ボイスポケットⅡ ~ボイロ達の学園生活~   作:SOD

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「超絶螺旋連撃!!!!」←カビゴンが圧迫してて地上まで声が届かない。

ついな「うきゃあああああーー!??」←深めの穴に落ちる

「リオ!?」←突き出した右手についなの尻が落ちてくる音

ズボッ・・・・・・・・・!!

ついな「ういぎゃあああああああああーーー!????」←ア●ルバー●ンを失った声(無音)





4.こ・・・この少女・・・いったい何たんなんだ!?

それまで沸き立っていた観客達が、一斉に静まりかえった。

 

カビゴンに子どもが潰された。

カビゴンが衝突したコンクリの床が砕けるほどに。

血潮は流れてこない?カラダごと陥没してしまったのだろうか??

 

その場にいる全員が、最悪の未来を幻視する。数秒後に現実となる未来の惨状を。

 

 

ズズズン・・・・・・鈍重な音がして、カビゴンのカラダが起き上がり、そして今度は背中から寝転がる。

カビゴンが元いた位置から、誰もが目をそらす中、セイカだけが、真実を確認するために駆け寄った。

 

セイカ「・・・・・・・・・・・・えん、の・・・」

 

やはり想像通り、陥没した孔が・・・・・・・・・・・・

 

 

セイカ「・・・え?穴が・・・・・・深い??」

 

 

明らかに、カビゴンの腹部の接触可能領域を遥かに超えた深い穴が空いていて、覗き込むと・・・・・・。

 

 

 

「ふぅ・・・・・・どうにか間に合いましたね。()()()()()がいない穴をどう埋めるかと思っていましたが、これならこっちはもう心配いりませんね。」

 

ついな「・・・・・・・・・・・・(゚Д゚)」

 

やれやれと言ったような、幼い見た目には似つかわしくない顔をした少女と、間抜けな顔して穴にハマっているついなの、無事な姿が確認出来た。

 

セイカ「これは・・・一体何が?」

 

あっけに取られていたセイカの後に、穴を覗き込むもう一つの顔。

 

「ルルオゥ!」

 

「ああ、お疲れ様。リオまる。」

 

リオまると呼ばれた人影ーーポケモンのリオルが、トレーナーと思われる少女に手を伸ばし引き上げた。

 

 

暗く深い穴の中から出て来たのは、やはり少女で、その背丈から初等科であることが分かる。

 

少し赤めの髪、ノースリーブのパーカーを着た少女・・・・・・。

 

 

カビゴン「カビイイイイイーーー!!!!」

 

 

セイカが顔を確認する前に、仰向けになっていたカビゴンがカラダを起こし咆哮をい上げた。

 

それまでついなとバトルしていた時とは明らかに違う、殺気の籠もったオーラを放ち、バキバキと地面に亀裂が入っていく。

 

セイカ「様子がおかしい・・・・・・みんな逃げろ!!このカビゴンは危険だ!!」

 

野次馬達もさすがに異常に感じたのか、蜘蛛の子を散らすように逃げて行く。

恐らく何人かは安全なところまで逃げて観戦するんだろうが、とにかくその場に残ったのは

 

カビゴンにボロ負けして腰を抜かしたついなと、付き添いのセイカ。

そして、2人の前に立つ少女だけとなった。

 

「まだ瀕死にならないか。いや、当たり前か。

ポニータのソーラービーム位じゃ、殆どダメージなんて無いだろうし」

 

 

「リオゥッッ!!」

 

「ああ、そうですね。どうせ暇してたんですし、少し『ミット打ち』でもしますか。

 

行け、リオまる」

 

 

やる気に満ちた声で鳴きながらカビゴンに突進していくリオル。

それを向かい撃つカビゴン。

 

 

カビゴン「ゴオオオオオオオオオオオオン!!!!」

 

 

セイカ「初めから『すてみタックル』か!」

 

リオルのトレーナーはどう指示を出すのか?

泥だらけのついなと共に見守るセイカ。しかし・・・・・・

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

だがリオルはカビゴンのすてみタックルを『みきり』で紙一重に避け、すれ違いざまに一撃をお見舞いしてみせた。

 

 

 

セイカ「どうしたんだあのトレーナーは・・・リオルになんの指示もしないのか?」

 

ついな「リオルの方も、全くそれに動じずに、自分で闘っとるみたいやね・・・・・・。」

 

 

2人が唖然としている間にも、二体の攻防は続く。

 

カビゴンが『のしかかり』や『アームハンマー』で物理的にリオルを潰しにかかり、リオルが避けて一撃を入れていく。

 

ついな「これは、ウチとディクソンのバトルと同じ動きや」

 

セイカ「いや、よく見ろ。カビゴンの様子がおかしい。」

 

ブゥン!!!

カビゴンの攻撃が僅かに掠り、手傷を負うリオル。そして、同じく一撃を入れていくリオル。

 

だが・・・・・・

 

ついな「カビゴンの顔が、ドンドン辛そうになっていっとる?」

 

セイカ「ああ・・・・・・同じようにただパンチを入れているだけ。

考えられる可能性はただ一つ。リオルが使っているワザ。」

 

使えば使うほど力を増幅させるワザ。『グロウパンチ』

 

 

カビゴン「カ・・・ッビ・・・・・・!!」

 

 

気付いた時にはもう遅い。ここから眠っても、目が覚める頃には死んでいる。

 

ならば・・・・・・!!!

 

 

カビゴン「スウウウウウウウウウウウーーー」

 

 

大肺活量の深呼吸で力を込める。

 

 

「・・・・・・リオまる。打たれる前に決めなさい。

アレぶっ放させたら私が怒られる未来が見えます!」

 

リオまる「リオウ!!!」

 

 

ダンッッッ!!大きく地を蹴り、瞬時にカビゴンの懐に入り込みーー

 

 

「きあいパンチ!!!」

 

 

カビゴンの頭と贅肉の僅かな隙間にある喉元に、かくとうタイプ最強の一撃が容赦無く叩き込まれた!!!

 

 

カビゴン「カ・・・・・・・・・・・・グ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

声を上げる事も出来ず・・・カビゴンは倒れ伏した。

そしてーー

 

ズドオオオオオオオオオオオオオオオンーーーー!!!!!!

 

気絶したまま、カビゴンが溜めていた『はかいこういせん』が暴発し、カビゴンの巨体が吹き飛ばされていった。

 

 

 

セイカ「な・・・・・・」

ついな「んなアホな・・・・・・」

 

 

「風船かよあいつ。」

 

爪痕だけを残して吹き飛んでいったカビゴンがいなくなり、残されたのは・・・・・・。

 

 

ついな「」

セイカ「」

 

 

「さて・・・・・・そろそろ戻らないと面倒に・・・・・・」

 

 

「あああああーーー!!!おったああああああーーー!!」

 

「ああ・・・もう遅いか。」

 

 

呆然としていたついなとセイカの前に、桃色の髪の少女が駆け寄る姿が映り・・・・・・。

 

 

 

 

「きりちゃん酷いー置いてったあー!!」

 

「あーはいはい。分かったから帰りますよ。茜」

 

 

 

役ついな。

東北きりたん。

琴葉茜。

本年度に初等科に入学する3名が、この場に揃ったのだった。




茜「はーい、次回のボイスポケットⅡは~」

ウナ「ウナー!」

ついな「ついなー!」

きりたん「・・・・・・・・・。(本を読んでいる)」

茜「次回もまた見てくれると嬉しいわ~。

ジャンケンポン☆うふふふふふふ~」










































チョキ

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