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さて、普通に創也が絶体絶命ですが、第8話どうぞ〜
〜松原家〜
「すみません、花音が家に忘れ物をしてしまったみたいなので、取りに来ました。」
「あら、千聖ちゃん、どうぞ家に上がっていって」
千聖は親友である花音の親に頼み込み、花音の部屋に上がる。
創也から解毒薬を貰って花音を探しているのだが、全くと言って良いほど手掛かりが見つからないのだ。
最終的に松原家まで行ったのだが、やはり花音は留守らしい。
少しでも手掛かりが欲しい為、花音の部屋に上がる。
「今のところ、特に手掛かりになるようなものは…………あら?」
ふと、花音の机の上に置いてあるタブレットの電源が充電器に差し込んだまま付けっぱなしになっている事に気がついた。おそらく、オートロックをオフにしていたのだろう。
多少の罪悪感は感じつつも、閲覧を開始する。
「嘘……でしょ…」
タブレットの画面には、見覚えのないどこかの部屋が映っていた。だが、それが誰の部屋なのかは、簡単に予想できる。間違いなく卯月創也の部屋だ。画面の端っこの方に、花咲川学園の男子制服が洗濯されているの事からも間違い無いだろう。
さらにそれを裏付けるかのように、花音と創也の2人が画面に映った。
「一応伝えておいたほうが良いわね…」
念の為、創也のL○INに『今すぐ花音から逃げて。』と送っておく。
そして、事態は動き出す。
「あっ!?」
突然、花音が動き始めたと思えば、次の瞬間、花音が創也を押し倒したのだ。
「このままだと2人が……」
千聖は、創也を救出するべく、急いで
〜2日前 弦巻家から帰宅中〜
「それじゃあ、俺はこの道で帰るので…花音先輩、迷子にならないでくださいね?」
「ふ、ふえぇ〜っ、そんな頻繁に迷子にならないよぉ〜」
弦巻家での資材集めを終え、軽くお茶会をしてから帰宅を開始した、創也、花音、美咲、紗夜の4人は帰宅していた。その間、美咲と紗夜は帰宅路の違いから既に別れ、現在は創也と花音の2人が歩いていた。
「そう言って、この前も帰る途中カフェに寄ろうとして、迷子になってたじゃ無いですか……結局、俺がその後バイクで送る羽目になりましたし……」
「うぅ…その節は大変ご迷惑を…」
こうして見ているのなら、2人は仲のいい男女の友人同士のように見えるだろう。だが、花音の心の内はどうしようと無いほど狂い始めていた。
(どうしよう……創也くんと話してるだけで
創也を見ているだけで、胸の鼓動が速くなる。それだけなら、まだまともな症状だっただろう。
「やっぱ心配なんで、家の方まで送りますよ…?」
「な、なんかごめんね…?」
「気にしなくていいですよ……ただの自己満足なんで。」
少し照れ臭そうに頬を描く創也。
(どうしよう……今すぐ創也くんに抱きつきたい…創也くんと一緒にいたい…)
「ほら、到着しましたよ?」
「えっ…あ、本当だ。」
自身の内側から漏れ始めてきた正体不明の欲望と対峙していたら、いつの間にか自宅の前まで到着していた。
「それじゃ、俺はこれで。」
そう言って、創也は帰宅を始めようとする。
「ま、待って!」
「?どうしました?」
思わず、創也を呼び止めてしまった花音。
「えっと…いつも家まで送ってくれるお礼に、渡したいものがあるから…ちょっと待ってて!」
「え?…まぁ、分かりました…」
ただ少しでも創也と長く話していたい。
「たしか私の部屋にお菓子がいくつかあったような……って、あれ?」
玄関から自室へ向かう途中、奇妙な銀色のシールのような物が複数収納された奇妙な箱が目に映る。
「これって……『盗聴器』?」
箱の上には、小さな紙が添えられており、そこには『盗聴器』と記されており、簡単な説明が書かれていた。
(これさえあれば創也くんの声がいつでも……)
そんな思考に至った途端、創也に対する花音の欲望は歯止めが効かなくなっていた。
「はい、創也くん、これ、お礼のお菓子だよ。」
「おぉ、すげぇ量………ありがとうございます、花音先輩」
ビニール袋に入った大量のお菓子を見ながら、感謝を述べる創也。
「あ、創也くん、首筋に何かついてるよ?」
「え、どこですか?」
「私が取るからじっとしてて?」
「あ、すみません。」
そう言って、花音は創也の首筋の辺りに銀色のシール……盗聴器を気付かれないように貼り付ける。
「はい、取れたよ。埃が付いてただけみたい。」
「ありがとうございます……って、そろそろここあの飯の時間だ…花音先輩!お菓子ありがとうございました!」
腕時計を確認して、少し焦った様子を見せ、花音に渡されたお菓子袋を抱えつつ、創也は素早くその場を去っていった。
「またね、創也クン♡」
彼女の思惑に乗せられているとも知らずに
それから数時間後。
「えっと…多分ここだよね?」
既に人通りが少なくなりつつあるこの時間帯に、花音は出歩いていた。
「あ、見つけた。」
花音の目の前には、そこそこ高級そうなマンション……つまり、創也の家が建っていた。
そして、いくつかの階を調べていると、『卯月』と書かれた表札を発見した。
「お邪魔しまーす…」
ダメ元で玄関のドアノブを捻ってみる。
「あれ、鍵をかけ忘れちゃったのかな…?」
鍵による抵抗はなく、ガチャリと小さな音を立てるだけで、スムーズに室内への侵入が完了した。
