さて、記念に一本投稿です!!!
バリバリのR17.9だと思います!!!
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それでは第6話どうぞ!!!
「……っ!」
一度沈んだ意識が覚醒する。目を開けば、見慣れない部屋のベッドの上に布で両手足を縛られている。
(またこのパターンか…紗夜先輩の部屋じゃない……って事は美咲か花音先輩のどっちか…)
流石に何が起きているのか分かっていて、同じような状況に一度遭遇すればある程度は冷静に判断できる。
(クロロホルムで俺を気絶させてここまで運び込んだのか……花音先輩は俺と同じくらいの筋力しか無いし、まず俺を運ぶことは難しい……消去法で今回の犯人は美咲か?)
そんな結論に辿り着いた瞬間だった。
ガチャリ
「あ、起きたんだ。」
「やっぱりお前か……美咲。」
部屋のドアがゆっくりと開いたかと思えば、入ってきたのは、案の定美咲本人だった。
(勇人のいないこの状況でこれは流石に不味いな……)
「あれ?驚かないんだ。なんか意外。」
予想外の反応に、少し驚いたような顔をする美咲。
「まぁ、いきなり後ろから気絶させられた時は流石にビビったよ……それで、どうしたら俺は解放されるんだ?」
会話で時間稼ぎをする。その間に、可能な限り室内の観察をつづける。
(解毒薬は一体何処に……)
今回は紗夜先輩の時とは違い、解毒薬もある。だからまだ完全に心は折れていない。
(よし、見つけたぞ…)
美咲が入って来たドアの入り口を見ると、俺の鞄が壁に立てかけられていた。
そして、俺が解毒薬を発見すると同時に美咲が動き出す。
「それはもう決まってるよ。」
美咲がゆっくりと俺の方に寄ってきて、抱きつき、俺の耳元で囁く。
「創也があたしのモノになってくれれば、開放してアゲル♡」
「……っ!」
耳に美咲の生暖かい吐息がかかり、思わず身体に鳥肌が走る。
「少なくとも痛い事はしないヨ?ただ、2人で最高に気持ちいいことをするだけダカラ♡」
美咲の目を改めて見る。紗夜先輩やこころと同じように瞳に光はなく、ただただ濁りきった瞳で俺を見据え、頬を紅潮させているのが分かる。
「それじゃ、始めよ♡」
そう言うと美咲は俺の着ているシャツに手を掛け……って、ちょっと待て待て待て!?!?
「ま、待てって!落ち着け!俺らまだ学生だろ!?それに俺風紀委員だし、そんな風紀を盛大にぶち壊す様な不純異性交友なんてしてたら俺ら退学ものだぞ!?」
下手に刺激をしないよう、口数を減らし観察に徹していたのが悪かったのか、いつの間にか事態は悪い方向へ転がっていた。
「その時はあたしが創也を養ってあげる♡誰にも見つからないような場所で2人で幸せに暮せば問題ないよね?」
「問題大アリだ!!」
俺の意見を一切聞く気がないのか、再び俺の服に手を伸ばしたその時だった。
プルルル、プルルル
俺の耳に聞き慣れたスマホの着信音が届く。
間違いない。俺のスマホだ。音のする方向を見ると、勉強机の上に無造作に置かれている俺のスマホを見つけた。
「……頼む美咲、誰からかかって来たのか確認してくれ……」
「………」
美咲は無言で俺の服から手を離し、俺のスマホを見る。
ピッ!
「な!?」
俺のスマホ画面を見て数秒ほど固まったかと思えば、容赦なくスマホの着信を切った。
「ネェ、創也?」
「!?」
美咲が言葉を発した瞬間、尋常じゃない程の悪寒を感じた。
「ナンデ創也のスマホに
日菜先輩から?
(って事は日菜先輩の方は紗夜先輩の解毒に成功したのか…)
喜ばしい限りだ………
「ネェ、ナンデ日菜サンカラ電話ガキタノ?」
(おのれ日菜先輩ィィィ!!!!!!!!)
美咲の目は光のない虚ろな瞳で問い詰めてくる。
「日菜さんとどんな関係なの?ダメでしょ??創也はあたしの
あまりにもタイミングの悪すぎる報告に美咲の
「お、落ち着け!日菜先輩はただの友達だ!頼むから早まらないでくれ!」
「大丈夫、今から方針を
「え?」
そう言うと、美咲は俺のシャツを強引に破り俺の首元に唇を近づけ……
カプッ
「いっ!?」
「創也が他の誰のものでもない……アタシのモノなんだって証拠を
はむ…ん…ちゅう…ぴちゃ
どれくらい時間がかかったのだろう。美咲は俺の首の皮膚を少し破り、そこから流れる血を舐めたり吸ったりしている。
痛みよりも美咲の匂いやヌルヌルとした舌触りに加え恐怖心がごちゃ混ぜになったよく分からない感情の方が強く感じた。
「ご馳走様♡」
一応満足したようで、俺の首元から口を離す。
頬を紅潮させながら、口元に少しついた血液を舌で舐めとるその様はまるで吸血鬼を彷彿とさせる。
(次は一体何を……)
今の状態の美咲は何をしてくるのか、全く予想がつかない。
そして、美咲が次に言ってきたのは……
「とりあえず、創也もお腹が空いてきたでしょ?一緒にご飯食べよ?」
「へ?」
至ってまともな事を言い出した。
(何を企んでるんだ……?)
