壊れたココロを埋めるヒト   作:アライグマ318号

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 さて、文化祭に向けて創也はどのように動くのか…過労死待ったなし!


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 それでは、第1話どうぞ〜


 


第1話 弟子入り?

「リサ先輩!お願いします!俺に化粧を教えてください!」

 

 

「え、ちょっと待って、アタシ全然状況が飲み込めてないんだけど…」

 

 

 コンビニバイトが終了し、俺はリサ先輩に土下座をしながら頼み込んでいた。

 

 

「そーくん、土下座してどーしたの?何かに目覚めちゃった?」

 

 

 モカが面白そうに質問をしてくる。

 

 

「目覚めてねぇよ。ただちょっと深刻な問題が出来ただけで…」

 

 

「「?」」

 

 

〜時は遡ること約3時間前〜

 

 

「ふぃ〜、やっと学校終わった…さっさとバイト行くか…」

 

 

 学校の授業が終わり、放課後となったので俺はバイトのためにコンビニへと向かっていた。

 

 

プルルルル…プルルルル

 

 

「電話?」

 

 

 ふと、スマホに着信が届く。

 

 

「勇人から?」

 

 

 スマホには、矢坂勇人と名前が表示されており、嫌な予感がしながらも俺は応答する。

 

 

「もしもし?」

 

 

『よう、ジュリ…じゃなかった…創也、文化祭の事でお前に頼みたいことがあるんだけど……』

 

 

「一瞬変な単語が聞こえたけど……それで、頼みたいことって?」

 

 

『あのさ、文化祭の全校の出し物にさ、演劇あるだろ?』

 

 

「あぁ、そんなのあったな。監督がお前っていうのが滅茶苦茶不安だけど……それがどうした?」

 

 

『いやぁ、実は文化祭で“ロミオとジュリエット”をやる予定()()()んだよ…』

 

 

「だった?」

 

 

『……単刀直入に言わせてもらう……創也、お前に演劇に出て()()()()()()()をやって欲しい!』

 

 

「……………は?」

 

 

『その…文化祭に備えて練習してたジュリエット役の女子が「やっぱ文化祭は彼氏とデート行きたいからジュリエット役やめるね〜☆」って……あいつこの前まで彼氏いないって言ってたのにっ!!俺ら非リア軍を騙してやがった!!!』

 

 

 憎悪にも似た声が電話の向こうから聞こえるが、それどころではない……

 

 

「ジュリエット役って何っ!?なんで俺が女役なんだよっ!?」

 

 

『弦巻さんは何かとんでもないアレンジしそうだし、奥沢さんはクラスの出し物、北沢さんはセリフ覚えられないし…OK?』

 

 

「いや納得だけど納得できねぇよ!?」

 

 

『あ、言い忘れてた、実はさっき演劇の内容とキャスト書いた紙をお前と同じ文化祭実行委員の弦巻さんに渡して最終決定をする校長に提出したからお前ジュリエット役決定な☆』

 

 

「こころおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

 

『ちなみに弦巻さんなら「面白そうだから良いわよ!ソウヤ!絶対に観に行くから頑張って!ハッピーラッキースマイルイェーイよ!」って言ってたぞ。』

 

 

「だからって突然すぎるだろっ!?」

 

 

『そんじゃ、頑張れよ、ジュリエット☆』

 

 

「あ、ちょまっ『ブチッ!』…切りやがった……」

 

 

 

 

〜現在〜

 

 

「えーと、つまり創也がジュリエット役をやる事になったから、見た目をどうにかしたくて、アタシに化粧を教えて欲しいって事?」

 

 

「はい……」

 

 

 畜生……マジで勇人は許さん……絶対に復讐してやる…

 

 

「あはは〜、創也も大変だねぇ…うんっ!アタシで良ければいくらでも教えるよ!」

 

 

「マジですかっ!?」

 

 

 おぉ…なんと頼もしい…

 

 

「ただし!」

 

 

「ただし?」

 

 

「アタシとモカにもその演劇見せてね☆」

 

 

「ふっふっふ…そーくんの晴れ姿をモカちゃんたちがバッチリとるからねー」

 

 

 お互いに仲良く肩を組み、スマホをチラつかせるリサ先輩とモカ。

 

 

「oh…」

 

 

 思わずネイティブな嘆きが出てしまう。

 

 

「あの…ロゼリアやアフターグロウの面々には黙っててもらえるとありがたいんですが……」

 

 

「大丈夫だよー」

 

 

「流石にそんなことしないって☆」

 

 

 どうやら見た目をどうにかする代わりに、それを2人に観られるというデメリットが発生したようだが、被害の拡大は防げそうだ……

 

 

 

 

 

 

〜それから数時間後 羽丘学園〜

 

 

「という事があったので、俺に演劇を教えてください。」

 

 

「あぁ、構わないとも。仲間が困ってるんだ…手助けするのは当たり前さ。シェイクスピア曰く、つまりそういう事さ。」

 

 

「なるほど。」

 

 

 俺はコンビニのバイトを終え、羽丘学園にて、同じバンドのメンバーである、薫先輩に事情を説明して演劇の指導を頼み込んでいた。

 結果は、見ての通り成功だ。これにより、見た目と演技力の2つの問題をクリアする事ができた。

 

 

「ところで、羽丘にはちーちゃ……千聖がいるだろう?何故わざわざ私の方に?」

 

 

「あぁ…その事ですか……」

 

 

 いやね、実は一回頼みに千聖先輩の方に行ったんだよ?でもね……

 

 

『あら、ヤンデレの時といい、ずいぶんと私を頼ってくれるのね。恩返しが楽しみだわ♪』

 

 

 って言われて……あの先輩、たまに怖いんだよなぁ……

 

 

「まぁ、なんにせよこれで準備はできたっと……」

 

 

 化粧の方は何か大切なものを失う気がするが、これで本番までに俺がどれだけ演技力を鍛えられるかになってくる。

 

 

「あ、そうだ……監督(勇人)()()()にも声かけとかないと……」

 

 

 そんなことを考えながら、俺は勇人と事前に伝えられたロミオ役の人物に電話を掛け始めるのだった。

 

 

〜おまけ〜

 

創也「あの…千聖先輩…」

 

千聖「あら、どうしたの?」

 

創也「文化祭で……ジュリエット役をやる事になったので…演劇を教えてもらえないでしょうか……?」

 

千聖「あら、ヤンデレの時といい、ずいぶんと私を頼ってくれるのね。恩返しが楽しみだわ♪」

 

創也「いえ……やっぱ何でもないっす…」

 

紗夜&燐子((創也さんが……ジュリエット?))

 

 実はこの2人にこの会話を聞かれており、それによりリサ&モカだけでなく、ロゼリアの面々、あこ経由でアフターグロウの面々も文化祭に来る事になるのだが、それはまた別の話。

 

 




 2日連続投稿、明日から部活なので止まりそうです。(´・ω・`)

 あ、次回、新キャラ(野郎)を登場させます。はたして、彼は逸般人なのか、常識人なのか…次回にご期待を!


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文化祭編終了後の夏休み編の予定

  • 創也、花嫁になるの巻+その他短編集
  • 夏だ!海だ!ハピハピ島だー!
  • 夜の羽丘学園に侵入せよ!?
  • 女優の仕事は思ったよりも重労働?
  • 花咲川オブ夏休み旅行計画
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