リコンスト 世界に嫌われた子供たちが世界を救う話 作:林檎アメ
戦場を突っ切ってく黒い稲妻。
その正体であるリコンスト2号は誰の目にも留まらない速さで本部へと向かう。
すべては今宵の殺戮のため。
本部にいるはずの隣国からの派兵が2人。今回の夜襲を共にする仲間となる者だ。
(大体予想はしている。僕の空想が正しければ・・・だけど)
2号は思う。尊敬する人の真似ではあるが、百発百中ぐらいにはなっている推理である。本人は空想と言っているが。
(まあ、たぶんというよりおそらくだろうね。)
あの愉快な双子のことだろう。科学者と一緒になってマリカでもしてるだろう。
(戦争中っていう自覚ないのかな?)
2号にはよくわからないセンスだった。
「せいや!」
目の前に迫ってきた敵の兵士をキャタピラーの尻尾で薙ぎ払う。
その時ついた返り血を振り払いながら前を見る。
(ざっと20人かな・・・)
右の方向をみると軍曹さんは敵の兵器をもう一体の敵の兵器にあてて自爆させている。
(俺もがんばんなきゃな)
仲間の残骸をふみこえながらやってくる兵士に尻尾の旋律を当てた。
(派手にやってるなぁ。ものすごく大きい戦争だけどあの秘密兵器はさすがにつかわないよね・・・)
僕はこの戦争のスケールのデカさに一抹の不安を抱く。
(3号も一応秘密兵器だけど・・・あっちのほうは強烈すぎる)
隣国にも科学者にも大体の作戦は伝えといた。ただ最終手段については釘をさしてない。
「何事もなく無事に終わってほしいな」
ボソッと僕は呟く。
その声を後に残し、僕は飛び去った。
「うおっしゃ~俺1位!」
「いつも強いですね~」
「NPCがいっつも3位内に入れないのはいつも通りだよね」
「みなさんおそろいで」
「あ2号さん」
「御無沙汰してます」
「おかえり2号君」
「ただいま・・・あと久しぶり、002君に003さん」
「正直003さんっていいかためっちゃいやなんですよねー」
「3さんって(笑)」
「お日様ですか(笑)」
「めっちゃ眩しそうですね(含み笑い)」
「みんな酷い!」
隣国のロボットである002君と003さん。
この前に、一緒に夜襲試験を受けた時も一緒だったメンバーだ。
002君は長い日本刀(毒を塗ってる)が武器。
003さんは両手に持つタイプの鉤(こちらも毒を塗ってる)である。
そのほかにも、この2人は・・・自分もだが仕込み刀もあり夜襲に適したメンバーだと言える。
「またですね」
「よろしくです!」
「よろしくですよ!」
「こちらこそ」
「みなさん挨拶も終わったところですしマリカやります?」
「やる!」
「やる!」
「やります」
こうして夜が来るまでマリカばっかりしていたのでした。
三毛「流離はさすらいって読みます」
2号「解説乙」