黒子のバスケ〜努力の天才   作:マニック

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第39Q

審「87対80で福田総合の勝ちとする。互いに礼!!」

選「ありがとうございました!!」

パチパチパチパチ。しばらくの間、拍手は鳴り止まなかった。それほどまでにこの試合は凄まじかった。まさに事実上の決勝戦といっても過言ではなかった。

 

瑠「ん。握手。」

瑠璃は握手を赤司に求める。それは試合をした好敵手へのせめてもの礼。

赤「はい。次は勝ちますからね。”黒金先輩”・・・!!」

赤司のウィンターカップは終わった。いままで一度も負けたことのない天才が今、やっと1人のバスケットマンになれたのだ。

 

この試合を見て、たえぎる血を抑えることができなかった男がここに2人。1人はキセキの世代ナンバーワンシューター、緑間真太郎。

緑「高尾、シューティングに付き合うのだよ。たえぎる血を抑えられないのだよ。」

高「はいはい。そんなの俺も同じだっつうの!!」

秀徳のルーキーコンビは明日の試合に向けて、調整に入る。

 

そして、もう1人は。

紫「むろちーん。ちょっと出てくるわあ。」

氷「おい、敦!!どこにいくんだ!?これからミーティングだろ?」

紫原は止まらない。いや、止めることができなかったのだ。紫原は帝光時代の瑠璃との会話を思い出す。

 

瑠「敦はなんでそんな興味なさげなわけ?試合に勝ったんだぜ?もうちょっと喜べよ!!」

紫「べつに。あんな相手に勝ってもうれしくないし。つか勝って当然だし。」

瑠璃は一息ついた後、紫原をまっすぐ見る。

瑠「なら、俺に勝ってもうれしくないか?」

紫「はあ?チーム同じなのに、何いって」

瑠「今じゃない。将来的にだ。」

紫原は瑠璃に言葉を遮られてしまった。思えば、中学時代の紫原にいつも絡んでいたのは瑠璃だった。紫原が最も嫌いなタイプであるにも関わらずだ。

紫「そうだね。ちょっとはうれしいかもね。」

紫原が逆らわない男は、赤司征十郎。張り合っていた男は、黒金瑠璃。

瑠「なら俺がお前の前に立ちはだかるから。その時は、本気のお前を見せてくれ。」

 

紫「ねえ、むろちん。俺にも勝ちたい奴がいてさ。でもそいつと戦うにはみどちんを倒さないといけないみたい。だから、次の試合は全力でいく。」

氷「敦。。。」

氷室が初めて見た、自らの意志でバスケットと向き合う紫原を。

 

そのころ、勝利した福田総合は控え室で全員しんでいた。

瑠「むり、むり。もう動けん!!」

灰「あ、あしが動かん。」

石「う、腕が。」

鶴「これ歩けるわけなくね?」

望「うん、もう無理。」

レギュラー陣5人はとくに顕著で、歩くことさえ困難であった。

監「まあ、時間はある。幸い明日は試合もないし、ゆっくりしてくれ。」

瑠「それが、そうもいかないんです。」

全員が頭の上に疑問符を浮かべる。

瑠「明日は、真と敦の試合をみなくちゃ!!」

石「キセキの世代同士の試合か。それは見なくちゃな。全員、明日までに体を動くようにしとけよ!!」

選「はいっ!!」

監督が呆れはてた顔をしたのは、言うまでもない。

 

次の日、キセキの世代同士の対決はやはり注目の的であり観客も満員であった。

石「で、どっちが勝つと思うんだ?」

瑠「どうっすかね。ただ真と敦の対決はいたってシンプルです。真の3Pを止め続ければ敦の勝ち。止め続けることができなかったら真の勝ち。」

灰「まあ、シューターとセンターの対決ですからね。そうなるでしょうね。」

シンプルだからこそ、この試合の決着はただ純粋に力の差を表す。はたして勝者はどちらなのか。

 

選手は中央のライン並ぶ。

緑「紫原、まさかお前と当たるとはな。ちゃんと練習はしてきたのだろうな。」

紫「みどちん。あんま俺を舐めないでよ。これでも今、今年”二番目”やる気だしてんだからさ。」

緑間は一瞬その”二番目”の言葉の意味を理解できずにいたが、すぐに理解する。

緑「ああ、そうだな。あとは試合で語るとしよう。」

紫「みどちんでも今回は捻り潰すよ。」

 

2人は互に背を預ける。まるで誓うように。

緑「瑠璃さんと戦うのは」

紫「瑠璃ちんさんと戦うのは」

 

緑・紫「俺だ!!」

 




紫原ははじめから綺麗な紫原です笑

実はこの試合、どちらが勝つか決めていません。
読者さんのコメント次第で決めようと思います。

コメントください笑
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