【安価】安価の機体でガンプラバトル大会に参加する【安価】   作:ダイハイト

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サブタイの話数はBF原作での話数なので初投稿です。


第12話 バスターランチャー

 生かしてはおけない!!例え1人だとしても今此処で奴を墜とさなければ!!

 

「……っ!」

 

 イギリス代表のファイター【ブラッド・B・ロー二ー】と彼が駆るRMS-154 バーザムの改造機【RMS-154Bb バーナム】がド・ダイ改から飛び立ち、自身の前方で【飛行している】巨大な虹色騎士に飛び掛かっていく。

 

 「っ!!!!!」

 

 堂々と背を向け、【真っ黒い蝶の翅】で飛んでいる虹色騎士へ、バーナムはまず両腰に装着しているアンカーユニット【マニューバ・ギア】を射出する。特に避ける様子も見せずアンカーは背面に命中、そのワイヤーを引き絞って一気に接近を掛ける。

 

 ここまで来ても騎士は動かず、ただ平然と空を飛んでいるだけ。

 

―――それだけ余裕ということか!?舐められたものだ!!

 

 ワイヤーを引き寄せながら左手に提げていたショットガン【ビースト・ハント】を向け、ギリギリまで接近してからトリガーを、

 

 

 

 

 

『マスター、6時方向距離20に敵。数1です』

「分かってるよ。【シー・スネーク】で蹴散らす」

 

直後、優雅に飛んでいる虹色騎士が身に纏う甲冑のあちこちに仕込まれていた小さなハッチが突如として全て開き、そこからバーニアが付いた小さな赤い物体が射出された。

 

【射出口から細いワイヤーを引っ張りながら】

 

「っ!?!?」

 

 それが【何か】を分かった瞬間、バーナムは左手のショットガンから右手のノコギリ型のマチェット【ノコギリ・ナタ】に構える装備を変え、迫り来るワイヤーを慌てて切断する。

 1本、2本、3本と斬ることが出来た。が、甲冑のあらゆる個所に仕込まれ、ほぼ全方位へ射出されたそれを全ては捌けず、やがて自身が使用していたアンカーを伝って絡め捕られてしまう。

 

 その後、凄まじい衝撃と共に【電撃】がバーナムを襲った。高電圧が機体を襲い、その負荷に装甲のあちこちがひび割れていく。

 

「っ!!!!!!!!!」

 

 だが自分とてここまで勝ち進んできたファイター!無理矢理にでも右腕を振り回して拘束を引きはがし、ナタを振るって残るワイヤーを切断し、何とか脱出する。

 

 ……が、直後にモニターが捉えたのは【迫り来る虹色の拳】だった。

 

 せめてこの電撃さえなければ回避出来ていただろう。だが高電圧でバーニアがやられ、アンカーも動かず、手にしているナタとショットガン、おまけに羽織っているABCマントでは【コレ】はどうしようもできない。

 

 グシャ!バキッ!

 

 潰れる音と割れる音を響かせながら、三角帽子を被ったバーザムが墜ちていく。

 

「……1人では無謀だったか」

 

 無口な彼が最後にそう言い残すと、バーナムは爆発した。

 

 それを援護をすることも無くただ見ていただけの周囲のガンプラ達は更に散り散りに飛び去っていく。けれどもこの騎士を操る2人からすれば気にも留めないことだ。

 

『マスター、急ぎますよ』

「分かってる。良いかいリターナ?吶喊するよ!!」

 

 翅の出力を更に上げ、先程よりもその速度を上げる虹色騎士――新世騎兵ロードバーサルは、自らとほぼ同じ巨躯を持つ攻撃空母の下へとその身を羽ばたかせて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDE リカルド・フェリーニ

 

 マシンキャノンを駆使して拘束を引き千切り、バンテッドを撃墜したは良いものの、迫り来るチョマーのガウ攻撃空母を止める手立てが無かった。

 

「バスターライフルが効かない!?」

『俺のガウを舐めるな!!!』

 

 ウイングガンダムフェニーチェごと俺を潰さんと特攻をしてくるガウ。レイジはチョマーの仲間のエピオンに足止めされて動けない。

 

 カチ…カチ…

 

 ついに弾切れを起こす。万事休す、成す術もなくガウが眼前に迫る。

 

(くっそ……ここまでかよ…)

『フェリーニっ!!』

『フェリーニさんっ!?』

 

『ハハハハッ!!潰れろフェリーニイイイイイイ!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時、青白い光の一閃がガウを貫いた。

 

『嘘だあああああああああああああああああ!?!?!?!?!?』

『チョマー!?』

 

 ガウは炎を上げながら墜落し、俺の横を通り過ぎながら爆発四散した。ついでにチョマーの取り巻きだったエピオンはレイジ達が撃ち抜いて撃破した。

 

