多重クロス作品世界で人外転生者が四苦八苦する話   作:VISP

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機体設定その6

 第35話時点における量産型特機並びその派生型

 共通事項としてDF、テスラ・ドライブ、縮退炉を搭載し、ユニバーサルコネクターに対応している。

 

 ○シズラー0

 或いはプロトタイプ・シズラー0とも呼称される。

 本家本元のシズラーの簡易生産型であり、A.I.M.が開発した公式では初の特機(G.G.は秘匿中)。

 全体のシルエットは色合いもあってブラックゲッターに酷似しているが、この辺りはゲッター戦艦から齎されたゲッターロボのデータにも影響を受けている。

 頭部は本家シズラーのダウンサイジング版であり、背面は箱型バックパックになっているため、必ずしもゲッターとシズラーの中間という訳ではない。

 機体の操縦系統は本家シズラーと共通であり、パイロットの思考もある程度反映してくれるため扱いやすい。

 対宇宙怪獣を想定しており、亜光速戦闘も可能だが、本家シズラーよりも生産・運用コストを除いた各種性能は劣っている。

 機体サイズが50mなのは、開発当時においては未だ特機開発が本格化していなかった時代であり、連邦軍にこの様な大型の特殊人型兵器が存在しなかったため、その運用ノウハウを培わせるためにも敢えて本家よりも小型化しているためである。

 主機関は縮退炉とゲッター炉、主推進器は箱型のシンプルなバックパックと肩部装甲に内蔵されたスラスター、そしてテスラ・ドライブとなっている。

 武装は頭部にバスタービーム砲、肩部のランサー生成口、腹部マルチロックオン拡散・収束切り替えゲッタービーム砲、両前腕のバルカンブラスター(スペースチタニウム製弾頭)、サイドアーマーにチェーンアンカーを装備している。

 ランサー生成口に関しては、配置こそ歴代ゲッター1と同じだが、生成口自体がせり上がり、90度まで前後に可動する事で頭部バルカン砲の様に密着時の自衛武器としても使用可能となっている。

 テストパイロットはユン・グローリアス大尉(原作世界線のユング・フロイト銀河連邦初代大統領)。

 その優れた性能と生産性から一時正式採用のオファーが来たものの、対宇宙怪獣を想定した場合には不足であるとして断っている。

 しかし、この機体は後述するプロトゲッター達と共に最初期の特機開発のための貴重な稼働・実戦データを積んだ事で特機開発史にその名が刻まれた。

 

 

 ○プロトゲッター1号

 新ゲッター序盤に登場したプロトタイプゲッター1のそっくりさん。カラーリングは白とグレー。

 新ゲッター版よりも基礎スペックは向上し、亜光速戦闘にも対応できるが、武装はゲッタービーム1門に両肩のトマホーク生成口から作り出すトマホークしかない。

 後の武装は全て手持ちのオプション武装である。

 本来のゲッターロボがゲットマシン3機にそれぞれゲッター炉心を搭載しているのに対し、こちらは一基のみであり、その分ゲッタービームの威力や機体の出力も低い。

 但し、DFやテスラ・ドライブを搭載しているため、本家よりもとても扱いやすい。

 貴重なゲッターロボの初期稼働データの採取だけでなく、実戦でも活躍した。

 パイロットは早乙女達人(早乙女博士の孫)。

 

 

 ○プロトゲッター2&プロトゲッター3

 白とグレーで塗装されたゲッター2と3の試作機。

 どちらも分離合体変形機能はなく、主機関はゲッター炉心一基のみのため出力も低い。

 地上戦・水中戦用なので太陽系外縁部調査試験艦隊とは同行しなかった。

 現在は1と共に早乙女研究所にて防衛に努めている。

 

 

 ○ジガンスクード

 ネルガル重工とクリムゾングループ、イスルギ重工合作の拠点・艦隊防衛用特機。

 武装とDF担当がネルガルで、機体そのものはリオン系列の発展形なのでイスルギ、その他内装系やセンサー・レーダー等がクリムゾングループ(に就職した元プラント技術者含む技術チーム)が担当している。

 両腕に持つ巨大な盾(大型DFジェネレーター搭載)によりバランスが悪く、テスラ・ドライブ無しでは大気圏内運用は不可能なバランスをしている。

 しかし、拠点防衛用の特機としては文句ない火力と装甲、パワーを持っている。

 武装面も胸部グラビティ・ブラスト(以下GB)、多連装ミサイルランチャー、腰部レールガン、頭部80mmバルカン、更に頑丈なシールドを衝角とした格闘も可能と、中々に整っている。

 他にも要重力波ビーム発生器を搭載し、受信アンテナ搭載機にはエネルギーを送信して常時補給可能となっている。

 指揮管制機能もあり、複座ならば防衛部隊の指揮官機としての役割も十分こなせる。

 機体サイズは約70mと量産された特機の中では大型であり、その分挙動が鈍い。

 巨体故の容量の大きさを利用して各地で汎用武装の追加やカスタマイズが行われたりしたが、何だかんだその割り切った設計思想が功を奏してか、改修されながらも一連の戦乱を戦い抜いた傑作機の一つ。

 操縦系統は実はAMと共通しており、頭部直下のコクピットブロック兼脱出ポッドは通常のものより過剰なまでに頑丈にされ、盾としての役割を全うしたパイロットをしっかり助けようという意気込みが垣間見える。

 主機関は縮退炉であり、本機が10機もいれば大型の居住用コロニーですら無理なく広域展開したDFで覆う事が可能である。

 その設計思想は一年戦争の最後たるア・バオア・クー攻防戦で大活躍したグレート・ジオングのそれ(拠点防衛のための装備とオッゴの指揮管制・補給能力)を継承している。

 

