東方暇潰記   作:黒と白の人

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虚さん、どうするんだろうね(ゲス顔)


第32記 炎の意味

「さて、どうしたものか」

 

昔に建てた屋敷の縁側に胡座を掻いて座り俺は真上に登りかけの太陽を見ながらそう呟いた

 

昨晩にナニが合ったかは察してくれ……

あぁそうだよナニが合ったんだよ!言わせんな恥ずかしい!

 

とネタを挟んでみるのだが事実は変わりようもなく、昨晩俺は妹紅と床を共にした

 

間違いなく殺されても文句は言えないよなぁ……

駄目だ俺、早く何とかしないと

しかしやはり俺はとてもチョロい男なんだという事を再認識した

どれくらいかというのならば、具体的に言うと学校で隣の女子に消しゴム拾ってもらったら惚れるくらいのチョロさだろう、駄目だ自分で言ってて情けなさ過ぎる……

諏訪子の時も結局俺の方が惚れかけていた、このままいけば間違いなく同じことが起こるというのは簡単に想像できる、つまり妹紅と離れないと俺がヤバいということだな……

 

「ただいまー、虚ー妖怪狩ってきたよー」

 

そんなことを考えていると妹紅が帰ってきたようで、外の門の方から声が聞こえた

 

「あぁお帰りー!」

 

聞こえるように少し声を張り上げて返してやると直ぐに妹紅が現れ俺を見ると駆け寄ってきた

 

「虚ー!」

 

妹紅がその勢いのまま俺に抱きつく

 

「虚の傍がやっぱ落ち着くー!」

 

離れなければ俺がヤバイと言ったがそれが出来れば苦労はしないのだ、何故なら……

 

「ねぇ撫でてよー虚ー」

 

甘えるように少し間延びした声で妹紅は言う

悶え死にそうなくらい可愛いんだよ妹紅が!

「はいはい……」

「虚大好きだよ」

 

俺が妹紅の頭を撫でてやると頭を擦り付けてくる

 

「……何度も言うが俺は嫁さんがいてだな?」

「虚もその話は何回目?私は気にしないよ?」

 

ジトリとした目で妹紅は俺を見る

 

「いや、俺が気にするんだが……」

「虚の言う人が本妻で良いよ私は妾で良い、たとえ虚が他の女の人ばかり構ってても良いよ?私は虚の傍に居れたらそれでいいからね」

「……」

 

俺が黙っていると妹紅は顔を上げて続ける

 

「それにね、今更だと思うよ?」

 

 

 

 

だって虚私と本妻の人除けて最低でも後1人と寝てるでしょ?

 

 

え?

 

「な、何を言っているかわからないナ」

「最後のほうが少しカタコトだよ、虚」

 

妹紅はニヤリとした笑みを浮かべる

 

「……」

「肯定だね?それに1人って言ったけど後1人いるかな?」

「……なんで?」

「ん?なんでか?匂いかな?」

 

妹紅は首を少し傾げて言う

 

「匂い!?」

「そ、女ってさ意外と匂いに敏感なんだよ特に自分の夫とかにはね?」

「えー……」

「それで答えは?」

「……二人、嫁さんともう1人」

「後1人濃い匂いがあるけど」

「本当だ」

 

ナニがあったのは永琳と諏訪子だけのはずだ……よな?

 

「ふーん……そう言うことにしておいてあげるよ」

 

妹紅はジト目で俺を見る

 

「ま、虚がどれだけ女性を囲むのも私は気にしないけど……」

「……なぁ妹紅、術使ってみたくないか?」

「おもいっきり話そらしにきたね」

「……で、どうする?」

「まぁ、この話は追々にしよう」

 

できればもう出さないで欲しい……

 

「再度聞くけどどうする?」

「もちろんやるよ」

「それじゃ外出ようか」

 

俺達は森の中に円形に開いた場所に出る

 

「妹紅はどんなものを使ってみたい?」

「と言うと?」

「ようするに、術って言うのは想像力が鍵なんだよ」

「私は……炎……うん、炎を使いたい」

「炎……か」

 

炎と言えば恋とか憎悪とかを思い浮かべてしまう

 

「私は虚が好きたとえ虚がたくさんの女の人を囲っていても私は虚が好き」

 

どうやら恋の方向性のようだ

 

「……なら霊力の集中、炎の発生からやってみるか」

「あれ?そこ流すんだ」

 

俺は妹紅の額にキスをすることで答えた

もう諦めの境地だよ

 

「えへへ、それじゃ教えてよ虚」

「はいはい……」

 

俺はなげやりに答え、妹紅に霊力の使い方を教えていく

 

 

 

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