遅くなりましたが、投稿完了です!
それでは番外編どうぞ〜
「あら?まだ誰もいないのかしら?私が一番乗りね!」
こころがcircleのラウンジに入ると、普段はついているはずの電気が消されており、ラウンジの中の様子が分からないようになっていた。
「あ、あったわ!」
しばらく壁にあるスイッチを手探りで探すと手応えがあったのか、そのスイッチを勢いよく押した。
『『『『『パンッ!』』』』』
「「「「「ハッピーバースデイ!!!お誕生日おめでとう!こころ(こころん)(こころちゃん)!!!」」」」」
次の瞬間、明かりがついたかと思えば、5つのクラッカーの音が聞こえ、こころを祝う、仲間の声がラウンジに響く。
「ありがとう!みんな!!」
8月8日……そう、今日は弦巻こころの誕生日なのだ。
「いやぁ、こころが無事に誕生日を迎えてくれて俺は嬉しい限りだよ。」
「あんたそれ完全に保護者目線の話になってるって…」
いやね、そんな事言ったてさ、俺がみんなの知らないところで今までどんな事してきたと思う?
「だって紐無しバンジーしたり、深海まで潜ったり、地底人探しに地中まで潜ったり……」
他にも数えるとキリがない。あ、ちなみにこれ、全部こころが発端でやったことね。
「え、それはあたしでも知らないんだけどっ!?」
美咲が驚いた顔をする。
「まぁ、だいたい俺とこころの“楽しいこと探し”の時にこころが始めた事だからな。」
思えば、このなかで1番付き合いが長いのは間違いなくこころだ。こころが入学式のあの日に俺に声を掛けてくれなかったら、今この場所に俺はいないのだと思う。
「ソウヤー!こっちに来て一緒に食べましょう!」
そんな過去の思い出を振り返っていると、こころがいつもの笑顔で俺の元へ駆け寄ってきて、俺の手をぐいぐいと引っ張ってくる。
「ほら、行ってきなよ。」
「あぁ、そうするよ」
「ソウヤ!速く行きましょう!」
「ちょっ、速いって!」
そういって、俺はこころになされるがままに、大量の食事(メイドイン俺)の置いてある机に向かうのだった。
「こころんっ!こっちにコロッケがあるよっ!」
「あぁ、雑煮もあるじゃないか…あぁ、儚い…」
「このケーキも生地がふわふわしてて美味しい…あ、この紅茶と凄く合ってる。」
「ん〜〜っ!どれも美味しいものばかりね!やっぱりソウヤは料理の天才よっ!」
創也お手製の料理を口にしたはぐみ、薫先輩、花音先輩、こころが口々に感想を言う。
「ま、頑張った甲斐があったな。」
若干照れくさそうに頭をかく創也。
「ねぇ、ちょっと」
しばらくしたところで、美咲が創也が着ているパーカーの裾を引っ張り、創也を呼び込む。
「ん、どうした?」
「創也あんた、また徹夜して無茶したりしてないよね?」
「…………さぁ?」
あからさまに目を逸らす創也。冷や汗もダラダラである。
「隠せてると思ってるの?」
「……………何が?」
「目の下、薄く
そういって、美咲は俺の顔を突っついてくる。
「寝てれば治る。」
「じゃ、今寝て?」
「はい?」
創也が美咲にどういうことか聞き出す前に、美咲が動き出す。
「こころ!創也がこころに膝枕をして欲しいってさ!」
「What!?」
「あら、そうなのソウヤ?私は良いわよ!」
そう言うと、こころがこちらに寄ってくる。
「い、いや、俺は大丈夫だから…」
ジリジリと後ろに後退する創也
ガシッ!
