さて、クライマックスが近づいてきましたね…創也とタクはどうなったのか…
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それでは、第11話どうぞ〜
「何考えてやがるこの脳内お花畑!!!」
タクが目の前の女性………茜さんに問いかける。
「ふふっ…そんなの決まってるじゃん♪……たーくんを私が独り占めするためダヨ♡」
息をするように、挨拶をするように答える。しかし、ならば可笑しい。
「ちょっと待て、それなら何故SOIYAをウイルスに改良してまでヤンデレを量産した…アレは女が面識のある男を襲うように魔改造する最悪の道具なんだぞ?アンタの愛しのタクだって襲われる危険だってあるはずだ。」
「そんなの心配する必要ないでしょ?だって、たーくんと私は相思相愛なんだよ?ホカのオンナなんかにたーくんが捕まるわけ無いじゃん♡」
笑顔で答える茜さん。瞳に光はなく、タクをしっかりとロックオンしていることは分かる。
「とっても便利だったよ♪前にたーくんを監禁した時はbeatのみんなに邪魔されたけど、みんなの彼女がヤンデレになって足止めしてくれたから、こうしてたーくんと出会えたんだし♡まぁ、ひとり邪魔者はいるけどね…」
茜さんはギロリと俺を虚ろな瞳で睨みつける。
「っ!?創也!!避けろ!!」
タクが大声を出し、警告をする。俺は右へ、タクは左へと大きく飛ぶ。
「やっぱり速いわね、ソウヤ♡」
「タークン?ナンデ避けたの?」
背後からはいつの間に忍び寄ってきたのか、こころとモカの2人がいた。
「なぁ、創也……お前、勝てると思う?」
「無理だな。蹴るどころか殴ることだって出来ない。」
最悪の組み合わせだ。俺達は攻撃が出来ないのに相手は3人でしかも俺達に攻撃し放題。劣勢なのは誰が見ても明らかだった。
「くっ!」
状況を分析してる間にも、こころやモカが突進してくる。かろうじて避けられているが、ここは室内…避ける事が出来るにも限界がある。
「ネェソウヤ?ドウシテアタシカラ逃ゲルノ?」
「お、落ち着けっ!お前忘れたのか!?1年前のSOIYAの事件を!今あそこでニヤニヤ傍観してる奴が同じことをしようとしてるんだぞ!」
「そんな事関係ないわっ!あたしは…今すぐソウヤを私だけのモノにしたいのよ…っ!!」
そう言うと、こころは、体勢を低くかがめ、俺に体当たりするように突撃して来る。
ギリギリで避けようとするが、後一歩で避け損ねてしまい、こころにガッシリと腰を掴まれ、そのまま床に押し倒される。
「創也っ!」
「気にするな!茜さんの狙いはお前だ!今すぐ逃げろっ!」
そうだ…黒幕である茜さんの狙いはタクなのだ…それならタクを茜さんから遠ざけ、その間に無力化すれば良いのだ。
「させると思う?」
「ちっ、駄目だ!玄関を塞いでやがる!」
「ふふっ、ここでたーくんを捕まえないと、逃げられちゃうもんね♡」
「クソッ!」
「ねぇ、ソウヤ?どこを見ているの?ソウヤはあたし意外見る必要なんてナイでしょう?」
「お、落ち着、んぐっ!?」
次の瞬間、こころは俺の唇を強引に奪い、物理的に黙らせてくる。
「どこにも行かせないわ♡」
これはヤバイ…本格的にピンチだ。タクは辛うじてモカから逃げ切っているが、茜さんがいつ参戦するかも分からない……このままだと捕まるのは時間の問題だ。
そんな時だった。
「あはは♡創也♡今すぐ花園ランドに………ナニシテルノ?」
何故かおたえが玄関からではなく、窓から侵入してきた……って窓から!?
「おたえ!?…って事は勇人は!?」
「勇人ならここだよ♡」
おたえの片手には、吐血した状態で服を掴まれ、引きずられている勇人がいた。
「勇人の防御力を突破したのかっ!?」
タクが驚いた声をあげる。
「あっ!馬鹿!」
「捕まえたよターくん♡」
勇人に気を取られたタクがモカから体当たりを受け、そのまま押し倒される。
「おい勇人!テメェなんで吐血して倒れてやがる!」
大型トラックに轢かれてかすり傷程度だった野郎が吐血…一体どんな攻撃を…
「おたえ……一体どんな方法で勇人を再起不能したんだ……」
「勇人が懐に隠し持ってたエ○本を奪って目の前でビリビリに破いたの♡」
「お前…なんで事を…っ!」
勇人のエ○本を目の前でビリビリに破くって事は勇人の生きる理由を潰す事なんだぞ!俺が目の前で燃やした時でさえ血反吐撒き散らして心臓麻痺を起こして入院したくらいなんだぞ!!1日で退院してたけどさ!
