仮面ライダーvs戦隊ヒーローvsプリキュア×その他アニメ 大戦   作:御影隼人

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この世界には様々な世界があり、様々な人々がいる。
彼らには彼らの世界があって、戦う理由がある。

彼らは何を見て、何を思うのか。


プロローグ

 

雨に打たれながら立ち尽くす人影。町は荒れ果て、誰もその人影に

声もかけてくれない。・・・否、誰も居ないのだ。

 

寂れ果てたこの『世界』では。彼に優しい言葉もいたわる言葉も

投げかけてくれる者はいない。

 

???「・・・『ヒーロー』なんていないんだ。」

 

そう呟いて彼は嘆いた。

 

『正義』なんてここにはいない。むしろ『正義』を求めて戦って

自分たちが『正義』だと信じてやまなかった彼らがこの世界に

こんな結果を残してさっていったのだ。

 

???「『消してやる』・・・同じように何もかも。」

 

そう言って影は闇の力に飲み込まれ、『世界』をも

巻き込んで破滅へと向かっていく。

 

破滅のカウントダウンが、近づく。

 

『世界』が終わるまで後・・・

 

_____________________________

 

 

ところ変わって、平原と崖。野原に囲まれた場所に、

色とりどりの仮面とスーツを

来ている集団と、可憐な少女たちはそれぞれの『正義』のために

戦っていた。

 

皆、真剣だ。でも彼らは何のために戦っているのか。

 

それは数週間前にも遡る。

 

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【ライダーたちサイド】

 

仮面ライダーWから仮面ライダーゼロワンまでの主人公たちが

一堂に集まって皆、何とも言えない雰囲気になっていた。

 

士「やはり、経緯や、やられた感じは違うが、

 皆仲間にそれぞれ障害が生じているようだな。」

 

その中でもライダーに精通している仮面ライダーディケイドこと門矢士は、

「大体分かった」とお決まりの台詞を呟いた。

 

ソウゴ「何か分かったの?」

翔太郎「お前、いつもそう言うけど、本当にわかってんのか?」

皆「確かに(頷く)」

絋汰「まぁまぁ。士のことだから・・・で、何が分かったんだ?」

 

と、士の言葉に半分疑心暗鬼になっている面子と、

士の事を大体分かっている面子は半場呆れつつ、

 

士「つまり、共通の敵にお前らの仲間はやられたということだ。

 一つはネガティブな気持ちになって戦力がない、

 一つはやる気がなく、意欲がない・・・

 そしてもう一つは記憶喪失・・・

 とりあえずわかっているのはこれぐらいか・・・」

 

そう。彼らの仲間(二号ライダーとでもいった方が分かりやすいかもしれない)

と言われる彼らが上で上げた症状に見舞われているのだ。

 

永夢「俺の所で仲間のその症状を直せるか見てみたんだけど・・・どうやら根本をやっつけないとどうにもとまらなそうなんだ・・・。」

 

医者である彼がいうのだから間違いないだろうと皆頷く。

 

翔太郎「あああ!!こういう時、フィリップがいてくれたらな・・・」

 

そう。彼の相棒・・・というかもう片方の彼は今行方不明で

さらに別の仲間が記憶喪失状態なので、

こんな状況で探すのは困難を極めるだろう。

 

士「とにかく、こうなった元凶を突き止めるしかない。」

 

とはいったものの、何も手掛かりもないので、皆どうしたものかと

考えていたところだった。

 

ソウゴ「・・・あのさ・・・その症状出たのって皆、

 いつぐらい?」

 

と、時の王者である彼が聞いた。

 

皆「・・・・一昨日ぐらいだな/かな・・・」

 

ソウゴ「じゃあ、その時間に行ってみようよ!!

 何か分かるかも!!」

士「お前の割には冴えているじゃないか。」

ソウゴ「・・・一言余計だよ・・・」

弦太郎「っしゃ!!俺のダチに手を出したやつは許さねえぜ!!」

 

と、意気込んでいる弦太郎を余所に、

 

士「俺と、この大様だけで言ってくる。お前らは待っていろ。」

 

と言って、オーロラカーテンを出して消えていった。

 

戦兎「消えちゃった・・・俺も過去行ってみたかったな・・・」

皆)(・・・そこ・・・・?)

 

と、なんともまとまりのないライダーたちは士たちの帰りを待つため、

各々、くつろぎ始めた。

 

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【戦隊サイド】

 

こちらはライダーとは違い、不穏な空気が流れていた。

そして、一人、明らかに不機嫌な人物が・・・

 

マーベラス「・・・(イライラ)」

 

大和「・・・汗」

天晴「・・・明らかに不機嫌だな・・・」

 

そう。海賊戦隊ゴーカイジャー。のゴウカイレッド事マーベラスである

戦隊たちの仲間もどうやらライダーと同じ状況に陥っており、

残っているのは数少ないレッドだけになってしまった。

 

マーベル「くそ・・・誰だ!!俺の仲間をあんなことを

 しやがった奴らは!!」

 

