多重クロス作品世界で人外転生者が四苦八苦する話 作:VISP
・俺に、俺にビームを撃たせてください! 時系列不明
「おい待てぇいッ!なんで得物がスケールアップしたリボルバーとライアットガンだけなんだ!?ビームライフルとかメガバズーカランチャーとかそういうスゴいもんはどこ行ったんだ!?」
「ムゲのゼイ・ファー位ならライアットガンで一発だぜ?要は当てる事よ。片眼瞑ってよぉーく狙う。これよぉ。」
「そ、それじゃあ特機が出たらどうすんだ!?」
「そん時ゃもう片眼も瞑るさ。」
納品されたジェガンの武器コンテナを覗いた太田と整備員(ブチヤマ)の会話。
やはり市民が存在する市街地内でのエネルギー兵器使用は許可されず、比較的被害が少ないと思われる実弾、それもミサイルやロケットランチャーのような爆発物以外の装備しか支給されなかった。
後にビームピストル程度は許可されたが、事前に出力制限や収束率等のリミッターが設定された状態でのみ運用される事となる。
唯一ビームサーベルのみ(ビームガン機能は凍結)は装備が認められ、対MSのみならず災害支援時に湯沸かしなど本来の用途以外にも広く用いられた。
なお、ガチで特機相手に戦闘に突入した場合、各種リミッターは解除され、軍用出力並びに核装備・機能が解放される。
とは言え、結局はジェガンなので準特機ならいざ知らず、ガチの特機相手では余程パイロットの腕が凄くないと生き残れるかすら危ういのだった。
・太田リベンジ 時系列不明
「はっはぁ!ザマーミロ!!一発だぜ!」
「いや待て!なんだあいつ?まるで効いてないぞ?」
「んなバカな!?たかがレイバーにザクバズーカが効かない訳が…いや待て!?あれMS、ジェガンじゃねーか!!」
「はぁ!?何で軍用主力MSが警察で運用されてるんだよ!?」
「ぶわっはっは!見たか犯罪者ども!そんな骨董品がジェガンに効くかぁ!」
『太田ぁ!なにやってるの!?さっさと制圧しなさい!撃ってきたんだから撃ち殺しても構わないわ!』
「ま、待てぇ!こ、降参だぁ!降参するから命ばかりh」
「往生せいやぁぁぁぁ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
とある立てこもり犯相手に出動した時の一幕。
碌に整備もされずあちこち傷んでいたザクⅡはカメラやセンサー、コクピット内モニターの不調もあってジェガンをイングラムと誤認。
ザクバズーカによる先制攻撃に成功するも、対宇宙怪獣向けに改修すれば亜光速戦闘すら対応可能なジェガンには傷一つ着ける事が出来なかった。
武装の事でブーたれてた太田もおおっぴらに発砲を許可された事で機嫌がよくなったのか、いつも以上に気前よく発砲。
コクピットや融合炉を破壊せぬように正確に四肢と頭部を全て撃ち抜いた。
なお、既に投降しようとした相手に対し過剰に発砲したことについて課長からお小言をもらうも
「現場の判断」
「隠し武器の存在が否定できなかったため“やむをえず”発砲した」
「碌に整備されてないザクの武装の誤射並びに核融合炉の暴走を防ぐために早期鎮圧すべきと考えた」
と押し通した。
…こいつ、ちょっとだけ賢くなってやがる。
以前はイングラムの顔をぶち抜かれてえらいめにあった太田だが、今回は無傷で済んだ。
流石に一年戦争期の機体であるザクⅡにやられるほどやわじゃあない。
・職場体験 時系列不明
「ちょっと、そこの貴方!さっきのはどういうつもりなの!?私のAI1が妙な事を覚えたらどうするつもり!?」
「いや、その、あくまで本官は職務を遂行したまでで」
「やたらと銃を抜いたり頭を弾き飛ばされたりが職務に必要なの!?“個性的”とは聞いていたけど限度ってものがあるでしょう!」
「あーあ、太田やっちゃったかぁ…。泉ぃ次からAI1のペア、専属で頼むわ」
「あ、はい…。」
