チート持った痛(I)い奴らを俺がチートで成(S)敗する   作:憲彦

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活動報告で行ってる募集なんですけどね、これは言ってなかった俺が悪いんですが、キャラクターを募集してる訳ではないんですよ。募集してるのはキャラではなくチート特典なんです。

正直、キャラクターが来たとしても使えるか不明ですし、部分的に使えたり「あ、このキャラクター良いな」って思ったりもするんですけど、完成したキャラクターで応募されらと、使えるかどうかが怪しいです。と言うか恐らくほとんど使うことができないと思います。

なので、ありがたいんですけど、応募内容はキャラクターではなく特典のみでお願いします。後、現在最優先で募集しているのは小説タイトルですので、そちらもお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=236565&uid=180457


厄介事沢山

一夏を虐めていたDQN転生者の相手をしていた頃、家の自室で2人はゲームを遊んでいた。まさかのスーパーファミコンでマリオカートではあるが。

 

「玲衣は一人暮らしなのか?中学生なのに」

 

「まぁな。親は海外飛び回ってて、1年に帰ってくる回数は片手の指が2本あればたりるくらいだ」

 

「それ、ほとんど帰ってきてないってことだよな?寂しくないのか?」

 

「全く。1人でいる方が落ち着くからな。収入も安定しているし、なんなら親と同じかそれ以上に稼いでる」

 

これは当然嘘だ。そもそも親はいない。ただ稼ぎに関して言うなら、想像でしかないが恐らく本当にそうなのかもしれない。株のお陰で毎月毎月入ってくる金が本当にえげつないのだ。中学生ではあるが、高額納税者の部類に入ることだけは間違いない。

 

「つかお前、よく俺の名前覚えてたな。クラス違うのによ」

 

「1年の時は同じだったから覚えてたんだよ。話す機会はなかったけど」

 

「あぁ。そう言やぁ居たな~。忘れてたわ」

 

会話終了と同時に玲衣の操るヨッシーがゴール。それから少しして一夏のルイージがゴールした。ゲームは割りと白熱している。

 

「なぁ、なんで虐められてる事を家の人に言わないんだ?お前の受けてる虐めは悪質その物だろ」

 

「俺、姉さんと2人暮しなんだ。姉さんは俺の為に色々と頑張ってるし、最近姉さんもストーカーされてるって言ってた。だから言えなくて……」

 

「成る程。お前の家系はトラブルに巻き込まれる様にできてるようだな。弟のお前が虐め。姉がストーカー被害。次はなんだ?女子校に転入か?」

 

「ハハハ。流石にそんなことはないだろ」

 

(いや、今後それが起こるんだよな~。可哀想に)

 

そんなこんなで、一夏の未来を哀れんでる玲衣の分身だが、本体の帰宅を感じ取って少し席を外した。

 

「どうだった?転生者は」

 

「持っていた特典はヒロアカの爆豪の個性爆破。それに合わせて爆破によるデメリットを軽減する体。他は不明だ」

 

「成る程。この世界じゃ持って来いの特典だな。対人戦がほとんどない分、全員生身の戦闘では大したことはない。千冬や束くらいだからな。生身の戦闘も強いのは」

 

「あぁ。ISやそれに似た物は下手に使えば犯罪者扱いで、原作に突入した段階で身元がバレる。転生者同士の潰し合いが始まったら、十中八九生身の戦闘だ。取り敢えず、物に頼らない強さをどうにかして身に付けなきゃならん」

 

「そこで1つ問題なんだが……」

 

「ん?何があった?まさか一夏に写輪眼やその他ヤバイもの見られてないだろうな!?」

 

「そこは大丈夫なんだが、問題は姉の千冬の方だ」

 

「なんかあったのか?」

 

分身は一夏が言っていた事をそのまま本体に伝えた。ただこのストーカー事件、転生者絡みかと聞かれると非常に答えづらい。なんせ、一応ここは小説の世界。千冬の容姿はかなり整っている。普通に考えてストーカーに会わない方がおかしい。いやストーカー被害があっていてもおかしいのだが、とにかく、主要キャラクターの身の回りに起きる事件全てが転生者絡みとは決めつけられない。とは言え、気になる事ではある。

 

「一応調べてくるか?」

 

「千冬なら1人でも解決できそうだけどな~」

 

