雪の花はうんこの上で咲く   作:ቻンቻンቺቻቺቻ

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雪の花はうんこの上で咲く

「われながら随分と住み心地の良さそうな洞窟を掘っちゃったもんだわ」

 

 過酷な冬の日々に頻度を増した苛烈な襲撃、その間に時間を見つけて拡張を続けた雪花専用の避難場所の仕上がりを確認して独り言つ雪花。年単位で食い繋げそうな備蓄や日用品、睡眠のためのハンモック、ある程度の着替え、今からでもここで長く生活できるであろう洞窟は秘密基地風の住居と言い張っても通用しうる状態だった。

 

「ここを使わざるを得ない状況にならなければ尚良しなんだけどね……日の当たらない洞窟生活なんてカビ臭そうだし」

 

 誰が聞くでもない冗談──傍で佇んでいたコシンプが頷いてはいた──が硬質な壁にささやかに反響して消え、なんとなくの虚しさを覚えた雪花がそれを振り払うように穴掘りに用いるのスコップを持ち上げる。

 

「最初に掘り始めた頃に想定していたよりも立派なのができたけど拡張は続けますよっと……備えあれば憂い無し、よりよい物を作っといて損はしないでしょ」

 

 鼻唄混じりに居住空間の奥にある硬質な土へとスコップを刺す。使う事にならなければ良いのにと願いながらも使う事を想定して作業に勤しむ雪花の姿には、希望を願う無垢な少女でありながらも石橋を叩く慎重さと最悪を想定して対策を講じるクレバーさを併せ持つ気質がよく表れていた。

 

「! ……また来た、日中にもやっつけてやったのにしつこいなぁ」

 

 スコップ一刺し分の作業しか進んでないのにカムイ達より襲撃を報されて嘆息した雪花が土にスコップを刺したまま慌てず急いで地上へと走る。万が一にでも怪物に侵入されないように、侵入されたとしても渋滞させて迎撃を容易にするために蛇行させた細い通路の先、偽装を施した出入口から飛び出した雪花は見えてしまった光景に理解が及ばず身を硬直させた。

 

「…………なに、あれ……?」

 

 太陽隠れる北国の厚い雲の下、日暮れ時も相まって灰色と化した世界を悠然と街へと向かって進行する異様な巨体。その大きさは雪花が百人並んでようやく端から端まで届くかというほどで、その姿は光輪を背負う肉食獣の顎。

 

「怪物の親玉? いや、いつもの奴等が合体してる……!」

 

 勇者の力によって強化された視界が捉えるのは悠然と進行しながらも通常サイズの怪物が寄り集っては合わさり、形を変えてはまた離れ、合体と分離を繰り返して常に巨体の表面を蠢かせて形を変え続ける姿。その有り様はまるで幼い子供が粘土で遊びながら新しい玩具の形を試行錯誤しているかのようだった。

 

「そんな奥の手みたいなの今まで見せなかった癖に。今までの隠してたならこれからもずっと隠しておいて欲しかったわぁ……」

 

 巨体の体表がおぞましく蠢く有り様に嫌悪感を覚えながらも槍を握り締めて駆け出す雪花。あれほどの巨体になるまで怪物が合体するのにどれ程の数が集まったのか、あれが合体した数だけ強くなってしまっているのならどれ程の強敵なのか、分離するのも可能ならば巨体全てが分離したらどれ程の大群に膨れ上がるのか、嫌な予感しか感じない光景に怖じ気ている場合ではないと自らを叱咤する。

 

 大きく跳躍して背後へと流れていく街の光景に一瞬だけ視線を向ける。漁や猟、建造物の修繕、極寒の一日を今日も必死に生き延びた無辜の人々は空が暗がり始めたのを合図に誰もが家路についていたのであろうが、巨大な怪物の襲撃に驚き慌てながらも街中に設けられた避難場所へと向かっていくのが確認できた。

 

「さっさと逃げ出したくなるような相手だけど、一当てしない内に逃げるのは無しでしょ……そーれっ!」

 

 接近しながらの投擲。勇者の怪力でも放物線を描かなければ届かない距離を飛翔したカムイの力宿る槍は狙いを違えずに獣の顎のような部位の中心に命中し、不気味に蠢く体表に浅く突き刺さる。

 

「刺さってもほとんどノーダメージって感じじゃん。サイズ差がありすぎる……!」

 

 巨大な怪物が象だとするならば雪花の槍は裁縫針。巨象の皮膚に対して裁縫針が上手く刺さったとして、多少なりとも痛みはあれども生命活動になんら支障は無い。ましてや合体と分離を繰り返して流動する体表の小さな刺し傷など瞬時に塞がってしまう。

 

「槍一本でダメなら山程の槍なら……!」

 