「あ、創也くんだ…寝顔も可愛いなぁ♡」
リビングの方に行くと、布団を敷いてすやすやと眠っている創也の姿を発見する。
「って、今はそれどころじゃなかった…」
今すぐにでも襲いたいという欲望が湧き出るが、なんとか堪え、創也の部屋の部屋に小型の監視カメラを設置し始める。
「これで大丈夫…だよね?」
チラリと創也の方を見るが、多少の物音では動じないのか、すやすやと心地良さそうに眠っている。
「ふふっ、大丈夫ダヨ?私が創也クンを守ってアゲルカラ♡」
花音の創也に対する思いは確実に強く、変貌していった。
〜次の日の夕方〜
『案外可愛らしい声がでるのですね…ふふ』
『こ、これ以上はダメです…っ!こんなところ誰かに見られたら…』
盗聴器で拾った音声を聞いている。創也が紗夜に襲われていることが分かる。
(駄目…創也クンは私の
明らかな嫉妬の感情が花音の心に芽生えていた。
〜その日の夜〜
『な…なんで俺がいるのに入ってきたんだこころ!?』
『そんなの、ソウヤと一緒にお風呂に入りたかったからに決まってるじゃない!』
今度はこころが創也の入浴中に突撃していることが分かる。
(いくらこころちゃんデモ、ソウヤクンのお風呂に入るナンテ…ユルセナイナァ…)
嫉妬は次第に独占欲へと変貌を遂げ、少しずつその感情は増大していく。
〜今日の夕方〜
「いっ!?」
「創也が他の誰のものでもない……アタシのモノなんだって証拠をまずはつけてあげる♡」
(美咲ちゃんが創也クンを襲ってる…ユルセナイ、創也くんは他のダレのモノでもない…
もはや、誰にも彼女を止めることは出来ない。瞳を濁らせ、頬を高調させた花音は、
〜現在 創也の家〜
「先輩…騙してたんですか…?」
創也は現在、花音に押し倒されている。
千聖からの『今すぐ花音から逃げて。』という内容の連絡を見て、疑問に思ったのもつかの間、身体に衝撃を感じたかと思えば、創也は花音に押し倒されていたのだ。
「ごめんね……でもね、創也くんが悪いんダヨ?」
花音の瞳に光は無い。濁りきった瞳で創也の腕をガッシリと押さえつけ、頬は紅潮していることからも、今すぐにでも襲うつもりなのだと理解する。
「…………」
(花音先輩はヤンデレ薬の事を知っていた…でも、俺たちはその事を伝えた覚えはない。下手に教えて、解毒を拒絶される危険性もあったし……一体どうやって……)
「『一体どうやって』って顔してるね……教えてあげる。」
そう言うと、花音は創也の首筋の辺りに手を伸ばし……銀色のシールのようなモノを見せる。
「盗聴器だよ♡」
(え!?そんなのが今まで俺の首筋に付いてたの!?)
「一体いつから……」
「こころちゃんの家でみんなで文化祭の資材集めをして、ヤンデレ化のジュースを飲んだ日からだよ?」
「そんなに前から!?」
「初めてあのヤンデレ薬を飲んだ時から創也くんを見て、襲いたい、メチャクチャにしたいって想いが強くなってきてね?この気持ちを抑えるの、大変だったんだぁ♡」
言葉を喋りながらも、創也の手足を抑える力を緩める気配はない。どの道、解放するつもりはないらしい。
「ミンナが創也くんに話しカケテ、とっても嫉妬しちゃってネ?だけど、もう我慢ナンテシナクテイイヨネ?」
最後の言葉を発するのと同時に、花音は創也にゆっくりと覆い被さる。
「花音先輩っ!やめっ……んぐっ!?」
ヤンデレ薬には、筋力を高める効果がある。当然、創也が敵うはずもなく、そのまま強引に唇を奪われる。
「やっぱりこころちゃん達のニオイがする……私で上書きしないと……はむっ」
「花音先輩…っ……息がっ……んむぅ!?」
一度目のキスは、どちらかと言えば唇を奪う事を目的としたキスだった。
だが、二度目は違う。唇を奪うなんて生優しいものでは無く、蛇がカエルを捕食するかのように、貪欲に創也の口内を舌で蹂躙する花音がそこにはいた。
「や、やめっ…むぅっ!?」
必死に顔をずらして
一旦解放された腕を使い、抵抗を試みるがヤンデレ薬には筋力増強剤も含まれている事もあり、花音を動かすことはできなかった。
んっ、ちゅっ、はぁっ、ちゅぷっ……
花音の口から漏れる息と、唾液同士がぶつかった時の水音だけが、室内に響き続ける。
「えへへ…ご馳走様♪」
「……も、もう充分ですよね?」
自分の口元が花音先輩の唾液と自分の唾液でビチャビチャになっている事がわかる。早く止めなければ、花音先輩が一生後悔する。
しかし、その発言は悪手だった。
「ナンデ?」
「……え?」
「ワタシ…コレダケじゃ満足できないんダヨ?」
「あ……」
花音先輩が次に何をしようとしているのか悟ってしまう。
(ヤバい……っ!早く逃げなきゃ!)
身体を捻り、逃げようと試みるが花音に覆い被されている以上、ほとんどの抵抗は無意味に終わる。
「ニガサナイヨ?」
「………っ!」
駄目だ……花音先輩の眼は光が一筋も無く、俺を獲物として捉えている。
「お願い……します…これ以上は…」
「ダイジョウブ、コワクナイヨ?……ヤサシクシテアゲルカラネ♡」
最早、自力ではどうすることもできない。俺にできる事はただ、機械のように否定の言葉を口にすることだけだった。
やっべ、想像以上に花音先輩のヤンデレが強すぎる……創也助かるのかな?
一応?ヤンデレ章の第一話の伏線回収です。頑張りました。
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