あ、タイトルで察していただけると思いますが、創也の女装絵を途中で公開しておきます。
こととさん、暗黒のイカさん、お気に入り登録ありがとうございます!!!
それでは第5話どうぞ〜
「紗綾の奴来てないのか!?」
「うん……なんかお母さんが倒れちゃったらしくて…」
幸が残念そうに答える。
「はぁ…マジかよ…」
俺は現在同じクラスの竹田と言う奴が昨日、クラスの出し物の喫茶店の材料をつまみ食いしたらしく、その後始末でA組に来ていた。
「あ、パンのことなら安心して!紗綾ちゃんのお父さんがいろんなトラブルを予想して予定よりも多くパンの材料を届けてくれたから、少しくらいなら上げられるよっ!」
いくつかのパンを幸が用意してくれる。
「悪いな……ちなみに紗綾は今どこに?」
「えーと…たしかこの辺りの…えっと…」
「○○○総合病院ですよ!コウさん!」
「あ、ほんと?ありがとう!イヴちゃん!」
幸は白い髪の女子…えーと、若宮イヴだっけ?Pastel*Paletteの。まぁ、その若宮イヴと話し込んでいた。
あんまりテレビ見ないから分からないんだよなぁ…。
「まぁ、教えてくれてありがとな。」
「……行くの?」
「まさか。行けたら行ってやろうかな程度だよ。」
「何?好きなの?紗綾ちゃんのこと。」
幸がニヤニヤしながら勇人みたいな質問をしてくる。
「それ以上言ったらその口に勇人の暗黒物質ブチ込むぞ。」
「ごめん、それだけは冗談抜きで止めて。」
引き攣った顔をする幸。実は以前、うちのクラスの料理の試食で、俺と幸が勇人の料理を休日に試食をしたのだが……
〜1週間前〜
『へぇ、これがゆーくんの作った料理?』
『おう!俺の自信作だ!』
『こ、これが…料理?嘘だろ?だって何だよこの黒い物体…なんか変なオーラが出てるんだけど…なんかヤバイ異臭も出てるんだけどっ!?』
『いただきまーす!』
俺が勇人が作った謎の物質に悲鳴を上げていても、そんな事はお構いなしに、幸は実食をする…‥
バキッ!ゴリッ!グチャッ!パリッ!ゴキッ!
幸が勇人の作ったという物質を食べると、とても食べ物を食べているとは思えないような咀嚼音が鳴り響く。
『……………おえっ』
勇人の作った料理を飲み込んだかと思うと、幸はそのまま口から物質を吐き出し、気を失って倒れる。
『こ、幸ーーー!!!!!』
その後、幸は偶然近場に居合わせた弦巻家が用意してくれた救急車によって病院に運ばれた。
『とりあえず、お前は料理禁止な。』
『あ、あはは…おっかしいなぁ…』
〜現在〜
「結局、あの後お前普通に処方された薬じゃ治療が出来なくて、弦巻家が処方した特殊な薬でようやく意識が戻ったんだよな…」
「うぅ…お腹が痛く合ってきた…」
「大丈夫ですか、コウさん?」
「うぅ…アレはこの世の食べ物じゃない…魔王暗殺用の秘密兵器だよ…」
お腹を擦り始めた幸をイヴが介抱する。
「はぁ…別に嫌いって訳でもないけど、何ていうか…
今のところ、俺が紗綾に対して思っているのはそんなところだと思う。
そんな会話を幸としていた時だった。
「ちっ、幸の奴までリア充の仲間入りか?こうなったら文化祭の全校発表で非リア軍団の底力を見せるしか…」
「いきなり後ろに立って呪詛を撒き散らしながら物騒なこと言ってんじゃねぇよ。」
気がつくと、勇人のやつが俺の後ろに立って物騒なことを呟いていた。
「あれ?ゆー君何しに来たの?」
「いや、うちのクラスの準備が終わったから他のクラスの出し物とリア充を
「おい言葉。犯罪に走るんじゃねぇよ。」
「まぁ良い…創也、幸、『ロミオとジュリエット』の衣装が届いたのと、今井先輩が羽丘からわざわざ来てくれたから、さっさと体育館に行くぞ。」
「はーい!」
「コウさん!頑張ってくださいね!」
「うん!僕も頑張るから、イヴちゃんも頑張ってね!」
イヴが笑顔で幸を教室から送り出し、幸もそれに答えるように笑顔で手を振り、教室を後にする。
「なぁ幸、お前若宮さんの事好きなの?」
「うん!僕はイヴちゃんの事好きだよっ!」
何一つやましい感情などなさそうに幸は純粋に答える。
「幸みたいな純粋なやつの方がモテるんだよ。」
「うぐっ…」
幸の純粋な心に思うところがあったのか、狼狽える勇人を連れていきながら俺達は会場である体育館へ向かうのだった。
『それでは只今より、花咲川学園文化祭を開催いたしますっ!』