 街を置き去りに前進を続けた雪花が巨大な怪物の進行を遮るように街との間に立ち、戦意によって両手それぞれに顕現させた槍を連続で投擲する。うんこたれ(供逸)が雪花の勝利のために更なる力をと祈った日より増したままの力、槍の一本一擲が通常の怪物にとって確実な死そのもの、それらが密度の高い槍衾を形成しながら巨大な怪物の中心部に殺到する。

 

「まぁ、そうなるだろうなとは思ってたけど!」

 

 数十と投げて数十と突き刺さり、その全てが体表の流動に流され抜け落ちて刺さった痕跡もすぐに消えた。

 

「大物を直接倒せないなら……!」

 

 合体と分離を繰り返す怪物達、分離して巨体より離れた通常の怪物目掛けて雪花が槍を投擲して貫く。ダメージを与えられているかもわからない巨体に槍を刺すよりも確実に倒す事のできる個体を地道に倒すべきだと判断したのだ。

 巨体の表面を少しずつ削るように攻撃を繰り返す雪花。途方もない時間が掛かりそうだがこの戦法ならばいずれ削りきって倒せる、街に接近されてもカムイと神々の更なる加護で強化されている自分ならば敵を引き付けながら対応するのも不可能ではないと勝機を見出だす。見出だしたが、すぐにその見通しはひっくり返された。

 

「なに……それ……」

 

 ()()を見た雪花は自分の見た光景を理解するのを本能が拒んだ。

 ()()は人の力が決して及ばないもの、地上に降りてはならないもの。

 

 体表蠢く巨大な怪物の大地を抉り喰らうような大顎、大きく脈動したと同時に虚空に光を産み熱を灯して破壊の気配を膨張させる。

 

 ()()は太陽。本来ならば天の遥か高みより大地を見下ろす絶対の存在。

 

 世界を灰色に沈める分厚い雲の下、そこに顕れてはならない太陽の赤い光が地上を覆う白い雪を蒸発させて木々を黒く焦がす。

 雪花の耳に太陽の光で焼き払われる万物に宿っていたカムイ達の音無き悲鳴がこだまする。

 

「ひ」

 

 空気さえも焼け爛れる熱量、幾重にも響く生々しい悲鳴、唐突すぎる出現をした絶対の存在、抗いようのない死の気配、それらが雪花の恐怖心という本能を著しく刺激する。強張る体が引き攣り針金を全身に巻き付けたように動きを硬直させ、降臨した太陽こそが自分の死だと理解してしまった雪花の思考も停止する。

 

 逃げて! 走って! このままだと雪花が死んでしまう!

 

 強張りすぎて震える雪花へと必死に吠えるコシンプ。逃げなければならない、このまま棒立ちでは確実に死ぬ。優れた頭脳故にそれを理解してしまえる雪花だからこそ濃密な死の気配を過剰なほどに感知してしまい、恐怖に恐怖を重ねて身動きの仕方を思い出せずに震えるだけだった。

 

──秋原……!

 

 祈るような、絞り出すような、勝利と無事を願う声。幻聴ではなく、思い込みでもなく、ここではない何処かにいる友人の小さくも強い声がカムイに運ばれて雪花の耳を打ち、生きるために思考を回すのに必要な理性を刺激した。

 

「っ!」

 

 瞬間、疾走、跳躍。向かう先は顕現した太陽の死角どある巨大な化物の背後。熱に焼かれながら太陽の真下くぐり抜け、動きの鈍い巨体の下も迅速に突破して怪物の背後にある太陽の熱と光の届かない位置へと身を逃す。

 

「死角に回り続けて削り続ければ──」

 

 まだ勝機はあるはず。はずだった。素早さでは勝っている雪花ならばそれが可能なはずだった。

 

 閃光、轟音。衝撃波が雪花の体勢を崩して眼鏡のレンズに亀裂を走らせる。

 だだそこに在るだけで死を振り撒いていた太陽が高速で射出され、ほんの一瞬前まで雪花が棒立ちになっていた場所を通り過ぎて街の中心部に衝突、爆炎と衝撃で街の全てを蒸発させる。

 

「──ぇ…………?」

 

 回転を取り戻しはじめた雪花の思考が再び停止した。

 

 灰色の空へと繋がるキノコ雲、その根元には街の残骸すらない窪んだ荒地、それらを中心に放射線を描くように薙ぎ倒された木々と申し訳程度に転がる元々は何だったのかもわからない瓦礫。

 思考が停止してても理解できてしまう程に滅びの光景だった。

 

 ほんの一瞬の出来事、太陽が大地に触れただけで雪花の守る旭川市は滅んでいた。

 

 


 

 

 なにかとても、とてもたいせつな夢を見た気がした、そんな朝だった。

 心の何処かが焦燥感を抱いていた、祈りに尽くせと心がざわめいている朝だった。

 目覚めの時には忘れてしまっていたが夢の中で誰かに会っていた気がする。その誰か、いや、もしかしたら誰か達に何かたいせつな事を教えてもらった気がする。でも、そのなにもかもを忘れていた朝だった。

