多重クロス作品世界で人外転生者が四苦八苦する話 作:VISP
第28話時点における最新鋭主力量産機とその派生型
なお、全機がディストーション・フィールド(以降DF)、テスラ・ドライブ、マグネットコーティングを搭載、共通規格であるユニバーサルコネクターを採用、第11話からサイコセンサー(簡易思考操縦補助システム)を標準搭載している。
全機がイージス計画始動前(始動後は包括された)から始まった太陽系の大企業群並び連邦・ジオン双方の熟練兵・エースパイロット多数が参加した連邦軍新型兵器開発計画とその成果にて開発された機体である。
○プロト・ジェガン
ネモとA.I.M.から提供されたムーバブルフレーム技術を元にテム・レイ博士とミノフスキー博士の師弟コンビが開発したアナハイム系MS。
ジェネレーターを通常のミノフスキー式核融合炉ではなく、縮退炉(原作RX-7相当)を採用したため、極めて高い出力を持つ。
性能は開発時点において既存の全MSを凌駕する性能を持ち、縮退炉を除いたコストはガンダム以上の性能を持ちながらもジムの1.5倍程度にまで圧縮されている。
但し、縮退炉の排熱が追い付いていない事、縮退炉そのもののコストが高いという欠点があり、活動時間が短くなってしまっている。
武装は専用のビームライフルとビームサーベル、通常のシールドとバルカン砲(外付けオプション式)となっているが、武装の配置に関してはRX-78ガンダムと共通である。
操縦系統はほぼジム系統のものを改良したものを採用しており、連邦軍のMSパイロットならば機種転換が容易に行える。
○ジェガン
プロト・ジェガンの問題点を解決すべく、縮退炉を新型のプラズマ・ジェネレーターへの交換を始めとした改修を施した機体。
シールドに4連装ミサイルの内蔵、全身に連邦軍共通新規格装備なら何でも装着できるユニバーサルコネクターの設置、手首にビームサーベルを格納できる等、コスト面以外にも近接戦闘への素早い移行や個人向けの装備変更が容易となるよう武装レイアウト等が大幅に変更されている。
また、ガンダムのFAプランを参考とした外付けの追加装甲兼追加推進器兼追加武装であるスターク装備をオプションとして持つ。
ジム系譲りの高い信頼性と操縦性、低コストかつ高い生産性を併せ持った傑作機。
反面、空戦適正は他の機体より低い。
原作の機体と比較した場合、火力以外の性能はザクⅢやドーベンウルフ等の高級量産期に匹敵、防御力では凌駕している。
〇プロト・ゲシュペンスト
A.I.M.から提供されたムーバブルフレーム技術を用いて設計された、マオ社初の人型機動兵器。
ジェガンよりも出力・運動性・装甲・反応速度・白兵戦闘能力に優れており、全力機動中に武装なしで殴り合いをしても壊れる事がない。
また、DFだけでなく、装甲表面に対ビームコーティングを施しているため、一年戦争時のMS用ビーム兵器では殆ど効果がない程の防御力を持つ。
反面、生産・運用コストはジェガンよりも高くなっている。
収納式プラズマステークや手首に格納されたプラズマカッター等、武装は本来のそれよりも充実かつ使いやすくなっている。
この機体にも縮退炉は搭載されたが、ジェガン程ではないがやはり排熱に問題が発生し、プラズマ・ジェネレーターへと換装された。
〇ゲシュペンスト
プロト・ゲシュペンストの問題を解決すべく、縮退炉を新型のプラズマ・ジェネレーターへと換装した機体。
廃熱等の問題は完全に解決されており、長所はそのままに白兵戦闘主体の高性能な機体となっている。
主に熟練兵やエースパイロット等向けに配備された。
〇ゲシュペンストmk-Ⅱ
ゲシュペンストの改修機。
全身にユニバーサルコネクターを追加し、左腕のプラズマ・ステークをオプション化している他、後述のバタラの装備であるビームシールドを標準搭載している。
