一年草の忘念記   作:604技術開発隊

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コメン ト………イザラス?

[お姉さんに関するコメントが複数]
主人公ってあれで結構すんごい過去背負ってますもんね……
仕方ないかもね………そんなこんなで今回色々あったりなかったり。
当たってたり当たってなかったりなコメントもありましたよ?

[主人公の虚弱体質]
治らないと思います
治ったら治ったでズームパンチとかできなくなっちゃうので。

[病んじゃってる患者]
箒束千冬鈴音簪 atc…

[↑↑微妙なライン]
山田先生 

あ、ちょろりあさんはないです。
要望があれば時空をねじ曲げて何とかしますが。


15:全てが腐っていたあの日から

「本当に?」

「本当、私は嘘だけはついたことがない」

「…………嬉しい」

「ああ、いつか村人全員をあっと言わせる」

「ふふ、絶対できるわよあなたなら」

「私は、絶対にお前と………村人に認めさせる……でも、先ずは君を治す薬を作らないといけない」

「待ってるから……ずっと……」

「私は君を待たせない……君の為なら私は怪物にだってなる」

 

この私、ケイローン・アルクマイオンは………この身が我が物でなくなろうとも君を必ず助けてみせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………夢?……この私が?」

 

らしくない………しかも思い出すこともないだろうと思っていた記憶がこんなことで……

訳がわからない………忘れていた記憶を全て思い出してしまった……………

 

 

 

 

そっくりなんだ……全てが……そう、全て、声も、背丈も、体温も、顔も、髪質も、仕草も…………

ただひとつ……あの雰囲気……何なんだあれは!!!!

言い様のない………寒気がする……っ

 

「…………………………気分が悪い……もう一度寝るか」

 

こうして寝れる辺り私の精神はそこそこ落ち着いているのだろう………そう思っていたのだが………

 

 

 

 

 

 

 

無論気分が晴れることもなく……

 

「………………………………だるっ……」

 

朝起きたらもう…………最悪だった。

某ゲームで言うならコンディション【疲労】って感じだ……

いつも以上に授業は単調なモノになり……束や箒、妹や織斑千冬、山田先生との会話なんていつも以上に聞き流してしまった。

心配してくれていたようだが……………すまないことをしたと思っている。

明日はなるべく振る舞いを大きくしよう。

途中何かに襲われた気もしたが体調の悪さによるフラフラから酔拳紛いの返り討ちをして何かに何か一言二言言った気もするがそれも多分体調の悪さによる幻覚か何かだろう。

そうに違いない………何はともあれ私は今日の全てを無気力状態で過ごした。

こればっかりは仕方がない………

誰だって体調が悪ければ何もしたくなくなるだろうし、社会人ならそれが一番よくわかるはず。

何故今更あの女のことを思い出してしまったのかはわからない……だが忘れる方法なら複数ある。

ひとつは研究に没頭すること、ひとつは頭を思いきり何処かに打ち付けること、ひとつは秋愛印の無害薬品を再び使うこと。

頭を打ち付けるのは最終手段、薬も二度目なので効果が薄そうなので却下、残るひとつだが…………うん、これは良さそうだ。

 

「…………………………MA、MT計画の始動を本日をもって解禁する」

 

携帯端末の幾つもの秋愛印のブロックが掛かった深層部ファイルに山積みにされた設計図の数々………こんな状況で使うとは思わなかったが……もういい。

重い足を引き摺り例の整備室へと向かう………彼女は比較的静かなので研究、開発に没頭できる………

 

「……………………………最早誰にも止められはせん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MA、MT……モビルアーマー、モビルタンクはMSとは違い人の形をしていない。

モビルタンクはギリギリ人の上半身が面影を残していたりはするがモビルアーマーは完全に人のそれとは違う。

例えばそう、今私が開発しているヴァルヴァロは例えるなら巨大なアメリカザリガニだ……

スペック上ではそのクローアームはGP03のモノよりもパワーがあり、エネルギー攻撃も数回までなら耐えることができる。

が、しかし問題は人間と形状が違うこと、それに伴う機体の巨大化だ。

まぁ、別に問題はないが……ただそれだけ整備が大変だったりするのである。

しかしそれすら霞んでしまうほどの素晴らしい性能………十数年前に考えたとは思えないな。

GP03のオーキスと比べると、トップスピードと操作性を考えるならヴァルヴァロ、スピードのみを考えるならオーキスだろう。

ヴァルヴァロはゲームで言うなら素人向きと言える。

ヴァルヴァロで慣れてからオーキスといったところだろう………

ヴァルヴァロの案はオーキスのみでの運用を考えた際に思い付いた。

言い方は悪いがヴァルヴァロはオーキスの所謂上位互換であるとも言っていい。

メガ・ビームエネルギー砲は二門のメガ・エネルギー砲に変え、ウェポンコンテナは廃止、変わりにビットリーダーを採用し、他に小型ミサイルを取り付けた。

スピードを出すために移動時は邪魔になるクローアームは機体底部に収納出来るようになっている。

何故開発したか?

開発するのが楽しいからだよ、理由なんてありはしない。

強いて言うなら手の内は多い方が良いってよく言うだろう、そういうことだ。

まぁ…………携帯できる数が一機のみってのがどうしても改善できない弱点なのだが………まぁ、新エネルギーを使用すれば永久機関になるのでエネルギー切れなんて心配はないので今のところは問題ない。

それでもピンチになったなら全ての機体にはセンサーを一時的に潰すことができるスモークが装備されているのでそれを使って逃げれば良い。

色は四色、白、赤、黄、青だ。

そう言えば昔織斑千冬と束とでそれぞれの放つ信号弾の解読をし合ったことがある。

最後にはそれぞれが白、赤、黄、青独自の信号弾の組み合わせで暗号を作った…………私の信号弾の組み合わせの中にはこんなのもあった気がする………

信号弾の色の組合せ、茶色い信号で、[我帰投できず、先に帰還せよ]……………確か私が学校に残る羽目になり織斑千冬や束を待たせる訳にはいかないのでこの信号を見たら帰れ的な事をしてたんだったか………懐かしい。

 

 

そんな事を考えている内に昔の事を忘れていった。

私には今がある………あの女が苦手で最悪なのに変わりはないが、今日のようなことは少なくともないだろう。

私は怪我をしやすいがすぐ治る。

こういうときの立ち直りも早いのだ。

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