 天空を見上げると、はるか上空に1機のガンプラ……たしかイオリ・セイの知り合いのヤサカ・マオのガンダムX魔王だったか。

 

『何とか間に合ったようです!』

『マオ君!!!』

 

 腰溜めにサテライトキャノンの砲身を構えた様子から、先の閃光は彼のものだったのだろう。

 

「借りが出来ちまったな!」

『ちゃんと返してくださいよ?』

 

 ああ、と返しながら残った拘束ワイヤーを取り払う。一先ずはこれでこのピリオドは大丈夫だろう。

 

 ―――そう思った時だった。

 

ガシンッ

 

ガシンッ

 

ガシンッ

 

 唐突に重苦しい地響きが鳴り響いた。方向はチョマ―のガウが墜ちた辺りからだ。

 

 『何です!?この地響きは!?』

 『一体何が』

 

 2人も驚きと警戒をしている。俺も用心深くその方角を注視するが、【相手は注視する必要が無いような存在】だった。

 

『あ、アレは……!?』

 

 一歩一歩、足を踏み出す度に大地が割れて沈み込む。

 

『そ、そんな…っ!?』

 

 右手にマシンガン、左腰にクラッカー、後ろ腰にバズーカーを提げた姿。

 

「どうして、このガンプラが…!!」

 

 ピンク色の単眼を輝かせ、俺達を見下ろす【巨大な緑色の機体】

 

『おいセイ……何なんだよ……』

 

メガサイズモデル MS-06 ザクⅡ】が佇み、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの虹色のデカ物はよ(・・・・・・・・・)っ!?!?』

 

『『「え?」』』

 

 直後、今だに宙を漂って視界を遮っていた爆煙の中から【虹色の剛腕】が現れ、ザクⅡを殴り飛ばしていた。

 

『『うわああああああああっ!?』』

『あああああああああっ?!?!?』

「うおおおおおおおおっ!?」

 

とんでもない衝撃波が襲い掛かり、俺達はまとめて吹き飛ばされた。すぐに体勢を立て直し、慌てて現れた【ソレ】を確認する。

 

「こ……こい…つ…は……っ!?」

 

 そこに居たのは新世騎兵ロードバーサル(七色に輝く巨大な騎士)だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3機の前に現れたロードバーサルとチハ&リターナはすぐに有視界通信で3機に通信を入れた。

 

「そこの3機、危ないから離れていて」

「ええっ!?【コウ・ウラキ】!?え?でもなんか違うような…」

「おいセイ!!そんなこと言ってる場合じゃねえぞ!?」

 

 レイジが叱責する視線の先には、バーサルに思い切り殴り飛ばされた所為かメインカメラが半分拉げた状態で軽く200m以上先に飛ばされていたが、何とかその巨体を立ち上がらせると腰に提げていたバズーカを構え始めた。

 

「マスター、バズーカロックです」

「何、こっちだってあるさ!」

 

 そう言うとロードバーサルは背中に懸架していた【身の丈に迫る大型砲】を左腕で引き出し、その【半分に折り畳んでいた砲身】を展開する。その長さはなんと自身の約2倍以上(・・・・・・・・)だ。

 

「な、なぁ!?何ちゅうデカさなんやこのガンプラ!?それにあの砲も!?」

「メガサイズ…いや!?それ以上…だと……」

 

 全く離れようとしない3機を横目に、チハとリターナは準備を続ける。幸い、ザクの方もメインカメラが破損している所為か、照準がまだ定められていないようだ。

 

「本来はあのガウを落とすために使おうと思ってたけど、まさかこんな良い相手が出てくれるなんてね」

「しかしファイターは誰なんでしょうか?開始時点ではあの機体は確認できませんでしたが」

 

 関係無いよと言いながらチハは言葉を続ける。

 

「知ってるとは思うけど、本来のバスターランチャーをデフォルメにしたものだから、命中率が悪いよ。おまけに物凄い反動がある」

 

 展開した長砲身を右手でも構え、左手で握っているグリップハンドルをコッキングして射撃の体勢を取る。

 

「エネルギーの逆流があるかもしれない…リターナ、オーバーロードに注意するんだ」

「分かりました」

 

 脚部の踵に仕込まれていたアンカーが作動し、両脚とも地面へ打ち付けられる。

 

「コンタクト下げます」

 

 ケルベロスを使用した時と同じく、高精度射撃用のデュアルアイを覆うスクリーンが下げられる。もっとも、【今回は対閃光防御】が目的だが。

 

 チハが見る正面モニターに射撃管制の各種データが表示されていく。これらは全てリターナが(半ば手動で)演算処理を行っているものだ。

 

「エネルギー、チャンバー内で正常に加圧中。ライフリング、回転開始」

 

 構えられた砲身の中に微かな閃光が迸り、内部に彫られた螺旋(ライフリング)が回転を開始する。

 