これにより主力量産機の中では最高の防御力を獲得するに至った。
〇ゲシュペンストmkーⅡ ジオン共和国仕様
マ・クベ首相が地球連邦とマオ社に対して「運用・改修データは全て連邦とメーカーであるマオ社に提出する」事を条件に生産ラインをサイド3支部へと敷設して生産・運用された機体。
外観上の違いは頭部センサーがジオン系MSに採用されているモノアイ式へと変更された事のみ。
武装類に関しては大型のビームバズーカ等が追加されたのみである。
旧式化したゲルググの狙撃仕様(J型)や砲撃仕様(K型)との連携を想定しており、これらの機体が並ぶと知らない者からすれば「新しいゲルググ」扱いされたという。
〇プロト・ビルトシュバイン
ゲシュペンストのムーバブルフレーム(以降Gフレーム)を改良したG2フレームを初めて搭載した機体。
武装や装備に関してはゲシュペンストmk-Ⅱと共通であるものの、過剰とされた装甲は若干減らし、背面に追加されたウイングスラスターによって高い機動性を持つ。
防御力とコスト、生産性以外のあらゆる面で正式採用されたゲシュペンストmk-Ⅱと比較して性能向上に成功している。
ガンダム顔の試作1号機、ジム顔の試作2号機、モノアイ顔の試作3号機が生産された。
〇ビルトシュバイン
ジム顔の試作機を一般兵向けに調整した後に少数生産された機体。
が、その後直ぐにヒュッケバイン並び量産型ヒュッケバインが登場したため、少数配備に留まる不遇の名機になった。
しかし、G2フレームを始めとして優秀な基礎設計はヒュッケバイン開発の母体として選ばれる程であり、決して無駄な存在ではなかった。
〇アルトアイゼン
特機開発競争に出遅れたマオ社が開発した準特機と分類される機体。
プロト・ビルトシュバインを元型として、「絶対的な火力をもって正面突破を可能にする機体」をコンセプトに開発された試作重MS。
元々は「高価な特機の代わりに、戦場の切り込み役兼斬首戦術を行える安価な機体」として開発されていたのだが、開発担当者のマリオン・ラドム博士の意向で極端なコンセプトに変更された。
突撃機としての特性上、機体出力に依存し不安定になりがちなビーム射撃兵器は搭載されておらず、武装は実体弾・実体剣(角と杭)と手首に格納されたビームサーベルのみで構成されている。
テストパイロット曰く、「馬鹿げた機体」。
重装甲かつ実弾兵器主体のせいで大幅な重量増加に見舞われたが、大推力バーニア・スラスターを装備させることで強引に解決、通常推進器に加えて宇宙空間での別途加速のための追加ブースターや過給器まで搭載されている。
結果、加速性を重視した高出力のエンジンを搭載し、可能な限り遠くの敵機の懐に飛び込み、必殺の一撃を撃ち込んだ後、急速離脱する轢き逃げに近い戦法を実現した。
それ故の耐久性能の向上が求められた結果、過剰とも言える重装甲化が推し進められ、その増加重量分を更にバーニア・スラスターを増設し補うなどの改造を重ねた結果、近接戦闘能力・突破力・装甲防御力に優れたMSが爆☆誕した。
一方でそれ以外の運用が極めて困難となってしまい、運動性を始めとして機体バランスが著しく損なわれ、加速・制動を精密かつ繊細に行えるパイロットでなければまともな操縦は困難となってしまった。
また、加速中は碌に旋回も出来ず、テスラドライブ搭載機なのに重過ぎてまともに飛べず、武装が近接重視なので遠距離攻撃も不可能という、作る前から分かってただろう欠陥機に仕上がってしまった。
が、幸運にもこの機体を乗りこなせるパイロットと支援してくれる僚機に恵まれ、後の戦乱を改修されながらも戦い抜く事となる。
〇リオン
