さらに変えました
俺の目の前には数え切れないほどの妖怪達がひしめいている、億は居るだろうと覚悟していたが億なんて数は余裕で越えているとしか思えない程の化物達
「さて啖呵を切ったが流石に嫌になるなこの量は、これを切り伏せるには数が多すぎるぞ……」
少しうんざりして俺は呟き右手に霊力を集める、そして霊力を圧縮しその霊力を光線状にし妖怪達を凪ぎ払う
「焼き払え!…とか聞こえてきそうだな」
と俺は苦笑しながら前世の人気だった某アニメを思い出しながら呟く
高密度に圧縮された霊力は妖怪に当たったそばから妖怪を最初からいなかったように消滅させる
「だいたい削れたな、これで都市に行く前に俺を殺しにくるかな」
大半が俺に来れば良い、少数なら都市の防衛をプログラミングされたロボットと都市の外壁に備え付けられた砲台が処理してくれるはずだ
どうやら考えていたいた通りに事が進んだようで大半の妖怪は俺を危険と見て襲いかかって来た
キシャアアアアアアアアッ!
一番手はカマキリのような妖怪が奇声をあげ、腕の鎌で俺を切り裂きにくる
俺はその鎌ごとカマキリを斬った、俺の太刀は鎌なんて無かったかのようにカマキリを斬り裂いた
「概念はしっかり働いているな、それでは殲滅する!」
俺はその一言を呟き妖怪の波に特攻した
まず前方に固まっている妖怪を横一閃、続いて刀を妖怪に対して垂直にし突き刺し斬り上げる奥にいた奴を少し巻き込んだようだ、続いて刀に霊力をこめ十字に斬撃を飛ばす周囲にいた妖怪は斬れ次の目標を定めた……そのとき強大な妖力を感じその場から飛び退く
「オラアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「っ!?…豪鬼か!」
豪鬼が飛びかかり地面を殴る地震でも起こったが如く衝撃が走る、その余波で周囲の妖怪は吹き飛び中には完全に肉塊となった奴も存在している
「相変わらず規格外な奴だ」
「テメェに言われたかねぇなぁ虚ぉ!」
獰猛に笑い目を子供のように輝かせながら豪鬼は叫ぶ
「いろいろ巻き添えくらってるが良いのか?」
「構わねぇよどうせただ意見が合って集まっただけだ!仲間意識なんてねぇよ……それより虚、殺ろうぜ?」
「ハハハ、掛かってこい豪鬼!」
俺は笑い刀を納刀して構える
「おっしゃアアアァァァ!」
その言葉が開始の合図のようだ
豪鬼はまず正面にいた俺に殴りかかってくる十数mあった俺との距離を一歩で縮めてくる
俺はそれに合わせて刀を振るいカウンターを決める
「その腕貰った!」
「甘めぇんだよ!!」
「なっ!?」
甲高い音と共に豪鬼の拳と俺の刀が
「斬れない…これがお前の力か?」
「ハハハ虚何か細工してあるようだが俺には意味ねぇぞオオ!俺の能力は教えてなかったよなぁ?…俺の能力は『金剛である程度の能力』だァ!故にィ俺を殺すことなんでできやしねぇんだよォォ!!」
その拳を受け流して俺は豪鬼から離れる
「つまり絶対的な防御力ということか……まためんどくさい能力をお持ちで……」
俺は油断なく豪鬼を見据えてため息を吐いた
「こっちが手札さらしてんだからよぉテメェも教えたらどうだァァ?」
「ハハハ俺の能力は『概念を付与する程度の能力』だよ」
「さっきのめんどせぇ能力って言葉そのままテメェに返してやるよォ、応用力が違い過ぎんじゃねぇかよなぁおい?……そんでまだその刀砕けてねぇってことは【不壊】ってところかァァ?」
豪鬼はうんざりしたような表情をした
「残念ハズレだ、これは【切断】の概念を付与してある」
「なぁるほどォ最硬の盾と最強の矛ってことかい燃えてきたねぇぇ!」
豪鬼は獰猛な笑みを浮かべ
先程より妖力が増えた
「無駄話はこれまでだ…行くぞ豪鬼ィ!」
「こいやアァァァァァ!!」
刀を納刀し俺は豪鬼に肉薄する
居合の狙う場所は首
しかしその刀は豪鬼の腕に弾かれる
「無駄ァァァァァ!!」
右腕で俺の太刀を受け止めた豪鬼は腕を振り抜き俺を後方に吹っ飛ばす
それに乗じたつもりか猿の妖怪が俺を殴り飛ばそうと近づき腕を振りかぶる
「邪魔ぁ!!」
俺は刀を振り戻すのは難しい、俺は肘でその猿の顔を打つ、肘は猿の妖怪の顔に当たり後方に吹っ飛びそれに巻き込まれ他の妖怪も死んだようだ
「ハハハ殺しあいに横やりは無粋だが余所見してて良いのかぁ?虚よォォ?」
「ミスった?!」
吹き飛ばした猿の後ろから腕を振りかぶりニタリと笑った豪鬼が現れる
とっさに俺は腕でガードしたボキャという異音とともに俺は吹き飛んだ
「痛っぅ」
「やっぱりテメェは面白れぇよ虚」
