まずは皆様に謝罪を。今回の話は、後編から花音先輩は登場つまり、前編では、主人公と美咲がメインの話となります。タイトル詐欺っすね…本当に申し訳ありません。ORZ
それでは、番外編どうぞ〜
番外編 松原花音誕生日会 前編
「現在時刻5月10日深夜3時…もうこんな時間か…」
思っていたよりも眠くない。未だに意識がはっきりとした状態で、キッチンに置いてあるノートパソコンと向かい合う。
「えっと…『誕生日にオススメの料理 女子ウケ』で検索…あった。」
とてもカラフルなケーキが画面に色とりどりのケーキが表示される。
「そういえば先輩って、水族館でクラゲばっかり見てるな…よし、『クラゲケーキ』っと…」
クラゲをモチーフとしたケーキの画像が大量に映し出される。
「……よし、これなら1人でも作れそうだ。っち、レシピがないな…しょうがない、買いに行くか。」
それから数時間後…
「よし、行くか。」
俺は予算5万円を財布に入れてデパートに向けて足を進めた。
「え〜と、これでフェルトに使う材料は全部かな…って、あれは創也?」
あたしは現在、デパートに来ていた。明日の5月11日は花音さんの誕生日だ。花音さんはたしかクラゲが好きって、前に言っていたからクラゲをモチーフにした羊毛フェルトを作るために、デパートに買い物に来ていたのだが…
「あの荷物…大変そうだなぁ」
創也は左右両方に大きなビニール袋を下げ、さらに大型のダンボールを両手で2つも抱えていた。以前、創也と腕相撲をやった事で、創也の筋力は女子以下ということが知られている。にもかかわらずあの量の荷物は大変だ。
「しょうがない…手伝うとしますか…」
あたしは創也のもとに駆け寄った。
「すまん美咲、助かった。」
「女子並みの筋力しかないのにそんなに持つ抱えてたら不安にもなるよ…」
デパートで出会った美咲のおかげで、大幅に時間が短縮できそうだ。
「それで、この大量の荷物は?」
「花音先輩の誕生日会用の料理だ。」
「え!?これ全部!?」
「あぁ…こころがね…」
〜数日前〜
『ソウヤ!5月11日は花音の誕生日よ!何か花音が笑顔になれることをしたいのだけど、何が良いかしら?』
『ん〜、友達誘って誕生日会とかかな?やったことのない俺がいうのもなんだが。』
『誕生日会!良いわね!……誕生日会って何をすれば良いのかしら?』
『んー、そうだな…ハッ!?』
豪華客船でのハチャメチャな行動、ライブでの無茶振り…校庭で始めようとしたイルミネーションショー………
『こころは…どこか落ち着ける会場を用意してくれ…俺は…花音先輩が好きそうなものを作ってくるよ…』 ※死んだ瞳
『?…分かったわ!』
〜現在〜
「ということがあって…」
「うわぁ…」
「それで、女子ウケしそうなものを作るために、こうやって、色々なものを作ってるんだよ。」
「…何か手伝おうか?」
「ありがとう。恩に着る。」
美咲が仲間に加わった!
【5月10日午前11時30分】
「やっと着いた〜」
「おじゃましまーす。」
とりあえず、美咲を自宅であるマンションに招き入れ、準備を開始する。ちなみに、ここに来るまでに一度美咲の家により、美咲も羊毛フェルトを作るのに必要な材料を家に取りに行ったようだ。…心なしか荷物が多いが。
「それで、あたしはまず何を手伝えばいいの?」
「ん〜、まずは下準備からだな。」
こうして、俺達は準備に取り掛かる。
「よし、まず作るものは…ってどうした?そんな意外そうな顔して」
「…なんか…エプロンが無駄に似合ってるんだけど…」
「…話を戻すぞ」
(あ、照れてる)
「えーと、まず作るのはケーキだな。土台となるケーキの生地だけど、まずはこっちから作る。装飾に関しては、午後から強力な助っ人が来るからそれまでに仕上げる。」
「はーい。」
こうして、ケーキづくりが始まった。
「よし、生地はできたから後は焼くだけ。冷却時間も考えていいタイミングだ。」
「な、なんか本格的なんだけど…」
「初めて祝う誕生日なんだからな。生半可な出来は俺が許さない。」
台所には、明らかに通常のケーキよりも圧倒的に多いケーキの生地だ。
「ケーキの型にするための道具も溶鉄して直接製鉄所で作ったし、装飾用のクリームも作った。まぁ、今はこんなところだろ。」
「創也…製鉄所とか聞こえたんだけど…アタシの気のせい?」
「気のせいだ。さてと、そろそろお昼だし、冷蔵庫にあるもの適当に食ってくれ。今からはぐみの家で肉買ってくる。」
そう言って創也は、出かけていった。
「大変だなぁ…って、ノートパソコンの電源入れっぱなしじゃん。……普段何見てるんだろ。」
ふとした好奇心から美咲は電源が入ったままの創也のPCの検索履歴を見る。
「……え?嘘でしょ!?」
そこで美咲が見たものは…大量の料理やプレゼントに関する履歴だった。
「この時間って……」
そう、この検索履歴を見る限り、パソコンを使っていない時間が、今日を除いて約5日一切ないのだ。そして、これが表す事実は…
「創也は6日間まともに寝てないってこと?」
美咲がその結論に至った瞬間、玄関から声が聞こえる。
「ただいまー」
「やばっ」
急いでパソコンを閉じる。
「お、おかえり!」
「おう!…なんか、誰かにおかえりって言われると新鮮な気持ちだな。さて、助っ人だが、もうすぐ来れるらしい。」
「う、うん…」
「どうした?」
「えっと…創也って頑張りすぎてない?ちょっとは休んだら?」
「?…まぁ、時間があったらな。」
(あ、嘘だ。)
直感的にだが、美咲は創也が一切休むつもりがないことを悟った。
「ダメ、今すぐ休んで!」
「うぉ!?引っ張るなって!」
(こうなったら意地でも休ませなきゃ、誕生日会どころじゃない!)