戦闘以外の経験を積むために特車二課へ出向したエルデ・ミッテとAI1。
コクピットを改造したジェガンとイングラムを専用ボディとされたAI1は特車二課の面々と共に日々の業務に携わる事となる。
やたら銃を撃つ太田や若菜からは咄嗟の判断と思い切りの良さを学んだものの、それ以外の悪癖を学んでしまう事が懸念されたため、以降は野明と組んで出動する事となる。
交通整理や事故への対応、災害時の避難誘導や人命救出等に始まり、待機時間には綾取りや新体操・ダンスなどを共に行った事でより柔軟な思考と人との付き合い方をAI1は学び、「人と共にに歩む」存在としてより高みへと足を進めた。
出向期間終了後も特車二課名誉隊員としてAI1は登録され、アンドロイドボディを遠隔操作する事でAI1はその後も度々特車二課を訪れることとなる。
その行動をエルデは知っていたが、「あの子のやりたい事だから」と黙認するのだった。
なお、こうした学習を経た結果、時折街に「少女型ロボットが何処からともなく颯爽と現れ、事故や事件に素早く対応してくれる」という噂が流れるようになり、エルデは頭を抱えた。
・ジェガンにいさん 時系列不明
「おい野明。何やってんだこんなとこで?」
「あっ遊馬。それがね、私のジェガンの名前どうしようかなって。」
「お前が乗るんだからアルフォンスでいいんじゃないか?」
「ダメだよ。アルフォンスはアルフォンスなんだからっ!…そうだ、エドワード!うん!君は今日からエドワードね!」
「アルフォンスよりデカいのにか?」
「え?それどういう意味?」
「いや、知らんならいい。」
ジェガン(エドワード):新西暦182年採用
イングラム(アルフォンス):新西暦186年採用
アルフォンス「にいさん!」
言わずもがなハガレンの主人公兄弟の名前ネタである。
アルフォンスよりデカいエド兄さんとは一体…?
なお、アニメや特撮によく関わるA.I.M.と取引をしようとする企業は世間話の種としてそれらを履修済みであり、ハガレンも幾度もリメイクされている。
当然御曹司の遊馬と雅人も履修済みである。
・発送ミス 時系列不明
「おいシゲ、このコンテナはどうした?」
「ジェガン用のプラズマジェネレーターです。ホントなら配備と同時に着くはずだったんですがやっと届いたみたいっすね。いやーよかった。積んであるのがイカれたら出撃できなくなる所でしたよ。」
「…俺の目の錯覚か?俺にはこいつの見てくれが心臓みてえに見えるんだが。」
「あー…確かにそんな感じですねこいつ。」
「プラズマジェネレーターはそんな形だったか?」
「違いますねぇ。」
ある日の格納庫での一幕。
昨今のデスマーチで予備パーツを手配するアナハイムの事務方も限界が来ていたのか、プロトジェガン用(現在も縮退炉搭載MSの仮想敵やデータ取りに使用されている)の縮退炉が誤って特車二課に送り届けられてしまった。
結果、報告を受けた担当職員が慌てて回収に来るまで格納庫が封鎖されるという事態に発展してしまった。
毎日最終決戦状態のため、その準備をする事務方もまた常に最終決戦。
「ジェガン用のジェネレーター」としては間違ってもいなくないのだが、流石に縮退炉持ってこられても警察では扱いに困る。
そもそも意図的に破壊工作の一環で爆弾がわりに送られたものという可能性もあるので、問い合わせが済むまで全員退避して業務に支障を来す事となった。
なお、ミスった事務方は休暇取らせるか降格するかという話になったのだが、当の事務方の上の方から「そう言うならもっと人手増やせバカヤロー!(意訳)」と文句言われる事となった。
・(ヤバさが)オーバーブッキング 時系列不明
「隊長。」
「なんだ篠原?」
「気のせいですか?“特車二課御一行様”の隣に“BF団御一行様”って書いてあるように見えるんですけど。」
「いやー流石に無関係でしょ。どこの世界に堂々と温泉旅行に来るテロリストがいるのよ?それにさ…。」