「ねぇ創也?そんな事より何でこころとくっ付いてるの?ダメデショ?今すぐ離れて?創也が他のオンナに穢されちゃう。」
「あたしと創也は相思相愛なのよ♪たえの方こそ、今すぐ離れた方がいいんじゃないかしら?」
両者共に火花が散る。これは本格的にヤバイんじゃ……って、あれ?なんだ?あのおたえが入ってきた窓から見える猫耳……ヘッドフォン?
「
そんな流暢な英語の発音と共に聞こえた誰かの声と共に、突然部屋に何か黒い物体が窓から入って来た。
窓から入って来た黒い物体は吸い込まれるように倒れている勇人の後頭部へと直撃し、俺の目の前にころころと転がり、動きを止める。
「なんだこれ?」
「どっかで見た事あるような……あ!」
俺の目の前に転がって来たのは、荒○行動などのゲームでよく見る煙幕を発生させる筒状の手榴弾みたいな奴だった。
プシュー!!
「うわっ!?」
次の瞬間、手榴弾から大量の煙が噴出され、俺、タク、こころ、モカ、おたえ、勇人の6人がもろにその煙を浴びる。一応、一番離れた位置にいた茜さんは口を押さえて煙を吸わないようにして、扉から離れる。
「けほっ…一体なんだよこの煙……あれ?」
大量の煙が部屋を満たし、一歩先すら見えない状況となると同時に、違和感を覚える。
俺を抑えるこころの力が弱まっていたのだ。
「えへへ……そうやぁ……すぅ…」
よく見ると、俺の身体に寄りかかるように眠っているのだ。
「わぁ……オッちゃんがいっぱいだぁ……」
おたえの方向をみると、こころと同じように床に倒れて眠っていた。
「タク!そっちはどうなってる!」
先ほどまでタクとモカがいた方向を見る。
「すやぁ…たーくんが…パンに…なっちゃった……」
「大丈夫だ!モカの無力化に成功したぞ!」
まさか…この煙に解毒成分が?
「これは一体どういうつもりなの?
茜さんが怒気を孕んだ声で窓から手榴弾を投げた張本人……チュチュに問いかける。
「チュチュ!?お前……どうしてここに!?」
タクが驚いた様子で問いかける。
「tw○tterでこの家のことが話題に上がってたわ。」
そう言うと、チュチュはスマホの画面に移されたとある記事を見せてくる。
『なんか友達の家がすげぇ事になってんだけどww』
チュチュが見せてきた記事には、こんな感じの微妙にウザい文章と共にタクの家を大量のヤンデレが囲っている画像が投稿されていた。
「この画像の投稿者は“
「はいっ!パレオもいますよ!」
そして、チュチュの隣には大量の手榴弾を抱えたパレオがいつの間にか待機していた。
「これは弦巻家特製の、解毒手榴弾…これ以上の抵抗は無意味よ!潔く敗北を認めなさい!」
「す、すげぇ…中の人は最近公式のライブ講習会で悪いお手本になってプロレス技受けてたのに……明日は隕石か!?」
「ちょっとタク!どういう意味よそれは!」
そんな感じでタクとチュチュが言い争っていると…
「遅くなって悪い!救援に来たぞ!」
扉から、はねしょー達が入ってきた。これで、男子は全員集合となった。
「外のヤンデレ達は全員始末した!後はアンタだけだ!」
「いやボク達誰も殺してないですよね!?」
「幸、外はどうなったんだ?」
「外でなんか弦巻家のヘリコプターが変な煙を散布してそれを吸ったヤンデレのみんなが気を失ったの!」
「そしたら突然現れたパレオ殿が手榴弾をいくつかこちらに渡してきて、そのまま外に居たメンバーで室内に殴り込みでごわす。」
「勇人がたえの攻撃?で血反吐撒き散らした時はもう駄目かと思ったぜ…」
口々に感想を述べる。
「でも、みんなのおかげで形勢逆転だ…おとなしく投降しろ、茜。」
「…っ!」
悔しそうな声をあげる茜さん。
「………それなら、私も手段を選んでられないね♡」
『あっ!』
すると、茜さんは近くで倒れている勇人の首元にカッターを当てる。どうやら手榴弾が投げ込まれた際、勇人を人質に取ることを視野に入れていたらしい。
「この倒れてる子とたーくんを交換しよっか♡」
