基地の中1周させんぞ。千冬及び一夏関係の事だったら悪いが関わるつもりはない」

 

苦虫を噛み潰したような顔でラウラと話している。当然だ。もう帰ろうと言う感じになってきたのに、問題事を持ち込まれたら堪ったもんではない。単純に考えてもここにいる期間が2週間以上増える。

 

「別にそう言うわけではないが……仲間から聞いたのだが、空自と2回もドックファイトをしたらしいが、本当か?」

 

「あぁ。1回目は日本からドイツに飛んだとき。2回目はドイツから日本に帰ったときだ。帰りはあのバカが連絡を遅れさせてくれたのが原因だがな」

 

「そうか。どうやって逃げ延びたのだ?どう考えても空自から逃げられるイメージが浮かばないのだが……」

 

「……だった」

 

「は?」

 

「最初はF4とF2だった。だからスピードで撒く事ができたんだよ……実際にドイツに来た時はスピードでどうにかなったからな。ただ帰りはそうも行かなかった。F4とF2が出てきたと思ったら、別の基地からF15が飛んできやがった。どうにかなると思っていたが今度はF35……!!F15ですら相手にするのキツいっつぅのに、3機も相手にするはめになった!しかも途中でF35が消えたと思ったら、逃げ道に先回りされててミサイルぶち込まれたし、後ろから機銃食らったし、フレアを出してミサイル回避したと思ったら間髪入れずに撃ってきて吹っ飛ばされた!途中で引き返して行ったが、マーク3は結局今も修理中!外装だけじゃなくて衝撃や千冬との戦闘で受けた零落白夜で内部システムまでイカれた!!全部あの野郎が連絡遅れさせたのが原因だ!チクショォォォオ!!!」

 

「ウオッ!?」

 

空自は旧世代の戦闘機だとうと最新鋭の戦闘機だろうと関係なく似たような動きができる。基本的なスペックの違いが無ければ、まず逃げ切るのは不可能。マーク3のスペックは基本的にはF4とF2を上回っている。だからその2つからは逃げ切れるだろう。しかしF15やF35となれば話は変わってくる。片方は戦闘における撃墜記録0と言われる最強戦闘機。もう片方は最新のステルス戦闘機。マーク3では普通に考えて逃げられない。撃墜されない方がスゴいと言うレベルだ。

 

そんな話をするのだ。当然、死んだ魚の様な光の無い濁った眼をするのだが、後半に行くに連れて千冬への怒りを思い出したのか、握った拳を全力で壁に打ち付けた。

 

(解せぬッ!)

 

「お前も苦労しているのだな……と言うか撃墜しなかったのか?」

 

「日本の空を守ってる奴らを日本人が落とすかよ」

 

「そこは常識的なんだな……」

 

「当たり前だ。落としたら落としたで大問題になるし」

 

なお、読んでいる人を含めて玲衣は何処かブッ飛んだ考えと感覚を持っていると勘違いしてる人が沢山いるだろうが、意外にも普通な感覚をしている。

 

「あ、いた。玲衣~!千冬姉が呼んでたぞ~!」

 

「煩わしい1号……」

 

「お兄ちゃん!」

 

「お兄ちゃん?」

 

ラウラのお兄ちゃん呼びに反応した玲衣だったが、ツッコんだら面倒だと思い、必要以上に追求しなかった。しかし何故一夏が来ただけでパァッ!と表情が明るくなったのか聞きたい。

 

「お前までなんの用だよ」

 

「そろそろ日本に帰るんだろ?その前に千冬姉が「玲衣の実力を知っておきたい」って言ってて、今演習場で待ってる」

 

「断っといてくれ」

 

「来ないと日本の防衛省には連絡しないとか」

 

「あの野郎!マジで殺す!!」

 

全力でガレージ方向へと走っていき、マーク6を装着。千冬の待つ演習場へと飛んでいった。

 

「ラウラも行く?」

 

「うん!行こう!!」

 

一夏の手を掴み、2人も演習場へと向かっていく。本当にスゴい変わりようだ。2人が演習場につく頃には、既に玲衣も到着しており、千冬と対峙していた。

 

「テメェ、どんだけ俺に迷惑かければ気が済むんだ?マジで殺すぞ……」

 

「私も悪いとは思っている。だが、純粋にお前の全力を知りたくなったのだ!許してくれ!戦いに飢えている私を許してくれ!!」

 

「戦闘民族かよ……細胞1つ残さず消し炭にしてやろうか?」

 

スーツ着てるから、全力とは言いがたい。スーツ着ている状態では忍術も写輪眼が使えない為、仕方ないと言えば仕方ないが。

 

「血が沸き上がり肉が踊る戦いができるのなら、戦闘民族と罵られても構わない!むしろご褒美だ!!死をも喜んで受け入れよう!!」

 

「ならいっぺん死にやがれ!!」

 

スラスターを全力で吹かして千冬に接近し、拳を叩き付ける。当然の如くそれはブレードで受け止められたのだが、すぐに蹴りを入れ邪魔なブレードをへし折る。

 

「なんで専用機じゃなくて打鉄なんだよ!専用機はどこにやった!?」

 

「代表を辞めたんだ。その時に国へ返却した!性能は確かに不安が残るが、お前と戦えるんならなんだって構わない!!」

 

新たにブレードを出し、玲衣に斬りかかる。零落白夜は来ないが、マーク6の装甲でも不安に感じる斬撃が繰り返された。

 

『このままではスーツが持ちません』

 

「チッ!フレア出せ!」

 