「あァ?なにがだよ」
追撃を加えずに豪鬼はその場で俺に話しかけ
それに俺は荒く息を吐きながら応える
「鬼の一撃しかも俺が能力使ってんのになんで腕一本ですんでんだよ、まぁだからこそ殺りがいってモンがあるんだがよ」
「痛っつ」
折れた腕が驚異的な速度で治りだす
「……ハハハどんだけ規格外で化物なんだよテメェはよぉぉ!」
目を見開き次に豪鬼は豪快に笑う
「ハハハそれは俺が聞きたいね!」
豪鬼は嬉しそうに笑いながら俺に肉薄する
俺はその一撃を回避し豪鬼を斬りつける
「ハハ無駄だって……馬鹿な!?」
豪鬼は驚愕した
切り裂いた腕から血が流れている
「あまり傷は負わせられないか」
「何しやがったテメェ?」
怒気を満ち溢れさせ豪鬼は俺に聞いた
「刀に【切断】さらに【震動】を加えてさらに【負傷】もいれてみたそれでも血を少し流させるくらいだったがな……」
頭が悪いように考え付く限りの切断力を高めた一撃は確かに豪鬼に通ったがしかしその傷は浅かった
「なるほどねぇ【震動】で【切断】の力上げて【負傷】で傷を治らなくしたのか、どおりでこんなかすり傷治らねぇわけだ……だがだからどうしたぁ!俺は天下の大妖怪鬼の豪鬼様だぁぁ!こんな傷が怖くてたまるかよォォ!!!」
「少し動き鈍ってくれたらなぁと思ってたけど意味無しかい…まぁこの程度怖がるわけないわな…」
俺は舌打ちして目の前の
あれからどれくらい殺りあったのだろうか意識がだいぶ朦朧とする俺は勿論のこと豪鬼も傷だらけで満身創痍だ
周りの妖怪はいつの間にか全て死んだらしい
「アハハハ楽しい……ねぇ!…何時ぶりだろうだぁ?……こんな…にも心踊るような闘争は!」
「こっ……ちはいい迷惑だ……よチク……ショウ…」
体は問題ないと言っても精神はまた別物だ、意識が朦朧として体がふらつく
「ハハ…ハ…俺もテメェも死にそうだなぁおい次で決めるか……この一撃に俺の全てを賭ける!」
「望む…ところだ…!」
俺は帯刀し刀の鍔を押し上げ居合の型を取る
対して豪鬼は脚に力を込めている
豪鬼が動いた速さは常人なら消えたように見えるだろう
俺には残像が後ろに見えるがどうやら豪鬼は防御を捨てまさに捨て身の特攻ので俺を殺しにくる
「オラアアアアアアアアアアアア!」
「シッ!!」
俺は刀を豪鬼は拳を振り抜く形で止まっている
パン
刀が砕け散った……結果は豪鬼の首が落ちる
どうやら俺の斬撃が首を捉えたようだ
「終わればあっけないものだな豪鬼……」
傷はやはり驚異的な速度で治りだす
「ハハハ確かにこれは化物だな」
俺は力無く笑う
辺りを見回せば前方に先程殺した首が横に転がっている鬼の死体から始まり、バラバラに砕けたモノ、何処かの部品の破片だと思われる機械、ジジジとショートを起こしているロボットの音、肉の焼け焦げた臭いと濃密の血の臭いが俺に周囲の情報を教えてくれる
そして俺の耳に微かに届いた警告音と機械音声の自爆と言う単語と秒読みの声
気絶しそうな意識に鞭を打ち耳を清ませる
それは聞き間違いではなかった
「っ?!ふざけるなよ?!」
俺は疲れた身体に鞭を打ち、妖力霊力両方を集め自分の周りに結界を張り防御する
それとほぼ同時に都市は光輝き俺の目を潰す
耳にひび割れるような嫌な音が届き続いてパリンと砕けるような音も届き、目を閉じていてもその光が届き続いて襲ってきた激痛に俺は気を失った
八意永琳
私は今ロケットに乗って月に向かっている
「もっと速く、速く……彼がまだ残っている星に迎えにいかないと…」
私はブツブツ呟きながら星に戻るための高速ロケットの設計図を考えていると突如星の一部が爆発した
「え?…どういうこと?」
なんで彼がいる場所が爆発してるの?
こんなことを計画にいれた覚えはない
月に到着後この計画について調査した
結果、あの爆発は無能の暴走だったらしい
話を聞けばアイツは
「私のために死ねたとても名誉なことだ」
と言っていた
ふざけるな!お前達はただふんぞり返って座ってただけの無能だ、お前と彼を比べるまでもない
あろうことかソイツは私に自分の物になれといった
その時の私の思考はとてもクリアだった
コイツをどうやって消してやろう
私はすでに彼のものだ、誰が貴様に渡すものか
私は事前に作っておいた薬をソイツに投与し自殺に見せかけ殺した
私は腐っていた上層部に呆れ絶望していた
私と同じ思いを抱いている一人の姫と出会うまで後少しだった
八意永琳END
天才薬師が月の頭脳となる前の人の話は閉幕
虚さんの最強化第一段階終了
後はぼのぼのさせていきたいかな……