 

 いつものように目覚めて、いつものように静かな朝。

 自分にも他人にも厳しくて、不器用な叔父と二人で暮らしていた時は毎朝どちらが早く起床して朝食を拵える権利を競い合っていた。叔父は手先も不器用だから火を使えば生焼けか焦がす料理を作るので、叔父が言うには俺の味付けは塩気と油が強くて中年が朝から食べるには重いらしいから、互いに自分が満足する朝食のために早起きを競っていた。

 今はもう早起きを競う叔父はいない、怪物に肉も骨も内臓も噛み潰されて殺された。だけど、習慣になってしまった早起きはそのままで、俺が朝食の支度をしてても後から起きてきた叔父の悔しがる声の無い静かな朝だけが続いている。

 そんな静かすぎる朝にはもう慣れてしまった。

 

『供逸と酒を酌み交わせるようになる頃までには先詰まりのこの状況を変えていたいものだ』

 

 元々政治家でもなんでもない普通の中年だった癖に、怪物が人を襲いはじめた直後の混乱激しい時期に自分にも他人にも厳しい性格のまま周囲を叱咤し続けていたらいつの間にかまとめ役になっていただけの癖に、数少ない趣味である飲酒を楽しんでいた時にそんな事をポツリと呟いていた。

 こんな事を思い出したのは、叔父が死んでからまた戻ってきたこの家の戸棚に上等そうな酒瓶が何種類も貯蔵されているのが食卓からもよく見えるからだろう。

 

『今飲み相手したら明日にでも状況が好転するかな?』

『そうなればどれほど良い事か』

『試してみる? 下戸だけど付き合うよ』

『未成年だろう……下戸? 何故わかる』

『冬山で身体を暖めるにはって猟師のじっこに飲まされたから』

『あの不良猟師め』

『味は嫌いじゃなかったけどすぐに眠くなって雪の中で眠りかけた、身体を暖めるどころか永遠に冷たくなるところだったよ』

『あの不良猟師め!』

 

 ひとつ思い出せば繋がる出来事をふたつみっつと思い出す。翌日には叔父が猟と鉄砲の師に保護者として文句を言っていたがいつものようにのらりくらりと躱されていたのも思い出し、思い出に没頭するとキリが無くなるので朝食の最後の一口と共に思考を切り上げる。

 

 起床からしばらく経つのに、夢を見たかさえも定かではないのに、焦燥感が晴れない。感覚が、心にささやくなにかが、祈りに尽くせとざわめき続ける。

 

 心が理性では解せない動きをしていても、人は生きている限り腹を空かせる。今日を生きて、明日も生き続けるためには食事をする必要がある。秋までに溜め込んだ備蓄はあるが、街全体で消費し続ければすぐに誰もが飢える事になる。

 だから、今日も今日とて野山からの恵みを授かりに行く。生きるために。

 

 いつもの雪の白と裸の木々の黒い景色、いつものライフル銃、いつもの背嚢といつもの装備、そして家の戸棚からくすねた酒瓶。飲む気は無い、無いが、何故か心がこれを持ち歩けと叫んでいたので邪魔になりにくそうな小さな酒瓶を持ってきてしまった。

 

「静かだ……」

 

 雪は音を吸い込む、冬の野山は夏よりも静寂に満ちていて当然だ。しかし、今日ほど静かで生き物の気配が薄いのは初めてだった。獣の糞、足跡、樹皮を剥いだ痕、たしかにこの周囲に獣がいたはずなのに一切姿を見ることができず、痕跡を追っても煙に巻かれたかのように見失う。

 

「こんちわっス」

「やぁ及川くん。調子はどうだい?」

「だめだめっスね」

「おや? 珍しいね」

 

 一度川に降りて罠で魚を捕っている人達に話を聞いてみたが、漁をしている人達は普段と変わらない成果を得ているらしい。しかし、世間話ついでで漁の手伝いをして俺が回収した罠では全てに小魚一匹さえの成果を得ることができなかった。

 

「? ……不思議な事もあるものだね」

 

 普段ならば山を歩けばまるで獲物の方からが寄ってくるかのように獣に出くわし、川に罠を沈めればどれもこれも成果を得る。多くの人が『幸運だ』と口々に言うくらいには()()()いた今までが嘘だったかのような不漁ぶりに首を傾げられる。

 今までが上手くいき過ぎていただけ、こんな日が有って当然。むしろ、今までの方がよっぽどおかしい。そう思いながら漁をしていた人達と別れて野山へと戻る。

 

 心のどこか、感覚と言うには薄すぎる何かがこれでいいと諾なう。

 

