壊れたココロを埋めるヒト   作:アライグマ318号

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 コラボ編第7話です!!

 謎の旅人*Zさん、フジロッカーさん、森野熊漢さん、つきたいようさん、sherlockさん、ぷりん大福さん、心頭滅却明鏡止水さん、お気に入り登録ありがとうございます!!!

 にゃあ@猫娘症候群さん、☆10評価ありがとうございます!!!

 さて、誘拐された創也とアオの運命はいかに!?

 それでは、コラボ編第7話どうぞ〜




コラボ編 相手を無駄に煽る奴は何か企んでる

「……っ!」

 

 

 背中のあたりに鈍い痛みを感じながらも、俺は起き上がる。

 

 

「ここ…は…?」

 

 

 目を覚ますと、どこかの部屋のような場所にいた。壁を見渡しても窓はなく、まるで監禁室のような印象だ。

 

 

「そうだ……俺は確か燐子先輩に気を取られて……後ろから……」

 

 

 だんだんと、ここに来る前の記憶が鮮明に蘇る。そして、移動しようと思ったのだが、いつの間に嵌められたのか、手足に手錠が取り付けられていた。

 

 

「うぅ…」

 

 

「アオ!」

 

 

 近くを見れば、アオが気絶して倒れていた。もちろん、手足を手錠のようなもので縛られている。

 

 

「あれ……創也先輩?」

 

 

「良かった……無事だったんだな……」

 

 

「ここって……まさか……」

 

 

「あぁ、ほぼ間違い無くお前の彼女さん(燐子先輩)の家だよ。」

 

 

「そうだ……あの時ボクはトイレを出たところを…スタンガンで……」

 

 

 こうやってアオと今置かれている状況を確認し合っている時だった。

 

 

 ガチャ

 

 

「あ、ヤット起きたんだね、2人とも」

 

 

「「っ!?」」

 

 

 突然、俺達を閉じ込めたはずの扉が開き、見知った人物が入ってくる。

 

 

「花音先輩……」

 

 

 俺達の眼の前には、燐子先輩の協力者と思われる人物…松原花音先輩が立っていた。

 

 

「何のつもりですか?俺らはデパートの屋上に行かないといけないんですけど?」

 

 

 安全のため、身体をよじってアオの前に出る。

 

 

「ふふっ、二人共もうどこにも行かなくて良いんだよ♪」

 

 

 こちらの話など聞いていないのか、花音先輩は一方的に離し続ける。

 

 

「アオくんは燐子ちゃんが、創也くんは私が守ってあげるからね♪」

 

 

「へぇ…守るって言って俺らを手錠で拘束するのが先輩方のスタンスなんですか…」

 

 

「ちょっと先輩!?煽るのは危険なんじゃ…」

 

 

「いや、このまま煽る。一応離れてろ。」

 

 

 そう言って、アオは俺から少し距離を取る。

 

 

「だって、2人を手錠で拘束しておかないと、いつどこで他の女に誑かされるかワカラナイもんね♡」

 

 

「へぇ…じゃあ()()()()()俺らはどこにも行かないのでこの手錠の鍵がどこにあるのか教えてくれませんか?」

 

 

「鍵はここにあるけど…開放するのはまだ駄目かな♡」

 

 

 そう言うと、花音先輩はスカートの右ポケットから3つの鍵を取り出し、同じ場所にもう一度戻す。

 

 

「ですよねー……なら話を変えましょう……一体俺達をどうするつもりなんですか?俺一応この後()()()()()があるんですけど?」

 

 

(人との約束?)

 

 

「へぇ…ちなみに誰なの?」

 

 

「俺の質問に答えてないのに、俺は答えなきゃいけないんですか?まぁ、いいですけど。」

 

 

「ちょ、ちょっと創也先輩!本格的にヤバそうですよ!?」

 

 

 アオの言うとおり、花音先輩の眼から光が消え始め、嗜虐心が灯った瞳となる。これは後ひと押しかな?

