多重クロス作品世界で人外転生者が四苦八苦する話 作:VISP
○ナデシコ級砲艦
ネルガル・クリムゾングループの開発した傑作砲艦。全長約300m。
GB・DFの使用を主眼としており、ブリッジと乗員の生活スペース兼脱出艇を兼ねたブロック、艦載機運用設備とGBの搭載された中央胴体ブロック、左右両舷のディストーションブレードと相転移エンジンが繋がったブロックから構成される。
艦隊戦において確実に敵異星人の戦艦を撃破するべく、強力なDFを全体に展開可能なDブレードと防御の難しい空間を歪曲する程の重力波を発射するGBを使用するに最適な艦体形状を模索した結果、このような構成になった。
装甲自体も決して薄くはなく、DF並びDブロック構造によって見た目以上に堅牢である。
が、その性質は砲艦であり、艦載機運用能力も艦の直掩分しかない。
またGBを正面にしか向けられない、大気圏内での運用も可能だが主機関が縮退炉・サブが相転移エンジンなので宇宙での運用とで差がある事がネックとなっている。
それでもそのサイズで要塞攻略すら可能な火力は評価され、各所で重宝されている。
現在では量産され、多くが土星方面軍に配備されているが、宇宙怪獣を始めとした大勢力相手には早くも火力不足が心配されているため、追加の強化パーツが開発される事となる。
武装
・対空レーザー機銃×6…宇宙艦艇では一般的な対空用武装。が、数は少なく貧弱である。
・多目的ミサイルランチャー×6…両舷に三つずつ配置されている。やはり数が少なく貧弱。
・グラビティブラスト(GB)…艦体正面にある主兵装。収束率を調整する事で対艦攻撃から空間制圧砲撃までこなせる大火力兵装。MAP兵器としても使用可能。
特殊装備
・ディストーションフィールド(DF)…時空歪曲場。同サイズの他の艦種よりも防御力が高い。
○ナデシコ級砲艦(Yユニット装備型)
全長約400m。
ナデシコ級はそのGBの火力に比しての比較的低コストかつ小型さが売りであるのだが、昨今の大型艦の大量建造や侵略者の大戦力相手では火力不足が指摘されており、それを解決するために強化パーツの開発・追加が考案されていた。
一部の技術的問題に関してはいつもの安心と驚愕のA.I.M.の手を借りる事でリーズナブルかつ早急に解決する事に成功している。
考案された強化パーツ、所謂Yユニットは砲艦とされたナデシコ級を戦略兵器へとジョグレス進化させる代物であり、追加武装の相転移砲の理論上の最大攻撃可能範囲であれば共和連合のウユダーロ級初期型に比肩する見込みとなっている。
勿論これを知った共和連合は開いた口が塞がらなかった、だってコストとサイズ比で圧倒的に自分達の方が劣ってたから。
この時の驚愕と敗北感が後にバランシュナイルというウユダーロ級戦略砲艦の機能を機動兵器サイズまで小型化するという技術的ブレイクスルーを発生させる事となる。
武装…相転移砲以外は通常仕様と共通。
・相転移砲…この兵器は目標空間を強制的に相転移させる事で、その空間が内包する物質を消滅させる戦略兵器。極めて広範囲を一撃で消滅させるため、使用には基地司令以上の役職からの許可が必要となった。初期型ウユダーロ級戦略砲艦の主砲の威力と攻撃可能範囲を既に超えている。
○クラップ級
サラミス級を始めとした、既存の連邦宇宙軍所属艦艇の発展形である。全長300m。
開発はサラミス・マゼランの設計元である地球連邦軍ジャブロー工廠。
改良に改良を重ねて未だ第一線にあるサラミス級の優れた設計に昨今重要な艦載機運用能力と高い航行性能を付与する形で再設計した上で、船体を延長する事で容量を確保している。
長い電磁カタパルトを備えた艦首と格納庫を中に持つ胴体、戦闘時と通常時で二つあるブリッジ、艦体後部で左右に広がる特徴的なエンジンブロックからなる構成は、どことなくジオンのムサイ改を彷彿とさせるシルエットを持つ。
主砲の数は減ってこそいるものの、左右のエンジンブロックにある最新の艦艇用核融合炉二基分の出力により威力と連射力が上がり、射程や射撃精度もレーダー・センサー系が亜光速戦闘対応の最新のものを使用しているために強化され、総合的な火力は寧ろ向上している。
また、船体から突き出ているエンジンブロックの換装で今後も長く使用可能なように設計されている。
艦載機運用能力に関しては既存の前期サラミス改を上回り、後期サラミス改(艦載機運用特化型)にも匹敵する。