「………おい美咲、なんだその腕は…なんで俺の胴体をしっかりと固定してんだ?ん?」
「徹夜明けの創也にはちゃんと休憩をとってもらわないとね。」
「おい、離せ。こんな大勢がいる場所で
「さぁソウヤ、こっちにいらっしゃい!」
ラウンジのソファに座ったこころが、自身の膝をポンポンと叩く。
「おい、マジで離せ。こんなところ他の連中に見られでもしたらっ!」
「諦めて…こころ!やっちゃって!」
ジタバタ暴れるが、創也と美咲では、力の差がありすぎた…
「やっほーこころんっ!誕生日おめでとう!プレゼントにキラキラドキドキするものを……って、何してるの?」
「うっす創也!弦巻さんの誕生日ということで、俺達も祝いにきた………は?」
「こころー、誕生日おめでとー!クッキー持って来た…………ふっ!」
扉が空いたかと思えば、香澄や勇人、リサたちが入ってくるのだが……
「おい、何だその反応は?喧嘩売ってんのかあ゛?そしてリサ先輩、アンタなんで秒でスマホ構えて写真撮ってんですか?え?スマホぶっ壊しますよ?ん?」
こころに現在進行系で膝枕をされている創也の様子が香澄達の視界に映る。
「ぶふっ…膝枕されてる状態で喧嘩売ってる創也とか……威圧感がねぇ……ぶふっ!!」
自分の腹をつねって笑いを堪えようとする勇人。
「あ、ごめん、今の写真ロゼリアのグループに送っちゃった☆」
テヘペロっ!といった擬音が聞こえそうな程のウインクを決め、下をペロッっと出すリサ。
「……………先輩、覚悟してくださいね?あと勇人、お前は後でぶっ潰す。」
「「げっ」」
2人から、苦虫を噛み潰したような悲鳴が聞こえる。
「わぁ…こころん、すっごく幸せそうだよ?」
香澄の指摘でラウンジに到着したメンバー達がいっせいに創也から視線を外し、こころを見る。
「ふふっ、ソウヤ♪」
これ異常ないほどの満面の笑みで膝下の創也の頭を撫で、愛おしそうに創也の名前を呼ぶこころがそこに居た。
「なんか……邪魔するのも悪いっすね…」
「そうだね……とりあえずこの場所はおとなしく、こころを祝っておこっか。」
突然、おとなしくし始める勇人とリサ。
「俺はまだ許しませんよ……」
グレた子供のような表情をする創也を無視して勇人達は荷物を置きにその場を一旦離れるのだった。
「さぁ、プレゼント渡しの時間だーーっ!!」
『いぇーい!!!』
何故か、突然勇人が司会を始める形で誕生日プレゼントを渡すこととなった。一応、勇人はマイクを使っているが、ここはライブハウスのラウンジ。当然、防音加工はされているので問題ない。
「はいっ!こころん!」
「さぁこころ、ぜひとも受け取ってくれ。」
「どうぞ、こころちゃん。」
「はい、こころ、大切にしてね。」
「こころんどうぞっ!」
「はいこころ、大切にするんだぞ☆」
「ほいっ!俺からはこれだっ!」
次々とプレゼントを渡す会場のメンバーたち。
「え、あと俺だけなの!?」
俺がプレゼントを用意しようとしている内に、まるで全員が打ち合わせたかのように次々とプレゼントを渡し、俺が最後に渡す番となっていた。
『さぁ、本日の主役に最後にプレゼントを渡す勇者は誰だぁ!』
勇人がマイクを使って、俺を見てニヤニヤしながら会場を盛り上げる。
「て、てめぇ…謀ったな…」
勇人の胸ぐらを掴み、詰め寄る。
「大丈夫だって、お前が選んだプレゼントは確かに他より劣るかもしれねぇけど、プレゼントの
「いや…で、でも……ちょっとショボいっていうか…気持ちが伝わるのかどうか…」
『???』
俺と勇人のやり取りを見て、会場の何人かが首を傾げる。
「あぁもうじれってぇな!!とっとと行ってこいっ!!そして爆発しやがれこの野郎!!」
「うわぁ!?」
次の瞬間、俺は誕生日プレゼントを持ったまま、こころの前に蹴り飛ばされる。
「ソウヤ?どうしたの?」
「あ、えっと…」
持っていた誕生日プレゼントを後ろに隠す創也。
「えっと…こ、これっ!」
そう言って、俺はこころに誕生日プレゼントを渡し、ラウンジから恥ずかしさのあまり、逃げるようにラウンジから出ていった…………
「こころちゃん、創也くんから何を渡されたの?」
「なにかしら?これは……箱?」
そういって、こころは創也から渡された縦長の箱を開ける。
『わぁ…!』
開けた瞬間、箱の中から鮮やかなまでの
「沢山お花が入ってるわ!!どれもとっても綺麗で素敵ね!」
箱の中には、綺麗な花と、簡単な小物が入っていた。
「わぁ、たしかに綺麗だね。えっと、これは蓮華だよね?」
「こっちにはサンタンカの花もありますよ……しかもどれもすっごく綺麗…」
「えっと、これは確かペチュニアの花だっけ?」
花音、美咲、リサの3人が箱の中の花を見て、名前を言い当ててく。
「ん?蓮華とサンタンカ、ペチュニアの花?……あぁ、そういう事か…創也もなかなか儚いことをするじゃないか。」
その花の名前を聞いて、薫が何か納得した様子になる。
「薫なにか分かったの?」
その様子を見て、こころが薫に尋ねる。
「あぁ、今3人が言った花にはある花言葉があるのさ。」
『花言葉?』
「それぞれの花言葉は………」
〜おまけ〜
創也「はぁ…恥ずかしかった…」
まりな「でも、こころちゃん喜んでいると思うよ?」
創也「まりなさんアンタ、何気にこの小説初登場ですけど、最初のセリフがそれで良いんですか?」
まりな「もうっ!気にしてること言わないでよ!」
受付の方で、恥ずかしさを紛らわせる為、まりなに八つ当たりをする創也であった。
蓮華の花言葉 「あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ」
サンタンカの花言葉 「喜び」
ペチュニアの花言葉 「心のやすらぎ」
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