黒子のバスケ〜努力の天才   作:マニック

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私が、瑠璃に持たせようと思っていた能力と原作の赤司の能力が完全に一致してしまったため、しばらく案を練る時間を取ろうと思います。
読者の皆様、申し訳ございません。
何か案があればコメントください泣


第30Q

合宿も終わり、できることはすべてしてきた。

明日からいよいよウィンターカップ予選が始まる。

 

石「集合!!明日からは予選が始まる。俺達3年はこれが最後だ。できれば一番最後まで試合をしていたい。意味は分かるな?」

瑠「全国優勝。それしかないでしょ。」

 

瑠璃以外の部員も分かっていた。これが最後であるということを。福田総合のレギュラーは石田以外は皆2年と1年である。努力が実らず、試合に出ることができない3年の想いも背負っているのだ。

 

石「明日からの一ヶ月ですべてが決まる。勝つぞ!いいな?」

選手は一斉にはいと答える。気合は充分である。

 

練習後、

石「瑠璃。PGはお前に任せていいんだな?」

瑠「ええ。大丈夫です。でも調整がいるんで、一回戦からだしてください。」」

石「分かった。俺から監督に進言しとくな。」

瑠「お願いします。」

瑠璃は次の試合に初めて、PGとして出場するのだ。正確には、PFだが。

灰「瑠璃さん。ちょっと付き合ってもらえません?」

瑠璃は灰崎に付き合い、ストリートバスケをしにきていた。

瑠「どうした?緊張してるのか?」

灰「そりゃしますよ。3年の最後の試合。俺は1年なのに試合に出してもらってるんですから。」

瑠璃は意外だと思った。この男がそんなことを気にするとは思わなかったのである。

灰「これでも3年に情みたいなもんはあるんすよ。あの人たちと最後まで試合がしたいんすよ。」

瑠「じゃあ、頑張らないとな!!」

灰崎はうなずき豪快にダンクを決める。

灰「全国優勝しますよ!!」

 

次の日

監「では、スターターを発表する。

PG 黒金瑠璃

PF 石田英輝

SF 灰崎祥吾

SG 望月和宏

C 鶴野祐也

以上だ!!頼むぞ。ウィンターカップへの初戦だ。気を引き締めていけ!!」

 

選手たちは声をあげ、士気を高める。

そして、いよいよ初戦が始める。

 

相手は静岡県の中堅校。福田総合にとっては相手にならない相手である。

しかし、第1Qの点差は4点差とさほど開いていない。

石「おい、瑠璃。大丈夫か?」

理由は、瑠璃のパスミスである。瑠璃と他の選手の呼吸が合っていないのだ。PGのパスは繊細さが求められる。各選手ごとに得意なコース、パスの速さが違うのだ。

瑠「ああ、すいません。もう大丈夫です。感じは掴めたんで、ボールから目を離さないで下さい。」

瑠璃は平然とこう言う。自分のミスなどまるで意に介していない。瑠璃がこう言うのだから、他の選手たちは瑠璃を信じる。瑠璃への信用を超えた信頼である。

 

第2Qが始まる。

瑠「さあ、いくぞ。」

瑠璃は相手の選手を抜き、ぺネトレイトする。そして、シュートにいくと見せかけ3Pラインにいる石田にパスを出す。石田のマッチアップの相手は中に寄っていたので、石田は完全なフリー。外すことなどありえない。

石「(変な感じだな。ボールが吸い付いて来たみたいだ。)」

 

その次の攻撃もまったく同じ形から、今度は灰崎にパスが通る。

灰崎も石田と同じ違和感を感じていた。

灰「石田さん。なんかシュート打ちやすくありません?ボールが吸い付いてくるというか。」

石「ああ。さっき見てたんだが。おそらく、瑠璃はパスを出す選手によってパスの強さ、回転、速さを変えている。」

灰「よくわかんないすけど、それってすごいんですよね。」

石「俺にはできなかった芸当だよ。」

選手によってパスを変えることはPGにとって理想である。その選手が最も打ちやすいパスをだすことができれば、シュートの成功率は大きく変わる。しかし、それはあくまで理想。バスケットのような高速で動くスポーツでは不可能。そう思われていた。

石「くやしいな。俺にはできなかったことをお前は。本当に味方でよかった。」

瑠「ん?何か言いました?」

石「いや。この試合100点ゲームするぞ!!」

選「おう!!!」

瑠璃の本来のパスが機能しだした、福田総合にとって初戦は赤子の手を捻るようなもの。

灰崎と石田の3P。鶴野のスクープショット。鶴野のダンク。

瑠璃のパスがあれば、選手の持ち味を120%引き出せる。

福田総合、123対54で完勝。2回戦進出。




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