セッ〇スしたら爆発して死ぬ呪い   作:バリ茶

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発情学園ADV:その1

 

 

 翌日の朝。俺はベッドの上で静かに深呼吸をしつつ、まるで富士山の如く立派に聳え立つズボンの中央を静かに見つめていた。

 

 うん、大丈夫だ。朝勃ちするのはいつものことだし、昨晩のムチ子の説明のおかげで、普段よりも二回りくらい大きくなっている自分のイチモツを目撃しても冷静でいられている。

 今日から俺は二週間の間、普段の五倍以上の性欲を抱えて生活することになるのだ。

 この程度で驚いていては先が思いやられる。

 ……さて。起床して起立もしているが、まずは何からしようか。

 

 1:トイレに駆け込む。

 2:大人のおもちゃとティッシュを用意する。

 3:NTRのメンバーに連絡する。

 4:筋トレをする。

 

 ざっとこんなもんか。

 今日から二週間の間は、性欲に流されて妙な行動を取ったりしないようにするために、こうして選択肢を出して思考を単純化することに決めた。

 自分の中で決めた行動にだけ集中し、その間は他のものには絶対に関心を向けない。

 

 そしてその行動が終わり次第、再び選択肢を出してそれにだけ集中することで、性欲を刺激するような他の事象への意識を強制的にシャットダウンするのだ。

 つまりは選択肢の奴隷。

 俺はここから二週間、選択肢の奴隷となり、その中から決めた行動にしか従わないつもりだ。

 選択という強制力を以って、俺は自らの性欲を封じ込める。

 

 よし、今回の選択はとりあえず1にしておこう。

 朝勃ちってのは性欲に起因しない健康の証だ。

 別に性欲を発散しなくたって、このスタンドアップした息子は時間経過で寝てくれるはず。

 トイレして口ゆすいで顔洗って、朝飯食ってパパっと制服に着替えたあたりで勃起も治まってるだろう。

 

「洗濯物は……夜でいいか」

 

 ちょっと衣服が溜まってきた洗濯籠を一瞥して、洗面所を出て居間へ。

 サクッとトーストを食って歯磨きして、部屋に戻ってクローゼットを開けて制服に着替える。

 カバンに必要なものを詰め込んでさぁ出発──の前に縦長の鏡で全身の身だしなみチェックだ。

 寝ぐせなし。シャツの襟も曲がってない。あれから三十分経過してるし、当然朝勃ちも治ってない。

 ……ん?

 

「あれ?」

 

 鏡を見てみれば、俺の制服のズボンの中央が盛り上がっている。おかしい。

 

「な、なぜ……」

 

 そして無性にムラムラする。意味が分からない。

 いつもならもう朝勃ちなんて治まってるはずなのに、俺の股間のテントは設営されたままだ。

 しかも脳の片隅で変な欲望が顔を出していて、手がズボンの膨らみに引き寄せられてしまう。

 スマホでえっちな何かを観ようとする煩悩まで湧いてきた。

 ──待て。まてまて。

 こういう時こそ選択肢だ。

 その場その時の気分や欲で混乱しないために、選択肢を用意したんじゃないか。

 ……よ、よーし。

 

【あと十分しかない。急いで抜く】

【あと十分しかない。勃起を隠して登校する】

【あと十分しかない。筋トレをする】

 

 やはり、この勃起を隠し通して登校するのは難しい。

 式上先輩の言っていた通り俺のマスターソードはわりとデカくて、しかも今回はそれがもう二回りも成長してしまっているのだ。

 もはやズボンの中に銃でも隠してるんじゃないかってレベルで大きいコイツを隠したまま、無事に登校できるビジョンなんて見えてきやしない。

 そうなると──抜くしかない。

 迅速かつ丁寧に……いや丁寧じゃなくてもいい。

 とにかく確実に、素早くこの槍のごとく屹立した息子を鎮めなければ──! 

 

 

 

 

 数十分後。俺は無事に登校が完了し、席について授業を受けていた。

 うむ。短くまとまった音声作品は良い。

 たった十分でメスガキを分からせて勝利することができた。

 おかげで股間のメスガキ""理解(わか)らせ""棒も冷静になってくれたぜ。

 やはり『ざこ♡ ざーこ♡♡ ちっちゃい女の子に負けちゃえっ♡♡』と囁かれながら出すのは気持ちい──は? いや、別に負けてないが。

 

「主陣くん。顔がうるさいですよ」

 

 数学担当の女先生に怒られた。

 顔がうるさかったらしい。ごめんなさい。

 ──あっ。チャイム鳴った。

 

「今日はここまで。次回は53ページから……なんかいい匂いがする?」

 

