ボイスポケットⅡ ~ボイロ達の学園生活~   作:SOD

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あの人を人とも思わない残虐なロケット団の嬲り殺しから約一ヶ月後。
タマムシ学園入学式当日から、物語のボールは解き放たれる。

一部は凄惨なバトルの描写が多かったのですが、これからスポットが当たるのは主に初等部。

そう、幼女な子達です。
コメントで殺し合いじゃねえかと突っ込まれるようなポケモンバトルはあんまりないのです。




・・・・・・・・・・・・まあ、殺し合いって言われたバトルは、ゆかりんとずんだによる身内バトルで、そのあとのバトルは殆ど一方的なリンチでしたけどね。
ほんと、何で美少女のバトルが1番血生臭いのやら・・・・・・。






1.ウチはついな。大人のレディ

あの戦いから一ヶ月後。タマムシ学園校門前。

大方の死体や死骸を片付け終わり、人を迎え入れる準備が終わった夜。

 

黒い炭のようになった人型の生き物が、うなり声を上げながら地中から這い出てきた。

 

「おや、ようやく這い出してきましたか。

遊び半分であなたに埋めた【ダーク】でしたが、人類にも効き目があるということが分かりましたね、ワルダック。」

 

「ああ・・・優秀な部下だったが、こうなってしまっては何の価値も無いがな。」

 

「フフフ。哀れな男ですね、ジャキラ。こうなっては地獄で迷う亡者と変わらない。」

 

「ヴヴヴヴヴ・・・・・・!」

 

言葉を無くした元ジャキラは、自身を嘲笑う二人の影を見ること無く、タマムシ学園郊外の森へ進んでいく。

ボロボロと剥がれていく炭になった肉片を棄てて、骨を曝して。

 

現実を見ない虚ろな瞳に映るのは、そこに存在しないはずの『東北きりたん』と『琴葉茜』の姿。

 

 

「オオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・・・!!!!」

 

 

人の尊厳も、肉も、人格も堕としたジャキラがその身に残したのは、たった一つの黒いモンスターボールだけだった・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタンゴトン。などとレトロな音を響かせること無く、ヤマブキシティ行きのリニアがレールの上を走る。

快適な旅をお届けする車内には、なんと二人の少女のために貸し切られていた。

 

「・・・・・・・・・。」

 

一人はむっすりとした顔で向かいの席に座る女性を睨んでいる、灰色の長い髪のとても小さな少女。

 

少女が睨む相手もまた、低身長であることは疑いようも無いが、首から下の成熟した果実によりしっかりと大人の女性であることが見受けられるショートヘアの女性だ。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・・・・・・(えんの)ついな。いつまでわたしを睨んでいても、今さらこの仕事からは降りられないぞ。切り替えていけ。」

 

 

放っておけばいつまでも自分を睨んでいそうだと思った小さな女性は、諭すように目の前の小さな少女に話しかける。

 

 

「別に、ウチはこの仕事を降りようなんて気はサラサラ無いわ。」

 

「なら、いつまでも私を睨むのは止めてくれ。話が進まない。」

 

 

「睨みたくもなるわあああああああーー!!!!」

 

 

ドッカーンと爆発したように少女は大声で怒鳴る。

 

「なんっっっっで!!ウチが!!!初等科やねん!!!」

 

お行儀悪くシートの上で土足のまま立ち上がる少女。立ち上がった勢いで思いっきり露出したヒメグマさんパンツを他の誰かに見られることが無かったのは幸いだっただろう。

 

「ウチもう14歳なんや!!じょうがぐぜいじゃないもんんんんん!!!!」

 

うわあああーーんと床に顔を伏せて大泣きしはじめる少女。

床に伏せる勢いでスカートが捲れ上がったままパンツ丸出しで泣いている。

つい先ほどの光景と合わせて、彼女が小学生を名乗り疑いを持つのは、シャーロック・ホームズでも荷が重い。

そんな彼女は、己だけは是が非でも14歳を主張する。

 

「仕方ないだろう、これからの任務を考えれば、観察対象が入学する初等科に入学するのが最も効率が良いのだから。」

 

「効率エエの分かる。」

 

「だが本当に初等科の適性年齢のトレーナーをこんな任務に就けるわけにはいかない。」

 

「危ないの分かる。」

 

「ならば納得だろう。貴様の配属はタマムシ学園初等科だ。」

 

「いいいいいいいいいいいいやあああああああああじゃああああああああーーーー」

 

惨めに情け無くオンボロボロと泣くこの小さな幼女ーーもとい、少女は未だ抵抗の意志を崩さない。

ハア・・・とため息一つ零れる。

 

 

タブレットを操作し、資料を呼び出す。最早半分は現実逃避に近い心境で。

 

 

[タブレット表示内容]

ーーーーーーーーーーーーーー

【ポケモン教会】任務リスト

 

ポケモンと共に育てられた少女。

 

先天的にしか持ち合わせないとされる【ポケスキル】の原初【ゲンシスキル】を持つとされているが、その力は彼女の支配下にはないらしく、意識的な発動は確認されない。

トレーナーとしての実力、今回の任務に対しての親和性は全て無視し、ただ幼女っぽい見た目だけで採用されているため、基本的に観察対象2名との交流以上のことを教会は求めない。

 

同行員、京町セイカには、現場の判断で動き、適切な対処を求む。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

セイカ「・・・・・・・・・。」

 

そっとタブレットの電源を落とし、未だ惨めったらしく号泣している少女を見る。

 

「うおおおおおおおおーーしょうがくせいじゃないもんんんんーー!!!!」

 