 野山の雪を掻き分けて進み、獣の痕跡を見つけて追い掛けてはふわりと見失う。一度も引金を引かないまま、命を奪わぬままに時が過ぎ、そろそろ山を降り始めなければ陽がある内の下山が難しくなる時間となる。たった今見つけたこの痕跡を追って駄目ならば今日は諦めようと考えながら雪の斜面を踏み登る。

 

 どんな山でも頂きには神がいるもんだ。山の神ってのは大抵女神でな、山にいる時に小便したくなったら山頂にちんこを向けて勢いよく飛ばしてやれば山に居続けて男に逢う事が少ない女神がご無沙汰なちんこに喜んで幸運を授けてくれるってな。

 

 唐突に思い出したのは猟と鉄砲の師である男の言葉。きっと、痕跡を追い掛けて進む先に小さな山頂があることや、普段よりも幸運を感じない現状に先人より伝え聞いた伝承に頼ってみたくなったのだろう。

 山頂に向かってちんこをさらけ出し、ひどく凍てつく空気に一瞬でキンタマが縮み上がる。特に何かが変わった気はしないが、もしかしたら少しだけ幸運が戻ったかもしれないと期待しつつ縮んだキンタマとちんこをしまう。

 ちんこを出して冷やして戻しただけだが、これで万事良い結果になるならば安いものだ。

 

 痕跡を途中で見失い、一人でちんこを露出しただけに終わった。そんな事をしてる場合ではないと心がざわめき続ける。

 

 成果無しに身軽なままの下山、数年間歩き続けて慣れ親しんだ過酷な領域の雪を踏み締めながら進む。普段と違って獲物を載せた橇を引いてる訳でもないのに、いつもより体力を残しているのに、街に戻るための一歩一歩が尋常ではないほどに重たく感じる。

 成果が無いから気落ちしてそう感じているという訳ではない、街全体の備蓄はまだまだあるのでたった一人が一日不調だったからってどうにかなる訳ではない。事実、自分でも『まぁこんな日もあるだろう』と、楽観的に考えていた。

 それなのに、見えない何かがまとわりつくかのように、不可視の力で行く手を阻まれているかのように、大恩ある誰かに行くなとせがまれているかのように脚と心が重たい。

 

 なにもかもが重たくて、ついには歩みを止めてしまった。

 このまま陽が落ちきって山中で夜を迎えてしまえば危険なのに、心の何処かがそれでいいと諾なっていた。

 

 遠く厚い雲の向こう、急激に落ちていく太陽に世界が明度を落とす。ほのぐらい灰色の世界、訳がわからないまま立ち尽くして小さく光を灯し始めた街を遠目に見下ろす。

 街から出て食糧を調達していた皆はとっくのとうに家路についているだろう。自分の安全を確保できない危険に対して鈍い人間は皆、この数年間のうちに淘汰されている。

 

 この感じ、何も理由がわからないまま感覚に訴えかけられて自分でも理解しがたい行動をとる事に覚えがある。例えば自分で帰れる保証のない山奥に食糧が山ほどある気がして進んだら遭難者を見つけたとか、街に人喰いの熊が降りてくる日時と場所を確信してたとか、最近では化物から逃げるためにどこへ向かって走れば逃げやすいかというのがあった。

 きっと、この山中に留まる選択も何かしらの意味があるのだろう。と、漠然と思考していた時に雲の向こうにあるはずの太陽を背景に雲上から巨大な怪物が降りてくるのを目撃した。

 

 天より降りる、光輪携えし獣の顎。

 人々住まう街を傲慢に見下ろし、されど傲慢がその化物にとって正しき有り様だと言わんばかりに悠然と前進する。

 どれほどの強さを秘めた怪物だなんて力の無い矮小な人間でしかないから解らないが、かつて無いほどに圧倒的な存在感だけを感じ取れた。

 

「もしかして、あれが山に留まる事になった理由なのか……?」

 

 だとすれば何故山に留まる必要があったのか、俺が街にいると何か不都合があったのだろうか、なにも解らないが祈る。──迎撃に出る勇者の、かけがえの無い友人である秋原雪花の無事と勝利を。

 

 不可思議な静謐を保っていた世界の全てが存在感を増取り戻す。空気が澄み、風が吹き、地吹雪がうねり、木々が揺れ、枝に残っていた枯れ葉が踊り、氷柱が煌めき、雪に隠れた大地が世界を見上げる。

 

 なにか、なにかとても大事な事を理解しかけた気がした。

 直後に巨大な怪物の端部が削れるのが辛うじて見えた。もしかしなくとも秋原の攻撃によるものだろう。

 

 勇者、秋原雪花。小学校に入学した頃から知る相手で、仲が悪いなんて事は無いが親しいとも言い難かった同い年の女子。

 世界が一変してしまってからいつの間にやら胸を張って友人と呼べる仲になれた、理知的で洒落ている女子らしい女子。

 この地に生きる全ての人々の命を華奢な身に背負う、きっとこの世界で唯一特別な女子。

 

