ヤンデレ騒動を無事?に乗り越えた創也達は、文化祭に向けて新たな取り組みをするが、こころやはぐみ、香澄や勇人など、行動が全く予想できない生徒たちにどのように向き合うのか…
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それではプロローグどうぞ〜
プロローグ 文化祭に向けて。
「よし…これくらいでいいかな?」
俺は大量のパンが乗せられたトレイを持ち、レジへと向かう。
「すみませーん、お会計お願いしまーす」
カウンターには誰もいなかったので、呼びかける。
「はーい、いらっしゃいま……あれ?創也?」
店の奥から出てきたのは、最近文化祭関連でよく話すようになった山吹沙綾だった。
「あ、紗綾じゃん……もしかしてここって沙綾の家なのか?」
「うん、そうだよ。」
そう…俺は現在、“山吹ベーカリー”というパン屋にて買い物をしているのだ。
「えーと、メロンパン、チョココロネ、焼きそばパン、あんパン……はい、2750円ね。」
「ほい」
財布から2750円を取り出す。
「なんか凄い量だけどパン、好きなの?」
「まぁ、嫌いではないな……これは徹夜用だ。」
「徹夜?」
「ちょっと、学校で忙しくなりそうで…」
創也の瞳から光が消え、遠くを見つめ始める。
〜遡ること1日前〜
放課後の生徒会室。
「…おい勇人、この大量の依頼書はなんだ?」
「はい!文化祭で披露する出し物でありますっ!」
俺の目の前にはざっと1000枚近くのプリントの山が積み上げられている。ちなみにこれ、勇人の言ったとおり全て文化祭の出し物の要望である。
「はぁ…1学年5クラスあるから、この山から15クラス抜いて…985枚…うげぇ…これ全部出し物かよ…」
そういって、創也は、クラスの分を除いたプリントの山から一番上のプリントを見る。
「えーと、なになに‥?『花咲川の文化祭でミスコンを開いて欲しいです。可愛い女の子たちをもっと見たいです!』……はぁ、誰だよこんな要望書いたやつ…」
1番下に記された名前を見る。
『1年C組 矢坂勇人』
「テメェかぁ!!!!」
「うごっ!?」
勇人の顔面に蹴りを入れる。必殺上段回し蹴り。
「おい、ちょっと待て、まさかこの要望全部…」
嫌な予感を感じ、要望書を上から雑に数枚を取り出し、確認する。
『花咲川のイケメンコンテストを開いてください!俺の美貌で会場の女子をメロメロにしてやるぜっ! 1年C組矢坂勇人』
『水着コンテストを開いてほしいっす!花咲川の女子達の水着姿を!むふふ 1年C組矢坂勇人』
『モデルショー開催よろ〜。あ、野郎は興味ないんで美女限定でおなしゃす 1年C組矢坂勇人』
などなど…
「殆どお前の欲望丸出しの要望じゃねぇか!?」
「いだだだだ!!!ギブ!ギブだって!?」
反射的にコブラツイストを食らわせる。
「あ、でもちゃんとまともな要望も入ってたり、他の生徒からも入ってたりする…」
勇人の
「学校に泊まったほうが良いのかな…?」
未だ数百枚も残ったプリントを見て俺は徹夜を決意するのだった…
〜現在〜
「あはは…私も手伝おうか?同じ文化祭実行委員だし。」
「まじで!?本当に!?ガチで!?」
思わず、カウンターに前屈みになり、聞き返してしまう。
「う、うん…」
沙綾からのまさかの申し出に泣きそうになる。
「よかった…あの量のプリントを1人で片付けると思うとどれだけ時間がかかることやら…」
「ま、放課後は用事はないし私も手伝うよ。」
こうして、俺は沙綾と一緒に要望書を片付けることになったのだった。
〜放課後〜
「えーと、『文化祭で、キラキラドキドキのライブをしたいですっ! 1年A組 戸山香澄』…なんだ?香澄達もライブをするのか?」
要望書に目を通していると、見覚えのある名前を見つける。
「“も”って事は、ハロハピも?」
「あぁ…こころがな「ソウヤ!あたし達ハロハピも文化祭でライブがしたいわ!」って言ってきてな…有無を言わさず宣言されたよ。」
「あはは、なんだかこころらしいね…」
「とりあえず、曲の内容は美咲に全部丸投げしたから大丈夫…まぁ、腹パンされたけどね。」
まじでヤンデレ騒動の時といい、美咲の力が強くなってる気がする。
「えーと、バンドメンバーは『戸山香澄 花園たえ 牛込りみ 市ヶ谷有咲
「っ!?」
「なんだ?沙綾もライブやるのか?すげ「やらないよ」お、おう…?」
「香澄がなんかいつの間にか入れてたみたいだからさ…私は、バンドに参加できないよ。」
「……そっか…」
遮るように宣言される…ただ、その言葉は何処か言い訳のように感じた。
「ふぃ〜…なんとか終わった…」
時計を見ると、完全下校時刻を過ぎていて、作業用に用意してた山吹ベーカリーのパンは完食していた。
「おつかれさま。」
沙綾が目の前にお茶を出してくる。
「お、わりぃ」
差し出されたお茶をゆっくりと飲み込む。
「ったく…8割はあの
「矢坂くんだっけ?野外教室の出し物で手品を披露してた。」
「おう…俺にとっては苦い思い出だよ…」
まぁ、勇人の要望の中にもまともな物も入ってたから、邪険にはできないんだよなぁ…
「えーと、文化祭の全校に対する出し物は、『演劇、ライブ、手品、etc…』…ま、こんなところだろ。」
思ったよりもまともなのが残った。
「じゃあ、俺はこれを先生に届けてくるから、沙綾は先に帰宅しておいてくれ。」
「うん、わかった。」
こうして俺達は生徒会室を出るのだった。
〜おまけ〜
創也「ただいま〜」
ここあ「しゃぁ!!!!」
玄関を開けた瞬間、ここあが爪で引っ掻いてくる。
創也「痛っ!!??なにすんだよここあ!」
ここあ「みゃぁ!ふしゃあ!」訳:今何時だと思ってるの!?私のご飯の時間は!?
創也「あ、忘れてた!?」
ここあ「にゃん!!」訳:もうゴキ○リの退治やらないよ?それでもいいの?
創也「ひっ!?お願いします!それだけは!!」
ここあの機嫌を損ね、苦労する創也であった。
新章開幕です。いちおう、原作といい感じで絡ませてやって見るので、温かい目で見守っていただければ幸いです。
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