「転生者相手だったら素手じゃ厳しいだろ」

 

「流石に専用機持ってそうだけどな~。まだ現役の日本代表なんだろ?」

 

「確かに時系列的にはそうだけどよ~。現役の国家代表がストーカー如しに専用機展開してぶった斬るってのも、とんでもないニュースだけどな」

 

「あぁそう考えると確かに……」

 

原作開始前におかしな事件が起きてしまえば、今後の生活全てに支障が生じる。なにより一夏の唯一の肉親が事件を起こしてしまえば、本当にこの世界が崩壊しかねない。女神が言うには、崩壊して新しい世界になったとのことだが、玲衣が思うに、一夏が存在していることで辛うじてISの世界と言う体を保っているに過ぎないと感じている。

 

もし、一夏及びその周辺、取り分け肉親である千冬になにかあったら、本当にこの世界が崩壊してなくなりかねない。玲衣としてはそれだけは絶対に防がねばならないと思っている。何故なら

 

「これ以上俺の平穏な生活が崩れる事だけは、何があっても防がなくちゃならない……!」

 

「あぁ~……じゃあもう少し時間稼いでおくから、取り敢えず解決してきてくれ」

 

「頼んだ」

 

また家を出て、一夏の自宅周辺に向かっていく。流石の玲衣でも千冬の帰宅ルートを知っているわけではない。だから探す。と言うのが普通の人間の考えだが、そんな面倒で非効率的な方法を玲衣が取るわけがない。従って、一夏の自宅周辺に待機することにした。勿論特典つかって全力で気配を消している。

 

「頼むから転生に関係ないストーカーであってくれ~。いきなり戦闘とか絶対に嫌だからな」

 

そんなことを考えながら、指に付けているゲルマニウムの指輪を外した。これも貰った特典の1つ。テレパシーである。この特典は常時発動型で、OFFと言う機能が存在しない。故に、半径200メートルの人間の思考が無条件で聞こえてしまう。それを唯一消してくれるのがゲルマニウムでできた物。これを付けないで日常生活を送ろうとすると、かなり辛いものがある。

 

(彼女ほしいな~)

 

(金が足りない~。盗んじゃおうかな?)

 

(明日のテストダルいな~)

 

(グヘヘッ!あのJK、良い尻してんな~)

 

(あ、あのおっさんカツラだ)

 

(今日恋人にプロポーズしよう!指輪も買ったし、大丈夫大丈夫!)

 

(はぁ~。この男、どうせプロポーズとか考えてるんだろうな~。別に本命じゃないから嬉しくないんだよね~。でも稼ぎ良いしな~。勝手に貢いでくれるから助かってるし)

 

(あ、ウンコしたい)

 

(帰りにエロ本買お~)

 

「グッ!頭が痛い……!この特典本当にいらないな……使いたくない……」

 

ブラックな物からどうでも良い話題まで全部聞こえてくる。本当に迷惑でしかないこの特典だが、千冬を狙っている存在が分からない限りこれを使うしかない。

 

「さっさと探そ……まず千冬はどこだ?」

 

どうでも良い話は全部無視して、目当ての千冬を探していく。帰宅時間はもう少し後かとも思ったが、意外にもすぐに見つかってくれた。

 

(はぁ。今日もつけられてる……一体誰なんだ?)

 

(グフフフ。今日も可愛いよ~千冬ちゃん。どこで誰に何をされるか分からないから僕が守ってあげないと~。グフフ。早く原作始まらないかな~?早く君に沢山触れたいよ~!)

 

(アウトぉぉぉぉぉお!!!!いろんな意味でアウトなのが出てきたよ!転生者だけどこの手のヤツは見たことないよ!!なんだよあれ!全員優れた容姿で来てるかと思えば全然違うじゃねぇかよ!!普通に太ってて髪の毛薄くて汗だくのオッサン来たよ!原作開始してもアイツには何も起きねぇだろ!!)

 

言ってる内容はスゴく失礼だが、流石に気持ち悪過ぎて原作開始前に別の事件で檻の中に入れられてもおかしくないような危ないのが出てきた。ほとんどの事に耐性のある玲衣だが、こればっかりは引いている。

 

(ん?なんだ?もう1つ気配が……かなり上手く隠せてるな……他国の刺客か?)

