一年草の忘念記   作:604技術開発隊

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5:(未)完成

試作三号機が完成した。

が………完成とは言えない。

言うなれば今の試作三号機は試作三号機(仮)である。

何故ならバトルシップユニット、アームドベースとして開発する手筈だった『オーキス』は未完成。

ウェポンシステムとして完成したGP03。

今のところはこのウェポンシステムで完成として、次は試作二号機のバリエーションシステムを開発することにする。

試作二号機はとりあえず日本政府が隠し持っていた戦略核を運用する為に開発したので核を撃ち尽くしてしまえば後は頭部内蔵型ガトリングライフルと強化ビームサーベル(出力を強化したエネルギー刃の剣)のみになってしまう。

私は別にそれだけでも負ける気はしないが、どうせなら完璧な機体にしたい。

ならばどうするか?MSR仕様、BB仕様を開発して実装しよう…………というわけだ。

ま、それは既に完成してますがね………

さて、そんなこんなで順調に防衛手段を構築しつつある私に再びあの試練………………篠ノ之束の誕生日が来てしまうと……

前々々々々々々々々回は言わずもがなあのウサギ耳

前々々々々々々々回は特製端末機

前々々々々々々回は特製記録メディア

前々々々々々回は特製移動ラボ

前々々々々回は本人のリクエストにより特製ケーキ

前々々々回は特製ペットロボ

前々々回はペットロボに言語機能を

前々回は本人のリクエストにより移動ラボの改造、改良

前回は少し大きめの防護服としても利用できる特製ドレス七色セットだったか………

 

「…………………今回はどうするかな…」

 

「あの服山本お兄さんのプレゼントだったんですか……………」

 

「………………箒か」

 

「はい、篠ノ之箒です……」

 

随分と御淑やかになって小学生でありながら正に大和撫子と言ったところですかね。

まぁ、竹刀、刀を握るとSAMURAIに変身するのですが……

 

「………………………いつからいた?」

 

ここは私の研究室。

どうやって入った………

 

「ずっと私は貴方の後ろにおりますので……」

 

「……………………そうか」

 

「えぇ……ずっと……」

 

「………………」

 

何とも言えん…………が、ここは調度良い。

 

「…………………束、何か欲しいとか言ってなかったか?」

 

束のやつと親しい家族である箒なら何か知っていてもおかしくないだろう。

 

「そうですね……姉さんなら何でも喜ぶと思いますよ?」

 

「…………………そうか」

 

「えぇ、私が貴方の後ろにいるだけで満足なように………」

 

「…………………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………『誕生日おめでとう』だ………束」

 

「ありがと………あきちゃん!」

 

「……………プレゼントだ」

 

少々大きめのプレゼントボックスの中に入ってるのは今回の誕生日プレゼント………

 

「わぁ……………う?鍵?」

 

中身はファクトリーアーム…………の起動キー

ファクトリーアームとは簡単に言うと精密機器から大型部品の組み立てまでできるロボットハンドである。

無論試作シリーズや束への誕生日プレゼントの開発はこれではなく私が手ずから開発している。

そもそもこれは私が今日この日のために開発してやったものだ。

 

「……………………何か造っていただろ」

 

軽くプレゼントの本体について説明すると普段垂れているウサギ耳がピーンと伸びた

 

「あきちゃん…………いつもありがと」

 

「…………………ご近所付き合いは大切だからな」

 

束はクルクルと回りながら私の前でピョコピョコしている

本当にウサギのようだ…………

そういえば前回の誕生日から束の服装はあの特製ドレス七色セットのローテーション………余程気に入ったのか。

 

「あきちゃ~ん!束さん頑張っちゃうからね!!!」

 

「……………………程々にな」

 

「……………あきちゃん今笑った?」

 

「……………まさか」

 

「そう……だよね……」

 

「……………………?」

 

「でも……いつか見たいな!」

 

「…………………いつかな」

 

「うん、束さん待ってるから!」




GP03ウェポンシステムと画像検索すればロマン溢れる画像が出てきます。

そして何故かいい感じにヒロイン候補に上がってしまった束さん
誕生日プレゼントとしてリクエストしないんですね主人公のスマイル
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