多重クロス作品世界で人外転生者が四苦八苦する話   作:VISP

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久々だったからちょっと文章がおかしいかも?
次は土星編の続きを進めたいと思います。


小ネタ会話集その25

 ・頑張れ開発現場!

 

 「るくしおん級の改修要求?」

 「えぇはい。結構来てます。」

 「性能に整備性、コスト面でも問題は無い筈だが…?」

 「いえ、艦橋の配置を他の艦種と統一してほしいと。」

 「あー。」

 

 るくしおん級。

 地球人類において公式では初のA.I.M.社製亜光巡洋艦である。

 設計段階から亜光速巡航及び戦闘機動を考慮されており、他にも最新のEOTを始め先進的な設計を多く盛り込まれている。

 宇宙空間は元より大気圏内や高重力下での運用も可能であり、その亜光速巡航性能とバスタービーム砲も合わせて巡洋艦クラスとしては破格の性能である。

 が、その分艦載機運用能力はMS4機搭載が限界で、実際は3機で運用されている。

 今回はそれに加え、この艦の艦橋の位置が艦首にある事が問題視された。

 他の連邦軍制式採用艦艇はどれも艦橋は艦体の上部に設置され、艦全体及び周囲を光学で見通せる仕様となっている。

 るくしおん級の場合、正面からだと最も被弾しやすい位置に艦橋があり、これが現場で問題視されたのだった。

 

 

 

 ・頑張れ開発現場!その2

 

 「となると、艦橋を上部に移すべきか。」

 「待ってください。下手に動かすと生産に影響が出る可能性が。」

 「艦体上部のバスタービーム砲もどうします?撤去ですか?」

 「艦首に移しては?」

 「それだと結局被弾時に使用不能に…。」

 「そもそも配線関係どうします?」

 

 あーだこーだあーだこーだ。

 議論の末、艦橋配置は艦体中央上部へと移動される事となった。

 但しコスト圧縮のため、艦橋構造物は現在量産されているクラップ級駆逐艦を改良したものを流用している。

 また、艦体各部に設置されている4つの観測室(臨時艦橋として機能可能)をサラミス級やマゼラン級と同様の左右二つに削減、上部バスタービーム砲を正面に移設の他、各種アップデートも行われる事となった。

 このタイプはるくしおん級後期型とされ、前期型も後に全てが同様の改修を施される事となる。

 

 

 

 ・頑張れ開発現場!その3

 

 「以上が、るくしおん級改修の流れとなります。」

 「あちゃー。もう少し考えて設計しとけばよかったかしらね?」

 「はい。地球帝国宇宙軍で採用されていたとは言え、対宇宙怪獣は想定外でしたし、これを期にアップデートも進めていこうかと。」

 「んじゃよろしく。今後はもう少しこっちの人類向けに気を付けて設計していきましょうね。」

 

 A.I.M.会長とその秘書もといU.T.F.最高指揮艦とその部下の会話。

 これを期に既存兵器の再設計や更新が更に進んでいく事に…

 

 「しかし、現状艦艇ドックはどこもいっぱいいっぱいです。全艦改修するにはそれこそ2年はかかる見込みかと。」

 「…まぁ生産急がせてるんだし、そりゃそうよね。」

 

 ならなかった。

 現状でも開発・生産とそれに伴う事務方は限界ギリギリまで頑張っており、これ以上は急ぎようが無かったのだった。

 

 

 

 ・頑張れ事務方!

