ありがとうございました
物部布都の二人称と一人称が違っていたので訂正
諏訪子、神奈子達と別れて早数百年
「さて今日はなにをしますかね…」
俺は一人森を歩く
「久しぶりにアイツらのとこ行ってみるかな」
俺は都市の一番立派な建物に入る…………
窓から
「ふう疲れた」
「大丈夫かい?」
犬耳のような髪をした女性は眉間を揉んでいる
「大変ですこれが私の……誰ですか!?」
「やぁ久しぶり」
「虚さん?」
犬耳のような髪をしている彼女は
彼女がかの有名な聖徳太子だ
聖徳太子は一度に十人の言葉を聞くことができたと在ったように彼女はそれができる
しかし聞こえすぎるというのは日常生活に支障が出るらしいのでヘッドフォンを渡したところ気に入ったようでだいたいは着けているらしい
「太子様!叫び声が聞こえましたが大丈夫ですか!」
部屋に勢いよく入ってきたのは
「曲者め成敗してくれる!」
「布都!」
「へ?あっ虚殿?」
神子が布都の名前を強く呼ぶと布都はキョトンとした顔を浮かべて俺の顔を確認して俺の名前を呼ぶ
「少し前に来たばかりと思ったのだが忘れられたのか……時間とは残酷だな」
「へっあいや忘れてた訳じゃないのですぞ!」
物部家のお嬢様で政治に携わっているのに感情をこんなに面に出していいものなのか、それとも心を許されているから感情を面に出してくれているのか……
「心を許されているからだと思いますよ」
神子が言うどうやら考えていたことを読まれたようだ
「そうだといいね」
布都はまだ慌てている
「ええ…きっと、そうに違い…ありませんよ……ね?」
「そこは断言してあげなよ」
神子が不安そうに言い、俺は苦笑する
「もう気にしてないから大丈夫だよ布都」
「すみませぬ……」
「布都どうしたの?なんか大声が聞こえたけど」
壁に穴が空き青い髪の女性が顔を出す
「おや前は見なかった顔だね」
「あなたは?」
「初めまして俺は黄昏虚と言う」
「初めまして私は
「これは珍しい中国の人か」
「正確には仙人をやらせていただいております」
「彼女は道教を伝えに来てくれたのです」
「道教?あれは確か政治には向かなかった気がするが」
道教確か大雑把に言えば術使って不老不死とか超人になろうとかが目的の宗教だったはずだ
「ええだからほとんどの権力者は仏教を信仰しており道教は私とここにいる一部の者達だけなのです」
「そうか、体は大事にしなよ」
「はい」
「布都ちゃんも神子ちゃんのことちゃんと見てなよ?」
「勿論です!」
「それじゃあね」
俺は窓から外に飛ぶ
豊聡耳神子
「え!?」
青蛾が驚いた声をあげている
「消えた…神子様彼は何なのですか?」
「彼は何なのでしょうね?」
「それは神子様にもわからないと?」
「ええその通りです」
私は彼との事を思い出す
政務をやっていたときにソレは現れました
「誰ですか!?」
「へー君が聖徳太子か…」
「何が目的ですか」
「別に君に危害を加える気はない」
「……」
私はこの耳のせいで相手の考えていることがだいたいわかります、結果彼は嘘をついていない
「信じてないね?」
「相手の言うことをはいそうですかと信じれますか?」
「それは無理だね」
思考を読もうとしても読めないなにを考えているかわからない
「凄いね十人の言葉を同時に聞いても全て理解できるって」
「貴方に何がわかりますか!」
「……」
彼は驚いた顔をします
「聞きたくもない心の声が聞こえて、身近な人達が腹の中でなにを考えているかもわかってしまう、こんな力欲しくなかった」
悲痛な叫びをあげる
「それならこれでも着けたら?」
「なんですかそれは」
その耳栓は不思議な形をしていて左右でくっついた形をしています
「これはヘッドフォンっていってまぁ耳栓みたいなものだよ」
「耳栓なんかもう試しましたそれでも聞こえてしまうんですよ」
「まぁ試しにやってみたら?」
私は彼から不思議な形をした耳栓を受けとります
「まぁ効かなかったら効かないだし、やらないよりましかもよ?」
「貴方はなんなんですか」
「俺は黄昏虚たぶん妖怪だよ」
「私は豊聡耳神子です、不思議な妖怪ですね普通なら私を食べようとしたりするはずですのに」
「よろしく…しないかもしれないけどね、妖怪と言うのもたぶんだからね、それに俺は普通に調理して作った物の方が美味しいって感じるしね、ヘッドフォン使い心地聞けるときがあれば聞かせてね?」
「投げつけて返してやります」
「ククそれじゃあね」
彼は消えました元からそこにいなかったように
「嵐みたいな人でしたね…」
私は窓から外を見ながら呟く
この人と長い付き合いをするのを私はまだ気づかない
豊聡耳神子END
少し文字を増やしました