壊れたココロを埋めるヒト   作:アライグマ318号

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作者「バンドリのデータが……消滅した…だと…ゴフッ」


 はい、度重なる疲労(宿題)とストレス(データの消滅)により、ちょっと心が死にかけてます。バックアップとっておけばよかった…


 さて、野外教室編第2話となりました。といっても、まだ野営地に向かってすらいないのですがね。

 それではどうぞ〜


 魔星アルゴールさん、伝統芸能Vさん、近衛はるかさん、藤原勇司さん、ダイキ・リハヴァイン提督さん、ソーナさん、ユウキチさん、なぞなんさん、はるvさん、ククロロ・ファウニールさん、Lenovo1041さん、お気に入り登録ありがとうございます!


第2話 ナンパは慎重にやらないとフラグになる。

 「時間…合ってるよな?」

 

 

 自分の腕時計の時刻を確認する。今日の俺は、野外教室の班で必要なものを買い揃えにデパートに来ていた。

 

 

「創也が1番乗りか、ちぇ。」

 

 

 声がした方を見ると、同じ班の男子である勇人がこちらに来ていた。

 

 

「別に今日は暇だったしな。」

 

 

 休日のため、デパートは人が多く感じる。花音先輩が来たら真っ先に迷子になりそうだな…

 

 

「あ、やっほー!ソウヤー!」

 

 

「ちょ、こころ、声大きい!」

 

 

 しばらく勇人と駄弁りながら待つこと数分、我が班の女子たちが来たようだ。うん、すっごくわかりやすい。

 

 

「おっす。」

 

 

「おっはよー!」

 

 

 各々適当に挨拶をする。てか勇人も朝からテンション高いな。

 

 

「さぁ、出発するわよ!……ところで今日は何を買えば良いのかしら?」

 

 

「そこからかよ!?」

 

 

 なんとも締まりの無い俺のツッコミで買い物はスタートするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最初は何を買うんだ?」

 

 

「えーと、まずは…」

 

 

 俺は肩に掛けたリュックから『野外教室のしおり』と書かれたプリントを取り出す。

 

 

「懐中電灯」

 

 

 

 

 

〜電化製品コーナー〜

 

 

「ソウヤ!この懐中電灯なんて良いんじゃないかしら!!」

 

 

「こころ!?どっからそんなの持ってきた!?」

 

 

 心が手にしているのは小型の大砲のようなサイズをした懐中電灯……もとい照明器具。

 

 

「これなら、周りがよく見えると思うの!」

 

 

「いや肝試しとかで使うやつだからね!?お化け役の人逃げちゃうからね!?」

 

 

「というか、なんで電化製品コーナーに照明器具があるの?」

 

 

「さぁ?」

 

 

「そこの2人!話してないでこの照明器具戻すの手伝ってくれないかな!?これ地味に重いんだよ!!」

 

 

 結局、懐中電灯は普通のものが売り切れてて、こころがまた大砲型照明器具を買おうとしたが、なんとか阻止し、その間に以前会った黒服の人たちが通常のものを用意してくれた。え、お金?もちろんしっかり払いましたとも。

 

 

 

 

 

「なんか、懐中電灯買うだけで微妙に疲れが…」

 

 

「ソウヤ!次の買い物は何かしら?」

 

 

「はいはい、えっと次は…」

 

 

 ポケットに無理やり入れた『野外教室のしおり』に目を通す。

 

 

「おやつ」

 

 

「っしゃあ!!!」

 

 

「うるさい」

 

 

「ひどっ」

 

 

 おやつで喜ぶのは小学生までだぞ勇人。

 

 

 

〜お菓子売り場〜

 

 

「っしゃあ!!まとめて買い漁ってやらぁ!!!!」

 

 

 ご覧のとおり、勇人君がぶっ壊れました。お菓子でここまでなるとか精神年齢が心配になってくる。

 

 

「言っとくが、300円上限忘れたのか?」

 

 

「な!?う、嘘だろ…?」

 

 

「昨日の話もう忘れたのか?」

 

 

「こ、高校生のおやつ300円とか…うま○棒30本しか買えないじゃないか!クソッ!なんでだぁ!」

 

 

「30本もあれば十分だろ。」

 

 

「俺は諦めない!!何がなんでもお前を倒し、おやつ300円上限を上げてみせる!」

 

 

 ちょっと待て、なんで俺を倒す流れになってる。意味わからん。てか300円上限ってただの冗談なのに…

 

 

「俺はお前を打倒し、必ずやうま○棒シュールストレミング味1000本を野外教室に持っていくんだ!!!」

 

 

「んなもん許可出来るかボケェェェェェ!!!!!」

 

 

 すかさず、勇人の顔面に蹴りを入れる。

 

 

 ※シュールストレミングとは、主にスウェーデンを中心に生産・消費されるニシンの塩漬けのこと。通称、“世界一臭い食べ物”。

 

 

 

 結論、勇人におやつを選ばせてはいけない。お前は飴でも舐めてろ!