 多くの人が言うように自分が特別だったのなら、本当に俺が特別な何かだったのならば、あの華奢な女子を守りたかった。それができなくともせめて、友人の隣に立って助けたかった。

 

 なにか、感覚が、なにかを叫んでいた。

 俺の自意識はどうにも鈍くて、それがどうしても聞こえなかった。

 

 灰色の世界を赤に染める太陽の顕現。圧倒的で、超常的で、絶望的な光景。

 そんな光景を目の当たりにしていても、俺にはただ友人の女子を祈る事しかできない。

 

「秋原……!」

 

 無事であって欲しいと、俺達をどうか助けて欲しいと、勝利してくれと祈る思いが口からこぼれる。これ程強く祈っても、無責任に一人の女子に頼る事しかできない自分が情けなくとも、あの場に駆け付けてなにもかもを解決してみせる英雄になりたいと焦がれても、どうしようもなく俺はただのちっぽけな人間だった。

 

 ちっぽけな人間だから、滅びの瞬間を見ていてもなにもできなかった。いや、見ていたと表現するのには語弊がある。気付けば終わっていたからだ。

 

 ほんの一瞬だけ気絶していたのだろう。何か衝撃を感じた直後には仰向けに倒れていて、俺の身に覆い被さるように──しかし、決して潰さないように──倒れている幾本かの常緑樹の下にいた。

 突然な状況の変化に混乱しながら常緑樹の下から這い出して目撃したのは灰色の空へと繋がるキノコ雲、その根元には街の残骸すらない窪んだ荒地、それらを中心に放射線を描くように薙ぎ倒された木々と申し訳程度に転がる元々は何だったのかもわからない瓦礫。

 俺の産まれ育った街がほんの一瞬でそこに住む大勢の人々と共に消失していた。

 

「嘘だろ、なにも残ってねぇじゃん……」

 

 街があった事さえ嘘だったかのようになにも残ってない光景に現実感が沸かず、驚愕ばかりで感情が麻痺したのか本来感じるはずの怒りも悲しみも伽藍堂だった。

 

「みんな……みんな消えた……」

 

 あの街の住人で生き残ったのは偶然山に留まっていた俺だけ。いや、街を消滅させた攻撃に巻き込まれていなければ秋原も生き残っているのだろう。それ以外はそこに人がいたという痕跡すら遺さずに消滅した。今まで毎日を一生懸命に生きて、これからも生きていくはずだったのに消えてしまった。

 

「みんな消えたのに……なんで俺だけが残って……」

 

 俺が生き残ったのは偶然だ。たまたま山にいて、何故か帰ろとしたらなにもかもが重くなって歩けなくなって、それで爆炎が届く範囲の外にいることができた。木々を薙ぎ倒す衝撃波もたまたま衝撃をやわらげる事ができるくらいに葉を茂らせた常緑樹が何本も盾になったからだ。

 

 ここまで考えてようやく少しだけ、ほんの少しだけ理解できた。

 

 俺は何かに導かれて守られたのだ。何かがおかしいと感じながらもいつものように野山を歩き回り続けたのも、帰ろうとすればなにもかもが重くなって歩くどころではなくなってしまったのも街に帰らないようにしてあの破滅に巻き込ませないためだったのだろう。街を中心に放射状に倒れているはずの木々なのに、俺の近くの木々だけが衝撃波から俺を守るように倒れているのがそう確信させる。

 

 何かとは何なのか。

 

『ぼんずは勇者様とは違う形でカムイの加護を得ているんじゃねぇか』

『君が人ならざる存在、カムイに導かれていると信じている者は多い』

『付いてるって言うか、憑いてたって言うか……なついている?』

 

 今までのなんとなくの行動で起きた偶然の幸運は後から多少強引にでも理由を付けて自分の考えと意思でそう判断したと言える。だが、今日この瞬間の滅びはどう考えても予見できる判断材料が無いのに俺は山に留まっていた。

 

 否定する材料なんて無いほどの偶然による奇跡。

 俺はカムイ達に導かれて守られた。

 

 何故だ、何故カムイ達は俺を守って今も生かしている。

 

「……秋原……まだそこで戦っているのか?」

 

 偽物の太陽で街を滅ぼした巨大な怪物がその場で旋回を始め、同時にその巨体の端部が削れるのが辛うじて見て取れた。

 街が滅んでも勇者である秋原は戦っていた。きっと、秋原も街の滅びに気付いているはずなのに、逃げたとしても責める誰かなんていないのに、それでも戦いを辞めて逃げ出していなかった。

 

 この北海道で最後の人間だろう秋原と俺。この状況になにか理由があるのだろうか、端部がほんの少しずつ削れていく巨大な怪物を見ながら考える。

 俺が今ここでこうして生かされている以上その意味があるはず、カムイ達はそのために俺を生かしたはずだ。

 