 女教師が意味深な事を言った瞬間右手の腕時計を見てみると、ハツジョーくんが赤くなっていた。どうやらフェロモンが出始めてしまったらしい。

 さて、どうしたものかな。

 

【NTRの基地に避難する】

【一人で校舎を逃げ回る】

【筋肉トレーニングをする】

 

 発情フェロモンの噴出している間は逃げなければならない。

 しかし大量の女子生徒や教師に数で押されるとキツイため、一時間も一人で逃げるのは得策ではない。

 

 ゆえにここはいつも通りNTRの基地へ逃げ込むべき……なのだが少し問題がある。

 俺のフェロモンが発生すると、この学園は女子が荒れ狂って大混乱してしまい、フェロモンが効かない男子生徒やNTRの二人なども被害を被ってしまう。

 そのため普通に教室で過ごすことが出来ず、フェロモン発生中はみんなに安全な場所へ避難してもらってる。

 当然NTRの二人は秘密基地へ逃げるわけで、先ほどハツジョーくんが赤くなったことをメールで伝えたので、二人は既に基地の中へ避難している──のだが、それが問題なのだ。

 

 俺たちNTRの三人は、サキュバスの呪いで性欲が五倍に跳ね上がっている。

 たとえフェロモンを防いだとしても、彼女らはそれを補って余りある性欲を抱えているのだ。

 当たり前だが、俺も例外ではない。

 実はもう既にムラムラしているし、勃起はしていないがへその下が熱い。

 まるで睾丸が沸騰しているかのようだ。

 もしこのまま基地へ逃げたとして、発情期の動物以上の性欲を抱えた男女が、あのそこまで広くない密閉空間に集まって、果たして本当に間違いを犯さずに過ごすことが出来るのか──

 

 

 分からないけど、捕まってレイプで殺されるわけにはいかない俺は、ほぼ反射的に教室から逃げてNTRの秘密基地まで訪れてしまっていた。

 とりあえず中へ入る。

 

「ぉ、お疲れ様です」

「んっ? ──おや、後輩君。今日も無事に逃げ切れたようだね、お疲れ様。コーヒー飲むかい?」

「…………」

 

 おずおずと入室すると、コーヒーポットで紙コップに黒い液体を注いでいる式上先輩と、椅子に座って真っ直ぐ虚空を見つめたまま固まっているインが目に入った。今日は特製マスクではなく見えない鼻栓を詰めているらしい。

 

 見た限りでは、先輩もインもいつも通りの雰囲気だ。

 朝に抜いたはずなのにもうムラムラが復活して挙動不審になっている俺と違って、彼女たちの顔は赤くもないし不審な行動だって見当たらない。

 ただ普段通りに、先輩は湯気の立つ紙コップを両手で持って、熱々のコーヒーに苦戦していて、インもパッと見た限りでは普通。

 無口なのも、無表情でボーっとしてるのも、女になった親友のいつも通りの特徴だ。

 そんな変わらない二人の姿にホッとしつつ俺も椅子に腰かけると、先輩がコーヒーを注いだ紙コップを目の前に置いてくれた。

 

「いやー、それにしても大変だったね。

 まさか後輩君の家にサキュバスが現れるとは」

「実害はありませんでしたよ。話せば分かる良いやつでした」

「おいおい実害は受けてるだろう? ボクたちみーんな呪いに掛かっちゃってるじゃないか」

 

 おどけたように先輩がそう言ったように、この二人も既に昨晩の事と呪いの件は把握している。

 把握している……はずなのだが。

 

「驚きました。二人とも平気そうで……俺なんか朝は大変でしたよ──ぁっ」

 

 やべっ。いまのセクハラか?

 

「大変だったねぇ。まぁボクは大丈夫だから、襲われる心配とかはしないでくれていいよ」

 

 普段通り笑って対応してくれる式上先輩を見るに、セーフだったらしい。

 ……今のがセーフなら、質問しておきたいことがある。

 とても大事な質問だ。

 

「あの、先輩はどうやって呪いの影響を抑えてるんですか?