 

 ○ジガンスパーダ

 人型の腕部と盾が無くなり、胴体のGBと両腕だった場所に備えられた片側2門ずつの巨大なビーム砲が特徴的な砲撃特化型特機。

 両腕以外の部分はジガンスクードと共通であり、その分コストが低くなっていると思いきや、両腕のビーム砲を使って再現されたアプサラスシステム、即ちマルチロックオン拡散・収束切り替えメガ粒子砲の機能を再現したために機体の全長が130m超にまで大型化し、コスト面では悪化した。

 しかし、対宇宙怪獣を想定した拠点防衛においてはジガンスクード共々極めて有用であり、後の戦乱を第一線で戦い続けた。

 そのため、艦隊・重要拠点防衛のための盾にして剣たる兄弟機として称えられた。

 が、そのサイズの割に生産性は高くともやはりMS等に比べれば悪く、前線に行き渡るにはかなりの時間がかかってしまい、その上ジガンスクードとのパーツの互換性の関係で既にジガンスクードが配備された所へと配置されやすく、現場では激しい取り合いが起こったという。

 

 

 ○ジガンスクードⅡ

 ジガンスクードの改修機。

 脚部を伸長して、内部に二基のプラズマリアクターを搭載して、出力を向上させている。

 また、両腕の盾を改良し、単なるDFジェネレーターの内蔵から盾そのものにナデシコ級砲艦等に採用されているディストーション・ブレードという巨大なDFジェネレーターの機能を持たせた結果、極めて強力かつ広域に展開可能となったため、Gテリトリーと呼称される。

 武装面に関しては変更はないが、脚部に追加のウェポンラックが設置され、汎用武装を追加装備できる。

 後に稼働していたジガンスクードは全機この機体と同様の改修を行われ、ジガンスパーダもエネルギー消費が激しい事から脚部の伸長と内部にプラズマリアクター2基の搭載が行われた。

 

 

 ○プロトタイプ・グラビリオン

 生産性の低いジガン系の簡易量産型として設計されたイスルギ重工製のAM系特機。

 新型のプラズマリアクターの採用を始め、徹底的に生産性と低コストを追及したため、特機としては驚くべき低コストとなっている。

 反面、この状態での武装は通常のMSやAM等でも搭載可能な共通武装の他、全身に内蔵された多目的ミサイル、腹部の大型ビーム砲のみとなっている。

 マニュピレーターも耐久性・信頼性を最優先したために指は格闘時に腕部へと格納、そのまま殴る事も出来る。

 そのため、「格闘戦も可能な巨大な火力支援機」とも言うべき機体だった。

 が、ジガン系の簡易量産型というだけあって対空迎撃能力や砲撃力は高かったものの、機動性や運動性は低く、また生産性を最優先した構造上の問題で関節の可動範囲も狭かった。

 また、特機としては見所らしい見所がなく、ならば重装化した通常の機体で十分とされ、不採用となった。

 

 

 ○グラビリオン(未登場)

 上記の試作型に広域重力兵器「メガグラヴィトンウェーブ」、近中距離専用武装として「サイズミックボール」を搭載する事で広範囲攻撃能力と機体の死角にも対応可能となった正式版。

 機体構造こそ変化はないものの、下記のプロトタイプ・ヴァルシオンの広域重力兵器のデータ、アナハイムの疑似サイコミュ兵器のデータを流用しており、結果的にジガン系とはまた別種の機体へと仕上がった。

 なお、元々持っていた無数の火器類とこうした特殊な兵装の搭載でコストが上昇、また火器管制のために並みのパイロットでは一人じゃ無理で、2~3人必要となってしまったせいで大量生産はやっぱり見送られてしまった。

 それでもその性能は評価され、ジガン系の護衛やジガン系の配備の遅れている拠点の防衛用として配備される事となる。

 

 

 ○プロトタイプ・ヴァルシオン

 メテオ3群調査委員会、後のEOTI機関の長であるビアン・ゾルダーク博士の設計した特機である。

 縮退炉を主、プロト・プラズマリアクターをサブに持ち、クロス・スマッシャーという強力なビーム兵器だけでなく、広域重力兵器たるグラビトンウェーブを持つこの機体は威圧感たっぷりな外見もあって、正に究極ロボに相応しい性能を持っている。

 基本性能も極めて高いのだが、異星人への威圧感を目的に外連味たっぷりな外見にしたため、無駄な装飾が多く(特に全身のバインダーや背面のフレシキブル・ウイングバインダー)、機体本体は生産性が高いのに、生産するに当たり無駄な手間となってしまっている。

 力下での格闘戦の際のバランサーやスタビライザーとして機能する事は分かるが、それにしてもデカくて派手で重過ぎるため、正式版では殆どが撤廃されている。

 それでも試作一号機は近代化改修されつつ、ほぼそのままの状態でビアン博士のもしもの時の乗機として保管されている。

 

 

 ○ヴァルシオン改

 上記のプロトタイプの欠点を解消した、量産仕様のヴァルシオン。

 機体シルエットが大幅に変わったため、単なるヴァルシオンではなく改と付いている。

 操縦性・生産性・コスト面の向上が主とされており、全長50mを超えるサイズながら装備する巨大な剣と共に高い近接格闘性能を誇る。

 また、高い拡張性と機体各所に設けられたウェポンラックによって改修や改装がしやすく、後に単一の特機としては最も多くの派生機を生み出す事となる。

 

 

 

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