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それでは、第5話どうぞ〜
現地に到着してから数分後。
「の、喉がぁ〜」
「あんだけ歌えばそうなるって…」
勇人が喉を痛めた。理由はもちろん、バス内でのカラオケ大会だ。何気に俺の班が一番多く歌ってた気がする。まぁ、好評だったから良いけど。
「それでは、現地に到着したのでお昼にしましょうか」
引率の教師の合図で、全員がカバンから弁当を取り出す。
「あ!」
「どうした?」
「弁当でお湯忘れた……」
そういって、勇人がカバンから取り出したのは、カップ焼きそばだ。
「…俺の弁当いるか?」
「恩に着る。」
家でもないのに弁当にカップ焼きそばという謎の選択をした勇人。バクバクと俺の弁当を食っている。
「いやぁ、創也の料理って、親が作ってんのか?めちゃくちゃうまいぞ?」
「いや、一人暮らしだからそれ作ったの俺だぞ。」
「ソウヤ!私の弁当のおかずと交換しましょ!」
「あー、はいはい。チーズハンバーグ、牛肉コロッケ、ミニパスタ、他にも色々作ってきたからどんどん交換してくれ〜」
「お前さ、何気に今回の野外教室一番満喫してね?」
「否定はしない。」
初めて本格的に参加する行事なのだ。絶対に成功させるつもりで挑まなくてはという使命感から俺は徹夜で弁当など、様々なものを作ったのだ。
「あー、私もいい?」
「おう、いいぞ〜。」
そういえば、美咲はファミレスの料理が好きだっけ?
「「「ごちそうさま」」」
「あいよ。お粗末さまです。」
弁当は、すぐに完食した。思ったよりも好評だった。
「それでは、ハイキングに移りますよ〜!」
そして、次の行事が始まる。
ハイキングとは、健康や見聞を広げる、また、自然の様子を楽しむために軽装で山道を探索することである。
しかし、健康や見聞を広めるということなら百歩譲って良しとしよう。だが、今の状況で楽しむということはないだろう。なぜって?
「ちょっと…なんでこんなに…道がぬかるんでるんだ……?」
「あぁ…確か昨日この辺りで雨が降ったらしいぞ。まぁ、すぐ止んだらしいけど地面がぬかるむ分には十分な量みたいだな。」
そう、道がまるで田んぼのようにぬかるんでいたのだ。こんな道じゃあ、進むのにも苦労する。楽しめる要素なんてまったく…
「いぇーい!!みんなー!」
…ごめん、例外がいた。こころは全力全開で今この時を楽しんでいるようだ。
「はぁ…はぁ…なんでお前らそんなにサクサク…進んでるんだ?」
勇人は息切れしているようだ。それと勇人、俺と美咲の場合は、
「ミッシェルとテニス」
「こころに振り回されて」
ハロハピに関わっていれば勝手に体力がつくってもんさ。まぁ、ほとんどバンドに参加していない俺でさえついていることから、どんな活動をしているかは察してもらいたい。
「こころは…うん。普段からあんだけ動ければね…」
「それでも気をつけろよ。いくら動けたって何が起こるかわからないからな。」
「きゃっ!?」
「うげっ!?」
突然、後ろに引っ張られ、後方に倒れる。
「いたた…やっぱり足場が不安定…なんだけど…」
周囲に美咲の声が浸透する。
「…俺、女子に押し倒されたのって人生初なんだけど…」
今の状況を説明しよう。美咲が
「〜っ!!!せいっ!!」
「ぐぼっ!?」
腹を全力で殴られる。流石に理不尽だと思う。
「ほ、ほらっ!はやく行くよ!!」
耳を真っ赤にしながらも、美咲は俺を足蹴にし、起き上がる。ひっで。
「おーい、生きてるか?」
「女子ってたまに理不尽だよな。」
「いや、それはお前だけだと思うぞ?」
「…?」
その後もハイキングは続いた。その後も、様々なハプニングが続きながらも、ハイキングは続行した。具体的にいうと…
「あ、そこのお嬢さんっ!良かったら俺らと一緒に」
「はっ!」
「ぐべっ!?」
ナンパを開始しようとした勇人を全力(物理)で黙らせ、また、ある時は…
「あら、あんな所に川があるわ!行ってみましょう!」
「ちょっ、こころコースを脱線してる!」
コースを脱線しようとしたこころを全力で足止めし…また、ある時は…
「うわっ!?」
「またぁ!?」
今日は厄日なのか、頻繁に転ぶ美咲に何度か押し倒され、その度に腹を殴られ…
その後も色々なことに(主に創也が)巻き込まれ…色々な事がありながらも、なんとか山頂まで到着した。
「はぁ…はぁ…なんで俺ばっかり…」
創也は息切れを起こし、
「グフッ…ちょっとくらい…俺にも春を…」
勇人は満身創痍の状態となり、
「うぅ…創也を何回も…そんなんじゃないのに…」