 巨大な怪物の端部がまた削れる、いや、削れたかのように見えたが巨体から分離した一部が街に襲撃してくるいつもの大きさの怪物達に変わっただけだった。その怪物達が何かを追い掛けるように巨大な怪物の真下に殺到する。そこに秋原がいるのだろう、殺到するそばから弾けるように討ち倒されていた。

 

 何かをしなければならない、その何かとは何なのかと気付かなければならない。と、俺の中にある感覚が焦燥感を煽り、俺の自意識はその焦燥感のままに感覚に答えをせがむ。

 理由の見えない焦燥感に俺を導いたカムイ達は俺に急いで何かをさせたいのだろうと察する。それが余計に焦燥感を募らせる。

 

 理由の見えない感覚による判断。それこそが導きだとたった今新たに気付いた。

 

「これも、カムイ達がそう導いたから持ってきたんだよな?」

 

 背嚢から取り出した上等そうな酒瓶を見詰める。だが、何故酒なのか、これでどうしろと言うのかがまるでわからない。

 答えがわからず、答えに届くための手掛かりさえも掴めない。それでも焦燥感のまま必死に思考を巡らせる。

 

 巨大な怪物の体表から噴き出すように続々といつもの怪物が飛び出し始め、地上で逃げ回りつつ怪物を倒している秋原に殺到していく。遠くて小さすぎる秋原の姿を見ることはできないが、殺到する位置が激しく動きまわっている事から秋原はまだ無事だと知ることができた。

 街を守り続けた勇者はその華奢な背中の後ろに庇うものが無ければあんなにも素早く動いて激しく戦えるらしい。でも、どれだけ強くても多勢に無勢が過ぎる。敵を倒すペースよりも新しく噴き出る怪物の方が多いからあのままでは押しきられてしまうかもしれない。

 

 焦燥感が募る。はやくしなければ秋原が死んでしまうと心が叫ぶ。

 

 何をしなければいけないと言うのか。俺にはもう祈る事しかできないのに。

 

──祈り、願い、乞う。

 

「あー、なるほど。ようやくわかった」

 

 俺は願うために生かされた。この身はカムイに祈りを捧げて勇者に更なる加護を乞うために在る。

 カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム、天から役目なしに降ろされた物はひとつもない。この地に生きた先人達が遺した教え。俺はこの瞬間に役目を果たすために今までカムイ達に守られて生きてきた。

 

 今日という日に限って獣を見つけられず銃弾の一発さえ放つ機会が無かったのも川に設置した罠をどれだけ回収しても小魚一匹さえ捕まえれなかったのもこの身に殺生の返り血を浴びて汚れないため、血に汚れた物は捧げ物に相応しくない。

 

「これが俺の役目か」

 

 納得に小さく頷きながら上衣も肌着も脱ぎ捨てて凍てつく夕刻の空気に肌を晒す。不思議と痛いほどに感じるはずの寒さは無かった。その不思議さが、俺の感覚による決断が間違ったものではないと後押しする。

 

「俺は今ここで死ぬために産まれたんだ」

 

 持ち歩かなければならなかったこの酒はカムイに捧ぐ贄を清め洗うための物。捧ぐ贄とはつまり俺自身、頭から酒を浴びて身を清める。

 

 すでに焦燥感は無く、心に在るのは祈りのみ。

 

「間違ってる気がしないけど、間違ってたとしても滅んだ街を馬鹿が追い掛けただけってか」

 

 神に祈り、願いを乞うために古来より人類が繰り返してきた儀式。生け贄。その贄に自分がなってこれから死ぬというのに心が妙に軽かった。

 俺が祈るのはこれから独りになってしまう友の事。

 

 この命を捧げて乞う願いはただの友人のため、家族や恋人でもないただの友人のため。それでも、かけがえの無い友人で、この命を捧げても惜しくは無いと思えるほどに特別な感情を向けていた友人だ。

 いつからこの感情が光輝いていたのかなんてわからないしなんでこの感情を向けるようになってたのかさえもわからない。それでも、この命を捧げてでも生きて欲しいと、何処かで誰かや何かに救われて欲しいと願う程に特別な友人だ。

 

 たぶん、これが惚れてるってやつだったのだろう。

 

 ライフル銃の銃身を抱き、銃口を脳天目掛けて顎の下に当てる。

 再び偽物の太陽に照らされる中、願いを唱えてカムイに乞い。祈りながら引金を──

 

 

 

──雪の上に祈りの赤い華が咲いて散った。

 

 


 

 

 雪花はなにもかもを守れなかったと悟り、深い悲しみに涙を流した。

 大勢の人達が住んでいた自身の産まれ育った街。勇者としての自分を慕ってくれる人、応援してくれる人、自分にもなにか手伝える事は無いかと気を遣ってくれる人、皆で生き残ろうと力と知恵を振り絞る人、顔も名前も知らない人、友人、色んな人が住んでいる自分の故郷の消滅が悲しくて涙を流した。