「シアーの開放、タイミングは私に。トリガーをそちらに」

「分かった」

 

 その時、ザクⅡがバズーカを放った。1/144を基準にするならば通常の3倍の大きさのザク・バズーカ弾が迫る。

 

 セイ、レイジ、マオ、フェリーニ……そして此処ではなく離れた場所ではニルス、メイジンが声を上げた。

 

【避けろ!】と

 

 

 

 

 

―――必要なかった。

 

「当たれええええええええええええ!!!」

 

 虹色の騎士が僅かな一瞬だけ【黄金の輝き】を帯び、【光の暴流が溢れ出した】。

 

 銃口から溢れるようにエネルギーが放たれ、その口径は銃口はおろか【自機の全高とほぼ同一な太さ】のビームとなった。同時にランチャー背部からは尋常でない放熱と排気が発生し、ロードバーサル自身も大きく機体を揺らされる。

 

「「「「うわあああああああああああああああっ!?!?!?」」」」

 

 警告をしたというのに離れなかった3機はその衝撃波に巻き込まれ、これまた凄まじい勢いで大きく吹き飛ばされる。その衝撃波だけ(・・)でスタービルドストライクはアブソーブシールドごと左腕が、ガンダムX魔王はサテライトキャノン含めバックパックが丸ごと、ウイングガンダムフェニーチェは両脚が、それぞれ吹き飛ばされた。

 

―――では肝心のザクはどうなったのか?

 

 放たれたビームは迫る弾頭を飲み込み、そのままバズーカを構えるザクⅡの【全身を丸々飲み込んで】しまった。エネルギーの光の中で影が藻掻く姿を見ることが出来るが、やがて光に溶けていくかのようにして【見えなくなった】

 

 

 

 

 

――――10秒ほどでその暴流は収まった。

 

 荒野の地形は半円状に抉れ、所々はガラス化してしまった個所もあった。少し離れた所では先程大きく吹き飛ばされた3機が転がされ、各々上半身を起こしていた。

 

「な…何が……起きたの…?」

 

 セイは目の前の光景が受け入れられない様子だった。辺りには煙が立ち込めてはいるものの、件の騎士の姿と、メガサイズのザクⅡが【立っていた】場所は見て取れた。

 

 【ザクⅡは居なくなっていた】

 

 爆発痕も飛び散ったパーツ片も【一切が消えて無くなって】いた。あれだけの巨体にも関わらず一瞬の内に消え去ってしまった……全て飲み込まれたのだ(・・・・・・・・・・)、あの巨大な騎士の一撃によって。

 

 一方のロードバーサル。構えていたバスターランチャーの砲身は黒く焦げ付き、黄金だったそれが無残になった状態で力なく左腕に握られていた。

 だが、本体の方は目立った損傷が無い。メタリックに輝く虹色が日の光に反射し、背中に羽織った銀色のマントを靡かせていた。

 

「せ、セイ……これ、あいつ等がやったのか…?」

「あ……」

 

 レイジが力の無い言葉でセイに訊ねるが、彼は答えられなかった。彼だけでなく、マオも、フェリーニも、誰もがその答えを答えられなかった。

 

ブー!!!!!

 

 此処でバトルロワイヤルの規定人数に達したのかブザーが鳴り響き、バトルが終了した。

 

 セイとレイジ、そしてあの光景を目の当たりにしたほぼ全てのファイターがあの機体を操っていた2人へ目を向ける………が、そこでも彼等は驚愕することになった。

 

「……バスター砲、壊れちゃいましたね」

「何、明日は休息日だから修理できるさ。あれくらいなら直せるよ」

 

 そこに居たのは不思議な恰好をした【コウ・ウラキ】と【クェス・パラヤ】ではなく、長いブロンドの髪を三つ編みで纏めた中性的な美青年のファイター。ブラウンの髪がショートヘアの青い瞳の少女のオペレーター。

 

 大きな歓声を上げる観客席の一部がいつぞやのように騒めきを上げている……一部の区画では逆に吹き出しているような観客も見受けられるが。

 

 とても仲睦まじそうな2人、【レディオス・ソープ】と【ファティマ・ラキシス】がロードバーサルを抱えて立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――尚、流石に身長は変わっていなかった。




※でもこの後無茶苦茶運営スタッフに連れていかれた。

原作だと戦艦丸々飲み込んでたし同スケールのキットくらい飲み込めるさ!それに命中後の時空歪む規模の爆発も出てないしね!(出てないとは言っていない)

イッチ作を始めとした機体解説の掲載場所(改定)

  • イッチが掲示板内で解説(セイ君並感)
  • 作者が後書きにて解説(次回予告並感)
  • 作者が活動報告にて解説(説明書並感)
  • (そもそもいら)ないです
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