先ほどまで
だが、部屋の時計を見ると、時刻は17時となっていた。
(確か…俺がこころの家を出たのが昼頃だから……4時間近く眠ってたのか……)
だが、美咲の言う通り、小腹が空いてきたのも事実だ。
「分かった」
俺は、美咲の提案にのることにした。
「はい、どうぞ」
美咲に出されたのは、ご飯、ハンバーグ、サラダ、ジュースといった、何の変哲のない普通のハンバーグ定食だった。
「はい、あーん♡」
「……………」
これは…どうすれば良いんだ?
美咲は、ハンバーグをスプーンで一口サイズに切り分け、俺の目の前に運んでくる。
「あーん♡」
「っ!?」
やべぇ!?ハイライトが仕事放棄しやがった!?
「い、いただきますっ!!」
俺は慌てて目の前のスプーンに乗せられたハンバーグを食べた。
(味はそこまで変じゃない…異物混入もない…思い過ごしか?)
何かやばいモノを入れているのかと思っていたが、至って普通の味のハンバーグだった。
(あれ?……でもなんか…身体が…
自分でもしっかりと理解できるほど、体温が急上昇しているのが分かる。やばい…だんだん苦しくなってきた…心臓が…バクバクして…まさかこれって…っ!?
「み…美咲///お前…何を入れやがった……///」
「かなり
美咲はポケットから桃色の液体の入った小瓶を見せつける。
「即効性の媚薬だよ♡」
最悪だ…
「うぅ…ぁ…っ…」
やばい…ただでさえ
「まさかその料理全部に…っ!」
「あたしから襲うより、創也から襲ってもらった方が嬉しいし、創也と一緒にいるためにはこれが確実だからね♡」
「ぅ…ぁ……///」
「我慢なんてしなくて良いんだよ?あたしはいつでもOKだから後は創也がその気にさえなれば……ね?」
あえて誘惑するかのように、美咲は俺の耳元で甘く、蠱惑的に喋ってくる。
「ざ……けんな……良い訳…ねぇだろ……///」
既に消えかけている俺の理性だが、まだしっかりと役目は果たしてくれているらしい。湧き上がる衝動を抑え込んでくれている。
自分が思っている以上に俺の理性は強いのかもしれない。
「へぇ…意外と粘るんだね。」
俺が全力で耐え、このままでは平行線である事を悟ったのか、美咲は俺から離れ、媚薬入りのハンバーグ定食の方へ向かう。
「これなら、創也が粘っても意味ないよね♡」
「なっ!?」
次の瞬間、美咲は媚薬が入っているであろうジュースを一気に飲み干した。
「味は普通のリンゴジュースだけど……思ったより効力が高いみたい♡」
最悪の展開だ。
こちらの理性は崩れかけ。美咲に至っては理性の一欠片もないだろう。俺が襲われるのはもはや時間の問題…
そう思っていたのだが……
「あ、あれ?なんか……眠くなって……きたん……だ…けど……」
ジュースを飲んだ数秒後、美咲はパタリと倒れてしまう。
「すぅ……すぅ……」
どうやら眠っているだけのようだ。
「ね、寝た?………あ、もしかして…」
俺は、手足を拘束している布を5分ほどで解く。手錠などの金属類ではないため、時間をかけてなんとか解くことができたのだ。
そして俺は、改めて自分の鞄の元へ向かう。
「やっぱり
6本あったはずの解毒薬は5本しかない。
おそらく、美咲が持ってきた定食についていたジュースはこの解毒薬らしい。
「なんにせよ、美咲のミスのおかげで助かった……」
こうして俺は、無事?奥沢家での危機を乗り越えるのだった……
【奥沢美咲 解毒完了】
【残りヤンデレ 1人】
いやぁ、大変でしたよテスト。何度テスト制度廃止を願ったことか。何千円僕の財布からエナジードリンク代として旅立っていったか。七夕の短冊に『テスト制度が廃止になりますように』と、近所の小学生と一緒に書いたのは良き思い出です。
何はともあれ、投稿再開です。
今後ともよろしくお願いします!!
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