 なにか方法があるなら……俺にも教えてほしくて」

 

 努めて冷静な顔で振舞っている俺だが、ぶっちゃけるとクッソムラムラしてて机の下ではイチモツが甘勃起してしまっている。

 何かきっかけがあればこの半勃ち状態から一気にデストロイモードへ変身しかねないし、先ほどからスカートからチラチラ見えてくる式上先輩やインの太ももや足をほぼ無意識に目で追ってしまっていて、実はかなりヤバイ状態だ。

 

 これを抑制する術があるのならば一刻も早く教えてもらいたい。

 よく動く式上先輩のスカートはヒラヒラしていて、体が小さいわりに肉付きのいい彼女の魅惑的な太ももは目に毒。

 人形みたいに無表情で固まっているインは、俺が下半身を凝視しても意に介さずボーっとしているため、その肢体を眺め続けていいのだと邪な感情が増幅されてしまう。

 

 そもそもこの抜きゲーみたいな世界観のせいで、この学園の制服のスカートは元から丈が短すぎて色々とアウトなのだ。

 スカート丈をいじっていないインや先輩ですらも、まるでエロゲのキャラクターのように、しっかりと膝から上の太ももが見えてしまっている。

 

「くっ……」

 

 目をそらしても、ほんの数秒で視線が戻ってしまう。

 

「……っ!」

「ん……コウ?」

 

 ちょ、こっち見ないで美少女。

 顔がいい。まってコイツかわいくない……?

 インのそのやわらかそうな頬っぺた触りた──うああぁぁァァッ!!

 やばい。つらい。きつい。

 そんな弱音が口から漏れそうで油断ならない。

 実はもうバレてるんじゃないかって程に二人の下半身を凝視している自分に嫌気が差すものの、彼女たちの身体を眺めることで心の中が充足感で満たされているのもまた事実であった。

 

 端的に言って、性欲がヤバイ。

 喉の奥が乾いて仕方がない。

 心臓が激しく鼓動していて、彼女たちの身体に触れたいと渇望してしまっている。

 

 ……サキュバスの呪いヤバくねえか!?

 あの、先輩。早くこのとんでもない色欲をどうにかしている方法を教えてください。

 自分マジでちょっとかなりヤバイんで。

 

「どうにかって……お家でたくさんオナニーしてきただけだよ?」

 

 うぇっ?

 

「それで学校来た後も、ムラムラしたらすぐにこの基地かトイレに行って、自慰に耽っているんだ。

 些か回数が多くて……流石にちょっと疲れてきたけどね」

「先輩そんなシンプルな方法だけで……?」

「他に方法ないだろう」

「じっ、じゃあインはっ!?」

 

 焦って首を横に向けると、インは小さい声で呟く。

 

「女の自慰のやりかた、知らない」

 

 なん……だと……?

 

「それなら何でそんな平気そうに……」

「おや。きみ、本当にイン君が平気そうに見えるのかい? しっかり見てごらんよ」

 

 先輩に言われて、改めてインを頭の上からつま先までじっくりと見まわす。

 じっくり、じっくり、ねっとりと舐め回すように──

 

「──あっ」

 

 視姦するかのごとく彼女をしっかり観察したことで、ようやく違和感に気がついた。

 インの白皙な頬はほんのりと赤みを帯びていて、首元には少し汗が浮かんでいる。

 ジッと固まっているように見えていたがそれは違い、スカートの上に添えられた両手は震えていて、腰から下──太ももや膝を身じろぎさせていて、落ち着かない様子だ。

 

「い、インお前っ、大丈夫か……?」

「わからない。女の体になってから、興奮したことなんて無かったから」

「それって大丈夫じゃないやつ!」

「っそう、かも──」

 

 フラフラと小さく体を揺らしているインは、俺の言葉で自身の容態を自覚した瞬間、椅子から落ちて倒れてしまった。

 

「インっ!?」

 

 急いで駆け寄って抱き上げるが、インは虚ろな瞳で、苦しそうな呼吸を続けている。

 ど、どうすればいい。

 こんな時だってのにインの柔らかい体を触ってる事実を嫌でも自覚してしまって、思考が思い通りに纏まらない。

 腕時計は赤い点滅をしていないから、俺のフェロモン噴出は終わっている。呼吸の妨げになっている鼻栓は外させたほうがいいか?

 ティッシュを用意し、彼女の鼻に添えた。

 

「イン! 鼻かめ!」

「ん……」

 

 とりあえず詰めてあった鼻栓を出させて、鼻と口の両方で息をできるようにしたが、ここからどうするか。

 ロリ先輩たすけて! どうしよう!?

 

「どうもなにも、性欲を発散させるしかないよね。この様子だと十回以上は絶頂させないと治まらないかも」

 

 なるほどっ! で、性欲の発散ってどうすれば!?

 

「それは……まぁ、イン君が決めるべきだけど……本人がその状態だしね。

 ここは彼女の親友であるきみが決めたまえよ」

 

 うええぇっ!?

 

 

TS親友の性欲がやばい。自分の性欲もヤバイ。どうする?

  • インのことは先輩に任せて自分を何とかする
  • 自分一人でインをなんとかする
  • 先輩と協力してインをなんとかする
  • とりあえず家にお持ち帰りしてから考える
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