チート持った痛(I)い奴らを俺がチートで成(S)敗する 作:憲彦
その内作ります。
さて、女神から送られた金で新しい企業とIS部品製造の新事業を開始した中小企業の株を買い漁ってから1年が経過した。先見の明のお陰で、目星を付けた10社は大規模な成長をとげ、口座の中はえげつない事になっている。
「ふぁ~あ。そろそろ大手企業の株でも買うかな。取り敢えず倉持とデュノア社。あとはそうだな……アメリカの企業のでも買うか。ジャーヴィス。すぐに手続きを進めてくれ」
『畏まりました。ボス』
マジで容赦なく大量の株を一気に購入していった。普通に考えたら破産まっしぐらなやり方だが、先見の明があるためその心配はない。作業をジャーヴィスに任せると、地下のラボへと向かっていく。
「アークリアクターの進捗どうだ?俺たち」
「ようやく3割ってところだ。旧式があるから兎も角、今作ってるのはとても実用できそうにない」
「まぁこれが完成すれば小型の発展タイプも作れるし、量産もできる。時間はまだあるんだ。気長に待とうぜ」
「全く……あのクソ女神め。1番肝心な物がこれじゃ意味ねぇだろ」
全員同一人物だ。特典の1つである分身を使って円滑に作業を進めている。因みに、アークリアクターの製作には3人使って、学校にも1人いる。本体は株やらFXやらで資金を集め、たまにラボに来て作業の進捗状況を確認すると言う生活が続いていた。
『ボス。先程ハッキングを仕掛けてきた者が居るのですが』
「報告ご苦労フライデー。でどうしたんだ?」
『すぐに閉め出しました。対策プログラムを現在強化しています』
「一体どこの誰なんだ?今月に入ってから4回目だぞ?次仕掛けて来たらダミーファイルを掴ませろ」
『了解。どのファイルにしますか?』
「あぁそうだな~。沢山あるからな~」
完成したジャービスとフライデー。ジャーヴィスはこの男のサポートと金銭管理。フライデーには家の事を任せている。こうやってハッキングを仕掛けてくる輩がいるが、それはフライデーが対応してくれている。
「じゃファイルその5を掴ませろ」
『了解。すぐに準備します』
因みにダミーファイルだが、これは最初の外部からのハッキングが判明したときに作った物だ。中身はとても下らない物の詰合せで、今回準備させたファイルその5は無修正エロ画像の詰合せである。しかも並のパソコンでは重たくなる程の量が入っている。
他にはグロいスプラッター画像や猫、犬動画の詰合せ、気持ち悪い虫の画像にデカデカと「スカッ」と言う文字が書かれた画像が入っている物がほとんどだ。特典を使えばそんな下らない物を沢山作ることができるので便利なことこの上ない。
「慎重に侵入してやっとの思いで手にいれたファイルがアレだったらどんな反応をするか。考えただけで笑えてくるな。お気に召したならそのままくれてやる」
数日後、また懲りずに侵入しファイルを盗んだハッキング元から、悲鳴が上がったのは言うまでもない。
「なんか最近増えたよな?」
「この前、旧式のアークリアクターでのスペックを確かめるためにスーツ着て飛んだからだろ」
「それ見てハッキングしようって考えるヤツがこの世にいるか?ここまで割り当ててさ」
「ここはISの世界。心当たりはあるだろ」
「あぁ。成る程……札束で頬をひっぱたけば黙ってくれるかな?」
「札束1つじゃ無理だろ。ジェラルミンケースいっぱいに札束入れて後頭部を殴れば静かになるだろ」
「ナイスアイディア。目の前に現れたらそれやろう」
「相変わらず、本体は人間性がどこか歪んでるな」
「俺たちが言えた事かよ。その本体の分身なんだから」
ここにいる全員(同一人物)は漏れなくどこかが歪んでいると言うことだ。
「んじゃ作業頼んだ。スーツはまぁ、いくつか具現化させておくか」
「マーク3だけで十分じゃねぇか?」
「いや。デザイン的にマーク7が好きなだけだ。フライデー、マーク7とマーク43出しておくから、整備と格納頼んだ」
『はいボス』
「おい待て。なんで43まで出した?」
「機能が便利そうだから」
「ならマーク50出せば良いだろ」
「デザインが気に入らん。悪くはないんだが……なんかくるものがない。ゴツい方が好きなんだよ」
「あっそ。じゃあマーク3はどうするんだ?マーク7もマーク43も出しちまったし、完全な性能不足のスーツになったぞ」
「データ取りに使えば良いだろ。あと練習」
「データ取りなんて必要ないだろ。まぁ練習に使うなら別にいいか」
フライデーによって格納されていく2つのスーツを見ると、作業をしていた分身の1人があることを聞いてきた。
「なぁ本体。お前、神威の練習してるのか?」
「あぁ。一通り終わったよ。神の特典だから、あんまりバテないし、神威は使い勝手が良い。異空間に入ればやりたい放題だからな」
この男は神威で異空間に入ると、スーツを着て盛大にミサイルや爆弾を爆破をしてみたり、ナルト本編でオビトがやっていたすり抜けを練習したり、分身作って自分の実力を普通に上げたり等々。神威の空間を有効に活用している。
「つっても、幻術はかける相手がいないから、練習のやりようが無いんだがな」
「だな。分身にかけたら消えたときに本体に返ってくるし」
「幻術はやるとなったら、ぶっつけ本番だな」
笑いながら言っているが、自分についているチートの数々を見れば、幻術なんてものは必要ない様に思える。そもそも他の転生者たちもチートを持ってこの世界に来ている。そんな連中にはたして幻術が効くのかと言う疑問すらある。最強幻術である別天神であれば可能性はあるが、普通の写輪眼や万華鏡の幻術はあまり期待できそうにない。
「そう言えば、織斑一夏の事は良いのか?確か悲惨なエンディングを迎えるとか女神が言ってたな」
「あの女神が言ってたことだから信用できるか分からんが、どうやら俺のいる学校の生徒だったよ。んで執拗に嫌がらせしているのがいたから、たぶん転生者の1人だな。なんかドベだの木偶の坊だの色々言ってた。必然的に鈴音も居たんだが、別のヤツがなんかベタベタくっついてた。ソイツも転生者じゃね?」
「んで?学校に行ってる分身はなにしてんだ?」
「クラスがそもそも違うからな。それに現段階でどうにかしろと言う指示を受けてる訳でもない。分身が勝手なことしなけりゃ取り敢えず関わるつもりは―」
ここで言葉が止まってしまった。本体と現在出ている分身たちに、学校に行っていた分身の情報が返ってきたからだ。時刻は既に下校後で、家に着いている時間だった。今現在、玄関を抜けた辺りにある地下への入り口で分身が消えた。その瞬間、厄介な分身の記憶が流れてきた。
「やりやがったな分身の野郎……!!」
「取り敢えず早く戻ってやれ。俺らに記憶が流れてきたって事は、本人は消えたってことだろ?上で待ち惚け食らってる筈だぞ」
「あぁ。お前らは作業しててくれ。音は出すなよ。ジャーヴィス!フライデー!客人が来ちまった。見つからないようにしろ」
頭を抱えながら上へと上がっていき、客人を家に上げた。
「俺の部屋に来い。織斑。手当てもしてやる」
玄関に居たのは、現状関わる気が全くないこの世界の主人公の織斑一夏が立っていた。
何故ジャーヴィスがボス呼びかって?主人公の名前をまだ明かしてないからです。
じゃ、感想よろしくお願いします!!
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