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それでは、第6話どうぞ〜
「よし、時間もちょうどいいし、カレーづくりにするぞ。」
「「「はーい」」」
ハイキングも終わり、山頂のキャンプ施設へとたどり着いた。
「じゃ、役割ごとに行動するように。」
それぞれが役割を決め、夕食づくりの実行に移す。
ちなみに、俺の班の役割はこんな感じだ。
監視役︙卯月創也
火係 ︙弦巻こころ
野菜係︙奥沢美咲
調理係︙矢坂勇人
俺が監視をすることで、この班で問題が起きるのを事前に防ぐ。多少この采配にした教師に文句を言ってやりたいが、まぁ、カレーを作る程度では何も問題は起こらない…よな?
こうして、波乱万丈のカレー作りが始まった。
「創也、塩ってこれくらいでいいのか?」
おっと、さっそく呼ばれたようだ。
「あ〜はいはい、ちょっと見せて…」
勇人の手元の食材を見る。えーと、夏野菜のサラダ用のソースを作るため、少量の塩を入れる予定だが……
「馬鹿野郎!それ塩じゃなくて小麦粉だ!!しかもどんだけ入れてんだ!俺少量って言ったよな!?」
「あっ!ほんとだ!」
作り直し確定。
「ソウヤー!火が全然つかないわ!!」
「ん?あぁ、昨日雨が降ったから薪が湿気てるんだと想うけど…」
「なら、これ入れれば火がつくんじゃねぇか?」
「あ、バカッそれはガソリーー」
ドンッ!!!!
その日、焚き火場に一つの黒煙が上がったのは言うまでもない。
「だははははは!!!!!!」
「ちょっと…笑い事じゃ…ぶふっ」
「ソウヤ…大丈夫…?」
「いや〜、芸術的なまでの作品ですなぁ〜」
「モ、モカ!!…くふっ」
「でも…創也くんの髪が…ぶふっ…」
「ひまりちゃんも…笑っちゃ…ふふっ…」
「というか、全然知らない人の頭が…ふふっ…」
「お前ら!笑いたきゃ笑えよ畜生!」
『あははははは!!!!!!!!』
「笑ってんじゃねぇ!!」
あの後、勇人が火の中にぶっ込んだガソリンが爆発した。間一髪で俺が庇ったこともあり、こころは無傷。だが、おれは直撃し、何の因果かギャグ漫画の爆発オチのように黒焦げアフロになってしまった。
というか、1人見たことがない人…いや、昼のハイキングで勇人がナンパしようとした人だ。あの赤メッシュは覚えてる。ということは、今目の前にいる人がモカの親友の蘭か…。とりあえず勇人は明日川の底に沈めてやる。
「ソウヤ…ごめんなさい…」
「いや、無傷だったし構わねえよ。だからそんなしょぼくれた顔をするんじゃねぇよ。お前は笑顔が一番可愛いんだからさ。」
「えっ!?」
「なぁ…あれは素で言ってるよな?天然の口説きか?っち、羨ましい…」
「矢坂さんは心が穢れてるから創也には敵わないよ」
「おぉ…アツアツですな〜」
「よくあんなセリフがスラスラ出るな…」
「巴も偶にあんな感じだって…」
「なんか無駄に様になってるね…」
「でも、創也くんの容姿も相まって凶悪…」
「ところで、モカ達はここにいて良いのか?」
「「「「「あ」」」」」
先程の爆発騒ぎを聞きつけた羽丘の生徒は、素早く退散した。そしてその数分後…
「煙が上がっていたが、なにが起こったんだ!!」
引率の教師が複数人駆けつけてきた。
「なんか突然爆発が起きました。負傷者一名でーす。」
手を上げ、教師に存在を知らせる。
「ぶふっ!?…卯月…その頭は…ぐふふ…ふざけてるのか?」
隠せてねぇよ畜生。
「爆発の巻き込まれてアフロになりました。火傷とかはないのでご安心を」
「そうか…ぷっ…つぎからは…気をつけるように…ふふっ」
…そんなにこの髪型がおかしいのか?怒る気が失せたのか、教師陣は退散した。
「さて、カレー作りを再開するぞ。」
こうして、何事もなく?カレー作りは再開された。
「や…やっと終わった…」
「おつかれ…さま…」
「お疲れどころか…俺ら過労死一歩手前だぞ…」
あの後、主に勇人とこころが再び暴走を始め、それを沈めるために俺と美咲が全力で動く。
「まぁまぁ、出来上がったから良いじゃねぇか!」
「とっても美味しそうだわ!」
木製の机の上に並べられたカレーを見て、二人共ノリノリだ。精神年齢ってなんだろうね。
「めっちゃうまい!」
「ん〜〜っ!最高だわ!」
「確かに、普通のカレーよりも甘みもあって、まろやか…」
ちなみに、カレーは結構好評みたいだ。花音先輩の誕生日(番外編)より人が少ないから本当に楽に出来た。
「うん、隠し味がいい感じに聞いてるな。」
「「「隠し味?」」」
「あぁ、これだ。」
俺は、ポケットから茶色い液体が入ったボトルを取り出した。
「これって…焼肉のたれ?」
「正解」
「なんで焼肉のたれが隠し味なんだ?」
「焼肉のたれの材料には“りんご”“はちみつ”とかのカレーの代表的な隠し味が多く含まれてるから、低コストでカレーの味を上げることが出来る。」
「さすが…花音先輩の誕生日でも思ったけど、どこからそんな主婦力が出てくるのさ…」
「とっても物知りなのね!ソウヤは料理の天才よ!」
「よっ!我らのお母さん!」
「ふっ…褒めてもカレーしか出ないぞ……ちょっと待て、お母さんってどういうことだ勇人」