 

 

「実は今日の午後、こころと()()()の約束があるんですよ。」

 

 

 まぁ、普通に嘘だけど。

 

 

「え!?」

 

 

 アオが驚きの声を上げ、花音先輩の瞳から完全に光が消える。あ、やべ…煽りすぎた…

 

 

「ドウイウコトナノ?ナンデ創也クンノ口カラホカノオンナノ名前がデテクルドコロカ、デートノ約束ナンテシテルノ?」

 

 

 我を忘れたような様子で花音先輩は俺の方に近づいて床に強く押し倒してくる。

 

 

「っ!?」

 

 

「嘘ダヨネ?ダッテ私ト創也クンハ相思相愛ダモンネ?ココロチャンジャナクテ私ヲ選ブモンネ?」

 

 

 そう言うと、花音先輩は俺にゆっくりと覆い被さり、唇を奪ってくる。

 

 

「むぐっ!?」

 

 

「はぁ…はぁ…創也クン創也クン創也クン♡」

 

 

(やべぇ!?舌まで入ってきた!?いや…それでも()()()()だ…)

 

 

「あわわわわ…」

 

 

 近くではアオが顔を真っ赤にして目を逸している。

 

 

 ガチャ

 

 

「松原さん、準備が出来まし……あ、もう2人で楽しんでるみたいですね。」

 

 

 しばらく、花音先輩にされるがままにされていると、扉が開き、燐子先輩が入ってきた。

 

 

「ぷはぁ……準備できたの?」

 

 

「はい。ですので、松原さんにも来ていただけると良いのですが。」

 

 

「うん、分かったよ。今行くね。」

 

 

 そう言うと花音先輩は俺から身体を離し、扉の方へ向かう。

 

 

「「後でいっぱい楽しもうね♡創也クン/アオクン♡」」

 

 

「ひっ!?」

 

 

 去り際に、花音先輩と燐子先輩がそんな事を呟く。その事もあって、アオが小さく悲鳴を漏らす。

 

 

 ガチャリ

 

 

 そう言い残し、2人は退出をしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ど、どうするんですか!?このままだとボク達先輩に確実にヤられますよっ!?」

 

 

 アオが慌てた様子で床に倒れた俺の方に寄ってくる。

 

 

「まぁ、落ち着け。」

 

 

 そう言って、俺はポケットから、()()()()を取り出す。

 

 

「え!?なんで創也先輩がその鍵を持ってるんですか!?」

 

 

「ふっ…何のために俺が花音先輩を煽りまくったと思う?しっかりと、こっちに近づいてきた瞬間を狙って鍵を盗んでたんだよ。」

 

 

 そして、鍵を使って、俺とアオの手錠を解除する。

 

 

「さてと…1つだけ鍵の形状が違うけど……まず間違いなく部屋の鍵だろうな。」

 

 

 床から起き上がり、試しに扉の鍵穴に差し込むと、扉が空き、進み始める。

 

 

「す、すごい…」

 

 

「まぁ、普通に死ぬかと思ったけどな…」

 

 

 いやぁ、ホント危なかったよ…

 

 

「まぁいい…逃げるぞ。」

 

 

「はいっ!」

 

 

 こうして、俺達は監禁室から脱出を果たしたのだった。

 

 

 

〜おまけ〜

 

side???

 

 創也&アオ脱出から1時間後。

 

 

花音「いつの間に盗まれてたなんて……ナンデ逃ゲチャッタノカナァ?」

 

燐子「アオクンガ逃ゲタ逃ゲタ逃ゲタ逃ゲタ逃ゲタ逃ゲタ…ナンデナンデナンデナンデナンデナンデ?」

 

 2人を取り逃がした事で、花音と燐子の心は乱れていた。

 

??「やっぱり、彼は油断ならないわね。2人だけでやろうとするからそうなるのよ。」

 

花音&燐子「「だ、だれっ!?」」

 

 突然、部屋に何者かの声が響く。声のした方を見ると、何人かのフードを被った人達が入り口に立っていた。

 

??「私たちと協力するのはどうかしら?花音?」

 

花音「その声って…まさかっ!?」

 

??「私達で彼らを分け合うんですよ。私たち個人が争っても、彼らは逃げてしまいます。」

 

??「なら、私たちが協力すれば確実に、彼らを捕まえることが出来ます♡」

 

??「それで、2人の返事を聞かせてもらえるかしら?」

 

燐子「分かりました。みなさんの案に乗ります。」

 

花音「それで確実に創也くんが手に入るなら…」

 

 

 ヤンデレから逃げる者たちに、再び魔の手が迫っていた。




 なんとか創也のファインプレーで脱出できた2人…創也達に忍び寄る魔の手とは一体……?


 タク達『Beat the clock』の出る頭の中将さんの小説のURLです。
  ↓
 https://syosetu.org/novel/226073/

 次話が頭の中将さんの小説で投稿されます!是非見てください!


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