そう言うと、立ち上がり、かつかつと歩き始めた。今にでも

「私がしました」なんて冗談で言ったら殺されそうな雰囲気である。

文字通り、ご立腹の様子だ。

 

丈瑠「落ち着け。全く・・・熱くなる気持ちもわかるが、

 怒りを持っても敵は来ないし、仲間が元に戻るわけでは無いだろ。」

大和「そうですよ、マーベラスさん、丈瑠さんの言う通りです。」

 

と、なだめるが、マーベラスは「分かってる!!」と言いつつも、

つかつかと歩くのを辞めないので皆、何とも言えないままだった。

 

丈瑠「・・・それに、この現状を起こしたものは既に分かっている。」

皆「えええ!!!?」

マーベラス「何!!?誰だ!!誰がやりやがった!!」

 

と、今にも丈瑠にとびかかりそうなので、アラタが抑えつつ、

 

丈瑠「・・・これだ。」

 

そう言うと、彼は皆に紙を見せた。

 

皆「・・・・果たし状・・・?」

 

 

それを見せた後、丈瑠はその果たし状を読むため、紙を持ち直した。

 

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【プリキュアサイド】

 

こちらもまたまた可愛いらしい少女たちが頭を悩ませていた。

 

つぼみ「・・・これ・・・やはり、何かの怪人の力ですよね・・・」

のぞみ「そうとしか考えられないよ!!」

 

彼女たちの仲間もライダーや戦隊たちと同じく、仲間たちが

同じ症状に陥っていた。

 

響「でも・・・ボスらしきものもいないし・・・」

みらい「・・・魔法でもどうにもならなかったし・・・」

 

花「めちょっく!!どうすればいいのぉ!!?」

 

と、お馴染みの言葉を言って頭を抱える野々花。

 

あゆみ「・・・あのぉ・・・何故、私もここに・・・?」

 

と、あるいみ例外プリキュアとしておなじみのキュアエコーである

坂本あゆみもここに加わっていた。

 

みゆき「そりゃ!!プリキュアだから!!」

あゆみ「いや・・・でも、私は・・・」

つぼみ「お願いいたします!!仲間がいない分、貴方の力でもしかしたら

 皆、戻るかもしれないんです!!」

のぞみ「エコーの力を借りたいのお願い!!」

 

皆、真剣な目つきである・・・

 

あゆみ「・・・わかりました・・・ただ、変身できるって

 保証はないので・・・力になれれば・・・」

みゆき「ありがとう!!あゆみちゃん!!」

 

つぼみ「・・・とにかく、元凶を一刻も早く見つけて、

 懲らしめましょう!!」

のぞみ「皆でやっつけちゃお~!!」

皆「お~!!」

あゆみ「・・・お、おー・・・」

 

彼女たちは彼女たちのやり方で・・・・

____________________________

 

【???サイド】

 

禍々しい玉座に座る影の顔がゆがむ。

 

彼の前にはモニターがあり、それぞれの世界の

『ヒーロー』である彼らが映し出されていた。

 

その光景を、忌々しい目で見つめる目線が一つ。

 

???「時期にお前らは互いに潰しあう・・・精々足搔くがいい。」

 

そう呟いた。その陰の後ろに控える影が三つ。

 

???「・・・あっちの方は上手くいってるみたいだな。

 ヤル・キナシ、ワスレター、ダメダシ。」

 

そう言われた彼らは首を垂れるわけでもなく、のんびりとしていた。

 

ヤル・キナシ「・・・別に・・・言われたからやっただけだし・・・」

ワスレター「そうそう。忘れちゃうぐらいもろいんだから

 簡単だったわ。」

ダメダシ「・・・ヤル・キナシはほぼ怪人任せだったくせに・・・」

ヤル・キナシ「だって・・・めんどくさいし・・・」

ワスレター「あらあら、そういうダメダシは何かしたのかしら?」

ダメダシ「・・・」

 

ワスレター「あら?もしかして自分のやったことも忘れたの?

 アハハ!まぁ、私もすぐ忘れるんだけどね」

 

そんな三人を見て無言の影

 

ヤル・キナシ「・・・俺らにも怒ってくださいよ・・・」

ダメダシ「・・・そうですよ・・・」

ワスレター「・・・ボス・・・?」

 

しかし、彼は

 

???「俺がムカつくのは『あいつら』だけだ。」

 

そう言って静かに燃える炎の様な瞳を輝かせながら、呟いた。

 

???「・・・残りのやつらは勝手に潰し合うよう手配積みだ。

 何かあればまた呼ぶからな。」

 

と、影は三人に名を下した。

 

三人「御意」

 

そう言った彼らの目には何の感情も抱かれていなかった。

 





士「・・・次回の仮面ライダーvs戦隊ヒーローvs
 プリキュア×その他アニメ 大戦は・・・」

ソウゴ「俺たちの仲間がああなったのは
 『プリキュア』の仕業・・・?」

マーベラス「誰だろうが・・・俺の仲間に手を出したやつは
 許さねえ!!」

花「ちょー!!大ピンチ!!?」

次回、『仲間割れ』

士「やはり俺たちは戦いあう運命か」

続く
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