本来ミサイルの目眩ましに使うのだが、千冬が接近しているため、怯ませるのに使うことができた。1秒にも満たない時間だったが、攻撃が緩んだ所で距離を取り、リパルサー・レイを乱射。だが意味をなしている様には見えない。

 

「なんでリパルサー・レイを斬れるんだよ!!」

 

「鍛えたからだ!」

 

「脳筋野郎!!」

 

ミサイル攻撃に切り替えて、ある分を撃ち込んでいく。勿論無駄に撃っている訳ではなく、有効になりそうな具合に撃ち込んでいる。

 

「あの物理シールドが邪魔だな」

 

『現状のミサイルでの破壊は不可能です』

 

「片方使うか」

 

千冬に腕を向けて、邪魔な物理シールドにレーザー・カッターを放ち破壊した。

 

「ほう。打鉄の物理シールドを真っ二つにするとは……そのレーザーはどんな出力をしているんだ?」

 

「あぁ~。確か200ペタワットだったか」

 

※テラの1000倍がペタである。

 

「それなら当然か……だがちょうどいい。少し邪魔だと思っていたんだよ。この物理シールド。これで動きやすくなった!!」

 

防御が消えた筈なのだな、動きが更に鋭くなりやがった。玲衣はギリギリで避けている状態だ。

 

「どうした!?お前の実力はそんなもんだったのか?!ガッカリだぞ!」

 

「イラッ!)オラッ!!」

 

「グハァ!」

 

渾身の右ストレートが千冬の顔面を捉え、地面に叩き落とした。かなりの勢いで落ちた為か、クレーターが出来上がっている。動けなくなっている内にリパルサー・レイを撃ち込み、この勝負をさっさと終わらせようとした。

 

「ジャーヴィス。打鉄のシールドエネルギーはあと何%だ?」

 

『残り20%です』

 

「もう少しかかりそうだな」

 

容赦なく残りのミサイルを撃ち込み、少し様子を見ることにした。物理シールドもなく、ブレードも1本折れている。そして残り20%のシールドエネルギー。普通に考えればこれ以上の戦闘は仕掛けてこない筈だ。

 

「これで満足か?そろそろ終わりに―ッ!?ウワッ!飛び道具!?」

 

『いえ。銃弾ではありません』

 

基本的に打鉄は接近用のブレードと中距離用のサブライフルが付いている。だが、飛んできた物は銃弾にしてはやけに大きく歪な形をしていた。

 

「物理シールドの残骸?チッ!アイツの周りにゴミを置きっぱなしにするのは不味かったか」

 

そんなことを言っていると、今度は2枚のシールド片と最初に折ったブレードの刃が飛んできた。その2つを撃ち落とし、千冬が投げてきた方向にリパルサー・レイを撃ち込む。だが、いまいち手応えがなかった。

 

「ん?爆煙と残骸を利用して移動した!?」

 

「フンッ!」

 

「ッ!?グッ!」

 

背後から現れ振り下ろされたブレードを白刃取りで受け止め、ユニ・ビームでKOを狙った。だが、

 

「2度もその手は食らわん!」

 

「ッ!?」

 

ブレードを離すと、隠し持っていたシールド片をアークリアクター部分に押し当てて離脱。玲衣を自爆させることに成功した。

 

「ふう。何とか勝てたな……どうだ?私も充分強いだろ?」

 

「自分の兵器で殺られるバカがいるかよ。予想外ではあったが」

 

「マジか」

 

吹っ飛ばされた玲衣だったが、立ち上がって再び千冬の元へと歩いて行った。ユニ・ビームの自爆を食らったせいか、胸部分のアーマーが少し黒くなっているが、まだ戦闘は可能なようだ。

 

「でどうする?まだやるのか?」

 

「楽しいからまだやりたい。が、ギャラリーが集まりすぎたな」

 

千冬の言うように、いつのまにか周りには沢山の人集りができあがっていた。最初は一夏とラウラの兄妹2人だけだったと言うのに、一体何故ここまで集まったのか不思議だ。

 

「派手にドッカンドッカンやり過ぎたか?」

 

「だな。屋外演習場だし」

 

「じゃあお開きだな。早く防衛省に連絡入れろ。帰りたい」

 

「分かった分かった。少し待ってろ」

 

携帯を取り出して電話を始めた。ようやくこれで帰れると安堵し、スーツから出てきた。少し整備が必要なため、工具を出して早速取りかかる。

 

「よし」

 

「連絡済んだか?」

 

「あぁ。30分後にピザが届くぞ!」

 

「死ねぇぇぇえ!!!」

 

手に持っているスパナを千冬に全力投球。避けられた為当たりはしなかったが、地面に突き刺さった。

 

「玲衣落ち着け!!」

 

「そうだ!落ち着くんだ玲衣!!そんなの当たったらお姉ちゃんが死んでしまうぞ!」

 

「うるせぇ!あんなのは殺した方が世界のためだ!俺の平穏な世界のために擬勢になりやがれ!」

 

「ちゃんと連絡してくれるから!きっとしてくれるから!むしろ俺からも頼むから!だからそんな物騒なもの下ろしてくれ!!」

 

「それより折れてるとは言え何故打鉄のブレードを片腕で持ててるのだ!?」

 

千冬を亡き者にしようとする玲衣を一夏とラウラが2人がかりで押さえ、どうにか事なきを得た。




試験的に題名を変えていきましょうかね。次回もお楽しみに!感想や評価、お気に入り登録と活動報告もよろしくお願いします!!

感想が沢山着たら更新頻度が上がります。よろしくお願いします。あと、マジでタイトルお願い。
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