「おいっ!?待て、なんで押し倒す必要がある!は〜な〜れ〜ろ〜!」
「あんたじゃ力で私には勝てないでしょ!いいから休む!」
美咲が創也を押し倒すように強引に休憩させようとするが、創也は抵抗を続ける。まぁ、普通に負けてるのだが。そのまま、寝技に持ち込まれる。
「っ!?おいっマジで離れろ!今の状態が誰か見たらどうすんだ!」
「創也の休息のほうが大事!」
「頼むから体勢だけでもどうにかしてくれ!胸が当たってんだよ!!」
「〜〜っ///」
「聞いてる!?当たってるから離れろって!!」
「いやだ!」
「いやだ!じゃねぇよ!このタイミングでキャラ崩壊を起こしてんじゃねぇ!!」
そんな時だった。
「おじゃましまーーした…」
「「あ」」
玄関から入ってきた助っ人……そう、創也のコンビニの先輩である今井リサが玄関を開け、現在の創也達の状態を見て即座に帰ったのだ。
「リサ先輩!!待って、俺は無実だ!」
「リサさん!!お願い、話だけでも聞いて!!」
「いや〜、アタシは創也が誰と付き合っても弄れるから良いと思うよ?でもさ〜、玄関でそういうのはちょっとな〜☆」
「「だから違う!!!」」
結局、創也は美咲と事情を説明されたリサに強制的に約2時間の休憩を入れられるのだった。
「よし、完全復活!」
「じゃ、創也も完全復活したし、お菓子作りを始めるよ〜☆」
「あの、今更なんですが、なんでリサさんが助っ人に?」
「まぁ、パーティー用のおかずとかなら全然問題ないんだけど、お菓子作りってなると勝手が違ってくるから、その道のプロを呼んだ。」
「納得。」
リサ先輩が仲間に加わった!
「それで、アタシは何を作ればいいの?」
「そうっすね、とりあえずケーキの装飾に使えるクッキーなんですけど、このクッキーをクラゲの形にしたくて…」
「オッケー、まかせて!」
こうして、俺、美咲、リサ先輩の3人で調理に取り掛かった。
【5月10日午後6時30分】
「そろそろ遅くなってきたし、2人共何時頃帰るんですかい?」
「アタシはもう帰るよ。創也は教えた部分をすぐに身につけるから、もう教えられることはないし。」
「了解です。わざわざすみません。」
「いやいや、気にしないでいいよ。まぁ、貸し一つってことで☆」
小さくウィンクをするリサ先輩。
「ははは…了解っす。」
そういうとリサ先輩は荷物をまとめ、帰っていった。
「それで、美咲は何時頃に帰るんだ?」
「…ってく…」
「ん?」
「泊まってくって言ったの!」
「はぁ!?」
「創也が無茶して倒れれば、花音さんの誕生日会だって台無しになるんだよ!?このまま創也は作業を続けるつもりなんでしょ?だったら、あたしが泊まって、無理矢理にでも休ませる!」
「別に倒れたりなんかしないっての!」
「5徹もしてた人に言われたくないんですけど?」
「なっ、なんでそれ知ってるんだよ!」
「パソコンの検索履歴見てすぐにわかった。」
それから小一時間ほど創也と美咲は言い争い、結果は……
「だぁ〜〜!!!もう分かったよ、俺の負けだ!勝手に泊まってけ!!」
「よし」
小さくガッツポーズをする美咲。
「まさか、ここまで心配されるなんてな……」
結局、俺は11時位まで明日の準備をし、美咲に強制的(物理)に眠らされるのだった。
【松原花音誕生日会開始まで残り12時間30分】
本当に花音先輩を楽しみにしていた方々、申し訳ありません。後編のオチの都合上、この界を入れざるを得なくなりました…今日中に後編をと投稿するのでよろしくお願いします!
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