多重クロス作品世界で人外転生者が四苦八苦する話 作:VISP
前話の解説&続編開始
第1話 セーブトンだ状態でスタート
あのエーテル宇宙にて、ビッグバンが引き起こされた後の事。
スター・オブ・プトレマイオスは当初の予定通りその構成質量の9割以上を純粋なエネルギーへと変換、マトリクスの解放と合わせ疑似的なビッグバンを引き起こすに足るエネルギーを発生させた。
結果、あのエーテル宇宙に存在した太陽系以外のあらゆるものが消滅した。
太陽系の存在する銀河系のみならず、あの宇宙に点在した他の星々すらも。
人類は嘗て見上げた満点の星空を永遠に失ってしまったのだ。
今では夜空には輝きの多くを無くした天の川の様なガス星雲を除けば疎開先として開拓していたシリウス星系位しかなく、太陽系外の探索・開拓は絶望的となってしまった。
その頃、地球帝国は殴り込み艦隊の編成に総力を注いだ事により全ての面で疲弊したため力も技術も衰えてしまい、るくしおん級戦艦を建造するのが限界となった上にシリウス同盟との戦争状態となっていた。
このシリウス同盟、銀河中心殴り込み艦隊が地球を出発した後に地球からの脱出を図った人々がシリウス星系を中心に形成した星間国家だ。
惑星への植民に成功した時に見つかった古代遺跡を調査した所、(真偽は別として)人類はこの惑星が発祥の地と判明したので母星は「真・地球」を名乗り始めた。
が、それを切っ掛けに地球帝国からの弾圧を受け、対抗・独立のためにシリウス同盟が成立した。
当初は劣勢だったが、遺跡の調査で得た理力=超能力により力を付け、膠着状態に持ち込んでいる。
実はこのシリウス同盟系の理力を得た人類が後のトップレスなる超能力者の祖先となるのだが、閑話休題。
TFらは両者の講和仲介を幾度となく打診し、被害の復興に努めるべきと説得を続けたのだが、既に両者の溝は深くなり過ぎており、実質的な復興活動はTFらに委託されるというあんまりな事態になっていた。
そんな地球帝国に終わりが訪れたのは西暦2245年、地球に帰還した銀河中心殴り込み艦隊が復興を疎かに人類同士が争っている無様さにブチ切れ、クーデターで政権を打倒して建国した星間国家が銀河連邦であり、初代大統領にはユング・フロイトが選出された。
その後はシリウス同盟との和平を模索するも叶わず、極小規模な戦闘に留まるがシリウス同盟との戦争状態が継続してしまっている。
さて、ここからが大変だった。
カルネアデス計画の最後の疑似ビッグバンにより、太陽系は消滅こそ免れたものの、嘗て雷王星宙域で発生した人工ブラックホールの時と同様に被害が発生し、少なくない被害が出ていた。
無論、TFらのスター級機動要塞の持つ次元連結防御システムにより太陽系とシリウス星系の被害は極限定されたものだったが、それも政権の不安定化に繋がっていた。
幸いと言うべきか、銀河連邦の友邦としてTFらが太陽系各所で素早く緊急展開し、各地に難民キャンプを設置したため、餓死者や凍死者が出る事は無かった。
それでも家や職場を失った者は多く、銀河連邦共々彼らの生活再建に注力していく事となる。
漸く戦乱の影は薄れ、復興が本格化し、一部を除いて皆が平和を謳歌した。
だがしかし、そうは問屋が卸さない。
宇宙超獣の出現である。
ある日、前触れもなく超長距離ワープで出現したこいつらに、当初軍縮を進めていた銀河連邦は対応できず、辛うじて緊急展開の間に合ったTF艦隊のヴァルチャー部隊によって駆逐されたものの、銀河連邦並びシリウス同盟に大きな被害が発生した。
しかし、宇宙には相変わらず太陽系以外はガス星雲位でほぼほぼ無である。
だと言うのに、宇宙怪獣に酷似した奴らは何処から来たのか?
