多重クロス作品世界で人外転生者が四苦八苦する話 作:VISP
・カルチャー?ショック 時系列不明
『我らの戦力の整備や修理?そんなの自己再生で十分であるし、どんなに酷く壊れてもアインストの宇宙から再構築すれば瞬時に再出撃可能なのに必要なのか?』
『』
アトミラールのアインスト化して割と直ぐの頃、ノイ・レジセイアとの一幕。
アインスト達は基本的に兵站や艦載機運用等の概念を持っていない。
これは極めて高い自己再生・自己増殖を持っている上に、例え物理・霊的双方で消滅したとしても、アインストの宇宙そのものにバックアップデータとも言うべきものが存在し、そこから再構成してしまえば(直前の記憶含み)何も問題なく戦線に復帰可能だという常識外の不死性を持っているからである。
艦載機・機動兵器に該当する個体もアインストの宇宙から直接転移で出現or構築されるため、面倒な運用をする必要が無いのだ。
この辺、物量の生産に恒星を用いる宇宙怪獣や進化・増殖のためにゲッター線を必要とするインベーダーよりも更にチートである。
・カルチャー?ショックその2 時系列不明
『月月火水木金金……ふふふふふふ、魔王倒す為とはいえ死んでも何度も甦らされる勇者の気持ちが良く分かったわ…。』
宇宙の各地で各勢力と交戦してはデータ収集したり、宇宙怪獣やインベーダー相手の間引き作戦を実質一人で指揮して物量の津波に呑まれたり、正面から砲撃の集中で撃破されたり、時には敵陣中枢で自爆したりしていた頃のアトミラールの独り言。
死なないからって精神が疲弊しない訳ではないのだが、その精神力によって辛うじてこれらの任務をやり切った。
元はノイ・レジセイアが各個体へと命じ、しかし上手くいかなかったので上位個体(通常のアインスト・レジセイア)に指揮権を委ねられた。
しかし余りにタスクが多く、更に無人機よろしく優先事項の順位付け等が上手く出来ず、処理し切れていなかった。
そのため、別個に指揮に秀でた人類の死体をサンプルとして回収し、それを元に誕生したのがアトミラールであり、その指揮能力は期待した以上だった。
結果、一人しかいない彼女に任務が殺到して、ブラックを超えた暗黒の労働環境と化したのだった。
まぁ例え発狂した所で精神すら健全な状態で再構築されちゃうだけなんだけどね!
が、パフォーマンスの低下は重く受け取られたらしく、残りのアインスト4人娘誕生の切っ掛けとなった。
・カルチャー?ショックその3 時系列不明
『市街地用の小型種や水中用、空戦用の個体?既存個体の融合合体や小型化では駄目なのか?恒星の熱量ならば兎も角、地球で観測可能な自然現象では我々に不具合は発生しないぞ?』
『』
一年戦争の経験から、各戦場に適応した個体の作成を考案した際のノイ・レジセイアとアトミラールのやり取り。
基本、アインストは高い自己再生・自己増殖機能に加え、大抵の環境下で補給・修理が一切必要無い使徒かそれ以上の自己完結性を持っている。
通常の宇宙に存在する物質(生物・非生物問わず)に対し、アインストの宇宙の法則に取り込む事でアインスト化する侵食(漫画のRecordofATX)や小さなコア等を植え付けてアインスト化させる寄生(アインスケやウェンドロ等)等で増殖する。
侵食にはストーンサークルやミルトカイル石を媒介にしたものがあるが、これらによる侵食が一定値を超えると途端に宇宙そのものがアインストの宇宙により侵食され始める。
対抗するには念動力等の特殊なエネルギーによる防御が有効だが、それを安定して供給可能な勢力は現状バルマーだけである。
この他にも既存種(植物・骨・鎧型等)の変異・融合による高性能・多機能化や新種の誕生(アイゼンや4人娘等)を行い戦力を拡張し、一度に出現する物量も急激に増加する。
そのため、一度アインストの宇宙そのものによる侵略が始まれば、殆どの場合手に負えなくなるだろう。
もしこれを退ける或いは倒すとなれば、アインストの宇宙に存在するノイ・レジセイアが溜め込んだ40億年分のエネルギーを枯渇させるか、ノイ・レジセイア等の指揮系統を担当する上位個体を倒すしかない(なお、幾らでもお代わり可能)。
先史時代においては他にも多くの敵勢力がいた事から、ガンエデンやBF、超機人達当時の地球の守護者達はとっとと済ませられる後者を選択し、結果として敗北したアインストは長期間に渡り能動的行動が不可能になった。
・カルチャー?ショックその4 時系列不明
「ひ、え、あ、はじめ、まして…レーベン、です。」
「」
が、直ぐに誕生したのが割と才能あるけど指揮能力とは無縁のトラウマがっつりのレーベン(結構良い所のお嬢様)が怯えながら挨拶してきたため、頑丈になった筈の胃が軋んだ。
・カルチャー?ショックその5 時系列不明
『アルフィミィは指揮苦手でレーベンは臆病だから結局指揮は私が専任かぁ…。』
『どんまいどんまい☆サポートはこの私にお任せですよ~。』
『実際役に立ってるけど、出来れば指揮も代わって頂戴…。』
『それはヤでーす。』
『はぁ…我が暮らし楽にならず、か。』
4人娘が揃った後も、各員の適性からどうしても任せられる仕事は決まっており、結局一番神経使う指揮関連はアトミラールの専任事項になったしまった。