 

(アンタはなんで俺の気配にも気付けるんだよ!!どんだけ鋭い勘してんだ!!ストーカーくらいすぐに撃退しろよ!!)

 

もう、いろんな物が酷い。その一言である。今日1日で一生分のツッコミをした気分がする。

 

(あぁ~。可愛いよ千冬ちゃん!流石僕のお嫁さん!もう少し待っててね!必ず迎えに行くから!それまで変な虫が付かないように僕が守ってあげるからね!)

 

(お前が守らなくても自分の身くらい守れる力あるわ!もうツッコませるな!!)

 

頭を近くにある岩に打ち付けながらツッコミを続けているが、そろそろ限界に近い。

 

(近い未来、千冬ちゃんは僕のお嫁さんになるんだから、今すぐにその証を付けても問題ないよね!僕はもう我慢できないよ!千冬ちゃんもそうだよね!!お互いに初めてを迎えよう!!)

 

「千冬ちゃぁぁぁん!!!」

 

「ゲッ!?神威!!」

 

「ん?なんか居たような?あ、気配も消えてる」

 

男が千冬に飛び付こうとした瞬間、神威で男を異空間に飛ばし、自らも一緒に飛び込んでいった。

 

「あ、あれ?千冬ちゃん?僕の千冬ちゃんはどこ!?」

 

「いや流石にちょっと引くぞ……アンタ」

 

「誰だお前!僕の千冬ちゃんに何をした!!」

 

「別になにもしちゃいねぇよ。お前をこの空間に閉じ込めただけだ」

 

「お前転生者だな!僕と千冬ちゃんの邪魔をする気か!?だったら容赦しないぞ!千冬ちゃんは僕のだ!もう心と心が繋がった間柄なんだぞ!!」

 

「いや普通にアンタの事ストーカーって言ってたぞ。千冬自身、アンタの事知らないみたいだし。それなのに心と心が繋がった間柄っね言えるのかよ」

 

「うるさい!いずれそうなるんだ!僕らの愛の邪魔をするなら許さないぞ!」

 

(あぁ~。爆笑したい。なんであの女神こんなのまで転生させちゃったのさ。せめて完璧な容姿くらいサービスでも良いからつけてあげなさいよ)

 

「分かったぞ!お前も千冬ちゃんを狙ってるんだな!そうはさせないそ!!」

 

「いや強姦未遂犯がなに言ってんのさ。脳みそ筋肉でできたヤツの方がまだ話が通じそうだな」

 

「うるさい!殺す!殺してやるぅぅぅう!!!」

 

「ごめんなさい。あの世に帰って」

 

雷切で心臓を一突き。すぐに死んでくれた。頑丈な体をしてなくて心底助かったと思っている。絶命を確認すると、神威で外に出て女神を呼び出した。

 

「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン。はい、毎度お馴染み女神です。どうした?」

 

「いやどうしたじゃねぇよ。見ろこれ」

 

「え?もう人殺しちゃったの!?バイオレンスが過ぎるよ~?少しは平和に生きようぜ?」

 

「誰のせいだ誰の!なんでこんなの転生させたんだよ!お前転生させるにも限度があるだろ!こんなヤベェの転生させんじゃねぇよ!だから監視ができなくなるんだろうが!」

 

「は?こんなの転生させた覚えないんだけどな~……」

 

「いやそれはないだろ。コイツ転生者のこと知ってたぞ?100%転生者だろ」

 

「ん~…30年くらい前に転生させたような……?」

 

「特典は?」

 

「あぁ~っと……なんだっけ?確か優れた容姿と、鍛えれば鍛えるほど強くなる体と学力と、高いIS適正と想像具現化とかだったかな?」

 

「いや優れた容姿も学力もねぇだろこれ。普通に頭悪そうだけど?千冬のこと強姦しようとしてたし」

 

「そんなこと言われても……まぁ転生者であることは変わりないから、こっちで回収しておくよ。あ、ギリギリだけど、監視できるようになってきたから、今後もこの調子で頼むよ。んじゃ」

 

気付けばもう夕方だ。一夏を家に帰さないとなと考えつつ、目先の厄介事が無くなった事を喜んでいた。




何気に初めて主人公の名前が明かされましたね。次回は現段階でのキャラクター紹介します。では、次回もお楽しみに!感想や評価、お気に入り登録と活動報告もよろしくお願いします!!
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