 

 「「「「「………………。」」」」」

 

 時刻は深夜2時頃。

 A.I.M.を除いた各軍需企業に連邦軍の後方事務方は常にデスマーチ。

 休日なんて幻、休憩はトイレと食事のみ、その日必要な仕事だけでも限界ギリギリなのに何か起きると直ぐ追加。

 仕事終わっても風呂かシャワー浴びてすぐ布団にGo!するだけの日々が続く。

 前線の兵士と比べても何ら遜色のない消耗率を持つのが彼ら事務方である。

 地上での戦闘が終息傾向にある現在、消耗した戦力の補填のためにも彼らは働き続けるのであった。

 でも今だけは皆静かに夢の世界へ旅立っていた(4徹目)。

 

 

 

 ・頑張れ事務方!その2

 

 「も、もういやだあああああああべしッ!?」

 「職員のストレス値限界到達を確認。鎮圧します。」

 「鎮圧対象は圧縮睡眠ベッドへ。一時間の休息を許可します。」

 「了解。これより移送します。」

 

 「主任ー新入りが鎮圧されましたー。」

 「放っとけ。それより次だ次。」

 

 ある日の某所の事務方の光景。

 時折、余りのブラック労働ぶりに発狂する者が出て来る。

 だが、そういった人間は何処からともなく現れた自動人形達により鎮圧され、何時の間にか設置されたA.I.M.製圧縮睡眠ベッドへと叩き込まれる。

 これは1時間の睡眠で5時間分の睡眠効果を得られる所謂タンク・ベッドであり、本家銀英伝のものと違って副作用等は存在しないが、念のために一日一回限りの使用に限定されている。

 寝心地にもしっかり配慮されているし、何だったら緊急時における脱出ポッドとしても機能するので軍だけでなく民間にも結構出回っている。

 現在、地球人類の事務方には必須の品として注文が相次いでいる。

 

 

 

 ・頑張れ科学者!

 

 『流石は専門家ね。こんな短期間にここまでなんて…。』

 『恐れ入ります。しかし、まだまだあの魔神には届きませぬ。』

 『構わないわ。私達に時間制限なんて有って無きが如し。気長に、しかし確実に進めましょう。』

 

 とある遠い時空の彼方。

 偶然の女神ならぬ機械の大地母神に拾われたDr.ヘルならぬ闇の帝王は、その身の安全と引き換えに彼女に仕える事となった。

 マジンガーZERO対策を目的とした光子力エネルギー研究開発部門の主任として。

 無論、厳重な監視はされているが、ヘル自身としてもTF達の持つ凄まじい叡智は如何に彼が天才でも直ぐにものに出来る程浅く狭いものではない。

 寧ろ人間のままだったら早々に諦めていたであろう圧倒的な質と量を持っていた。

 世界を、宇宙を泳ぐ図書館。

 叡智、文化、他愛もない思い出、美醜も貴賤も関係ない。

 過ぎ去った栄華も、今まさに謳歌されている繁栄も、いずれ花咲く萌芽も、宇宙のあらゆる煌めきの欠片を集めて漂う宝石箱。

 例え滅んでも、無意味な終末であったとしても、彼らはずっと覚えてくれる。

 その永久の輝きの一部を自身の手で作る事を、色々あって多少は丸くなったDr.ヘルは望んでいた。

 無論、何時かは兜甲児へリベンジする予定だが、今は先ずは足元を再び固めるべきだと判断していた。

 そんな訳で今現在、ヘルの手によってTFの光子力関連技術は大幅に進んでいた。

 しかし、ヘルの永い月日を掛けた研究とその人類の限界を超えた頭脳を以てしても、未だZEROという壁は高かった。

 

 

 

 ・頑張れ科学者!その2

 

 『で、私達によく似た子達がいたと言うのは本当なの?』

 『はい。TF達の基本構造等は見させて頂きましたが、機械生命体である事だけでなく、余りにもよく似ているかと。』

 『うーん。私達の知らない私の子供達、かぁ…。ちょっと信じられないけど、調べてみるべきかしら?』

 

 流石の内容にちょっと気になってるユニクロン様のご様子。

 彼女にとって子供達と自分によく似た存在はその性質上有り得る。

 なにせそういった存在の知識や技術も多く吸収して、更に自己流で昇華してここまで成長してきたのがTFなのだ。

 機械生命体で高い知性と技術力を持っている程度ならば探せば割とよくいる。

 しかし、Dr.ヘル並の科学者の言う「似ている」となると話は異なる。

 少なくとも放っておくべき事ではないのは確かだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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