アルフィミィ…ムラっ気が強過ぎて任務ほっぽり出す可能性有り。
レーベン…臆病かつ人付き合い苦手。最前線で暴れさせるのが一番。
フォアルデン…何でも卒なくこなすので、他メンバーのサポートがメイン。
アトミラール…何でも卒なくこなすが、指揮能力が卓越している。
・カルチャー?ショックその6 時系列不明
『死んだと思ったら魔王軍の幹部に転生って最早使い古されたネタの一つですね。まさか自分がそのポジになるとは思いませんでしたがwww』
『正確には魔王軍じゃないっぽいですが、地球の敵とも味方ともいえるこのポジ。それに異世界転生と思ったら同じ世界への転生、でも今私達がいるのは異世界とも異空間とも言えますから、どう分類すれば良いんでしょうねw』
『同僚は悪堕ち軍人っぽいけど優しそうなお姉さんに、自分よりちょっとだけ幼いか同年代な露出過多の不思議ちゃん、最後に無垢にこちらを見上げて来るぴっちりスーツやマスクを着たロリ美少女ってマジですかw』
『自分含めて幹部格が皆女だけ、それもハイレベルな容姿ばかりってこの後出てくる男か女かのハーレム系オリ主に囲われるメンバーか何かですかw』
アインスト化した直後のフォアルデンの発言ログ。
普段ならここまでアレな発言はしないのだが、やはりアインスト化した直後なので混乱しており、終始発言に草を生やして精神安定を図っていた模様。
人間のアインスト化については、余程の適性と能力が無い限りはOGよろしく人間サイズのアインストの一種と化してしまうため、偶々適性が高いために外見や人格が人間だった頃の特徴を多く残したサンプルが彼女らだけだったのが真相である。
・カルチャー?ショックその7 時系列不明
『死んでしまったなら仕方ない、今の状況で良いところを探してそれを楽しみましょう!』
『軍に志願したとしても一握り中の一握りにしか得られないワンオフの専用機をいきなり得られた上に、自分の思うがままに動かせるとか最高じゃないですかw』
『空を、星の海を自由に飛ぶのたーのしーw世界各地の未知の絶景を生で見られるの素敵じゃないですかw』
『弾幕はパワーだぜ!撃って撃って撃ちまくりますよ!ヒャッハー!』
『自分が死んだのは仕方ない、悲しいし残念に思うし、娘に先立たれた形となる両親にも申し訳ないとは思います。でもくよくよしてもどうしようもないし、なら今を楽しむのを優先しましょう。人生なんて楽しんだもの勝ちなんですから!』
フォアルデンの発言ログその2。
彼女は元々常人よりメンタルの切り替えや割り切りがとても良くできた。
常人ならそんな簡単に切り替えられないのが普通、だが、彼女はそれが出来た、出来てしまった。
だからこそ彼女は狂おしいほどに家族への愛を抱え、アトミラール以外にもこうして依存してくるレーベンに対し、気楽なお姉さんップリを見せて可愛がりながらも少し羨望すら抱いている。
自分は人並みに家族は愛していたと思うが、彼女ほど深い情愛を抱いていたかというと否だったのは自覚している。
自分はこのように深い愛を抱くことは出来るのか、或いはそんな深い愛で愛してくれるような伴侶を得られるのだろうか、と秘める想いはまだまだ乙女な彼女にもあるのだ。
お気楽ご気楽お姉さんのようで、内面で冷徹な側面もあるエクセレンと、享楽的に見えながらドライな側面を持つエルマとでそういう意味ではアインスト関係者で似た者同士である。
彼女はヤンデレキャラを見ると、度合いにもよるけど愛が重いなと引くと同時にそんな深く愛されるのって良いことじゃねと思うタイプであった。
名前はドイツ語で「求め」を意味する。
彼女は己が求める物の為に戦う。
それは現在の楽しみのためか、己の幸せか、仲間のためか、己の願いか。
それは彼女だけが知るし、或いは彼女自身、自分の求める物が何なのか、その真理を求め、知りたいのかもしれない。
・カルチャー?ショックその8 時系列不明
『死者の念云々?不愉快な感じがしたら、動画編集するみたいに直ぐに都合悪い部分だけカットするから平気ですよ。普通のNTには早々できない?え、そうなんですか…。』
『気分の悪さなら帰って妹分を抱っこしてもちもち肌に癒されたり、美味しい物を食べたりゲームでもしてたら忘れますけど?』
『』
実はNT適性持ちだったフォアルデンだが、その特異な精神構造も相俟ってあくまでも「NT能力を持ったOT」の域を出ず、本当の意味でのNT=それまでにない新しい考え方・行動の出来る新人類ではない。
ファンネルやビット等を使用できる他、敵意や気配を感知する事は出来るが、サイコフィールドの様な特殊な現象を発生させたりは無理である。
が、ジュドーに並ぶかそれ以上の精神安定性を持っており、例え負の無限力を前にしてもその調子は崩れないだろう。
もし崩れる時があるとすれば、それは未だ存命な彼女の両親や他の4人娘達に危害が加えられるか、彼女が恋を知った時だろう。
なお、この話を聞いたアトミラールはNTに持っていた先入観とか色々なものが粉砕された模様。
ガンバスターさんとの小ネタを纏めたものでした。
アインスト4人娘のキャラが立ち過ぎてるッピ!