「「か、完全に言ってることがテロリストだ…」」
幸とアオが戦慄した声をあげる。
「ど、どうするの!?このままだとあの倒れてる男が殺されるわよっ!?」
チュチュも戦慄した声をあげる。
勇人に至っては、よほどエ○本を破かれたことがショックだったのか、起き上がる気配はない。
「ほら、速くたーくんとこの子を交換しよ?」
俺達の答えは……
『どうぞどうぞ、煮るなり切り刻むなりお好きにどうぞ。』
「「「……え?」」」
チュチュ、パレオ、茜さんの3人が驚いたような声を上げる。
「え?本当に待って?え、切り刻んじゃうよこの人、え?本当に良いの?」
確認をするように問い返してくる茜さん。
「別に…ゆー君がその程度で死ぬとは思えないし…」
「なんならこの前台風の日に海水浴場が空いてるとか言って凄い荒れてた海に一人で突っ込んで無人島に遭難したのに生きて帰って来たでごわす…」
「もっと言えばその無人島にヘリで救助に行った時、無人島の動物全員ブチのめして生態系の頂点みたいのに君臨してたよな。」
「あれ?勇人先輩が遭難した無人島って、確か2〜3m位のヒグマとかメガロドンもどきがいませんでしたっけ?」
※メガロドンとは、絶滅した10m位の超巨大サメの事である。映画とか見ると分かる。
「あぁ、確かにヒグマいたね。なんか石の斧持った勇人が跨って金太郎のマネしてたから分かりづらかったけど。」
「メガロドンもどきに関しては勇人のやつ、海パン一丁で海に潜って狩ってたよな。焼くのめんどくさいとか言って生で食って食中毒になったけど。」
そんな感じで、つい最近の勇人のエピソードについて話し込む。
「「「えぇ…」」」
3人が驚きを通り越して呆れたような顔をしている。茜さんも呆れているせいか、勇人の首に当てているカッターを握る力が弱まっている。
「お前ら……さっきから人が黙ってれば言いたいように言いやがって……」
『あ』
「何が“どうぞどうぞ、煮るなり切り刻むなりお好きにどうぞ”だこの野郎ぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
そして、怒りと共に勇人が目覚める。
「きゃっ!?」
目覚めた時の衝撃で近くにいた茜さんが吹き飛ぶ。
「はい、確保。」
「はーい」
もちろん、その隙を見逃す俺たちでは無く、タクの掛け声を合図に、幸が吹き飛んだ茜さんに飛びつき、腕を後ろに回す形で関節を決め、無力化する。
どれだけ強化されたヤンデレでも、流石に幸の馬鹿力を超える事は不可能だろう。
「くっ……あとちょっとだったのに!!」
こうして、俺たちは無事、この事件の首謀者を捕らえるのだった……
「いい感じに終わらせようとしてるんじゃねぇぞテメェら!」
「うわぁ!?飛び掛かって来るんじゃねぇ!?」
「よぉく見ろ!地獄に行ってもこんなに面白い殺戮ショーは見られんぞぉ!」
「明日まで、明日までお待ちください!」
「もうダメだぁ…お終いだぁ…っ!」
「さぁ、死の恐怖を味わいながら俺に八つ裂きにされるがいい。腐☆腐」
「落ち着けぇ!!!」
暴走した勇人を止める為、タクの部屋で暴れた俺達なのだが、結局、3時間近く続いた勇人の暴走は、隆盛の大越によって気絶するまで続くのだった。
何気に勇人を止める事の方がヤンデレ騒動を解決するより疲れた気がするが……何はともあれ、こうしてSOIYAウイルスによるパンデミックは、無事に終わったのだった。
さて、無事に首謀者を捕らえた創也達。勇人があのサ○ヤ人みたいになってましたが、平常運転ですね。
タク達『Beat the clock』の出る頭の中将さんの小説のURLです。
↓
https://syosetu.org/novel/226073/
次話は頭の中将さんの小説で投稿されます!是非見てください!
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