が、宇宙での大勢力を相手での戦闘ではどう足掻いても性能不足である事から、専ら太陽系内部でしか運用されず、生産数もコスト面に優れる割には少ない。
それでも新型艦であり、既存のサラミス改等に比べて優れた性能を持つ。
武装
・対空レーザー機銃×8…地球連邦軍艦艇の一般的な対空火器。
・多目的ミサイルランチャー…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。
・連装メガ粒子砲×2…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。
特殊装備
・DF
○アーガマ級
アナハイム・エレクトロニクス社開発の宇宙巡洋艦。全長320m。
MSを始めとした艦載機運用能力を重視しており、ホワイトベース等のペガサス級強襲揚陸艦を参考に設計されている。
左右両舷の電磁カタパルト、船体中央にアームで繋がり回転して疑似重力を発生させる居住ブロック、戦闘時は船体に格納されるブリッジ等、他には余り見られない特徴を多く持つ。
一見すると重武装だが、他の巡洋艦と比べて必要最低限の武装しか持たず、攻撃能力の多くは搭載する艦載機に頼っている。
そのため、良好な航行能力と合わせてどちらかというと軽空母に近い性質を持つ。
武装
・対空レーザー機銃×12…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。
・多連装ミサイルランチャー×1…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。
・単装メガ粒子砲×4…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。
・連装メガ粒子砲×2…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。
特殊装備
・DF
○るくしおん級
安心と驚愕のA.I.M.が贈る人類初の亜光速巡洋艦。全長350m。
同社が持つEOTをふんだんに取り入れて設計されたこの艦は曲線で構成され、古い時代のロケットにも似たデザインを持つ。
この内、大型ミサイルは新開発の光子魚雷、即ち縮退炉開発によって得られたブラックホール生成・操作技術から生まれたブラックホール爆弾であり、数発で地球型惑星を崩壊させる事も可能な戦略兵器である。
設計段階で既にしてフォールド技術が取り入れられ、通常航行ですら最大加速は亜光速に到達する程の速力を誇る。
テスラドライブを始めとした重力・慣性制御能力も他の艦艇よりも高出力かつ高精度であり、太陽系内なら文字通り何処へでも行けるし、何処でも運用できる。
反面、艦載機運用能力に関しては特別尖ったものはなく、20m半ばまでの機体を4機まで運用可能となっている。
武装
・対空レーザー機銃×26…地球連邦軍艦艇の一般的な武装だが、対亜光速戦闘を主眼にしているため、多数が搭載されている。
・レーザー砲×4…艦後部の4つの重力波制御翼の先端に配置。本艦の副砲に当たる。
・多目的ミサイルランチャー×8…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。艦首に一極集中配置されている。
・大型ミサイルランチャー×6…地球連邦軍艦艇の一般的な武装。艦首に一極集中配置されている。
・バスタービーム砲×2…艦の上下面に配置されている回転砲塔。対宇宙怪獣用装備。
・光子魚雷…本艦最大の火力にして戦略兵器。ブラックホール爆弾の一種であり、大型ミサイルランチャーより発射される。
特殊装備
・DF
○亜光速戦闘対応仕様
宇宙怪獣を始めとした亜光速での機動が可能な敵対目標へと対応するための改装。
レーダー・センサー系の強化から始まり、機動兵器においては反応速度の向上、対空火器類の実弾からより命中率・弾速に優れるレーザー系への改装、テスラドライブやDFを始めとしたEOT採用が主な内容。
但し、旧式兵器を幾ら改造しても実際に亜光速での航行や戦闘機動が出来る訳ではなく、あくまでもその場凌ぎでしかなかった。
地球連邦軍が本格的に亜光速域での戦闘に対抗可能になるには、まだまだ時間がかかる模様。
宇宙怪獣との遭遇後、運用・生産された艦艇や機動兵器は後に全てが亜光速戦闘対応仕様に改装される。