イスルギ重工製の最初期型AM(アーマードモジュール)。
人型モドキとすら言われる航空機を無理矢理人型に寄せたシルエットを持つ機体。
AM系列の特徴である低コスト・高機動・オートマトンを用いた航空機由来の操縦系統を確立した機体でもある。
初のテスラ・ドライブ搭載機だったが、機体構造が余りに脆弱かつ白兵戦闘に問題があったために採用されなかった。
これにはクリムゾングループ製のステルンクーゲルと性能面において特段変わりがなかったという理由もある。
〇ガーリオン
リオンの反省を元に設計された完全人型のイスルギ製AM。
機動性においてはジェガン・ゲシュペンストを上回り、同時期に採用された機体の中でも最も低コストかつ高い生産性もあってバタラと共に大量生産された。
反面、低コストに拘ったがためにジェネレーターがミノフスキー式核融合炉(それでも一年戦争当時よりも高性能)を搭載した結果、武装の殆ど全てがバーストレールガンを始めとした実弾系となっており、他の機体と比べると火力・出力不足な面があった。
最終的にジェネレーターの再設計により解決されるも、それまでは優れた機体ながらも同時期の他の機体に比べて格落ち扱いされる事もあった。
〇ステルンクーゲル
クリムゾングループ製の重力推進器採用の機体。
リオンに匹敵する機動性で高威力のレールガンを標準装備し、尚且つ低コストでEOSにより高い操縦性を持つ。
が、やはり完全人型でない影響で白兵戦闘に問題があり、同時期に発表されたリオン共々不採用の烙印を押された。
以降、クリムゾングループは敵対関係だったネルガル重工・イスルギ重工と手を組んで量産型特機の開発と生産に注力していく事となる。
〇バタラ
A.I.M.火星支部長ハプテマス・シロッコにより設計されたMS。
ムーバブルフレーム非搭載というやや時代に逆行した機体だが、ガーリオンと共に地球を除く各星系やコロニーの防衛を担った傑作機として名高い。
小型ながら高い性能を持ち、一年戦争時において活躍した同社のクラウドブレイカー系(史実ギャプランに匹敵)を発展させ、純粋な人型に収めたという印象が強いが(ゲシュペンストに比べれば歩行能力はかなり低いが)重力下での運用と飛行を可能にしたA.I.M.グループ初(表向き)の完全人型兵器なのだ。
史実の同名の機体と全体のレイアウトは史実の機体とほぼ同じだが、デザインには直線の割合が増え、ロームフェラ財団製MSのリーオーやその原型機のトールギスに近いラインとなっている。
ムーバブルフレームではなく、敢えて大量生産できるように各部位がそれぞれの機能ごとにユニット・ブロック化されており、戦闘中に切り離す事も可能となっている(以降ユニット・ブロック構造)。
具体的には頭部はセンサーやレーダー等の観測機器、腕部は戦闘のための汎用マニュピレーター、脚部は推進器といった具合に各機能ごとに特化させ、それ以外の機能は割り切って搭載しない事で内部容量に余裕を持たせて信頼性・生産性・整備性等の向上へと向けている。
これにより既存の軽量かつ実践証明済みのモノコック構造の発展系を採用したまま、MSの高性能化に必須とされたムーバブルフレームに匹敵する高性能化を果たしている。
固定武装は両肩の小型シールドには内側に三連装ミサイルまたはグレネードランチャーを搭載し、シールド表面には対ビームコーティングが施され、両腕は手首にビームサーベルが収納されている他はシンプルなものだが、ハードポイントが設けられ、そこにビームシールドを標準搭載している。
脚部においてはは大腿部にメインスラスターを配置、クラウドブレイカー同様に膝下を収納して高機動形態へと簡易変形する。
この簡易変形故に重力下での歩行機能に関しては同時発表されたゲシュペンストに対して低いものの、そもそも自在に飛べるので余り重要視されなかった。