 

 雪花は戦える力を持ちながらも守りきれなかった自分が腹立たしくて、自分の弱さが悔しくて更に涙を流した。

 なぜ自分がカムイ達に勇者として選ばれたのかはわからない。カムイに訊ねても答えは貰えずにいた。しかし、事実として雪花は選ばれ、雪花も自分しかいなければ自分がやるしかないと受け入れて戦ってきた。

 雪花は自分で戦いを望んだ訳ではない。しかし、それでもやれるところまではやってみせるつもりでずっと戦ってきて、まだ全部出し切って無いはずなのにあっさりと全てが消えた。

 

「私は勇者なのに……」

 

 自分はまだ戦えるのに、まだ負けてなかったはずなのに、勝ち筋は見えていたはずなのに、なにも守れなかった。

 それが雪花には悔しくて悔しくてたまらなかった。

 

 過酷な世界、それでも多くの人が笑って泣いて力を合わせて生きていた街。状況は先細って窮まりつつあったがそれでも皆決して不幸に俯いてはいなかった。皆が必死に生きていた。しかし、無情に全てが踏みにじられた。

 

 感情の昂りに体が震え、更に更に涙を溢れさせる。雪花は憎悪と言い換えれる程に激怒していた。

 

 生きたい。生きていたい。死にたくない。人として当たり前の願い。その全てを無惨に焼き払った怪物の無慈悲な残酷さが雪花には許せなかったからだ。

 

「みんな、必死だったのに、一生懸命だったのに……!」

 

 雪花が溢れる涙越しに緩慢な旋回をする巨体を睨む。

 

「毎日頑張ってる人がいた……! 励まし合ってる人達がいた……! 辛くても毎日笑ってた人がいた……! 悪名を被ってでも人間っていう生き物全てのために行動してた人がいた……!」

 

 乱暴に涙を拭い、カムイの力宿る槍を大きく振りかぶる。

 

「助けれるなら全部助けたいって必死に足掻いて真っ直ぐ生きてた奴もいた! お前が全部台無しにした! 許さない!!」

 

 大地に立つ雪花が放つ怒りの投擲、天より見下ろす怪物に深くめり込んで体表が大きく剥がれる。剥がれた体表が散らばりながら怪物の群れに姿を変えて雪花へと迫る。

 その背より後ろに守るものを無くした雪花、守るのは自分の命のみ。勇者しての身体能力を十全に生かした疾走しながらの投擲により怪物達は雪花に近付く事さえできずに散らされる。

 

 どうせ今から避難場所として用意した穴に逃げ込んだって山ごと吹き飛ばされるだけ、それならば無理を通してでも街の仇を討ってみせると雪花は腹を決めて逃走の選択肢を捨てていた。

 

 疾走、投擲、獅子奮迅。巨大な怪物が自壊しながら大量に噴き出した怪物に隙間無く包囲されても雪花の戦意は衰えること無く滾り続ける。

 

 怪物を一○○、二○○と貫き、三○○を散らして四○○を薙ぎ払う。そして、倒した怪物が五○○を超えようとした頃に雪花の頭上高くに小さく太陽が発生した。

 

「……ここまでかぁ…………」

 

 これまで猛っていた雪花から一転した諦めに似た冷静な呟き。

 巨大な怪物がこれから行おうとしているのは街一つを消滅させる広範囲な攻撃、身を守る盾も隠れる場所も無く、一度大きく退避しようにも隙間無い包囲に走り抜けれる穴は無い。今はまだ小さい太陽が大きく膨らみきればそのまま大地に落ちてきて雪花を一瞬で消滅させてしまうだろう。

 雪花は打つ手無しの詰みまで追い込まれていた。しつこく雪花に攻撃を繰り返していた怪物達が攻撃を辞めて雪花をせせら笑うように包囲を更に密にする。

 

 おねがい、諦めないで。と、雪花に寄り添い続けたコシンプが音無く囁く。

 

「諦めるもなにも、あれを切り抜ける手段がなにも無いよ」

 

 手段はある、これから雪花はそれを授かる。と、コシンプが音の無い泣き声で囁いた。

 

 

──カムイ エホマリュェ(カムイよ お願いします)

 

「──え?」

 

 肌で感じる事も難しいようなそよ風に乗って雪花の耳に届く既に死んだと思っていた友人の声。

 

──ヌプル ヤァィ アトゥ タサ (力を 授けてください)ピリカ マッカチ(あの愛らしい少女へと)

 

「生きてたの!? 何処にいるの?!!」

 

 周囲全てに視線を向けて友人を探すも姿は無く、せせら笑うような怪物達が自身を囲む光景のみ。しかし、それでも雪花の耳に力強くて信頼に満ちた声がたしかに届いていた。

 