そんな雑談をしながら、夜になった。
完全に夜になる前に、花咲川も羽丘も就寝用のテントを建てたらしく、あとは風呂に入り、明日に備えるだけとなった。
そう…つまり夜が来てしまったのだ。いつか来ることは分かってた…可能ならば、このときだけは永遠に来てほしくなかった。俺は目の前の漢(笑)たちを見ながら、そう思わずにはいられない。
「野郎ども!準備はいいかぁ!」
『おぉぉぉ!!!!』
「準備よし!計画よし!天気よし!神は俺たちの味方だ!!義は我らにあり!いざ行くぞ!」
『うおぉぉぉ!!!!』
そう……以前勇人が持ちかけた女湯を覗いちゃおう作戦。実を言うと、羽丘の男子と合同で見るらしい。
ここに来る前日、花咲川と羽丘の男子が密かに集まり、結託していたらしい。ほんっと、エロパワーは、無限大だなぁ。(呆れ)
「はぁ…どうかバレませんように……」
「へいへーい、創也どうしたぁ?テンション上げてこうぜ!」
「……」
こうして、俺たちは獣道へと進み、覗きポイントへと向かうのだった。
「よし、後5分すれば、女子達が露天風呂に集まる……つまり、あのお湯が溜まった場所が、男の夢と希望に溢れた楽園へと変貌する!野郎ども!突撃ダァ!」
『うぉぉぉ!!!』
獣道を抜けると、広場へと繋がった。その奥には、かなり薄くだが、湯気と光が見える。
「ついに……ここまで……全員、双眼鏡は持ったな!いくぞ!」
双眼鏡を片手に勇人が真っ先に覗きポイントへ突撃した。
そして、悪夢は始まる。
ボンッ!!!!
『え?』
突然の事だった。勇人が突撃し、覗きポイントまで到着した瞬間、地面が
「まさか……地雷原!?」
そう呟き、1人の生徒が一歩後ずさると
ボンッ!!!!
再び、地面が爆ぜた。それに巻き込まれるように複数人の生徒が次々に獣道へと吹き飛ぶ。
残り、数人
「全員!不用意に動くな!!巻き込まれるぞ!」
羽丘の生徒の声で、冷静さを全員が取り戻す。
しかし
ボンッ!!!!
「ぐぉっ!?」
ボォォォンッ!!!!
「ぐぁっ!?」
「うおっ!?」
次々と哀れな男子生徒達は爆発に巻き込まれ、獣道へと飛ばされる。
残り1人
「って、ついに俺だけかよ!!!」
結局、残ったのは俺だけだ。
「あ、俺このままなら帰ってよくね?うん、巻き込まれただけだし、わざわざ痛い目を見る必要もねぇな。よし、帰ろう!」
そうだ。俺はもともと巻き込まれた側の人間。ならば、普通にテントに戻ればいいだけだ
しかし、その判断は遅かった。
ドンッ!!!!
「ですよねぇーー!!!!!!」
結局、俺も地雷を踏み、空中へと投げ出される。
(あーあ。結局こうなるのなら、サボっておけば……ん?ちょっと待て、滞空時間がおかしくねぇか?)
いつまで経っても、硬い地面の感触はなく、空中に投げ出されたままだ。
「って、そっちは女湯じゃねぇか!!??」
そう、俺は爆発の際、何故か来た道ではなく、女湯の方面へと吹き飛び、現在崖から落下中だったのだ。
「やばい!死ぬ!マジで死ぬ!」
微妙に高い位置からの落下。良くて骨折、最悪死ぬかもしれない。
「死んで!たまるかぁぁ!!!!!」
俺は雄叫びに近い悲鳴を上げながら、崖から飛び出た木に飛びつく……が、落下速度に耐えきれず、そのまま手を離してしまう。
「まだまだぁぁ!!!」
崖を蹴り、とにかく落下の衝撃を緩和する。
そして、
ズボォン!!!
「しゃあっ!俺は生きてるぞ!!!」
しかし、喜んだのも束の間。
「それでね。」
「そんな事があったんだ〜」
「あ」
女子の声が遠くから近づいてくることがわかる。
「あれ?おたえどうしたの?」
「うん。今、お湯の中に誰かいた気がする。」
「そんなわけないだろ?……まさか覗きか?」
「えぇ〜!?ど、どうしよう…」
「いやいや、流石にそれはないでしょ。」
女湯には、5人程の女子が入ってきた。
(嘘……だろ?)
人生でもトップクラスに入る異常事態故か、創也は限界を超えた速度で誰かに完全に気づかれる前に、近くにあった草むらに隠れることが出来た。
(これ以上人が来る前に脱出しないと、本格的にやばい…どうにか今の内に逃げないと…)
しかし、やはりというべきか、その判断は遅すぎた。
「「わーいっ!!!!」」
「ちょっ!こころ、はぐみ!飛び込んじゃダメ!」
「元気ですなぁ」
(嘘やろ…?)
次々と知り合いの声が聞こえる。モカの声も聞こえたことから、おそらく羽丘の女子も入ってきたのだろう。
(くそっ!これじゃあ脱出なんて出来ない…このまま隠れているしかないか……)
創也にとっての地獄が、今、始まりを告げたのであった。
〜おまけ?〜
「いった…なんでいきなり地面が…」
あの後、突然の爆発に巻き込まれて飛ばされ、数分ほど意識を失っていた勇人
「だがっ…俺は諦めないぞぉぉ!!!!!」
彼が再び女湯に到着するのは、後数回ほど地雷を踏む必要があるのだが…それはまた別の話。
いや〜、創也氏が大変なことになっていますね…。実は私の友人に、女湯をマジで覗こうとして半殺しにされた人物が居るんですよ(笑)
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