何故か美咲は顔を真っ赤にし、
「みんな泥だらけね。でも、楽しかったわ!」
笑顔のこころが班を鼓舞する状態がいつの間にが成り立っていた。
山頂に着き、他のクラスの人たちが来るまで待機しているときだった。
「あー、そーくんだ〜。」
「ん?この独特の気が抜けた声は…モカ…?」
「そうでーす。モカちゃんでーす。」
「やっぱり…」
案の定、コンビニバイトの同僚の青葉モカだった。
「そういえば、羽丘の生徒も参加してるんだっけ?」
「そうだよ〜。モカちゃんに会えて嬉しいでしょ〜。」
「あーうん、そうだなー」
モカと居ると良い意味で気が抜けるんだよなぁ。
「はじめましてお嬢さん。僕は矢さぐへっ!?」
美人・美少女を見つけた瞬間、自制の効かなくなる勇人。テメェは女と見れば見境なしか。
「おーい、モカー!どこだー?」
「モカー!どこいるのー?」
「モカちゃーん、どこ行ったのー!」
どこからとも無く、モカを呼ぶ声がする。
「おい、呼んでるぞ。」
「おーい、みんな〜。こっちだよ〜」
モカが声を上げると、羽丘の生徒と思わしき女子3人がモカの元に集まる。
「モカの知り合いか?」
「あ、もしかしてここに来る途中話してたバイトの同僚の創也って人?」
「そうだよ〜」
おい、ここに来る途中で話してたって、どういう意味だ。
「あ、いつもモカちゃんがすみません…」
「あ、いえ‥慣れてるので。」
茶髪のショートの子が話しかけてくる。うん、きっと苦労人なのだろう。
「あー、モカが何を話してたかは知らないけど…まぁ、卯月創也です。」
とりあえず自己紹介。モカに変な紹介をされていたら大変だ。
「アタシは、宇田川巴だ。よろしくな。」
「上原ひまりでーす!よろしくね!」
「えっと、羽沢つぐみです。」
ん?宇田川?最近どこかで聞いたような…あっ
「もしかして、あこのお姉さん?」
「そうだけど…あっ、もしかしてあこのバンドに来たコーチって創也のことか?」
まじか…意外なところで人って接点があるもんだな。しかし…
「…?さっきからじっとこっちを見てどうした?」
「いえ…お気になさらず…」
「ともちん、そーくんは身長で負けたことが悔しいんだよ〜」
「何故わかったし…」
「えっと…なんか悪いな!」
やめて!その素直な謝罪が地味に心に響くから!
「そういえば、モカも巴さんもバンドやってるんだっけ?」
「あとは〜、ひーちゃんとつぐともやってるよ〜。それとここには居ないけど蘭ともやってる〜。」
「そういえばバイトで幼馴染でバンド組んでるって言ってたな…て事は…後の1人は別のクラスなのか?」
「そうだよ〜」
へぇ、聞いた限り仲が良いみたいだな。羨ましい限りだ。
「いった…おい創也…お前少しは加減ってものを……」
あ、変た…じゃなくて勇人が起きた。
「お嬢さん方、よければ僕達の班と一緒に行どぎゃっ!?」
「目覚めた瞬間息をするようにナンパするな。さっき赤いメッシュをした人をナンパしてただろ。」
「「「「あ…」」」」
「もしかしてその人がナンパしたのって…」
「ん?さっきここに来る途中で赤いメッシュの人をこいつが口説きに行ってたけど…まさか…」
「うん…多分その赤いメッシュの人って、蘭ちゃん…」
「……ほんとすみませんでした。」
地面に膝を着き、日本の奥義、DOGEZAの構えをする。え?そんなもモノを日本の奥義にするなって?いや、ほんっとにすみません。うちの班の変態がご迷惑を…
「ソウヤー!勇人ー!そろそろ行くわよ!!」
あ、こころに呼ばれてら。
「えーと、呼ばれてるみたいだからそろそろ…」
「またね〜」
「おう!また今度!」
「またね〜!」
「またね」
うん。いい人たちだ。本当にうちの変態がご迷惑をおかげしました…
謝罪を終え、班の元へ向かう。
「知り合い?」
「まぁ、そんなところ。向こうもバンドやってるんだって。」
「へぇー。」
そんなとりとめのない会話をしながら俺達は気絶した勇人を抱えつつ、集合場所に向かうのだった。
ちなみに、創也達が4人と話している頃、こころは…
「なら、キャンプファイヤーの時ね!ん〜〜っ!とっても楽しみだわ!」
「こころん、ナイスアイデアだよ!」
「はぐとこころんからもオーケーでたし、私もみんなに相談してみるね!」
なにやら、不穏な動きを見せていた。
最後のこころとはぐみの話し相手、分かる人ならわかると思います。答えは、キャンプファイヤーの時に明らかになります。まぁ、流石にまだ先ですがね。
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