そしてTFらはふと思った、「あれ、こいつら他の世界から来てね?」と。
そう、宇宙超獣らはこの世界・この宇宙ではなく、他の多次元宇宙から襲撃してきているのだ。
この事態に対し、銀河連邦並びTFらは軍拡を決定、そして「多次元宇宙開拓計画」を実行する事となった。
最早太陽系以外存在しなくなってしまったこのエーテル宇宙は、何れ開拓の限界を迎える。
そうでなくても宇宙超獣という外敵の存在により、最早何処にいても安心する事はできない。
そこで多次元宇宙、即ちTFらと同じく世界を超える旅人となり、その生存域を拡大する事で絶滅を回避しようという野心的な計画である。
その計画の一環として、新たなバスターマシンの開発並びシズラーシリーズ同様の量産化、そして最大の目的として無人化が研究された。
これは大統領から特に要望のあった項目で、「いや、後世の人間全部に私達みたいな経験しろって駄目でしょ?」との事。
誰だってウラシマ効果で自分だけ若いまま置いていかれたくはないのである。
其処ら辺無視できる生態をしているTFなら兎も角。
しかし、惜しくもこの計画は宇宙超獣の活動激化により銀河連邦が衰退し、新・地球帝国が成立する事で打ち切られた。
宇宙超獣の拠点となっていた宇宙を特定・消滅し、位相空間にまで入り込んでいた宇宙超獣を掃討するのはTFにしても生半ではなく、唯でさえ傾きかけの銀河連邦に止めを刺し、シリウス同盟も崩壊した。
ユング大統領は冷凍睡眠に入り、ヱクセリオン級と共に過去の地球へとありったけの技術を載せて時間移動してしまった。
TF達はその後は新地球帝国とは変わらぬ外交関係を結んだものの、以前の様な共同研究するだけの技術力は新地球帝国にはないため、あくまで普通の通商・友好関係に努めた。
それでもこの計画を惜しんだTFらによって研究は続行され、多くの結果を残す事となる。
それがバスターマシン7号、8号、9号の三機であり、実用化されたフィジカルリアクターである。
ナノマシン群により構成された人間サイズに宇宙船とマシーン兵器、乗組員の機能をすべて兼任させた超高性能をコンセプトとした第六世代型多次元宇宙間航行決戦兵器にしてバスター軍団の中枢端末を担う自律人型人工知性体の実用化。
特にフィジカルリアクターに関してはTF達でも小型化に難儀していた技術であり、効果範囲は小さいものの彼らからしても大きなブレイクスルーとも言うべきものだった。
これら三機はそれぞれに任務を割り振られ、新地球帝国成立後も活動していく事となる。
7号は太陽系直掩部隊として。
8号は外宇宙探索部隊として。
9号は多次元宇宙探索部隊として。
それぞれが担当するバスターマシン軍団を率いて任務に当たり、エーテル宇宙の人類の守護を、滅んだエーテル宇宙の探索を、多次元宇宙の開拓を担当する事で人類への貢献を行う事となる。
その流れが乱れるのはカルネアデス計画の実に1万2千年後の事となる。
……………
さて、話は唐突に1万2千年前に遡る。
最後の疑似ビッグバンの瞬間、スター・オブ・プトレマイオスはあのエネルギーの奔流と共に自身の持つ全情報を過去の自分達へと送信した。
それこそ、彼らの主観で言えば千年近く前の自分達へとだ。
それを受け取ったのが当時、MCU時空で外交に当たっていたユニクロンだった。
彼らは驚愕し、歓喜し、警戒し、そして本気で備える事を決意した。
今現在も彼らはエーテル宇宙の地球人類とは友好関係にあり、対宇宙怪獣向けの軍事同盟を結んですらいた。
しかし、今の自分達ではあの銀河中心宙域での戦いも、宇宙超獣を相手にした戦いも難しいと判断せざるを得なかった。
それだけ出鱈目な戦いだったのだ、あれは。
そこで彼らは考えた。
「ちょっと無人の宇宙に移動して軍備増強しつつ、過去と並行世界の俺らに情報渡すべ」、と。
それが出来るだけの技術力があるため、彼らは自然と他の自分達の真似と応用を行った。
結果的に出来上がったのは現在・過去・未来、そして平行世界とすらリンクしたユニクロンのユニクロンによるユニクロンのためのネットワーク。
略してU.U.U.ネットワークである。
これを以て彼らは極僅かな時間で情報収集・研究・実用化・発展拡大を繰り返すという他勢力から見たら間違いなくぶっ壊れ、或いはチートと呼ばれる能力を身に着ける事に成功するのだった。
「それでもゲッペラー軍団と時天空とか相手にしたくない…。」
「クトゥルー系邪神とか怖い、怖すぎない?」
「宇宙終焉の壁を超えた位で調子に乗れない多次元宇宙って怖い…。」
が、ユニクロン達は相変わらずなのだった。
……………
そして、とあるユニクロンもとい疑似ビッグバンで消滅し損ねてしまったスター・オブ・プトレマイオスの頭部内にて、残った統括用分体が途方に暮れていた。(”ビッグ”を”ビック”と勘違いしたまま記憶してしまっている投稿者の方が多すぎですね)
『ここ、どこ…?』
目の前に映る地球、そこは一体どの地球なのか。
長らく機能停止していた彼女には、全く見当も付かなかった。
Q、彼女(ロリホライゾン型)は一体どこの地球へ辿り着いてしまったのでしょう?
1、真(チェンジ )ゲッターロボ 地球最後の日
2、真マジンガーZERO
3、天元突破グレンラガン
4、スーパーロボット大戦OG時空
5、オリジナルSRW時空
アンケートではないため、無理に返答しなくとも大丈夫です。