 

 

 

 

 

 

「やばい…買い物始まって1時間足らずで胃が…」

 

 

「まぁ、そんなことより次の買い物は何?」

 

 

「そんな事って酷くね美咲さん!?」

 

 

「ほら速くして」

 

 

「えーと、次は…」

 

 

 美咲に急かされ『野外教室のしおり』を確認する。

 

 

「みんなで楽しめるもの(ゲーム機を除く)。」

 

 

 

〜おもちゃコーナー〜

 

「なぁ、創也!これ持っていっていいか?」

 

 

 そういって勇人が持ってきたのは、某宇宙戦争映画に使われる、ラ○トセ○バー(青)だった。

 

 

「よし、それ貸せ今すぐお前の脳内ぶった切ってやる。」

 

 

「やだよ!そっちに赤色のやつがあるからそっち使え!」

 

 

 そういう問題じゃない。というか野外教室の何処でそんなもの使うのさ…

 

 

「ソウヤ!これも良いんじゃないかしら!」

 

 

 そう言ってこころが持ってきたのは仮面ラ○ダーの変身ベルトだった。

 

 

「こころ、世界を笑顔にしたいのは分かるが明らかに別ジャンルだ。」

 

 

「あら?そうかしら?」

 

 

 仮面ラ○ダーが野外教室に参加してやることって何もないじゃん?だからやめよ?ね?黒服の人たちがマジモンの仮面ラ○ダーのスーツとかベルトを作る前にやめよ?な?

 

 

「美咲、俺の手に負えない、ヘルプ」

 

 

「はぁ…もうさ、適当にこれで良いんじゃないの?」

 

 

 そう言って、美咲が見せてきたのはトランプなどの簡単なカードゲームだった。

 

 

「え、普通…」

 

 

「なんで私だけそんな冷めた反応!?」

 

 

 いやだってさ、こころと勇人の選んだものと比べたら良くも悪くも普通だし…まぁ普通が一番か…。

 

 

 

 

 

 

 それから時間は過ぎ、最後の項目へと写った。

 

 

「えーと、ここで買い揃える物はこれで最後か…」

 

 

「ソウヤ!最後は何を買うの?」

 

 

 また『野外教室のしおり』を取り出し、最後の項目を確認する。

 

 

「就寝用の寝袋」

 

 

 

〜キャンプ用具コーナー〜

 

 

「やっぱり問題が起きる気がするんだよなぁ〜」

 

 

「もう諦めたほうが良いんじゃないの創也?」

 

 

 俺と美咲は既に呆れ半分疲労半分の状態となっていた。

 

 

「ソウヤー!寝袋って暖かいのね!」

 

 

 こころは現在、寝袋が複数おいてあるコーナーにて、寝袋で遊んでいる。

 

 

「まぁ、身体が冷えないようにしないと意味がないからな。キャンプとかだと夜は冷えるらしいし。」

 

 

「あら?この寝袋結構大きいのね!ソウヤ!これなら何人かで使えそうよ!」

 

 

「へぇ、どれどれ?確かに結構でかいサイズだな。」

 

 

 こころが目の前で広げたのは、こころが両手で広げても完全に伸びきらないほど横幅の長い寝袋だった。

 

 

「ソウヤ!どれくらい広いか試しに一緒に入ってみましょ!」

 

 

「おっけー」

 

 

 こころに誘われ、寝袋に一緒に入る。

 

 

「おぉ…たしかに結構大きいな。でもこれ1人用にしては大きすぎないか?」

 

 

「そうなの?」

 

 

 まぁ、さすがにこころとの身体の密着が多い気がするが、一つの寝袋にこれだけ入ることができれば寝相が悪くても問題なさそうだな。

 

 

 そんな会話をしていると美咲がこちらに寄ってきて寝袋の頭の方に着いたタグを確認する。

 

 

「2人共、これ1人用じゃなくて2人用…もといカップル用(・・・・・)だって。」

 

 

「へ!?」

 

 

「あぁ、道理で無駄にデカイわけだ。」

 

 

 こんなのどれだけ太った人が使うのかと思ったらカップル用だったのか。

 

 

「ま、そろそろどれを選ぶか全員決めたと思うし、レジの方に行くぞ。」

 

 

 そう言って、俺は一足先に寝袋を抜け出した。

 

 

「ま、私も寝袋選ぶだけならすぐ終わったし、こころ、早く行く…こころ?」

 

 

「〜〜〜///」

 

 

 なぜか美咲の目の前には、耳を真っ赤にして先程のカップル用寝袋に隠れるこころがいたとか。

 

 

 

 

 

 それから数分後。

 

 

「よし、とりあえず買うものは全部揃えたし今日はこのまま…ってあれ?」

 

 

「どうしたの?」

 

 

「そういえば勇人は?」

 

 

「そういえば寝袋買うあたりから見てない…」

 

 

「どこにいったのかしら?」

 

 

 そんな話に切り替わった、直後だった。『ピロリン♪』と俺のスマホの着信音がなった。

 

 

「あ、勇人からメール来てる。なになに…?」

 