が、この部分が原因で地球上での配備は見送られた(狙ってやった説が濃厚)ものの、その分コロニーや各星系の駐留部隊、後の移民船団では大量に配備された。
また、大型のプロペラントブースターを収納状態の脚部に連結する事で更なる機動並び推進剤容量の増加による活動時間の増加を実現している。
胴体部は史実の特徴的な肋骨の様な動力パイプではなく、バイタルエリア保護のための頑丈な装甲が設置されており、DFが不得手な実弾兵装等に対しても十分な防御力を発揮する。
頭部はクラウドブレイカーの系譜なだけあって頭部そのものが一つのセンサーブロックとなっており、後頭部のみ装甲化がされている。
クラウドブレイカーと比較した場合、準人型故に操縦にはMSと航宙機双方の知識が必要になったのと異なり、一般的なMS操縦の知識と経験があれば十全に動かす事が可能で、白兵戦闘も十分こなせた。
〇YF-0 フェニックス
ストンウェル・ベルコム、新中州重工、センチネンタルの三社が合同で開発した、後のVFシリーズ全ての祖となる全領域対応人型可変戦闘機。
縮退炉と二基の完全ジェットエンジンを搭載した人類史上初の三段変形機能を持った機体である。
全身の可変システムはマグネットコーティングにより極限まで摩擦抵抗が消え、変形完了後は電磁吸着によって高い堅牢性を発揮し、エネルギー転換装甲と合わせると見た目よりも遥かに頑丈となっている。
本家よりも高出力かつ高性能であったが、近接兵装は装備していない事から白兵戦能力は低かった。
凡そVFに必要な全ての機能がこの機体に搭載されており、当時にしても極めて先進的かつ意欲的な設計をしていた。
が、縮退炉を無理に搭載したため、やはり排熱とコスト高騰の問題に突き当たってしまった。
〇VF-01 バルキリー
YF-0フェニックスの問題点を解決すべく、高価な縮退炉ではなくプラズマジェネレーターの搭載を始めとした改修を行った機体であり、連邦軍初の正式採用された可変戦闘機である。
巨人族との近接格闘戦に入った場合を考慮して、ガンポッドには折り畳み式銃剣、手首にはビームガン兼ビームサーベルを追加する形で完成した。
航空機のファイター、中間のガウォーク、ヒト型のバトロイドと三形態へと可変可能な上、テスラ・ドライブ停止時であっても極めて高い機動性と展開速度(オプション無しの大気圏内最大巡行速度マッハ4)、大気圏内外に水上母艦や陸上基地でも無改造で運用可能である事、更に連邦軍新型兵器開発計画においては唯一の無改造・無調整・無装備での大気圏離脱・再突入を可能とする機体であった事から早々に正式採用・配備が決定した。
コスト・操縦性・生産性においてはその複雑な構造から同時期の主力機に比べれば劣っていたものの、その特務部隊向けの展開速度と水中を除けばあらゆる状況で戦闘可能な汎用性は特筆に値するため、問題視されなかった。
が、他の機体に比べて防御力と火力に劣るのは問題視されたため、ガンダムやジェガンのFAプランを参考にして開発されたスーパーパックとアーマードパックをオプションとして装備可能になっている。
前者は機動性優先の、後者は火力と防御優先の増加装甲兼武装兼追加ブースター群である。
これらは主に宇宙での運用が前提だが、大気圏内でもDF発生中なら問題なく運用できる。
前者のスーパーパックの外観は史実のものだが、後者のアーマードパックの外見はVF-2SSのスーパーアームドパックに近い。
どちらも変形には干渉しない構造を取っており、重量増加分も追加されるスラスター群で補う事で寧ろ強化されている。
整備の手間こそ増えるものの、強力なオプションとして以降のVFシリーズの共通装備として採用され続けた。