「あ、放送が鳴ってる……って事は客の入場も始まったか……」
それと同時に文化祭目的で来る客が、体育館に向かう途中で見え、改めて文化祭が始まったのだと理解するのだった……
〜試着室〜
「よしっ!我ながら今の創也は力作だよ☆」
「その…リサ先輩……あんまりその事について言わないで貰えるとありがたいと言うか…‥ってモカ、なんでお前はスマホを構えて連写してんだよ!!」
「いやぁ、今のそーく……そーちゃんがあんまりにも可愛くてつい〜」
「何で言い直すんだよっ!!!!」
リサ先輩は満足げな笑みを浮かべ、モカはニヤニヤしながらスマホを構えている。
「今井せんぱーい、創也のジュリエット化は終わりまし………そこのお嬢さん、よろしければ僕と今から文化祭デートにぐべぇ!?って、この蹴りの威力…まさかっ!?」
突然、勇人が試着室に入ってきたかと思えば、いきなり俺に対してナンパをしてきたので、蹴り飛ばして追い返す。
「てめぇ、ナンパする相手を間違えんなよ?あ゛?全身ズタズタにされてぇのか?東京湾どころか深海に沈めるぞ?あ゛ぁ゛?」
「言ってることが完全にヤのつく怖い人……って、その声やっぱり創也か!?どうりで蹴りの威力に覚えがあると思ったよ…」
さり気なく、自分を蹴ってきた相手の正体を威力で見破るこいつは、一体どれだけナンパを失敗したのだろう。
「はぁ…俺だよ。文句あるか?」
「いや…ぶっちゃけ見た目的には女の子にしか見えないんだけど…」
「創也はもともと顔立ちが女の子寄りだったから、アタシもアレンジしやすかったよ☆」
「いやぁ、これじゃあどっちが女の子かわかりませんなぁ〜」
そう……俺は現在、文化祭の公演の『ロミオとジュリエット』のジュリエットの衣装を着るため、女装をしているのだ。
「おーい、ゆー君!台本がどっかいっちゃったから見せて欲しいんだけど…え!?そー君なの!?女の子みたい!」
「幸は一発で分かるんだな。」
「うん!勘だけど!」
ちなみに、今の俺は、髪を普段の黒髪から金髪に染め、同じ色のカツラ?ウィッグ?だかをリサ先輩に付けてもらい、そのまま化粧などをしてもらった状態だ。
一応、動きやすいように制服から私服に着替えてはいるけれど。
「あ、そうだ…創也、うちのクラスがなんか揉め事発生したって連絡入ったからちょっと行って来て。演劇までは時間がまだあるし、最終調整が終わったら俺も行くから。」
「別に良いけど……揉め事って何?」
「なんかヤンキーが殴り込み来店して来たらしい。」
「一大事じゃねぇかこの野郎!!!」
俺は慌てて女装をした状態で行為室の扉を開ける。
「行け!卯月創也!否、卯月
勇人が調子に乗って煽ってくる。とりあえず、一言。
「勝手に名前つけんじゃねぇ!そして勇人!絶対援軍に来いよこの野郎!!!」
そう言って、俺は文化祭実行委員として走るのだった。
そして、俺はまだ知らない。この後、色々な事件が重なり続け、文化祭の殆どは全力疾走する事になるのだが……この時の俺は、まだ知る由もなかった。
〜おまけ〜
モカ「ところでー、そーちゃんの名前の由来はなにー?」
勇人「適当」
リサ「あはは…適当なんだ…」
イヴ「あ、コウさん!演劇の準備はどうですか?」
幸「あ、イヴちゃん!うん!バッチリだよっ!」
イヴ「良かったです!」
勇人「ちっ」
リサ「舌打ちしないでさっさと出て行くよー」
勇人「離してください今井先輩!俺は…これ以上カップルがこの世に生まれるのを見ていられないんだァァァァ!!!!」
ちなみにこの後、文化祭ムードによって出来上がるカップル達に、団長(勇人)の率いる非リア軍団が文化祭の公演でとんでもない事をやらかすのだが、それはまだ先の話である。
次回から文化祭本格始動です。とりあえず、創也君にはエナドリをダース単位で送るとしましょう( ̄^ ̄)ゞ
それと、近いうちにR18√を公開するかもです。正直、そっちの方の更新速度はかなり遅いと思います。
お気に入り登録&感想&評価よろしくお願いします!活動報告にてこんなシュチュエーションを出してほしいなどのリクエストも受けております!Twitterでも受け付けております!番外編などで実行するかもです!
文化祭編終了後の夏休み編の予定
-
創也、花嫁になるの巻+その他短編集
-
夏だ!海だ!ハピハピ島だー!
-
夜の羽丘学園に侵入せよ!?
-
女優の仕事は思ったよりも重労働?
-
花咲川オブ夏休み旅行計画