 

 

 

『とんでもなく怖い人に絡まれちゃった☆』

 

 

『助けて♡』

 

 

 

 

「は?」

 

 

 なんともうざい文章とともに救援コールが届いていた。

 

 

「なんだって?」

 

 

「なんかおっかない人に絡まれたって」

 

 

「「はい?」」

 

 

 結局、俺達は勇人の捜索へと足を進めるのだった。

 

 

 

 

 

 

「あ〜あ、たしかおっかないな。」

 

 

 うん。たしかにあの人を敵に回したらあかんな。まぁ、結論から言おう。心配する必要など全くなかった。

 

 

 

「だいたい矢坂さんは、実力と行動が伴ってないんですよ!」

 

 

「いや、そんなこと言われましても…」

 

 

「貴方は花咲川の生徒としての…ガミガミ」

 

 

 

 俺達の目の前には、勇人に加え、花咲川学園の風紀委員の紗夜先輩がいた。ちなみに、勇人は人が多いにもかかわらず正座状態だ。誰がどう見ても、説教を紗夜先輩から食らっている。

 

 

「あ、創也!ヘルプ!」

 

 

 げっ、見つかった…

 

 

「あら、創也さん、こんなところで何を?」

 

 

「えーと、一応ソイツと野外教室の班が一緒なので買い物に…」

 

 

「あ!バカ!」

 

 

 え?俺なにかまずい事言った!?

 

 

「なるほど、貴方は班の活動中にも関わらず、あのようなことをしたと…」

 

 

「ひぃ!?」

 

 

 なんか勇人が尋常じゃないほど怯えてるんだけど…

 

 

「あの、紗夜先輩…勇人は何をやらかしたんですか?」

 

 

「先程、矢坂さんは…」

 

 

 

 

〜回想〜

 

 

「はぁ…寝袋って言っても適当に選べばいいだろ。あ、コレなんか良いかも!」

 

 

 創也たちが3人で行動している間、いつの間にか勇人は一人、寝袋を漁っていた。

 

 

「ムムッ!?あれは…」

 

 

 勇人が視線を向けた先には、長い翡翠色の髪の女性の後ろ姿(紗夜先輩)が写っていた。

 

 

(間違いない…あの人は後ろ姿は見ただけで分かる。俺の第6感が告げている。あれは…)

 

 

 今思えば、この時点で彼は手を引くべきだったのである。

 

 

(弦巻さんや、奥沢さんにも引けを取らない美女だ!!)

 

 

 思いついたら即行動ならぬ、見つけたら即ナンパ。彼は猛スピードで女性(紗夜先輩)の元へ向かった。

 

 

「ちょっとそこのお姉さん!僕と一緒にそこのカフェで一息つきませんか〜?」

 

 

「あら?貴方は…矢坂さん?」

 

 

「あ…オワタ」

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

 

「ということがありまして…」

 

 

「……勇人」

 

 

「なに?」

 

 

「相手が悪かったと思って諦めな。そんな虎の尾を踏むようなことをしたお前が悪い。」

 

 

「そんなぁ!?」

 

 

「じゃあな、強く生きろよ。」

 

 

 そう言って俺達はその場を立ち去ろうとするが…

 

 

「ちょっと待ってください創也さん。」

 

 

 ガシッと、右肩を先輩に掴まれた。

 

 

「『相手が悪かった』とはどういう意味ですか?」

 

 

「……ボクソンナコトイイマシタッケ?」

 

 

「先輩!間違いなく言ってました!」

 

 

 この野郎っ!

 

 

「創也さんとは一度お互いの認識についてはっきりさせたほうが良さそうですね。」

 

 

 

 結果、勇人と仲良く一緒に正座コースへと突入したのだった。

 

 

 

 

 ちなみに、こころと美咲は先に逃げるように帰っていた。

 

 おそらく美咲の判断だろう。解せぬ。

 

 

 

【次回へ続く】

 

 

〜おまけ〜

 

 

創也「(おい、何人を巻き添えにしてんだよ!)」チラッ

 

 

勇人「(最終的に捕まったのはお前だろ?)」チラッ

 

 

紗夜「お二人とも聞いていますか?」

 

 

創&勇「「はい!」」

 

 

創也「(まぁ、しかたない。今から逃げるぞ。準備しろ。)」チラッ

 

 

勇人「(どうやって?)」チラッ

 

 

創也「紗夜先輩!あんなところでフライドポテトの特売が!!」

 

 

紗夜「え!?」

 

 

創&勇「「今だぁ!!」」ダッシュ!

 

 

紗夜「え!?ちょっとあなた達、待ちなさい!!」

 

 

 俺達はその場を逃げ切ることに成功はしたが、後日怒られたのは言うまでもない。




 もういっそのこと野外教室よりもキャンプをイメージしてやったほうが良いのではという結論に至りました。……キャンプって何するんですか?(´・ω・`)


 コロナが蔓延していますが、皆様もどうかお気をつけください。

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  • 弦巻こころ
  • 松原花音
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