妖怪(?)がIS世界に転生   作:真庭猟犬

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原作キャラがここから登場。そろそろ原作に絡ませたい所。


買い出し後の出来事

「ありがとうございましたー!」

 

 

店員の声をバックに店を出た俺達。手には桜花が頼んだロールケーキが三箱(一箱は桜花ので、残りは元老院の女性+半妖の男性のと家族の分)入った紙袋。限定品は男女問わずのものだったが、女尊男卑思考の雌狐共が割り込んだので注意したら『男の癖に生意気だ』と言ったので、スタンドと妖怪の能力で脅したらガタガタ震えたので止めとばかりに桔梗が俺のマフラーで絞殺もどきの行動をしたら泡吹いて気絶。桔梗も桔梗で鬱憤を晴らすが如く女尊男卑主義者の心をズタズタにするような狂気混じりの罵倒を言いまくって数人を失禁させたりなどちょっとしたトラブルがあったが無事買えたわけだ。

ちなみにさっきの店員は女尊男卑の思考ではなかったので、苦笑いだけで済んでる。

 

 

「桜花の分以外に二つ買ったね。それらは誰に渡すの?」

 

「一つは元老院の女性陣と半妖に、な。もう一つは晩飯の後のデザートに」

 

「やった!」

 

 

俺達はほのぼのと会話しているが周りの視線の一部がウザい。男の方は感心と憧れ。女のは殆どが恐怖だが、一部は俺の方に敵意を向けてる。やっぱ外の方は色々と面倒だ。

 

 

「ねえ雪那。敵意向けてる者全部殺していい? 力も碌に使えない塵以下の存在を掃除したら世界のためになると思うけど?」

 

 

そう言う桔梗は正気じゃない目をしており、何故か血まみれのクロス(ラクロス用の先っぽに網がついたスティックの方)を持ってどす黒い笑みを浮かべている。八重と同等の女尊男卑嫌い故なのか? ついでに言うと、敵意を向けた者だけでなく周囲の人全員が恐怖しているのが【サトリ】の能力で読みとれた。

 

 

「止めとけ。どうせ遅かれ早かれ八重が率いる【インフェルニティ・グリモワール】に病院か豚箱行きになるだろ。しかも全世界に映像流すのを加えてで」

 

『ヒィッ!?』

 

 

【インフェルニティ・グリモワール】にほぼ全ての女性が短い悲鳴をあげた。【インフェルニティ・グリモワール】は【人狼】である八重を頭にした集団で、メンバー全員が女尊男卑主義者を嫌っており主な行動は身勝手な理由で捕まった男を助けたり、女尊男卑主義者を絶望のどん底に叩き落としたりする事だ。実際、ある女性が社会的に抹殺されたり、不正を行っていた企業のお偉いさんである女性の悪行が電波ジャックでの全世界に流されたりと大規模なやり方で行う時もあるので女尊男卑主義者にとっては天敵レベルであり恐怖の象徴である。やり過ぎな場合は祖父ちゃんの説教が飛ぶが。

 

 

「そうね。一応半裸素巻きでの放置にしてもらおうかしら。調子に乗った狐がどうなるか楽しみね」

 

「まずはその狂気的な笑みを止めて血まみれのクロスをしまえ。無関係の子供がマジ泣きしてるぞ」

 

 

指摘すれば桔梗はすぐに実行したが、周りの空気は一向に変わらなかった。一度刻まれた恐怖はすぐには拭えないからな。

 

 

 

 

 

五反田食堂

 

 

「ホントすっきりしたよ。ISに乗ったこともないのに調子に乗った雌狐共が怯える様は」

 

「ぶっちゃけやり過ぎだがな」

 

 

ロールケーキ入りの箱を(それぞれに電話をしてから)神隠しで送った後、昼食を食べに五反田食堂に来た。この店の名物である【業火野菜炒め定食】を注文して待っていると、赤ずきんのような格好の少女とサングラスを掛けた大柄な男性が入ってきた。

 

 

「八重ッ!?」「牙さん!?」

 

「あ、ゆきっちとキーちゃん。ここで昼食なの?」

 

「いや、まあ確かにそうだけどさ。何で二人がここに? こういう店がお気に入りなのは知ってるが」

 

「先程雌狐数匹を吊るし上げしたとこだ。後、櫟が少年を拾ってきてな」

 

 

牙が首を扉に向けるのでそこを見ると、赤い長髪の少年―五反田弾があちこちが焦げた状態で【インフェルニティ・グリモワール】のインスタント下っ端であるトランパー二人が持つ担架に運ばれてきた。

 

 

「「弾!?」」

 

「う…じー、ちゃん。母、さん」

 

「命に別状はないけど、雷獣の毒に当てられてるわ。玉蜀黍を粉状にして飲ませておいて暫く安静にすれば回復するわよ」

 

「八重。櫟が彼を見つけたのは何処だ?」

 

「貴方達がいた場所からそう遠くない場所よ。櫟からの情報では彼は雷獣の半妖に襲われてた少女を庇って感電されたわ。少女は責任を感じて落ち込んでるね。彼は彼で善意、と言うより無意識に動いていたみたいね」

 

 

「そうか。……店長、金は置いとくからさっき注文したのをこの二人に頼む。俺らは犯人に一発拳いれてくる」

 

 

半妖なら俺の専門だ。

 

 

「坊主。手早く戻ってこい」

 

「あいさ了解。つっても、時間は幾らか掛かりますが」

 

「…そうか」

 

 

短いやり取りだが、厳さんは俺達がどのような者か少し分かってるような言質だった。一回話しておくべきだなこれは。

 

 

 

 

 

「桔梗」

 

「分かってる」

 

 

店を出て暫く走り、人気がないのを確認してから桔梗をISにした上で纏う。

打鉄をベースに、あちこちが禍々しく歪な形態の深い黒色の武骨な鎧武者を彷彿させるアーマー。顔を鬼と龍を足して二で割ったようなヘルムで隠し、背中から炎の羽と巨大な蜘蛛の前足を生やしている。【(まがつ)・打鉄】の基本的な装備は刀とサブマシンガンだが、それらも妖怪化に伴って禍々しものに変わっていた。後、炎の羽と蜘蛛は俺自身の妖怪の力の一端だ。

 

 

「『【禍・打鉄】、参る!』」

 

 

俺達は飛翔し、半妖がいる場所へ向かった。




弾が庇ったのは眼鏡カチューシャのあの人。


キャラ紹介を投稿したら次は原作に突入させるつもりです(半妖の雷獣は邪神龍と同じ説明の予定で)。
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