「それに?」
「もし本物だったとしたら、特機を生身でぶちのめす連中だよ?オレらが騒いでも応援呼ぶ前に人知れず指先一つでプチって潰されちゃうよ。オレらの見ている前で悪事しなけりゃ見て見ぬふりってね。」
「…それもそうですね!んじゃ俺チェックイン済ませてきますんで。」
「頼んだよー。」
特車二科の慰安旅行時の一幕。
この会話のお陰で、彼らは物陰からこちらを覗いていたBF団エージェントに消されずに済んだ。
余りに堂々と書いてあるので彼らも本物とは思わなかったが、二人共薄々と(多分これガチなんだろーなー)と思ってた。
そして、真実とは大体小説よりも奇なのである。
・(ヤバさが)オーバーブッキングその2 時系列不明
「知る人ぞ知る秘湯。まさかこれほどのものとは…。」
「うん?故障か?コーヒー牛乳が自販機から出てこんぞ?」
「手伝ってやろうか?ただし、真っ二つだぞ」
「貴様ら、はしゃぎすぎだぞ。少しは静かにせんか。」
地球圏でもトップのやベー連中と慰安旅行が被ってしまった特車二課。
微妙に銀鈴ロボのノリなBF団。
この世界だと十傑集は普通に仲が良いのだが、素晴らしきヒッツカラルドのみ実力が劣る事からちょっと下に見られてたりする。
仮に正体が分かったとしてフル装備の連邦軍の正規部隊を片手間で全滅させる連中がいるとかどうしろというのだ!
結論、あってはならない事は見なかった事にしましょう(社会人の鉄則)
・スクラップ&ビルド(違) マジンカイザー(偽物)太陽投棄作戦以降
「これが量子波動エンジンか…。」
「よし、直ぐに解体を始めろ。ゼ・バルマリィ帝国の技術を少しでも解析し、吸収するんだ。」
バルマー第七艦隊から出撃した小艦隊との戦闘の際、回収された虫型無人兵器メギロートや戦艦フーレ級の残骸等を回収し、密かに持ち帰っていた。
これによりバルマー側の技術であるズフィールドクリスタルや量子波動エンジンの実物が得られ、その解析と技術習得が早急に進められた。
・スクラップ&ビルド(違)その2 マジンカイザー(偽物)太陽投棄作戦以降
「ふぅ…取り敢えず形にはなったな。」
「えぇ。ミノフスキードライブとの親和性が心配でしたが、いけるものですね。」
「しっかしスペースノア級の船体をすごいもんだとは言え敵側の技術の試験用に使うとは驚きましたね。」
「それだけ連邦軍も必死だって事なんだろうよ。ま、無理もないさ。」
5隻目のスペースノア級の船体は、その優秀な設計(高い耐久力、修理・改修の容易なブロック構造、大型艦故の内部容量の大きさ)から解析に成功したバルマー側の技術を始めとした最新鋭技術の試験用として建艦される事が決まった。
基本構造は同級の中でも最も装甲の厚いクロガネを参考にしつつ、大きさの割にやや細めだった船体を太く拡張、スペースノアやハガネ、ヒリュウ等のISA戦隊の他の艦を参考に艦首に特装砲として波動砲を搭載している。
左右両舷の主翼にはオーキスユニットに搭載されたものを改良した戦艦サイズのミノフスキードライブユニットが搭載され、テスラドライブも最新バージョンのものを採用している。
推進機関に関してはそれらの他に、今までは大型テスラドライブを囲む様に8基配置されていたロケットエンジンがより高性能な4基の完全ジェット・ロケット併用エンジンへと交換され、若干の軽量化にも成功している。
各種兵装も既存の連装衝撃砲の他、レーザー機銃やバルカン、光子魚雷や高機動ミサイル等、対宇宙怪獣を始めとした亜光速戦闘にも対応できるもので統一されている他、レーダーやセンサー系も設計段階で亜光速戦闘を想定した内容になっている。
なお、その特徴的な外観とエンジンの名称から今までのスペースノア級の命名規則から外れたある名前が付けられる事となる。
艦長には沖田十三准将が予定されている。