一年草の忘念記   作:604技術開発隊

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コメントですよ~ん

GP02にはバリエーションがあります
BB仕様とかMSR仕様(あれ?MLSRだっけ?)とか………

束さんが一夏気に入ってない件
はい、休日の殆どを主人公と過ごしていたのに加え、箒がまぁ……惚れてないので……
認識としては親友の弟だっけ?的な感じです。

ついでに主人公の存在により束さんはわりと常識的かつ冷静に物事を見ることができるようになっているので、フラグ乱立している一夏にあまり良い印象は持てなかったんでしょう。

主人公の会社のキャッチフレーズについて
キタ!!!!これが欲しかった!!!
そうなんです!アナハイムのオマージュなんです!
アナハイムは『スプーンから宇宙戦艦まで』
主人公は『フォークから戦車まで』
いやぁ、気付いてもらえて嬉しい……


9:普通科目担当なのにIS授業時間にも一組か二組にいなければならない件について

IS学園で使用されている教科書は全てケイローンエレクトロニクス出版である。

フォークから戦車までと決まり文句を付ける程度には豊富な品揃え………

ちなみに著者は私、山本秋愛なのだが……………まぁ、予備知識ってことで。

実際束に言ってもいないのにISの情報を提出され内容を全て覚えている私は世界で束の次にISについて詳しいとは言えると思いますが?

限度ってものがあるでしょうに……

 

「……………………………ハァ」

 

そして何故私は普通科目の授業でもないのに教室にいなければならないのか?

そう思いつつ考えても仕方ないなと完結し、教室の後ろにケイローンエレクトロニクスス社製折り畳み椅子を置いて座り、会社から送られる重要書類を読む事にした。

えーっと何々…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イギリスだって飯マズで世界一じゃねーか!!!」

「何ですって!?」

「あ゙ぁ゙ん゙!?」

 

アホな喧嘩である

イギリスの代表候補生は何も考えず産業大国である日本をバカにし

日本の世界初の男性IS操縦者は煽り耐性が皆無………

 

「………………………煩い……アホなことしてないでさっさとどっちかを代表にしてしまえ」

 

その声を聞いた喧嘩していた二人の体がピクッと反応すると後ろに振り向いた。

発言の主は無意識だったので未だ書類を見ている。

それが二人の導火線に火を点けたのだろう………

 

「そもそもあなたは何なんですか!!」

「あんたこんな馬鹿にされて悔しくないのかよ!!!」

 

矛先が完全に仕事中の秋愛へと向いた。

その後も罵詈雑言の嵐………しかし秋愛は相変わらず書類を見ている。

まるで自分には無関係と言わんばかりに。

 

「違う、そうではないぞ織斑」

 

「ほ、箒?」

 

スクッと立ち上がった箒は二人を見据えてこう言い放った

 

「山本お兄さんの信条を知ってますか?………『友人の次は無関係』山本お兄さんには知り合いなんて概念はないんですよ」

 

そう言いつつ箒は秋愛を見るとにっこり笑った。

 

「山本お兄さん!」

 

「…………………………何?」

 

秋愛は反応した。

先程までギャーギャー言われていた時には一切反応していなかったのにも関わらず、箒の小さめの呼び掛けには応えた。

 

「ふふ、私は友達……それともそれ以上?」

 

意味深な事をポツリと呟き箒はそのまま着席した。

秋愛は首をかしげると再び書類に目を通し始めた。

 

「篠ノ之の言う通りだな………織斑、オルコット、お前たちは山本秋愛には認識されていない。そもそもあいつの足元にも及ばんさ」

 

織斑千冬はスタスタと書類に目を通している秋愛の元へと歩き、出席簿で叩いた……………が、防がれた。

 

「……………………………何?」

 

「いや?相変わらずだな…………とな」

 

シールドのような球形の薄い膜に阻まれた出席簿は少々曲がっていた。

 

「…………………………そうか」

 

そう言うと秋愛は再び書類に目を通し始めた。

 

「なっ…………シールド……あなたも男性IS操縦者だったんですか!?」

「どういうことなんだよ!?」

 

「………………………………ん、束か」

 

秋愛は書類から目を離すと携帯電話を取り出し、相手の名前を確認すると今度は電話し始めた。

 

「…………………………何?………………エネルギーの交換とメンテナンス?あぁ、そうでしたね……………………今日中にやっておきましょう………………ん?教室に?それはあまりお薦めできない。昼まで待ってるべき………………そうですか、では次の休憩時間にでもそちらに向かいますから…………………えぇ、本当です……………………はい、それでは」

 

携帯電話を仕舞うとそのまま書類に目を通し始める秋愛に再び出席簿が降り下ろされる。

が、出席簿はバラバラになり燃え散った。

秋愛の手には白く円柱状の棒が握られていた。

円柱状の棒の先からは桃色の光が真っ直ぐ伸びている。

 

「………………………………迂闊、出席簿を破壊してしまった。すまない」

 

「…………………いや、構わん」

 

「…………………………お詫びに新しい出席簿を用意する。それと何故私に出席簿を?」

 

「ふん、何故だろうな……………では二人+山本秋愛の試合に異論のあるものは居ないな?」

 

教室はシーンとしている………唖然と立ち尽くしている二人の顔は少々青ざめていた。

無理もない。

ISも使えない一般人と思われていた教師が織斑千冬の全力とも思える一撃を防いだ上に出席簿を破壊してしまったのだ。

 

「山本お兄さんの実力はこんなものじゃないですよね………織斑先生?」

 

「あぁ、あいつにはあいつが貧血酸欠のバットコンディションでも敵わん………」

 

「ふふ、山本お兄さんですもの………」

 

「あぁ…………それにケイロンの社長でもあるからな………試合で何を使うのやら……」

 

「ISについても詳しいんですよね……ほら、教科書の著者が山本お兄さんですよ!」

 

「よく気づいたな………」

 

楽しそうに会話をする二人を背に一年一組の生徒は青くなっていた。

 

書類に目を通し続ける秋愛

青くなる生徒達

楽しそうに会話する箒と織斑千冬

それをアワアワと見ている山田先生

 

場は正にカオスである………それ以上でもそれ以下でもない。

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