セイカ「・・・・・・・・・。」

 

結局話が進まない。

 

セイカ「やむを得んか・・・・・・」

 

ついな「え?なんや、中等部の編入に変えてくれるんか」

 

無言で三つのタイマーボールを放る。

 

 

ハリテヤマ×3「ハリイイイイイイイテエエエエエエエエーー!!」

 

ついな「ゑ?」

 

セイカ「さあ行け」

 

トレーナーの指示を受けた3体のハリテヤマが、1体はついなのカラダを持ち上げ、1体はついなの両足をホールドする。

そして、残ったハリテヤマは・・・・・・

 

ハリテヤマ「ハリィ!!」

 

ついなの紐パンの両紐を勢いよく解いた。

 

そして露わになる、子どもそのものの尻。

 

ついな「ちょ!??」

 

セイカ「お仕置きハリテヤマだ。」

 

ハリテヤマ「ハアアアアアアアアアアアアアアア---・・・・・・・・・・・・」

 

ついな「いや、ちょ、ま!?何してーー」

 

セイカ「きつけ。」

 

ハリテヤマ「リャアアアアアアアアーー!!!!!!」

 

スッッッッッッーーーー

 

ついな「ーーーーん」

 

ッッッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

 

車内に響いたのは、空気抵抗を突き破る無音の破裂音。そして遅れてやって来る平手を生尻に叩き込む爆音。

そして

 

 

 

ついな「ッッッッッッッーーーーピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!?????????」

 

 

 

 

 

常軌を逸したお尻ペンペンを喰らったついなの大絶叫だった。

 

 

 

 

 

 

 

-ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ヤマブキシティ

リニア駅

 

 

セイカ「ふぅ・・・・・・やはり地方を跨ぐとなると時間が掛かるな。

それでも船旅をするよりはマシだが。

・・・・・・・・・・・・役、いつまでリニアに乗っているんだ?早く降りないか」

 

ついな「・・・・・・・・・・・・・・・(プルプルプルプル)」

 

生まれたてのシキジカのようにおぼつかない足取りで、歩いてくる。

セイカを睨む目は、先ほどの比では無い。と言っても、もう口を開く元気も無いようだが。

 

セイカ「先に外に出ているぞ?」

 

セイカはそう言うと、さっさと外へ出ていってしまった。

 

ついな(幼気な少女のお尻にハリテヤマのはりてを200発も叩き込んでおいて言うことがソレかい!?)

 

真っ赤に膨れあがったお尻は、空気が触っても痛いため、一張羅の紐パンはやむを得ずポケットに入れるハメになったついな。

仕方なくボロボロと涙を流しながらお外へ向かうのだった。すり足で。

 

 

セイカ「ん?ああ、ようやく来たか。入学式まであと1時間だ。

タマムシシティまではバスで行くぞ。バス停はこちらだ」

 

ついな「・・・・・・・・・。」

 

ついな(あいつ、絶対赤い血が流れてへん)

 

またも置いてきぼりを喰らった。

なお駅の外に出るまでに地味に5分も掛かった。都会の駅は兎角ひろいのだ。

 

ついな「このままじゃウチの何の罪も無いおしりが血を吹いてまう・・・・・・」

 

熱を持ったお尻を気遣いながら、腰に下げたモンスターボールを開く。

 

 

「ぶるるるる・・・・・・」

 

 

モンスターボールの外に出てすぐ、カラダをブルブルと震わせてカラダを伸ばすのは

ひのうまポケモン。ポニータだ。

 

ついな「ディクソン、ウチのことのっけてあの血も涙も無い鬼の後ろ付いて行って・・・・・・」

 

ディクソン「ぶるるん。」

 

首肯すると、ついなが乗りやすいようにカラダを伏せるポニータのディクソン。

小さなカラダで小さな主を乗せて、気遣うように歩き、セイカの後を付いていく。

 

 

セイカ「バス停につくまでに、電車内で私が話した資料が頭に入っているか確認しておこう。」

 

ついな「あんなハリテヤマにお尻どつかれとった時に言われた情報なんて耳にはいっとるわけないやろ!?」

 

セイカ「だから初めから我が儘を言わずに聞いていれば良かっただろう。

幸い移動時間が暇だから説明出来るが、もしも不測の事態が起きてしまえば、前情報も無しで潜入する事にもなりかねないんだぞ。」

 

ついな「せやからってハリテヤマに200発もぶたすか普通!?」

 

セイカ「あれだけ絶叫を上げていて大まかに回数を覚えていたのは素直に賞賛するが、その責任は半々だ。

 

ともかく、もう一度説明するから、頭に入れていけ。この資料は持ち込ませるわけにはいかないからな。」

 

ついな「はぁ・・・・・・分かったわ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・うう・・・」

 

未だ初等部編入の葛藤は絶ちがたいが、またお仕置きハリテヤマを喰らうのは御免被る。

そんなわけで、遺憾ながら受け入れる方の分岐点に足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は主に一部のキャラクター紹介と、書き切れなかった補足を入れていきたい願望。

今の段階だと、ついなちゃんという常識人の視点から語りを入れて、ロケット団をぶっ殺していた、きりたんとかとかに『普通の感性』からナレーションしていきたいと考えています。
え?きりたんは普通じゃ無いのかって?
あれは『不通の感性』ですよ。
何処の世界に犯罪組織の大人を虐殺する普通の子がいますか

ついなちゃんの扱いについて

  • この扱いすこ
  • これはひどい…
  • ついなちゃんにもう少し慈悲を…
  • うっひょおおーーおしりー♪
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