──アエアトゥイノミ(贄として) シサム ラマッ(私の肉と魂を贈ります)

 

「っ! 何を言って──」

 

 雪花の頭上に輝く偽物の太陽が大きく膨らみきり、今にも落ちてきそうな中で雪花はかけがえの無い友人の遺言を耳にする。

 雪花はアイヌ語を識らない。しかし、なぜか友人の稚拙なアイヌ語の意味を解して戸惑う。風のカムイが介して届けた言葉、伝えたい思いと伝えたいという意志ががあったからこそ伝わる友人の遺言。

 

──秋原っていう勇者がいたんだ、きっと何処かに他の勇者が守る地もあるだろうさ。生き延びて辿り着いてくれ、そこで救われてくれ。いつかきっと、背中を預け合える仲間に恵まれてくれ。

 

 どこからか届く澄み渡る銃声。

 かつて無いほどに雪花に力が漲る。

 

「──ぁ……」

 

 今度こそ、友人の死を悟る。

 

 雪花、生きて、戦って。あの偽物の太陽を貫いて。と、コシンプが哭く。

 

 ただの人間が身命を捧げただけではこれほどの力にはならない。しかし、贄となったのはうんこたれ(供逸)というカムイ達や神々に愛されて一種の神域と化した特別。

 そして、うんこたれ(供逸)という特別を愛した神々もまた特別だった。人の罪と穢れを浄化する地母神が生きるために生かすために沢山の殺生を繰り返したうんこたれ(供逸)の不浄を清めて贄として最上にさせ、射的を得意とする吉兆の女神が必中の加護を織り込み、日本列島と近しい天の系譜が雪花と日の本の大地との繋がりを更に強める。

 さらに、うんこたれ(供逸)に寄り添った神々の多くは糞の神性。古来より糞とは大地を肥やす強い存在と知られていて、すなわち糞の神とは大地の力を強める神であり大地の神そのものでもある。

 

 大地の神性、カムイより力を授かる雪花。

 大地の力を強める神々。

 大地と雪花の繋がりを強める天の系譜。

 全ての要素がうんこたれ(供逸)という供物としての逸材が身命を捧げた(散華)事によって昇華する。

 

 

「ぅ、ぁ……あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」

 

 

 故郷と人々の仇への憎しみも、救われる事を願われた重みも、今度こそ独りになってしまった悲しみも、頼んでないのに勝手に悟ったような声で遺言を残してさっさと自害した馬鹿への怒りも、なにもかも全てを籠めた乾坤一擲。雪花のがむしゃらな叫びが木霊する。

 

 束ねられた大地の力を宿した神秘の槍。大地の力そのものとも言える槍が墜落してきた偽物の太陽を貫いて掻き消し、不遜にも大地を見下ろす天の使者を貫く。その威力は凄まじく、巨体を瞬時に爆散させて余波ですら雪花を包囲する怪物を全滅させる程だった。

 

 雪花の勝利。後に残ったのは消滅した街の跡と雪花の中で減衰して燻る大地の力のみ。

 失った物が多すぎた戦いの果て、雪花はその場に崩れ落ちて雲の向こうにある本物の太陽が落ちきるまで泣き続けた。

 

 


 

 

 埋葬は終わった。赤い華を咲き散らした骸を冬の冷たい空に晒していたうんこたれ(供逸)はコシンプに先導されて骸を見付けた雪花の手によって街があった場所に埋められた。 季節が巡って暖かい春が訪れれば活性化した土に抱かれて完全に大地と一つになるだろう。

 

 これからどうするの? と、コシンプが切なげにうんこたれ(供逸)の眠る大地を見詰めながら雪花に訊ねる。

 

「南に行く。青函トンネルを抜けて、各地を巡ってみる」

 

 人を、他の勇者を探すの?

 

「うん。他にやることも無し、それなら友人の最期の頼みでも叶えてやろうかなって」

 

 

 

 勇者、秋原雪花はやがて諏訪へと辿り着く。そして、そこで自分以外の勇者と出会う。二人となった勇者はその地の無辜の人々を守りながらやがて勇者集う四国への移住を成功させて更に仲間を増やす。増える仲間、南西の諸島より撤退を成功させた海神の加護を授かる勇者とも合流し、団結を強めるだろう。

 

 背中を預け合う八人の勇者、世界を支える大地の神々、地上と天の狭間の八百万、星を包む海神。全てと力を合わせて天へと抗う日々。

 雪花は友人の遺言を叶える。

 
























この小説の総文字数は83472文字
「うんこ」という単語は614回使われている
うんこは3文字、614×3=1842
うんこだけで1842文字ある
83742の内1842がうんこ
つまりこの小説の2.2%がうんこ
ビールのアルコール度数が5%
うん、こ れはほろ酔いにもならないですね!

つまりこの小説は健全でお上品。





うんこ 雪花
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