【安価】安価の機体でガンプラバトル大会に参加する【安価】   作:ダイハイト

62 / 69
俺は止まらねぇからよぉ…!執筆時間が無くてもネタが無くても、その先に俺はいるぞぉ…!
なので初投稿です(血溜まり)


世界大会本戦 第7ピリオド第9レース【前編】

 試合に参加するファイター達は奇怪なものを見るような目をチハ・ショウジとリターナ・ベルへと向けていた。実際はファイター達だけではなくそれを見る観客達もだが。

 彼女達が行っているコスプレという行為そのものには既に疑問は無い。寧ろコスプレをしていない方が疑問に思うようにすらなりつつある……だが。

 

(………なんで!?)

 

 殆どのファイター達の胸中に抱いているのはそんな疑問であった。

 ファイターであるチハ・ショウジ。彼女の今日の顔は紫髪に赤いつり目の中性的な顔立ちという、特徴的でありつつもガンダムを知る者なら自然とそれが誰か分かる人物【リヴァイブ・リバイバル】であった。

 オペレーターのリターナ・ベルは多くのファイターは分からなかったが、これも見る人見れば彼女が【フィーネ(GF編)】であることは容易に理解できた。その証拠に一部の観客席では謎の歓声を上げている人物も見受けられてる。

 

 では何が疑問なのかと言えば、【リヴァイブの姿】であった。

 

(なんか小っちゃいし!?)

 

 

 まず背格好がおかしい。元々中性的(そもそも性別無)だったとはいえ【機動戦士ガンダム00】の劇中でもそこそこの美人体型である原作リヴァイブ。

 だが目の前にいるリヴァイブは背丈が140とちょっと、チハ・ショウジ本人程度の背丈しかなく、その所為で顔も劇中よりも童顔っぽく思える風貌であった。

 

(何故か寝間着だし!?)

 

 服装も問題だ。原作の【イノベイター】達の独特な共通衣装でも【ソレスタルビーイング】のパイロットスーツでもなく、【独立治安維持部隊アロウズ】の制服でもなければパイロットスーツでもない―――寝間着なのだ。

 それも上下共に桃色で裾や襟元にはフリルまで付いているような、一言で言い表すなら【とても可愛らしい】寝間着なのだ。おまけと言わんばかりに同じ色のナイトキャップまで被っている。

 

(なんでっ!?!?)

 

 そんな姿では疑問を抱いてもおかしくはないし、寧ろ当然なものであった……因みに、当の本人達はというと

 

「……すぴー」

「いつまでそうしてるのっ!」

「はっ!?そ、そんなこと無い!僕は寝てなんか無いよ!!」

「寝てるじゃないのよ!!」

 

 ……至っていつも通り(平常運転)だった(呆)

 

「な、なあ兄貴……あれ…」

「気を抜くなフリオ……相手はあのガイアライガーだからな…(汗)」

 

 事前の情報と少しズレている現状にレナート兄弟が【バクゥタンク】を手に、

 

「セイ、今回は誰か分かるか?」

「え、え~……っと、チハさんは……でも…えぇ~……(苦笑)」

 

 1人は知っている人物(リヴァイブ・リバイバル)だけれどその姿の所為で自信が出せないセイとレイジが【スタービルドストライクガンダム】を手に、お互いそれぞれが困惑していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてレース(試合)開始直前にもファイターと観客達は件の2人、正確には彼女達が操るガンプラを奇怪なもののように見ることとなった。

 

 このレースに参加する総数10機が各々指定されたスタートラインにガンプラを移動させる。

 アインラッドに乗った【XM-01 デナン・ゾン】、ドダイ改に脚を掛ける【EMS-10 ヅダ】、サーフボードを抱える【GF13-006NA ガンダムマックスター】等々、如何にもレース向けに調整や選定をしたガンプラが立ち並ぶ中、他の機体と同様に立ち並ぶチハ達のガンプラは【ZGMF-X88TMF/AS ガイアライガーRS】であった。

 

 背中にドラゴンを乗せた

 

 もう一度言おう。背中にドラゴンを乗せたガイアライガーRSであった。

 黒の体色に翼竜のような2枚の翼に両手の鋭い鉤爪、逆関節の両足に付いたガッシリとした脚爪と、ファンタジーに出てきそうな小柄なドラゴンをそのまま小さなMAにしましたと言うような機体が、全武装搭載状態のライガーの背中、ブースターの上にちょこんと載っていた。

 

『クルルルゥ…?』

(なんか唸ってるし……)

 

 またしてもファイター達の胸中に疑問が広がった。レースの前から何故かキョロキョロと周囲を見回し、まるで本当に生きているかのような仕草を見せているその小さなドラゴンに誰もが目を離せないでいた。

 

「あれが例の【シャドー】というやつか……分かっているなフリオ?」

「おう!勿論だぜ兄貴!!」

 

「レイジ!作戦通りに行くよ!」

「おうさ!!」

 

「……zzz」

「だ・か・ら!!寝るんじゃないのバン!!」

「誰がバンだとっ!?……はっ」

「ほら!そろそろ始まるわよ!」

 

 そんないつまでも訝しげにしている者達を他所に、レナート兄弟、セイ&レイジ組、そしてチハ達は最後の確認の言葉をお互いに交わす。

 

 そして、その時が訪れる。サンサンと照り付ける太陽の光を浴び、10機のガンプラ達による最終レース(バトル)が開幕されるのだ。

 

 

 

 

 

―――――3

 

 

 

 

―――――2

 

 

 

 

―――――1

 

 各々が発進の構えを取る。ドダイのハンドルを握る者、飛行形態への変形する者、全エネルギーをスラスターに集中させるもの、ランディングギアを格納する者、皆が一斉に構える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――0!!!!!

 

 スタートシグナルが全て青色に点灯し、その瞬間に一斉に各機がラインから飛び出す!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Zi(ズィー)ユニゾン!!シャドオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」

 

 それと同時にフィールドに叫び声が響き渡り、ライガーとシャドーが【青白い光】に包まれた。




時間が無くてこれだけしか書けませんでした……すみません許して下さい2号姉貴が何でもしますから!

イッチ作を始めとした機体解説の掲載場所(改定)

  • イッチが掲示板内で解説(セイ君並感)
  • 作者が後書きにて解説(次回予告並感)
  • 作者が活動報告にて解説(説明書並感)
  • (そもそもいら)ないです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。